2022/10/03(月) - 09:40
ツール・ド・台湾が復活開催。4つの日本チームが参加する大会初日に、愛三工業レーシングチームの岡本隼が集団スプリントで勝利した。
アジアの主要レースの1つに数えられるツール・ド・台湾が、コロナ禍における2021年大会中止と、例年の3月開催から10月に時を移して復活開催。今年は台北を出発し、5日間かけて主要都市を経由しながら南下するスケジュールが組まれており、日本からはキナンレーシングチームとチーム右京、愛三工業レーシングチーム、そしてシマノレーシングという4チームが参戦した。
台湾入国後のPCR検査で陽性反応が出た畑中勇介(再検査で陰性)と武山晃輔が出場を取りやめる中、開催された第1ステージは台北市政府前を出発し、街の名所である景福門で折り返す83.2kmの短距離ステージ。中盤に飛び出したフェン・チュンカイ(台湾ナショナルチーム)たちの逃げは最終周回で捕まり、勝負は集団スプリントに持ち込まれた。
残り1kmを切って絶好のシチュエーションを作り上げたのは愛三工業レーシングチームだった。スタート前に「4年前にも勝っているので、新たな気持ちで結果を残したい」と話していた岡本隼は鈴木譲の牽引でポジションを上げ、最後は前全日本王者の草場啓吾のリードアウトから発進。モハメドハリフ・サレー(マレーシア、トレンガヌ・ポリゴン・サイクリングチーム)を寄せ付けず勝利した。
岡本は日本ナショナルチームのメンバーとして参加した2018年大会に続く同大会ステージ2勝目をマークすると共に、黄色いリーダージャージを獲得。「2日間の隔離でコンディション的には身体は軽いが心拍と肺が苦しい状況で、周回を重ねるごとに身体が動いてきました。中盤から後半にかけて歩とダミアンが集団牽引してくれて、スプリントに向け脚を貯めることに専念できました。逃げを吸収し、譲さんがラスト500mまで引き上げてくれて草場がラスト200mまで先行してくれて絶好のポジションからもがききれました」と振り返る。
「位置取りでストレスのかからないけど出たいときに出られる場所をキープ出来たこと、選手間でのコミニケーション、機材の信頼も大きくチーム全員で勝ち取ったものだと思います。たくさんの応援ありがとうございました。残りのステージもしっかり頑張ります!」と、岡本はチームのレースレポート内で話している。
また、中島康晴(キナンレーシングチーム)が5位に入り、8位には横山航太(シマノレーシング)がランクイン。本日開催の第2ステージはレースの総合成績の行方を大きく左右する山岳フィニッシュが待ち受ける。
アジアの主要レースの1つに数えられるツール・ド・台湾が、コロナ禍における2021年大会中止と、例年の3月開催から10月に時を移して復活開催。今年は台北を出発し、5日間かけて主要都市を経由しながら南下するスケジュールが組まれており、日本からはキナンレーシングチームとチーム右京、愛三工業レーシングチーム、そしてシマノレーシングという4チームが参戦した。
台湾入国後のPCR検査で陽性反応が出た畑中勇介(再検査で陰性)と武山晃輔が出場を取りやめる中、開催された第1ステージは台北市政府前を出発し、街の名所である景福門で折り返す83.2kmの短距離ステージ。中盤に飛び出したフェン・チュンカイ(台湾ナショナルチーム)たちの逃げは最終周回で捕まり、勝負は集団スプリントに持ち込まれた。
残り1kmを切って絶好のシチュエーションを作り上げたのは愛三工業レーシングチームだった。スタート前に「4年前にも勝っているので、新たな気持ちで結果を残したい」と話していた岡本隼は鈴木譲の牽引でポジションを上げ、最後は前全日本王者の草場啓吾のリードアウトから発進。モハメドハリフ・サレー(マレーシア、トレンガヌ・ポリゴン・サイクリングチーム)を寄せ付けず勝利した。
岡本は日本ナショナルチームのメンバーとして参加した2018年大会に続く同大会ステージ2勝目をマークすると共に、黄色いリーダージャージを獲得。「2日間の隔離でコンディション的には身体は軽いが心拍と肺が苦しい状況で、周回を重ねるごとに身体が動いてきました。中盤から後半にかけて歩とダミアンが集団牽引してくれて、スプリントに向け脚を貯めることに専念できました。逃げを吸収し、譲さんがラスト500mまで引き上げてくれて草場がラスト200mまで先行してくれて絶好のポジションからもがききれました」と振り返る。
「位置取りでストレスのかからないけど出たいときに出られる場所をキープ出来たこと、選手間でのコミニケーション、機材の信頼も大きくチーム全員で勝ち取ったものだと思います。たくさんの応援ありがとうございました。残りのステージもしっかり頑張ります!」と、岡本はチームのレースレポート内で話している。
また、中島康晴(キナンレーシングチーム)が5位に入り、8位には横山航太(シマノレーシング)がランクイン。本日開催の第2ステージはレースの総合成績の行方を大きく左右する山岳フィニッシュが待ち受ける。
ツール・ド・台湾2022第1ステージ結果
1位 | 岡本隼(愛三工業レーシングチーム) | 1:44:46 |
2位 | モハメドハリフ・サレー(マレーシア、トレンガヌ・ポリゴン・サイクリングチーム) | |
3位 | マルセロ・フェリペ(フィリピン、7-11クリック・エアー21byロードバイクフィリピン) | |
4位 | ワルット・プレアクラトーク(タイ、タイナショナルチーム) | |
5位 | 中島康晴(キナンレーシングチーム) |
個人総合成績
1位 | 岡本隼(愛三工業レーシングチーム) | 1:44:36 |
2位 | サム・カルバーウェル(イギリス、トリニティレーシング) | +0:02 |
3位 | フェン・チュンカイ(台湾、台湾ナショナルチーム) | +0:03 |
4位 | モハメドハリフ・サレー(マレーシア、トレンガヌ・ポリゴン・サイクリングチーム) | +0:04 |
5位 | マルセロ・フェリペ(フィリピン、7-11クリック・エアー21byロードバイクフィリピン) | +0:06 |
その他の特別賞
ポイント賞 | 岡本隼(愛三工業レーシングチーム) |
チーム総合成績 | シマノレーシングチーム |
text:So.Isobe
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