2022/09/29(木) - 07:44
新鋭スプリンター、ジョナサン・ミラン(イタリア、バーレーン・ヴィクトリアス)が再び勝利。勘違いガッツポーズが生まれるほどの接戦の末、2連勝を射止めている。
クロアチアを駆けるクロ・レース(UCI2.1)の第2ステージは、ステージ前半が標高600mほどの台地を走り、長い下りと平坦路を経て沿岸部の市街地にフィニッシュするコースレイアウト。前日勝者のジョナサン・ミラン(イタリア、バーレーン・ヴィクトリアス)やエリア・ヴィヴィアーニ(イタリア、イネオス・グレナディアーズ)といったスプリンター勢が鼻息を荒くしてスタートラインに並んだ。
序盤に生まれた逃げグループはスプリンターチームの追い上げによってラスト10kmを切って吸収され、予想通り集団勝負へ。B&Bホテルズ・KTMとバーレーン・ヴィクトリアス、そしてイネオス・グレナディアーズがザダル市街地のテクニカルコースで位置取り争いを繰り広げ、フィニッシュまで300m以上を残してミランがロングスプリントを仕掛けた。
最終コーナーを前に先頭を奪い、そのまま加速を続けたミランに対してルディ・バルビエ(フランス、B&Bホテルズ・KTM)が追い上げ、ほぼ同時にフィニッシュラインを通過した。スピード自体はバルビエが上回っていたものの、写真判定の末、先着していたのはトラック競技仕込みのハンドル投げを披露したミラン。バルビエは自身が勝ち、ミランは自分が負けたと思うほどの接戦の末、ミランのステージ2連勝が告げられた。
「数cm差で届かなかった感覚があったんだ。2日間で2勝だなんて誰が想像しただろうか。マテイ(モホリッチ)がこのコースをよく知っていたので最終コーナーをどう抜けたらいいかアドバイスを受けていた。そのおかげで勝つことができたよ。次は手を挙げるのを忘れないようにしたいね」と、早くもキャリア2勝目を挙げたミランは振り返る。バーレーン・ヴィクトリアスはモホリッチとサンティアゴ・ブイトラゴ(コロンビア)を総合エースに据えているが、総合成績に関わる翌日もミランのチャンスがあり、総合首位保持をできる限り狙い続ける、とも。2連勝によってミランの総合リードは14秒に増えている。
クロアチアを駆けるクロ・レース(UCI2.1)の第2ステージは、ステージ前半が標高600mほどの台地を走り、長い下りと平坦路を経て沿岸部の市街地にフィニッシュするコースレイアウト。前日勝者のジョナサン・ミラン(イタリア、バーレーン・ヴィクトリアス)やエリア・ヴィヴィアーニ(イタリア、イネオス・グレナディアーズ)といったスプリンター勢が鼻息を荒くしてスタートラインに並んだ。
序盤に生まれた逃げグループはスプリンターチームの追い上げによってラスト10kmを切って吸収され、予想通り集団勝負へ。B&Bホテルズ・KTMとバーレーン・ヴィクトリアス、そしてイネオス・グレナディアーズがザダル市街地のテクニカルコースで位置取り争いを繰り広げ、フィニッシュまで300m以上を残してミランがロングスプリントを仕掛けた。
最終コーナーを前に先頭を奪い、そのまま加速を続けたミランに対してルディ・バルビエ(フランス、B&Bホテルズ・KTM)が追い上げ、ほぼ同時にフィニッシュラインを通過した。スピード自体はバルビエが上回っていたものの、写真判定の末、先着していたのはトラック競技仕込みのハンドル投げを披露したミラン。バルビエは自身が勝ち、ミランは自分が負けたと思うほどの接戦の末、ミランのステージ2連勝が告げられた。
「数cm差で届かなかった感覚があったんだ。2日間で2勝だなんて誰が想像しただろうか。マテイ(モホリッチ)がこのコースをよく知っていたので最終コーナーをどう抜けたらいいかアドバイスを受けていた。そのおかげで勝つことができたよ。次は手を挙げるのを忘れないようにしたいね」と、早くもキャリア2勝目を挙げたミランは振り返る。バーレーン・ヴィクトリアスはモホリッチとサンティアゴ・ブイトラゴ(コロンビア)を総合エースに据えているが、総合成績に関わる翌日もミランのチャンスがあり、総合首位保持をできる限り狙い続ける、とも。2連勝によってミランの総合リードは14秒に増えている。
クロ・レース2022第2ステージ結果
1位 | ジョナサン・ミラン(イタリア、バーレーン・ヴィクトリアス) | 3:44:44 |
2位 | ピエール・バルビエ(フランス、B&Bホテルズ KTM) | |
3位 | エリア・ヴィヴィアーニ(イタリア、イネオス・グレナディアーズ) | |
4位 | アクセル・ローランス(フランス、B&Bホテルズ KTM) | |
5位 | ジョン・アベラストゥリ(スペイン、トレック・セガフレード) |
個人総合成績
1位 | ジョナサン・ミラン(イタリア、バーレーン・ヴィクトリアス) | 9:16:12 |
2位 | ピエール・バルビエ(フランス、B&Bホテルズ KTM) | +0:14 |
3位 | サーシャ・モードロ(イタリア、バルディアーニCSFファイザネ) | |
4位 | ケニー・モリー(ベルギー、ビンゴール・パウェルスソースWB) | |
5位 | エリア・ヴィヴィアーニ(イタリア、イネオス・グレナディアーズ) | +0:16 |
その他の特別賞
ポイント賞 | ジョナサン・ミラン(イタリア、バーレーン・ヴィクトリアス) |
山岳賞 | トビアス・パウラック(ポーランド、HREマゾフシェ・セルチェポルスキ) |
ヤングライダー賞 | ジョナサン・ミラン(イタリア、バーレーン・ヴィクトリアス) |
チーム総合成績 | バーレーン・ヴィクトリアス |
text:So Isobe
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