マチュー・ファンデルプール(オランダ)が9月24日未明、少女2人を「ホテルのドアを何度もノックされたことに対する抗議」の結果警察に連行されていたことが発覚。世界選手権には出走したものの、残り230km地点で棄権している。



出走したものの、僅か30kmで棄権したマチュー・ファンデルプール(オランダ)出走したものの、僅か30kmで棄権したマチュー・ファンデルプール(オランダ) photo:CorVos
事件があったのはロード世界選手権男子エリートロードレースが行われる前日の9月24日。ベルギーメディアSporzaによれば、ファンデルプールは繰り返しホテルのドアをノックした2人の少女を突き飛ばしたのだという。その後ファンデルプールは、駆けつけたニューサウスウェールズ州の警察に連行されたと報じられている。

出走前のインタビューに答えたファンデルプールは「口論になったのは事実。隣人がうるさく、何よりしつこかった。早めにベッドに入ったけれど、廊下ではたくさんの子どもたちが騒いでいて僕の部屋のドアを何度もノックしてきたんだ」とコメント。「何度目かのノックで我慢の限界が来て、それほど優しくはない方法で”止めてくれ”と伝えた。そうしたら警察が呼ばれ、連れて行かれた。部屋に戻ったのは午前4時頃だった」とファンデルプールは語っている。

現地の警察は「マチュー・ファンデルプールは13歳と14歳の少女との口論になった。ファンデルプールは2人の少女を突き飛ばし、1人は床に倒れ込み、もう1人は壁に衝突して肘に怪我を負った」と発表。現在ファンデルプールはパスポートを取り上げられており、9月27日に出廷する予定だと言う。また現地報道はファンデルプールが10月23日まで勾留される可能性があると伝えている。

text:Sotaro.Arakawa

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