2022/09/21(水) - 18:40
3度目の開催となったタイムトライアル・ミックスリレーは、シュテファン・キュングやマーレン・ローセルなど豪華メンバーを揃えたスイスが初優勝。アネミエク・ファンフルーテン(オランダ)は出走直後に落車し、右肘と腕を激しく打ちつけリタイアしている。
2位のイタリアに10秒差をつけフィニッシュしたスイスチーム男子 photo:CorVos
今年で3度目の開催となったタイムトライアル・ミックスリレー(Mixed Relay)。2018年まで開催されていたチームタイムトライアルとは異なり、男女3名ずつ、合計6名によるリレー形式の国別対抗戦だ。
コースは男女ジュニアで使用されたウロンゴン市街地を巡る14.1km(合計28.2km)。まずは男子3名が隊列を組んで出走し、2番目の選手がフィニッシュラインを通過したタイミングで女子3名がスタート。同じ14.1kmのコースを走り終え、男子同様に2番目の選手がフィニッシュした時間がその国の成績となる。
気温18度、過去最多となる15カ国+WCC(UCIワールドサイクリングセンター)の16チームが4組に分かれてスタートした。第1ウェーブにタヒチやニューカレドニアなどが入り、第2ウェーブでは地元オーストラリアが大声援の出走。マイケル・マシューズや女子エリートの個人TTで8位だったジョージア・ベイカーらが好走した結果、34分25秒(平均49.162km/h)でフィニッシュ。開催国オーストラリアが長時間ホットシートに座り続けた。
第2ウェーブで出走し、暫定トップタイムでフィニッシュしたオーストラリア photo:CorVos
フィリポ・ガンナを先頭に進むイタリアチーム photo:CorVos
トップタイムで女子にバトンを渡したスイスチーム男子 photo:CorVos
第3ウェーブではレミ・カヴァニャを擁するフランスと、元U23のTT世界王者のミッケル・ビョーグら若手中心で構成されたデンマークが34分45秒と同タイムでオーストラリアに迫ったものの、一歩及ばず。そして過去に優勝経験のあるオランダやドイツが揃った最終第4ウェーブに入ると、スイスがオーストラリアを38秒上回るトップタイムを叩き出した。
3日前の男子エリートTTで2位だったシュテファン・キュングやTT欧州選手権で優勝したシュテファン・ビッセガーを揃えたスイスは、男子が15分50秒、平均53.432km/hという驚異的なスピードで女子にバトンを渡す。そして女子エリートTT3位のマーレン・ローセルやエリーズ・シャベイがそのリードを守り、33分47秒と大幅にタイムを更新した。
直後にスタートしたフィリッポ・ガンナを含むイタリアも好走を披露したものの、僅か3秒届かない。そしてマチュー・ファンデルプールとアネミエク・ファンフルーテンに加え、女子エリートTTで2連覇を果たしたエレン・ファンダイクと豪華メンバーで臨んだオランダがスタートを切った。
マチュー・ファンデルプールを含む豪華メンバーで臨んだオランダを2度の不運が襲った photo:CorVos
スタート直後に落車したアネミエク・ファンフルーテン(オランダ) photo:CorVos
ファンフルーテンは「前輪のタイヤが破裂した」とSNSに投稿している photo:CorVos
バウケ・モレマのチェーンが外れ、その後カモメと衝突しながらも、トップのスイスから40秒遅れで男子がフィニッシュした初代王者のオランダ。だが女子のスタート直後にファンフルーテンが落車し、右肘や腕を激しく打ちつけそのままリタイア。そのためファンダイクとリアンヌ・マークスは2名での走りを強いられ、トップから52秒遅れでフィニッシュした。レース直後にファンフルーテンはSNSに病院で骨折の有無を検査すると伝え、落車の原因を「前輪のタイヤが破裂したため」と綴っている。
最終出走となった昨年優勝国ドイツが46秒遅れでフィニッシュしたことによって、スイスが世界選手権ミックスリレー3代目の優勝国に輝いた。2020年の個人TTで3位、今年は2位と悔しさ残るキュングは2015年のチームTT優勝以来となるアルカンシエル獲得。また同じく世界選手権で2位や3位が続いたローセルにとっても嬉しい国歌斉唱となった。
優勝が決まった瞬間のスイス photo:CorVos
銀メダルを獲得したイタリア photo:CorVos
長い間ホットシートに座り、地元で銅メダルを獲得したオーストラリア photo:CorVos
アルカンシエル獲得を喜ぶスイス photo:CorVos
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今年で3度目の開催となったタイムトライアル・ミックスリレー(Mixed Relay)。2018年まで開催されていたチームタイムトライアルとは異なり、男女3名ずつ、合計6名によるリレー形式の国別対抗戦だ。
コースは男女ジュニアで使用されたウロンゴン市街地を巡る14.1km(合計28.2km)。まずは男子3名が隊列を組んで出走し、2番目の選手がフィニッシュラインを通過したタイミングで女子3名がスタート。同じ14.1kmのコースを走り終え、男子同様に2番目の選手がフィニッシュした時間がその国の成績となる。
気温18度、過去最多となる15カ国+WCC(UCIワールドサイクリングセンター)の16チームが4組に分かれてスタートした。第1ウェーブにタヒチやニューカレドニアなどが入り、第2ウェーブでは地元オーストラリアが大声援の出走。マイケル・マシューズや女子エリートの個人TTで8位だったジョージア・ベイカーらが好走した結果、34分25秒(平均49.162km/h)でフィニッシュ。開催国オーストラリアが長時間ホットシートに座り続けた。
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第3ウェーブではレミ・カヴァニャを擁するフランスと、元U23のTT世界王者のミッケル・ビョーグら若手中心で構成されたデンマークが34分45秒と同タイムでオーストラリアに迫ったものの、一歩及ばず。そして過去に優勝経験のあるオランダやドイツが揃った最終第4ウェーブに入ると、スイスがオーストラリアを38秒上回るトップタイムを叩き出した。
3日前の男子エリートTTで2位だったシュテファン・キュングやTT欧州選手権で優勝したシュテファン・ビッセガーを揃えたスイスは、男子が15分50秒、平均53.432km/hという驚異的なスピードで女子にバトンを渡す。そして女子エリートTT3位のマーレン・ローセルやエリーズ・シャベイがそのリードを守り、33分47秒と大幅にタイムを更新した。
直後にスタートしたフィリッポ・ガンナを含むイタリアも好走を披露したものの、僅か3秒届かない。そしてマチュー・ファンデルプールとアネミエク・ファンフルーテンに加え、女子エリートTTで2連覇を果たしたエレン・ファンダイクと豪華メンバーで臨んだオランダがスタートを切った。
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最終出走となった昨年優勝国ドイツが46秒遅れでフィニッシュしたことによって、スイスが世界選手権ミックスリレー3代目の優勝国に輝いた。2020年の個人TTで3位、今年は2位と悔しさ残るキュングは2015年のチームTT優勝以来となるアルカンシエル獲得。また同じく世界選手権で2位や3位が続いたローセルにとっても嬉しい国歌斉唱となった。
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ロード世界選手権2022男子ジュニア個人タイムトライアル結果
順位 | 国名 | タイム | 平均スピード |
---|---|---|---|
1位 | スイス | 33:47 | 50.084km/h |
2位 | イタリア | +0:03 | 50.010km/h |
3位 | オーストラリア | +0:38 | 49.162km/h |
4位 | ドイツ | +0:46 | 48.973km/h |
5位 | オランダ | +0:52 | 48.831km/h |
6位 | デンマーク | +0:58 | 48.691km/h |
7位 | フランス | +0:58 | 48.691km/h |
8位 | ベルギー | +1:49 | 47.528km/h |
9位 | ポーランド | +1:51 | 47.484km/h |
10位 | スペイン | +2:44 | 46.335km/h |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
photo:CorVos
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