2022/09/20(火) - 12:50
ロード世界選手権3日目午前中に女子ジュニアのタイムトライアルが開催され、ルーベ覇者マニュス・バクステッドの娘であるゾーイ・バックステッド(イギリス)が、2位に1分36秒差をつける大差でアルカンシエルを獲得した。
南半球に位置するため、肌寒い春の陽気のなか行われているウロンゴン・ロード世界選手権。大会3日目となる9月20日(火)には男女ジュニアのタイムトライアルが行われ、若きTT世界王者が誕生した。
コースは前日のU23男子個人TTで使われたコースを約1周する14.1km。高出力で踏み続ける力はもちろん、20箇所近く登場する直角コーナーや短くも急勾配の坂はバイク操作技術が要求されるコースに、気温17度の晴天のなか日本から参戦した垣田真穂(松山学院高等学校)を含む37名が出走した。
2位のユスティナ・チャプラ(ドイツ)に1分36秒差と、圧倒的なタイムを叩き出したのは最終出走のゾーイ・バックステッド(イギリス)。昨年はタイムトライアルで2位、ロードレースで優勝した17歳が平均45.9km/hのスピードで駆け抜けた。
2019年、2021年とロシア勢による3連覇を止め、同カテゴリーでは10年ぶりとなるアルカンシエルをイギリスもたらしたバックステッドは、2004年のパリ〜ルーベ覇者マニュス・バクステッド(スウェーデン)の娘。現在はトレック・セガフレードに所属するエリノアの妹であり、今年8月からは17歳にしてEFエデュケーション・TIBCO-SVBでプロデビューを果たしている。なおバックステッドはシクロクロスとトラックでもジュニア世界女王に輝いており、自身通算4枚目のアルカンシエル獲得となる。
「登りが厳しいことは分かっていた。また最終出走だったので選手たちの中間計測のタイムを把握することができた。だから手元のワフー(サイクルコンピュータ)を確認し、頂上でのタイムが10分半だったので”良い走りができている”と安心した。その後は全力で踏み続け、コーナーをギリギリでクリアするだけだった。本当に楽しかった」とバックステッドはレースを振り返った。
また「昨年は2位と優勝を逃し、今シーズンはここでの優勝を最大の目標にしていた。ここまでたくさんの努力を積み重ねてきた。TTでのポジション修正やインターバルトレーニング、またここを再現したコースで試走を繰り返した。それら全ての努力が報われて本当に嬉しい」とバックステッドは勝因を語っている。
このカテゴリーで日本から唯一の出場となった垣田はトップから2分13秒遅れの13位でフィニッシュ。垣田は同じ松山学院高等学校の水谷彩奈と共に、9月24日(土)に行われる女子ジュニアロードレースにも出場予定だ。
南半球に位置するため、肌寒い春の陽気のなか行われているウロンゴン・ロード世界選手権。大会3日目となる9月20日(火)には男女ジュニアのタイムトライアルが行われ、若きTT世界王者が誕生した。
コースは前日のU23男子個人TTで使われたコースを約1周する14.1km。高出力で踏み続ける力はもちろん、20箇所近く登場する直角コーナーや短くも急勾配の坂はバイク操作技術が要求されるコースに、気温17度の晴天のなか日本から参戦した垣田真穂(松山学院高等学校)を含む37名が出走した。
2位のユスティナ・チャプラ(ドイツ)に1分36秒差と、圧倒的なタイムを叩き出したのは最終出走のゾーイ・バックステッド(イギリス)。昨年はタイムトライアルで2位、ロードレースで優勝した17歳が平均45.9km/hのスピードで駆け抜けた。
2019年、2021年とロシア勢による3連覇を止め、同カテゴリーでは10年ぶりとなるアルカンシエルをイギリスもたらしたバックステッドは、2004年のパリ〜ルーベ覇者マニュス・バクステッド(スウェーデン)の娘。現在はトレック・セガフレードに所属するエリノアの妹であり、今年8月からは17歳にしてEFエデュケーション・TIBCO-SVBでプロデビューを果たしている。なおバックステッドはシクロクロスとトラックでもジュニア世界女王に輝いており、自身通算4枚目のアルカンシエル獲得となる。
「登りが厳しいことは分かっていた。また最終出走だったので選手たちの中間計測のタイムを把握することができた。だから手元のワフー(サイクルコンピュータ)を確認し、頂上でのタイムが10分半だったので”良い走りができている”と安心した。その後は全力で踏み続け、コーナーをギリギリでクリアするだけだった。本当に楽しかった」とバックステッドはレースを振り返った。
また「昨年は2位と優勝を逃し、今シーズンはここでの優勝を最大の目標にしていた。ここまでたくさんの努力を積み重ねてきた。TTでのポジション修正やインターバルトレーニング、またここを再現したコースで試走を繰り返した。それら全ての努力が報われて本当に嬉しい」とバックステッドは勝因を語っている。
このカテゴリーで日本から唯一の出場となった垣田はトップから2分13秒遅れの13位でフィニッシュ。垣田は同じ松山学院高等学校の水谷彩奈と共に、9月24日(土)に行われる女子ジュニアロードレースにも出場予定だ。
ロード世界選手権2022女子ジュニア個人タイムトライアル結果
1位 | ゾーイ・バックステッド(イギリス) | 18:26 |
2位 | ユスティナ・チャプラ(ドイツ) | +1:36 |
3位 | フェベ・ジョーリ(ベルギー) | +1:49 |
4位 | エリスカ・クヴァスニコヴァ(チェコ) | |
5位 | アンナ・ファンデルメイデン(オランダ) | +1:50 |
13位 | 垣田真穂 | +2:13 |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
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