2022/09/18(日) - 22:57
2ヶ月ぶりのレースとなったJプロツアー第11戦の「南魚沼クリテリウム 」は、愛三工業レーシングチームがレース後半を主導し、岡本隼が優勝。昨年大会に続き連覇を達成した。女子は植竹海貴(Y's Road)が3ヶ月ぶりのJフェミニンツアー優勝で連覇を決めた。
7月以来2ヶ月ぶりの開催となるJプロツアー第11戦は、今年2回目の開催となる「南魚沼クリテリウム 」。米どころとして有名な新潟県南魚沼市の中心街に設定された1周1.24kmの周回コースを使用してのクリテリウム が行われた。
市内を流れる魚野川を挟んでほぼ正方形を描くように周回するコースは、若干のアップダウンとコーナーごとのストップ&ゴーが徐々に選手の脚を削っていく。長く伸びた集団後方では「中切れ」が多発するため、集団前方に位置取れないとあっという間にラップアウト=未完走となる。
台風の影響が心配されたが、南魚沼市は朝から晴れて30℃を超える暑さ。しかし午後のJプロツアーのレーススタートに合わせるように雲が増えて雨粒が落ちはじめ、レース後半は水しぶきを上げて走るほどに。かと思えば、フィニッシュに合わせて晴れ間が戻って路面が完全に乾くという、かなり気まぐれな天候でのレースとなった。
40周49.6kmのレースは、およそ1周半のパレードランの後リアルスタートが切られるとアタック合戦が始まり、集団が長く伸びる。数名の先行と吸収を何度か繰り返しながら周回が進み、後半に入ったところで風間翔眞(シマノレーシング)の飛び出しに入部正太朗(弱虫ペダルサイクリングチーム)が追従して2名が先行。後続に10秒前後の差をつける。
リーダーチームのマトリックスパワータグ不在のメイン集団は愛三工業レーシングチームがコントロール。その後にシマノレーシング、弱虫ペダルサイクリングチームが続いて整列。先行する2名と集団の図式は10周以上に渡って続いた。
レース終盤、残り5周を切ったところで先行していた2名を集団が吸収。残り2周からは愛三工業レーシングチームがペースアップし、渡邊翔太郎、草場啓吾、岡本隼の順に並んで最終周回に入っていく。
最終コーナーをクリアして残り100m、先行していた山本哲央(チームブリヂストンサイクリング)を、岡本隼(愛三工業レーシングチーム)がまくりにかかる。そのまま前に出ると、昨年とは逆の左腕を突き上げてフィニッシュ。後方では3位に入ったチームメイトの草場啓吾もガッツポーズで岡本の勝利を喜んだ。
岡本隼コメント
「言葉にしていなかったが、チームとして連覇は意識していると感じていた。昨年ここで勝ってから草場の全日本優勝への流れが出来たので、ここで勢いづけるレースをすることが大事だった。今回はBS(チームブリヂストンサイクリング)のメインメンバーとマトリックスパワータグが不在だったので、自分達が自信をもってコントロールして勝つプランだった。人数も揃えていたし、最後のスプリントに集中できる状態にチームがしてくれたおかげで、勝ててホッとしている」
「雨で滑る状態だったので、最終コーナー立ち上がりで確実にトラクションをかけて行けるラインを毎周回確認し、ベストなラインを見つけた。(山本)哲央選手にイン側に入られて先行されたけれど、コーナー立ち上がりで確実に踏んで行けば残り200mでまくれるという自信があったので焦ることは無かった。哲央選手は昨年も2位だったが、スピードがあって長くもがけるし、(人数的に)不利な立場でも勝負できる強さがあるから今年も来るだろうと予想していた。本当はワン・ツーにしたかったが、獲るべきところで獲れて良かったと思う」
7月以来2ヶ月ぶりの開催となるJプロツアー第11戦は、今年2回目の開催となる「南魚沼クリテリウム 」。米どころとして有名な新潟県南魚沼市の中心街に設定された1周1.24kmの周回コースを使用してのクリテリウム が行われた。
市内を流れる魚野川を挟んでほぼ正方形を描くように周回するコースは、若干のアップダウンとコーナーごとのストップ&ゴーが徐々に選手の脚を削っていく。長く伸びた集団後方では「中切れ」が多発するため、集団前方に位置取れないとあっという間にラップアウト=未完走となる。
台風の影響が心配されたが、南魚沼市は朝から晴れて30℃を超える暑さ。しかし午後のJプロツアーのレーススタートに合わせるように雲が増えて雨粒が落ちはじめ、レース後半は水しぶきを上げて走るほどに。かと思えば、フィニッシュに合わせて晴れ間が戻って路面が完全に乾くという、かなり気まぐれな天候でのレースとなった。
40周49.6kmのレースは、およそ1周半のパレードランの後リアルスタートが切られるとアタック合戦が始まり、集団が長く伸びる。数名の先行と吸収を何度か繰り返しながら周回が進み、後半に入ったところで風間翔眞(シマノレーシング)の飛び出しに入部正太朗(弱虫ペダルサイクリングチーム)が追従して2名が先行。後続に10秒前後の差をつける。
リーダーチームのマトリックスパワータグ不在のメイン集団は愛三工業レーシングチームがコントロール。その後にシマノレーシング、弱虫ペダルサイクリングチームが続いて整列。先行する2名と集団の図式は10周以上に渡って続いた。
レース終盤、残り5周を切ったところで先行していた2名を集団が吸収。残り2周からは愛三工業レーシングチームがペースアップし、渡邊翔太郎、草場啓吾、岡本隼の順に並んで最終周回に入っていく。
最終コーナーをクリアして残り100m、先行していた山本哲央(チームブリヂストンサイクリング)を、岡本隼(愛三工業レーシングチーム)がまくりにかかる。そのまま前に出ると、昨年とは逆の左腕を突き上げてフィニッシュ。後方では3位に入ったチームメイトの草場啓吾もガッツポーズで岡本の勝利を喜んだ。
岡本隼コメント
「言葉にしていなかったが、チームとして連覇は意識していると感じていた。昨年ここで勝ってから草場の全日本優勝への流れが出来たので、ここで勢いづけるレースをすることが大事だった。今回はBS(チームブリヂストンサイクリング)のメインメンバーとマトリックスパワータグが不在だったので、自分達が自信をもってコントロールして勝つプランだった。人数も揃えていたし、最後のスプリントに集中できる状態にチームがしてくれたおかげで、勝ててホッとしている」
「雨で滑る状態だったので、最終コーナー立ち上がりで確実にトラクションをかけて行けるラインを毎周回確認し、ベストなラインを見つけた。(山本)哲央選手にイン側に入られて先行されたけれど、コーナー立ち上がりで確実に踏んで行けば残り200mでまくれるという自信があったので焦ることは無かった。哲央選手は昨年も2位だったが、スピードがあって長くもがけるし、(人数的に)不利な立場でも勝負できる強さがあるから今年も来るだろうと予想していた。本当はワン・ツーにしたかったが、獲るべきところで獲れて良かったと思う」
Jプロツアー第11戦 南魚沼クリテリウム 結果(49.6km)
1位 | 岡本 隼(愛三工業レーシングチーム) | 1時間5分33秒 |
2位 | 山本哲央(チームブリヂストンサイクリング) | +0秒 |
3位 | 草場啓吾(愛三工業レーシングチーム) | +0秒 |
4位 | 中島 渉(弱虫ペダルサイクリングチーム) | +0秒 |
5位 | 香山飛龍(弱虫ペダルサイクリングチーム) | +1秒 |
6位 | 細川健太(弱虫ペダルサイクリングチーム) | +1秒 |
女子 結果(18.6km)
1位 | 植竹海貴(Y's Road) | 28分27秒 |
2位 | 唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム) | +0秒 |
3位 | 今村桜子(湾岸サイクリング・ユナイテッド) | +0秒 |
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