2022/09/01(木) - 16:30
自転車大国オランダで開催中のシマック・レディース・ツアー。横風や落車により混沌と化した前日とは違い、穏やかなまま進行した第2ステージでロレーナ・ウィーベス(オランダ、チームDSM)が2日連続の勝利。ボーナスタイムを加算しリーダージャージ保持に成功した。
男女問わず強豪選手を輩出し続けているオランダ。そんな自転車大国で現在開催中なのが第25回シマック・レディース・ツアー(UCIワールドツアー)だ。大会2日目はオランダ中部に位置するエーデをスタートして41kmコースを2周回する117.8km。もちろんこの日も丘一つないフラットステージで行われ、地元の期待を一身に集めるロレーナ・ウィーベス(チームDSM)が制した初日に続き、第2ステージも勝負は集団スプリントが繰り広げられた。
アクチュアルスタートから10km地点で形成されたのは、8月に行われたコモンウェルスゲームズの女子エリートロードレースを制したジョージア・ベイカー(オーストラリア、バイクエクスチェンジ・ジェイコ)を含む3名の逃げグループ。リーダーチームであるチームDSMが牽引するプロトンに対し、ベイカーの先導もあり最大2分半のアドバンテージを奪った。
横風が選手たちを翻弄した前日とは打って変わり、この日は逃げをひと塊のプロトンが追う典型的なスプリントステージとなった。レースも中盤に差し掛かった辺りで2連勝を狙うウィーベスのアシストを少しでも削るべくユンボ・ヴィスマが集団先頭へ。しかし丘一つないレイアウトでこの動きが大勢に影響を与えることはなく、プロトンは残り50km地点で再びチームDSMの牽引に代わっている。
タイムアドバンテージが1分を切ったことでアタックが勃発した逃げ集団では、ベイカーが1人エスケープを続行した。得意のタイムトライアルポジションで突き進むベイカーは一時30秒まで詰まったタイム差を1分弱まで拡大したものの、残り15km地点で吸収。勝負は前日同様に集団スプリントに持ち込まれた。
フィニッシュへと続く幅広な幹線道路で主導権を握ったのはユンボ・ヴィスマやトレック・セガフレードといったワールドチーム。残り1kmを過ぎてようやくチームDSMが集団先頭に現れると、緩い左コーナーの先に引かれたフィニッシュラインにウィーベスが先頭で飛び込んだ。
「最終盤は荒れた展開だったものの、ファイファー(ジョルジ)が私を集団先頭に連れて行ってくれた。また、後ろからポジションを上げる選手たちも上手く利用することができ、最後はがむしゃらにペダルを踏み込んだ。私たちはこのレースで多くの成功と、いくつかの失敗があった。だが勝利には十分だったことを考えれば、自分たちの走りを誇りに思える。明日のステージも楽しみだよ」と、23歳の欧州王者はそう勝利を振り返った。
翌日の第3ステージはオランダ南東部の街へネプに設定された周回コースで争われ、標高僅か90mの丘(距離2.1km/平均3.2%)を2度越える。しかしもちろんピュアスプリンターを退ける難易度のない平坦ステージであり、母国レースで勝利を重ねるウィーベスのハットトリック(3戦3勝)が期待される。
男女問わず強豪選手を輩出し続けているオランダ。そんな自転車大国で現在開催中なのが第25回シマック・レディース・ツアー(UCIワールドツアー)だ。大会2日目はオランダ中部に位置するエーデをスタートして41kmコースを2周回する117.8km。もちろんこの日も丘一つないフラットステージで行われ、地元の期待を一身に集めるロレーナ・ウィーベス(チームDSM)が制した初日に続き、第2ステージも勝負は集団スプリントが繰り広げられた。
アクチュアルスタートから10km地点で形成されたのは、8月に行われたコモンウェルスゲームズの女子エリートロードレースを制したジョージア・ベイカー(オーストラリア、バイクエクスチェンジ・ジェイコ)を含む3名の逃げグループ。リーダーチームであるチームDSMが牽引するプロトンに対し、ベイカーの先導もあり最大2分半のアドバンテージを奪った。
横風が選手たちを翻弄した前日とは打って変わり、この日は逃げをひと塊のプロトンが追う典型的なスプリントステージとなった。レースも中盤に差し掛かった辺りで2連勝を狙うウィーベスのアシストを少しでも削るべくユンボ・ヴィスマが集団先頭へ。しかし丘一つないレイアウトでこの動きが大勢に影響を与えることはなく、プロトンは残り50km地点で再びチームDSMの牽引に代わっている。
タイムアドバンテージが1分を切ったことでアタックが勃発した逃げ集団では、ベイカーが1人エスケープを続行した。得意のタイムトライアルポジションで突き進むベイカーは一時30秒まで詰まったタイム差を1分弱まで拡大したものの、残り15km地点で吸収。勝負は前日同様に集団スプリントに持ち込まれた。
フィニッシュへと続く幅広な幹線道路で主導権を握ったのはユンボ・ヴィスマやトレック・セガフレードといったワールドチーム。残り1kmを過ぎてようやくチームDSMが集団先頭に現れると、緩い左コーナーの先に引かれたフィニッシュラインにウィーベスが先頭で飛び込んだ。
「最終盤は荒れた展開だったものの、ファイファー(ジョルジ)が私を集団先頭に連れて行ってくれた。また、後ろからポジションを上げる選手たちも上手く利用することができ、最後はがむしゃらにペダルを踏み込んだ。私たちはこのレースで多くの成功と、いくつかの失敗があった。だが勝利には十分だったことを考えれば、自分たちの走りを誇りに思える。明日のステージも楽しみだよ」と、23歳の欧州王者はそう勝利を振り返った。
翌日の第3ステージはオランダ南東部の街へネプに設定された周回コースで争われ、標高僅か90mの丘(距離2.1km/平均3.2%)を2度越える。しかしもちろんピュアスプリンターを退ける難易度のない平坦ステージであり、母国レースで勝利を重ねるウィーベスのハットトリック(3戦3勝)が期待される。
シマック・レディース・ツアー2022第2ステージ結果
1位 | ロレーナ・ウィーベス(オランダ、チームDSM) | 2:54:55 |
2位 | ラウラ・トマージ(イタリア、UAEチームADQ) | |
3位 | ロンネケ・ウネケン(オランダ、SDワークス) | |
4位 | ミレーヌ・ドゥ・ゾエテ(オランダ、AGインシュランス・NXTGチーム) | |
5位 | ラケーレ・バルビエーリ(イタリア、リブレーシング・エクストラ) |
個人総合成績
1位 | ロレーナ・ウィーベス(オランダ、チームDSM) | 6:11:58 |
2位 | カーリーン・スヴィンケルス(オランダ、ユンボ・ヴィスマ) | 0:15 |
3位 | オードリー・コードンラゴ(フランス、トレック・セガフレード) | |
4位 | ロンネケ・ウネケン(オランダ、SDワークス) | 0:17 |
5位 | アリソン・ジャクソン(カナダ、リブレーシング・エクストラ) |
その他の特別賞
ポイント賞 | ロレーナ・ウィーベス(オランダ、チームDSM) |
山岳賞 | カーリーン・スヴィンケルス(オランダ、ユンボ・ヴィスマ) |
ヤングライダー賞 | ロンネケ・ウネケン(オランダ、SDワークス) |
チーム総合成績 | ユンボ・ヴィスマ |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
photo:CorVos
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