2022/08/31(水) - 11:10
「夢であり、目標だったリーダージャージを着てのグランツールステージ優勝を叶えた。本当に嬉しいし、プレッシャーから解放された」と言うのは、ブエルタ10日目にライバル勢を置き去りにしたレムコ・エヴェネプール(ベルギー、クイックステップ・アルファヴィニル)。翌日のスプリントを見据えるマッズ・ピーダスン(デンマーク、トレック・セガフレード)など、各選手のコメントを紹介します。
ステージ1位&マイヨロホ:レムコ・エヴェネプール(ベルギー、クイックステップ・アルファヴィニル)
マイヨロホのリードを拡大したレムコ・エヴェネプール(ベルギー、クイックステップ・アルファヴィニル) photo:CorVos
レミの走りが、鍵となるセクションでどのようにペーシングすればいいのかとても役に立った。特に長い下り区間を含む第2区間で多くのライバルがタイムを失っていることに気づいたんだ。コース全部でプッシュを続けなければならないことはわかっていたけれど、30km近く走った後の最終盤の登りで脚が重く感じていた。けれど最終的に、僕の夢だったリーダージャージを着てのグランツールステージ優勝に手が届いた。本当に嬉しいよ。
夢であり、目標だったことを叶えることができて素晴らしい気分だ。プレッシャーから解放されて、モチベーションはより高くなっている。次のステージもこのままの調子で攻めていきたい。ブエルタの総合優勝はまだまだ目標であり、このジャージをできる限り長く保持するために全力を尽くしたい。でも今だけはチームにとって素晴らしい1日を祝いたい気分だ。
ステージ2位&総合2位:プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ヴィスマ)
ステージ2位に入り、総合成績を上げたプリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ヴィスマ) photo:CorVos
今日はいいタイムトライアルができた。自分の走りを誇りに思う。立った一人、レムコが僕よりも速く飛ぶような走りを披露した。彼は彼のキャリアの中でも最高レベルのコンディションにある。彼のレベルを思えば今日のパフィオーマンスは驚くものじゃない。
個人的に僕のコンディションも上がっているし、ブエルタはまだ半分も終わってない。まだまだたくさん総合成績を争う場が残っているし、今日は総合2位まで順位を上げた。いい成績を残すための可能性を感じているし、そのチャンスがこれからやってくるとチームとして信じている。今日のタイムトライアルは僕の自信を高めるものになった。
ステージ10位&総合3位:エンリク・マス(スペイン、モビスター)
総合成績を3位に落としたエンリク・マス(スペイン、モビスター) photo:CorVos
滑り出しこそ上手くいったけれど、最終的にタイムを伸ばすことができなかった。走りに大きなムラのない「彼らのため」のステージだったように思う。僕自身今日は悪い走りじゃなかった。今日は10日目で、まだまだたくさんの厳しいステージが残ってる。ユトレヒトからいい続けていることだけど、その日その日を大切に戦っていきたい。
ステージ7位&総合5位:サイモン・イェーツ(イギリス、バイクエクスチェンジ・ジェイコ)
ステージ7位:サイモン・イェーツ(イギリス、バイクエクスチェンジ・ジェイコ) photo:CorVos
完璧なフラットコースでスピードが求められる、身体の小さな僕のような選手には決して向かないコースレイアウト。けれど個人的にはいい走りができたと思っているよ。僕と総合成績が近いライバル勢に対してはリードを稼ぐことができたし、TTを得意とする選手にも最小限のロスに留めることができた。
ステージ9位&総合8位:ミゲルアンヘル・ロペス(コロンビア、アスタナカザフスタン)
ステージ9位に食い込んだミゲルアンヘル・ロペス(コロンビア、アスタナカザフスタン) photo:CorVos
最初から最後までフルガスだった。パワーが求められるタイムトライアルなので仕方がない。ブエルタの第一週目は総合争いに加われていないと感じていたので今日の結果は嬉しく思う。チームがTTバイクに費やす時間を多く与えてくれた結果だと思う。ここからの2週間をステップ・バイ・ステップで見据えている。
マイヨモンターニャで個人TTを走ったジェイ・ヴァイン(オーストラリア、アルペシン・ドゥクーニンク)
マイヨモンターニャのジェイ・ヴァイン(オーストラリア、アルペシン・ドゥクーニンク) photo:CorVos
特別ジャージを着て走る、本当に楽しいタイムトライアルだったよ。オーストラリアから応援に来てくれたファンもいて、彼らにとっても僕のことを認識してくれる良いレースだったと思う。しっかりとこのTTに向けて準備を重ねてば良い結果が出せると信じているけれど。休息日明けで、しかもこれからのステージを見据える中では脚の感触も良く、それなりに上手く走れたと思う。
明日からはティムを主軸にしたスプリントステージが始まるけれど、サム・ベネットがレースから離れたことでレース状況が変わるはず。ボーラがコントロールすることもないだろうし、互いに協力できるチームを見つけてコントロールしたいと思っている。週後半はキツいコースが続くけれど、楽しみだ。
マイヨプントスを着るマッズ・ピーダスン(デンマーク、トレック・セガフレード)
翌日のスプリントを目指すマッズ・ピーダスン(デンマーク、トレック・セガフレード) photo:CorVos
TTを走り終えるまでサム(ベネット)がコロナ陽性で離脱したとは聞いていなかった。彼とのグリーンジャージ争いを楽しみにしていたので残念だ。彼とはお互いを良いライバルとして捉えているし、お互いにポイントを取り合うのは楽しかった。早く回復できるよう願っているよ。
text:So Isobe
photo:Unipublic, CorVos
ステージ1位&マイヨロホ:レムコ・エヴェネプール(ベルギー、クイックステップ・アルファヴィニル)
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レミの走りが、鍵となるセクションでどのようにペーシングすればいいのかとても役に立った。特に長い下り区間を含む第2区間で多くのライバルがタイムを失っていることに気づいたんだ。コース全部でプッシュを続けなければならないことはわかっていたけれど、30km近く走った後の最終盤の登りで脚が重く感じていた。けれど最終的に、僕の夢だったリーダージャージを着てのグランツールステージ優勝に手が届いた。本当に嬉しいよ。
夢であり、目標だったことを叶えることができて素晴らしい気分だ。プレッシャーから解放されて、モチベーションはより高くなっている。次のステージもこのままの調子で攻めていきたい。ブエルタの総合優勝はまだまだ目標であり、このジャージをできる限り長く保持するために全力を尽くしたい。でも今だけはチームにとって素晴らしい1日を祝いたい気分だ。
ステージ2位&総合2位:プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ヴィスマ)
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今日はいいタイムトライアルができた。自分の走りを誇りに思う。立った一人、レムコが僕よりも速く飛ぶような走りを披露した。彼は彼のキャリアの中でも最高レベルのコンディションにある。彼のレベルを思えば今日のパフィオーマンスは驚くものじゃない。
個人的に僕のコンディションも上がっているし、ブエルタはまだ半分も終わってない。まだまだたくさん総合成績を争う場が残っているし、今日は総合2位まで順位を上げた。いい成績を残すための可能性を感じているし、そのチャンスがこれからやってくるとチームとして信じている。今日のタイムトライアルは僕の自信を高めるものになった。
ステージ10位&総合3位:エンリク・マス(スペイン、モビスター)
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滑り出しこそ上手くいったけれど、最終的にタイムを伸ばすことができなかった。走りに大きなムラのない「彼らのため」のステージだったように思う。僕自身今日は悪い走りじゃなかった。今日は10日目で、まだまだたくさんの厳しいステージが残ってる。ユトレヒトからいい続けていることだけど、その日その日を大切に戦っていきたい。
ステージ7位&総合5位:サイモン・イェーツ(イギリス、バイクエクスチェンジ・ジェイコ)
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完璧なフラットコースでスピードが求められる、身体の小さな僕のような選手には決して向かないコースレイアウト。けれど個人的にはいい走りができたと思っているよ。僕と総合成績が近いライバル勢に対してはリードを稼ぐことができたし、TTを得意とする選手にも最小限のロスに留めることができた。
ステージ9位&総合8位:ミゲルアンヘル・ロペス(コロンビア、アスタナカザフスタン)
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最初から最後までフルガスだった。パワーが求められるタイムトライアルなので仕方がない。ブエルタの第一週目は総合争いに加われていないと感じていたので今日の結果は嬉しく思う。チームがTTバイクに費やす時間を多く与えてくれた結果だと思う。ここからの2週間をステップ・バイ・ステップで見据えている。
マイヨモンターニャで個人TTを走ったジェイ・ヴァイン(オーストラリア、アルペシン・ドゥクーニンク)
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特別ジャージを着て走る、本当に楽しいタイムトライアルだったよ。オーストラリアから応援に来てくれたファンもいて、彼らにとっても僕のことを認識してくれる良いレースだったと思う。しっかりとこのTTに向けて準備を重ねてば良い結果が出せると信じているけれど。休息日明けで、しかもこれからのステージを見据える中では脚の感触も良く、それなりに上手く走れたと思う。
明日からはティムを主軸にしたスプリントステージが始まるけれど、サム・ベネットがレースから離れたことでレース状況が変わるはず。ボーラがコントロールすることもないだろうし、互いに協力できるチームを見つけてコントロールしたいと思っている。週後半はキツいコースが続くけれど、楽しみだ。
マイヨプントスを着るマッズ・ピーダスン(デンマーク、トレック・セガフレード)
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TTを走り終えるまでサム(ベネット)がコロナ陽性で離脱したとは聞いていなかった。彼とのグリーンジャージ争いを楽しみにしていたので残念だ。彼とはお互いを良いライバルとして捉えているし、お互いにポイントを取り合うのは楽しかった。早く回復できるよう願っているよ。
text:So Isobe
photo:Unipublic, CorVos
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