2022/08/21(日) - 18:41
ツール・ド・フランスで活躍したプロチーム機材特集第12弾は、グルパマ・FDJの機材にフォーカス。オールラウンダーのXELIUS SLや、TTバイクのAEROSTORMを紹介しよう。
昨年同様にダヴィド・ゴデュ(フランス)を総合エースに、ティボー・ピノ(フランス)やシュテファン・キュング(スイス)といったベテランを揃えた布陣でツールに参戦したグルパマ・FDJ。
フランス籍のチームらしく、メイン機材となるのは同郷の総合バイクメーカー、ラピエール。総合4位と表彰台に手をかける走りを見せたゴデュをはじめ、ほぼ全ての選手が全ステージで駆ったのが昨年モデルチェンジを受けたXELIUS SLだ。
XELIUSのアイデンティティでもあるトップチューブから伸びるシートステーは継承しつつ、同社のエアロロードであるAIRCODE譲りのエアロチュービングを得ることにより、軽量かつ空力性能に優れた次世代オールラウンダーとして開発された第3世代のXELIUS SLはあらゆるステージで活躍していた。
シマノと強い関係を持つチームということあり、コンポーネントはもちろんワイヤレス12速化を果たした新型のR9200系DURA-ACE。パワーメーターもシマノで揃えるほか、ホイールも新型DURA-ACEを使用していた。
3種類のハイトが揃うDURA-ACEホイールだが、オールラウンドな50㎜ハイトを軸に平坦ステージでは60㎜ハイトを、山岳ステージでは36㎜ハイトを使いわけることであらゆるシーンに対応していた。
タイヤはコンチネンタルで、プロ供給専用チューブラーモデルであるCOMPETITION PRO LTDをメインにステージによりチューブレスのGP5000sTRを使用する選手も。特にTTバイクの後輪は全てチューブレスを採用していたようだ。
TTステージで使われたのはラピエールのAerostorm DRSで、ホイールはシマノのプロトタイプと思わしきバトンホイールとおそらくロヴァールの321DISCにシマノロゴを貼付したディスクホイールを主に使用。しかしTTスペシャリストであるシュテファン・キュング(スイス)のバイクにはディスクローターに合わせたフランジ形状が特徴的なリボルバーのTroika TMDが装着されていた。
text:Naoki Yasuoka
photo:Makoto AYANO
昨年同様にダヴィド・ゴデュ(フランス)を総合エースに、ティボー・ピノ(フランス)やシュテファン・キュング(スイス)といったベテランを揃えた布陣でツールに参戦したグルパマ・FDJ。
フランス籍のチームらしく、メイン機材となるのは同郷の総合バイクメーカー、ラピエール。総合4位と表彰台に手をかける走りを見せたゴデュをはじめ、ほぼ全ての選手が全ステージで駆ったのが昨年モデルチェンジを受けたXELIUS SLだ。
XELIUSのアイデンティティでもあるトップチューブから伸びるシートステーは継承しつつ、同社のエアロロードであるAIRCODE譲りのエアロチュービングを得ることにより、軽量かつ空力性能に優れた次世代オールラウンダーとして開発された第3世代のXELIUS SLはあらゆるステージで活躍していた。
シマノと強い関係を持つチームということあり、コンポーネントはもちろんワイヤレス12速化を果たした新型のR9200系DURA-ACE。パワーメーターもシマノで揃えるほか、ホイールも新型DURA-ACEを使用していた。
3種類のハイトが揃うDURA-ACEホイールだが、オールラウンドな50㎜ハイトを軸に平坦ステージでは60㎜ハイトを、山岳ステージでは36㎜ハイトを使いわけることであらゆるシーンに対応していた。
タイヤはコンチネンタルで、プロ供給専用チューブラーモデルであるCOMPETITION PRO LTDをメインにステージによりチューブレスのGP5000sTRを使用する選手も。特にTTバイクの後輪は全てチューブレスを採用していたようだ。
TTステージで使われたのはラピエールのAerostorm DRSで、ホイールはシマノのプロトタイプと思わしきバトンホイールとおそらくロヴァールの321DISCにシマノロゴを貼付したディスクホイールを主に使用。しかしTTスペシャリストであるシュテファン・キュング(スイス)のバイクにはディスクローターに合わせたフランジ形状が特徴的なリボルバーのTroika TMDが装着されていた。
text:Naoki Yasuoka
photo:Makoto AYANO
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