2022/08/20(土) - 15:53
ツール・ド・フランスで活躍したプロチーム機材特集第11弾は、バーレーン・ヴィクトリアスの機材にフォーカス。オールラウンダーのSCULTURAやエアロロードのREACTO、TTバイクのTIME WARP TTにフォーカスを当てる。
ジャック・ヘイグ(オーストラリア)にエースナンバーを与えてツールに乗り込んだバーレーン・ヴィクトリアス。残念なことにヘイグは第5ステージでの落車に巻き込まれ、リタイア。その無念を晴らすように、ルイスレオン・サンチェス(スペイン)やフレッド・ライト(イギリス)がエスケープに乗り、ステージ優勝に手をかける活躍を見せた。
そんな中東チームの走りを支えるのが、世界第2位の自転車メーカーとして知られるメリダ。山岳ステージや総合系の選手はオールラウンダーのSCULTURA Vを、平坦ステージではエアロロードのREACTOを。そしてTTステージでは新型のTIME WARP TTに跨り戦った。
最も見かける機会が多かったのは昨年発表の新モデルであるSCULTURA V。山岳向けの軽量モデルでありながらREACTO譲りのエアロシェイプとケーブルフル内装システムを取り入れ、山岳/平坦ステージを問わず活躍するオールラウンダーであり、その高い使用率も納得の全方位レーサーだ。
一方、エアロロードであるREACTOも決して見せ場を失っているわけではない。第13ステージで2位に入ったフレッド・ライトはREACTOを選択。惜しくもピーダスンとのスプリントに敗れたものの、その優れたエアロ性能を武器に表彰台を獲得した。
コンポーネント類はシマノ DURA-ACEで、パワーメーターやペダルもDURA-ACEを使用している。ワイヤレス12速へと進化した新型のR9200系DURA-ACEをメインとしつつ、パヴェ(石畳)が登場した第5ステージでは、供給面の問題だろうか旧モデルのR9100系を使用する選手も見受けられたのは興味深い。
また、FSAとの結び付きも強いチームであり、ハンドル、ステム、シートポスト、ホイールは基本的にFSAもしくはヴィジョンを採用している。コックピット周りに関しては、REACTOにはMETRON 6Dといったステム一体型ハンドルを使用し、SCULTURA Vには純正のMERIDA TEAM SL ワンピースコクピットを組み合わせる。
ホイールもヴィジョンで、Metoron SLシリーズをステージごとにリムハイトを使い分けていた模様。全般的には深めのリムを愛用する選手が多く、山岳ステージでも45ミリハイトモデルが主流だった。
そして、タイムトライアルでは新型の"TIME WARP TT"を使用。前作に比べて、全体的なフレームのボリュームを抑えることで大幅な軽量化を果たしつつ、空力性能も向上させているという意欲作だ。
より洗練されたフォルムへと進化したニューモデルはディスクブレーキ専用とされており、ついにバーレーン・ヴィクトリアスもディスクブレーキへの完全移行を完了させた。コックピットおよびホイール周りはロードモデルと同様にヴィジョンを採用している。
TTバイクもヴィジョンのMetronシリーズを採用するが、今年は新たに登場したTFW DISCホイールを装着するバイクも。ディスクホイールながら930gという軽量性で、登坂区間でもアドバンテージをもたらす一本だ。
タイヤはコンチネンタルを引き続き使用しているが、急激にチューブレスモデルのGP5000sTRの使用率が上昇。チューブラーのCOMPETITION PRO LTDは、山岳ステージでちらほらと使用されるに留まった。TTバイクにはGP5000 TTのツールドフランスエディションを使用。なお、ボトルケージなどはエリート、サドルはプロロゴ(中にはPROを使う選手も)、サイクルコンピューターはガーミンを使用している。
text:Naoki Yasuoka
photo:Makoto AYANO
ジャック・ヘイグ(オーストラリア)にエースナンバーを与えてツールに乗り込んだバーレーン・ヴィクトリアス。残念なことにヘイグは第5ステージでの落車に巻き込まれ、リタイア。その無念を晴らすように、ルイスレオン・サンチェス(スペイン)やフレッド・ライト(イギリス)がエスケープに乗り、ステージ優勝に手をかける活躍を見せた。
そんな中東チームの走りを支えるのが、世界第2位の自転車メーカーとして知られるメリダ。山岳ステージや総合系の選手はオールラウンダーのSCULTURA Vを、平坦ステージではエアロロードのREACTOを。そしてTTステージでは新型のTIME WARP TTに跨り戦った。
最も見かける機会が多かったのは昨年発表の新モデルであるSCULTURA V。山岳向けの軽量モデルでありながらREACTO譲りのエアロシェイプとケーブルフル内装システムを取り入れ、山岳/平坦ステージを問わず活躍するオールラウンダーであり、その高い使用率も納得の全方位レーサーだ。
一方、エアロロードであるREACTOも決して見せ場を失っているわけではない。第13ステージで2位に入ったフレッド・ライトはREACTOを選択。惜しくもピーダスンとのスプリントに敗れたものの、その優れたエアロ性能を武器に表彰台を獲得した。
コンポーネント類はシマノ DURA-ACEで、パワーメーターやペダルもDURA-ACEを使用している。ワイヤレス12速へと進化した新型のR9200系DURA-ACEをメインとしつつ、パヴェ(石畳)が登場した第5ステージでは、供給面の問題だろうか旧モデルのR9100系を使用する選手も見受けられたのは興味深い。
また、FSAとの結び付きも強いチームであり、ハンドル、ステム、シートポスト、ホイールは基本的にFSAもしくはヴィジョンを採用している。コックピット周りに関しては、REACTOにはMETRON 6Dといったステム一体型ハンドルを使用し、SCULTURA Vには純正のMERIDA TEAM SL ワンピースコクピットを組み合わせる。
ホイールもヴィジョンで、Metoron SLシリーズをステージごとにリムハイトを使い分けていた模様。全般的には深めのリムを愛用する選手が多く、山岳ステージでも45ミリハイトモデルが主流だった。
そして、タイムトライアルでは新型の"TIME WARP TT"を使用。前作に比べて、全体的なフレームのボリュームを抑えることで大幅な軽量化を果たしつつ、空力性能も向上させているという意欲作だ。
より洗練されたフォルムへと進化したニューモデルはディスクブレーキ専用とされており、ついにバーレーン・ヴィクトリアスもディスクブレーキへの完全移行を完了させた。コックピットおよびホイール周りはロードモデルと同様にヴィジョンを採用している。
TTバイクもヴィジョンのMetronシリーズを採用するが、今年は新たに登場したTFW DISCホイールを装着するバイクも。ディスクホイールながら930gという軽量性で、登坂区間でもアドバンテージをもたらす一本だ。
タイヤはコンチネンタルを引き続き使用しているが、急激にチューブレスモデルのGP5000sTRの使用率が上昇。チューブラーのCOMPETITION PRO LTDは、山岳ステージでちらほらと使用されるに留まった。TTバイクにはGP5000 TTのツールドフランスエディションを使用。なお、ボトルケージなどはエリート、サドルはプロロゴ(中にはPROを使う選手も)、サイクルコンピューターはガーミンを使用している。
text:Naoki Yasuoka
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