2022/08/12(金) - 14:16
登りスプリントで争われたツアー・オブ・スカンジナビア第3ステージで、マリアンヌ・フォス(オランダ、ユンボ・ヴィスマ)がセシリーウトラップ・ルドヴィグ(FDJスエズ・フチュロスコープ)を抜き勝利。今大会土付かずのハットトリック(3戦3勝)を達成した。
同日に男子の「アークティックレース・オブ・ノルウェー」が開幕したノルウェーにやってきたツアー・オブ・スカンジナビア3日目。全6ステージの前半戦を締めくくるのは、北海に面するモスから内陸を進みサルプスボルグにフィニッシュする118.9km。途中に設定された2つの3級山岳はスプリンターを退けるほどの難易度ではないため、この日もハイスピードでレースが展開した。
総合2位に14秒差をつけリーダージャージを着用するマリアンヌ・フォス(オランダ、ユンボ・ヴィスマ)を先頭にスタートが切られた。するとノルウェーで行われた2017年世界選手権のジュニアでロードとタイムトライアルの2冠を達成したエレーナ・ピローネ(イタリア、ヴァルカー・トラベル&サービス) とジョシー・ネルソン(イギリス、コープ・ハイテックプロダクツ)の2名が逃げを打った。
2分30秒前後のタイム差で逃げとメイン集団が順調に距離を消化していくなか、横風分断の危険性を告げられたプロトンでは位置取り争いが激化。その影響もあってか残り56km 地点で大規模落車が発生して一時はメイン集団が2つに分かれる事態に。しかし再びひと塊にまとまったプロトンから元スペイン王者ルルデス・オヤルビデ(モビスター)が抜け出し、先頭の2名に合流した。
オヤルビデが加わり活気づいた逃げ集団だったが、リーダーチームのユンボ・ヴィスマやチームDSMなどが入れ替わりに牽引するプロトンが残り30kmで吸収する。その後集団スプリントを嫌ったSDワークスやウノエックス・プロサイクリングチームが散発的なアタックを仕掛けるも決まらず、集団まま最終ストレートへなだれ込んだ。
エーススプリンターのアマリー・ディデリクセンを携えルシンダ・ブラント(オランダ、トレック・セガフレード)が3日連続でリードアウト体制に入ったが、この日はフィニッシュまで続く勾配が厳しすぎた。各チームのアシストが遅れ、エーススプリンターに加えデンマーク王者セシリーウトラップ・ルドヴィグ(FDJスエズ・フチュロスコープ)らパンチャーなども加わったため、最終盤は入り乱れる展開に。
ルドヴィグがダンシングしながら先頭に立つと、残り1kmで20番手と出遅れたフォスがスルスルと位置を上げていく。そして残り50mでフォスが先頭のルドヴィグに並ぶと、フィニッシュライン直前で追い抜き3日連続の勝利を掴み取った。
「とてもスペシャルな勝利となった。3連勝なんて滅多にないこと。アタックが繰り返されるタフなレースで、常に集団先頭で注意深くいなければならなかった。最終コーナーを良い位置でクリアしたものの、その直後に囲まれて動けなくなってしまった」と勝利を喜びならも冷静にレースを振り返るフィス。「そのため集団先頭に戻るために脚を使い、セシリー(ルドヴィグ)の背後からスプリントして勝利を掴み取った。限界まで自分を追い込んだ末の勝利は嬉しい」とも。
これで今大会3戦3勝と他を寄せ付けない強さを見せつけたフォス。翌日の第4ステージも平坦基調のレイアウトのため、大会4連勝の期待がかかる。
同日に男子の「アークティックレース・オブ・ノルウェー」が開幕したノルウェーにやってきたツアー・オブ・スカンジナビア3日目。全6ステージの前半戦を締めくくるのは、北海に面するモスから内陸を進みサルプスボルグにフィニッシュする118.9km。途中に設定された2つの3級山岳はスプリンターを退けるほどの難易度ではないため、この日もハイスピードでレースが展開した。
総合2位に14秒差をつけリーダージャージを着用するマリアンヌ・フォス(オランダ、ユンボ・ヴィスマ)を先頭にスタートが切られた。するとノルウェーで行われた2017年世界選手権のジュニアでロードとタイムトライアルの2冠を達成したエレーナ・ピローネ(イタリア、ヴァルカー・トラベル&サービス) とジョシー・ネルソン(イギリス、コープ・ハイテックプロダクツ)の2名が逃げを打った。
2分30秒前後のタイム差で逃げとメイン集団が順調に距離を消化していくなか、横風分断の危険性を告げられたプロトンでは位置取り争いが激化。その影響もあってか残り56km 地点で大規模落車が発生して一時はメイン集団が2つに分かれる事態に。しかし再びひと塊にまとまったプロトンから元スペイン王者ルルデス・オヤルビデ(モビスター)が抜け出し、先頭の2名に合流した。
オヤルビデが加わり活気づいた逃げ集団だったが、リーダーチームのユンボ・ヴィスマやチームDSMなどが入れ替わりに牽引するプロトンが残り30kmで吸収する。その後集団スプリントを嫌ったSDワークスやウノエックス・プロサイクリングチームが散発的なアタックを仕掛けるも決まらず、集団まま最終ストレートへなだれ込んだ。
エーススプリンターのアマリー・ディデリクセンを携えルシンダ・ブラント(オランダ、トレック・セガフレード)が3日連続でリードアウト体制に入ったが、この日はフィニッシュまで続く勾配が厳しすぎた。各チームのアシストが遅れ、エーススプリンターに加えデンマーク王者セシリーウトラップ・ルドヴィグ(FDJスエズ・フチュロスコープ)らパンチャーなども加わったため、最終盤は入り乱れる展開に。
ルドヴィグがダンシングしながら先頭に立つと、残り1kmで20番手と出遅れたフォスがスルスルと位置を上げていく。そして残り50mでフォスが先頭のルドヴィグに並ぶと、フィニッシュライン直前で追い抜き3日連続の勝利を掴み取った。
「とてもスペシャルな勝利となった。3連勝なんて滅多にないこと。アタックが繰り返されるタフなレースで、常に集団先頭で注意深くいなければならなかった。最終コーナーを良い位置でクリアしたものの、その直後に囲まれて動けなくなってしまった」と勝利を喜びならも冷静にレースを振り返るフィス。「そのため集団先頭に戻るために脚を使い、セシリー(ルドヴィグ)の背後からスプリントして勝利を掴み取った。限界まで自分を追い込んだ末の勝利は嬉しい」とも。
これで今大会3戦3勝と他を寄せ付けない強さを見せつけたフォス。翌日の第4ステージも平坦基調のレイアウトのため、大会4連勝の期待がかかる。
ツアー・オブ・スカンジナビア2022第3ステージ結果
1位 | マリアンヌ・フォス(オランダ、ユンボ・ヴィスマ) | 3:04:40 |
2位 | セシリーウトラップ・ルドヴィグ(FDJスエズ・フチュロスコープ) | |
3位 | シャリ・ボサイト(ベルギー、キャニオン・スラム) | |
4位 | アレクサンドラ・マンリー(オーストラリア、バイクエクスチェンジ・ジェイコ) | |
5位 | グラディス・フェルフルスト(フランス、ルコル・ワフー) | |
6位 | ルシンダ・ブラント(オランダ、トレック・セガフレード) | |
7位 | ソフィア・ベルティツォーロ(イタリア、UAEチームADQ) | |
8位 | ヤーラ・カステレイ(オランダ、プラントゥール・プラ) | |
9位 | フローイチェ・マッカイ(オランダ、チームDSM) | |
10位 | マルテ・トゥルエン(ベルギー、プラントゥール・プラ) |
個人総合成績
1位 | マリアンヌ・フォス(オランダ、ユンボ・ヴィスマ) | 10:28:08 |
2位 | シャリ・ボサイト(ベルギー、キャニオン・スラム) | 0:22 |
3位 | セシリーウトラップ・ルドヴィグ(FDJスエズ・フチュロスコープ) | 0:24 |
4位 | アレクサンドラ・マンリー(オーストラリア、バイクエクスチェンジ・ジェイコ) | 0:30 |
5位 | フローイチェ・マッカイ(オランダ、チームDSM) | |
6位 | ソフィア・ベルティツォーロ(イタリア、UAEチームADQ) | |
7位 | メーガン・ジャストラブ(アメリカ、チームDSM) | |
8位 | グラディス・フェルフルスト(フランス、ルコル・ワフー) | |
9位 | マルゴー・ヴィジ(フランス、バルカー・トラベル&サービス) | |
10位 | マルテ・トゥルエン(ベルギー、プラントゥール・プラ) |
その他の特別賞
山岳賞 | アンバー・クラーク(オランダ、ユンボ・ヴィスマ) |
ポイント賞 | アリソン・ジャクソン(カナダ、リブレーシング・エクストラ) |
ヤングライダー賞 | シャリ・ボサイト(ベルギー、キャニオン・スラム) |
チーム総合成績 | UAEチームADQ |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
photo:CorVos
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