2022/07/04(月) - 17:41
ディラン・フルーネウェーヘン(オランダ、バイクエクスチェンジ・ジェイコ)のツール・ド・フランスステージ優勝で注目を集める、ジャイアントの新型エアロロードを取り上げる。カデックスの新型ホイールも含めてレポート。
新型PROPEL(プロペル)とされるジャイアントの新世代エアロロードが初確認されたのは、引退し、現在ジャイアントのアンバサダーを務めるトニ・マルティン(ドイツ)のインスタグラム投稿において。現行モデルのマッシブデザインから脱却し、現代的意匠を大きく取り入れたエアロロードがこのツール・ド・フランスで初めて実戦投入された。
チームプレゼンテーションでバイクエクスチェンジ・ジェイコの全メンバーがまたがり、初日の個人タイムトライアルを除いたここまでの2日間、チームの主力機として使われているこのバイク。第3ステージではディラン・フルーネウェーヘン(オランダ、バイクエクスチェンジ・ジェイコ)が早速スプリント勝利を挙げ、正式デビュー前からツールのステージ優勝という箔をつけた。
現行PROPELは2013年にデビューした初代モデルのデザインを色濃く引き継いでいたが、新モデルはヘッドチューブやダウンチューブ、フォークにその面影を残しつつ、トップチューブやリア三角を中心に大幅なシェイプアップを図っている模様。上級モデルだけに与えられているインテグラルシートポストは残されているものの、リアタイヤに沿わせたシートチューブの切り欠きも無くなり、大きく印象を変えている。
エアロ形状のハンドルはステム別体型。従来からジャイアントは整備性を重視してPROPELに別体式を組み合わせてきたが、今回もそれは継続された模様。なおフェイスプレートと一体化したフォーリアーズのコンピュータマウントを装着しており、チェーンウォッチャーも同社製だ。
第3ステージにおいてフルーネウェーヘンはカデックスの65 DISC TUBULARホイールを選んでしていたが、写真のニック・シュルツ(オーストラリア)など他選手は極太カーボンスポークの新型と思われるホイールを装着。カデックスはフックレスリムのチューブレステクノロジーを有しているが、50mmハイトと思われるこの新型ホイールはチューブラーだ。
ジャイアントは先代、先先代のPROPELをツール・ド・フランスで走らせ、その後の正式発表に繋げてきた。この新モデルがベールを脱ぐ日も遠くないだろう。
text:So Isobe
photo:Makoto AYANO
新型PROPEL(プロペル)とされるジャイアントの新世代エアロロードが初確認されたのは、引退し、現在ジャイアントのアンバサダーを務めるトニ・マルティン(ドイツ)のインスタグラム投稿において。現行モデルのマッシブデザインから脱却し、現代的意匠を大きく取り入れたエアロロードがこのツール・ド・フランスで初めて実戦投入された。
チームプレゼンテーションでバイクエクスチェンジ・ジェイコの全メンバーがまたがり、初日の個人タイムトライアルを除いたここまでの2日間、チームの主力機として使われているこのバイク。第3ステージではディラン・フルーネウェーヘン(オランダ、バイクエクスチェンジ・ジェイコ)が早速スプリント勝利を挙げ、正式デビュー前からツールのステージ優勝という箔をつけた。
現行PROPELは2013年にデビューした初代モデルのデザインを色濃く引き継いでいたが、新モデルはヘッドチューブやダウンチューブ、フォークにその面影を残しつつ、トップチューブやリア三角を中心に大幅なシェイプアップを図っている模様。上級モデルだけに与えられているインテグラルシートポストは残されているものの、リアタイヤに沿わせたシートチューブの切り欠きも無くなり、大きく印象を変えている。
エアロ形状のハンドルはステム別体型。従来からジャイアントは整備性を重視してPROPELに別体式を組み合わせてきたが、今回もそれは継続された模様。なおフェイスプレートと一体化したフォーリアーズのコンピュータマウントを装着しており、チェーンウォッチャーも同社製だ。
第3ステージにおいてフルーネウェーヘンはカデックスの65 DISC TUBULARホイールを選んでしていたが、写真のニック・シュルツ(オーストラリア)など他選手は極太カーボンスポークの新型と思われるホイールを装着。カデックスはフックレスリムのチューブレステクノロジーを有しているが、50mmハイトと思われるこの新型ホイールはチューブラーだ。
ジャイアントは先代、先先代のPROPELをツール・ド・フランスで走らせ、その後の正式発表に繋げてきた。この新モデルがベールを脱ぐ日も遠くないだろう。
text:So Isobe
photo:Makoto AYANO
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