2022/06/09(木) - 10:04
前日勝者ロレーナ・ウィーベス(オランダ、チームDSM)がこの日も圧倒的なスプリントを披露。イギリス王者ファイファー・ジョルジの卓越したリードアウトを得て2日連続の勝利を掴んだ。
テュークスベリからグロスターまでの107.9kmで争われた第8回ウィメンズツアー第3ステージ。フィニッシュまでの約20kmは平坦路だが、その前に2つの2級山岳やカテゴリーのない丘を越えるため、アタッカーとスプリンターチームとの駆け引きが注目された。
アクチュアルスタートの直後に飛び出したのは、昨日発生した落車に巻き込まれたリアンヌ・マークス(オランダ、ユンボ・ヴィスマ)。総合で大きくタイムを失っていたためメイン集団から容認されたマークスは1つ目の2級山岳をトップで通過。一方で40秒後方を走るプロトンでは、クリスティーヌ・マジュラス(ルクセンブルク、SDワークス)と激しい山岳賞争いを繰り広げるエリーズ・シャベイ(スイス、キャニオン・スラム)が2位通過で2ポイントを加算した。
1つ目の山岳ポイントで遅れを取ったマジュラスだったが、登坂でバラけたメイン集団から飛び出しグラディ・フェルフルスト(フランス、ルコル・ワフー)と共にマークスに合流。マジュラスはこの日最後の2級山岳をトップ通過して山岳ジャージの保持に成功している。
フェルフルストが早々と遅れ、晴天のイギリスを順調に進むマークスとマジュラスだったが、2級山岳直後のカテゴリーのない丘(最大勾配13%)でメイン集団に吸収される。2017年大会の総合優勝者であるカタジナ・ニエウィアドマ(ポーランド、キャニオン・スラム)のペースアップによって集団が17名まで絞り込まれると、前日勝者のロレーナ・ウィーベス(オランダ)を含むチームDSMが遅れる。しかしチームメイトの追走が実り20kmに及ぶ平坦区間でウィーベスが集団復帰を果たすと、勝負は2日連続の集団スプリントに持ち込まれた。
イギリス王者ファイファー・ジョルジ(イギリス)を先頭に最終ストレートに突入し、ここからウィーベスがライバルたちを圧倒するスプリント劇を披露した。ウィーベスの後ろについたアレクサンドラ・マンリー(オーストラリア、バイクエクスチェンジ・ジェイコ)が残り200mから先んじて腰を上げると、それを確認したウィーベスも踏み始める。この2人による一騎打ちに持ち込まれると思いきや、追従を許さないスピードでウィーベスが余裕の勝利を掴み取った。
「登りで遅れたたものの、メーガン(ジャストラブ)のおかげで先頭集団に復帰することができた。そして同じく遅れたファイファー(ジョルジ)も残り5kmで追いつき、最後は素晴らしいリードアウトをしてくれた。勝利することができて本当に嬉しい。今日彼女たちが見せてくれた走りを誇りに思う」と、ボーナスタイムにより総合リーダージャージも獲得したウィーベスは喜んだ。
翌日第4ステージも2つの2級山岳を含むアップダウンが続く丘陵ステージ。しかしどれも難易度は低いため、集団スプリントが十分に考えるステージについてウィーベスは「明日もチーム一丸となり勝利を狙いに行く。そして連勝を3に伸ばしたい」と意気込みを語っている。
テュークスベリからグロスターまでの107.9kmで争われた第8回ウィメンズツアー第3ステージ。フィニッシュまでの約20kmは平坦路だが、その前に2つの2級山岳やカテゴリーのない丘を越えるため、アタッカーとスプリンターチームとの駆け引きが注目された。
アクチュアルスタートの直後に飛び出したのは、昨日発生した落車に巻き込まれたリアンヌ・マークス(オランダ、ユンボ・ヴィスマ)。総合で大きくタイムを失っていたためメイン集団から容認されたマークスは1つ目の2級山岳をトップで通過。一方で40秒後方を走るプロトンでは、クリスティーヌ・マジュラス(ルクセンブルク、SDワークス)と激しい山岳賞争いを繰り広げるエリーズ・シャベイ(スイス、キャニオン・スラム)が2位通過で2ポイントを加算した。
1つ目の山岳ポイントで遅れを取ったマジュラスだったが、登坂でバラけたメイン集団から飛び出しグラディ・フェルフルスト(フランス、ルコル・ワフー)と共にマークスに合流。マジュラスはこの日最後の2級山岳をトップ通過して山岳ジャージの保持に成功している。
フェルフルストが早々と遅れ、晴天のイギリスを順調に進むマークスとマジュラスだったが、2級山岳直後のカテゴリーのない丘(最大勾配13%)でメイン集団に吸収される。2017年大会の総合優勝者であるカタジナ・ニエウィアドマ(ポーランド、キャニオン・スラム)のペースアップによって集団が17名まで絞り込まれると、前日勝者のロレーナ・ウィーベス(オランダ)を含むチームDSMが遅れる。しかしチームメイトの追走が実り20kmに及ぶ平坦区間でウィーベスが集団復帰を果たすと、勝負は2日連続の集団スプリントに持ち込まれた。
イギリス王者ファイファー・ジョルジ(イギリス)を先頭に最終ストレートに突入し、ここからウィーベスがライバルたちを圧倒するスプリント劇を披露した。ウィーベスの後ろについたアレクサンドラ・マンリー(オーストラリア、バイクエクスチェンジ・ジェイコ)が残り200mから先んじて腰を上げると、それを確認したウィーベスも踏み始める。この2人による一騎打ちに持ち込まれると思いきや、追従を許さないスピードでウィーベスが余裕の勝利を掴み取った。
「登りで遅れたたものの、メーガン(ジャストラブ)のおかげで先頭集団に復帰することができた。そして同じく遅れたファイファー(ジョルジ)も残り5kmで追いつき、最後は素晴らしいリードアウトをしてくれた。勝利することができて本当に嬉しい。今日彼女たちが見せてくれた走りを誇りに思う」と、ボーナスタイムにより総合リーダージャージも獲得したウィーベスは喜んだ。
翌日第4ステージも2つの2級山岳を含むアップダウンが続く丘陵ステージ。しかしどれも難易度は低いため、集団スプリントが十分に考えるステージについてウィーベスは「明日もチーム一丸となり勝利を狙いに行く。そして連勝を3に伸ばしたい」と意気込みを語っている。
ウィメンズツアー2022 第3ステージ結果
1位 | ロレーナ・ウィーベス(オランダ、チームDSM) | 2:51:27 |
2位 | アレクサンドラ・マンリー(オーストラリア、バイクエクスチェンジ・ジェイコ) | |
3位 | コリン・ラヴェッキ(アメリカ、ユンボ・ヴィスマ) | |
4位 | シャリ・ボサイト(ベルギー、キャニオン・スラム) | |
5位 | エリーザ・ロンゴボルギーニ(イタリア、トレック・セガフレード) |
個人総合成績
1位 | ロレーナ・ウィーベス(オランダ、チームDSM) | 8:50:27 |
2位 | ソフィア・ベルティツォーロ(イタリア、UAEチームADQ) | 0:13 |
3位 | アレクサンドラ・マンリー(オーストラリア、バイクエクスチェンジ・ジェイコ) | |
4位 | エレーナ・チェッキーニ(イタリア、SDワークス) | 0:14 |
5位 | シャリ・ボサイト(ベルギー、キャニオン・スラム) | 0:16 |
その他の特別賞
ポイント賞 | ロレーナ・ウィーベス(オランダ、チームDSM) |
山岳賞 | クリスティーヌ・マジュラス(ルクセンブルク、SDワークス) |
チーム総合成績 | キャニオン・スラム |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
photo:CorVos
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