2022/05/09(月) - 11:23
「最強のチームが僕に自信を与え、同時に負ける言い訳を奪いとった」とは、ジロ・デ・イタリア第3ステージを制したマーク・カヴェンディッシュ(イギリス、クイックステップ・アルファヴィニル)の言葉。惜しくも敗れたデマールやガビリアなど、白熱のスプリントを繰り広げた選手たちのコメントを紹介します。
ステージ1位:マーク・カヴェンディッシュ(イギリス、クイックステップ・アルファヴィニル)
レース直後インタビュー
とても嬉しいよ。最初のスプリントステージでどうしても結果が欲しかった。それを実現できて本当に嬉しいよ。僕らはスプリントと登りで勝利を狙う2つのチームで戦っている。だが今日は登りステージが主戦場であるはずのピーター・セリーたちが力を貸してくれた。感謝したい。
風の強かった残り10〜15km地点からバッレリーニが1人で先頭を牽き、ラスト1kmからファンレルベルフとモルコフが素晴らしいリードアウトを見せてくれた。ファンレルベルフが先頭に出てモルコフが冷静に僕を運んでくれた。残り300mと遠い位置からのスプリントとなったが、勝利に向けて踏み続けた。あれほどの風の中よく最後までスピードが維持できたと自分でも思っている。
表彰台後インタビュー
僕と同じぐらい強く、速い選手はいる。しかし強さと速さがそのまま勝利に繋がるわけではない。僕は強くも速くもないが勝つことができる。カレブは速く、ファビオ(ヤコブセン)は強い。しかし彼らとて毎回勝てるわけじゃないんだ。
スプリントはチェスみたいなもの。どうすればレースで勝てるか、頭を使って考えなければならない。この強いチームは僕に自信を与えてくれる。そして勝利は僕に懸かっており、最強チームに囲まれた僕に言い訳できる余地はない。ここまでファビオみたいにフルチームが与えられていなかったんだ。強い味方が揃うこのジロは走っていて本当に気持ちがいいね。
ここに戻ってくることができて嬉しい。イタリアが好きだし、ジロも好きだ。ジロとは相性が良いみたいだね。今日の勝利が本当に嬉しいよ。
ステージ2位:アルノー・デマール(フランス、グルパマ・エフデジ)
みんなの脚がフレッシュのなか、とても速いレースだった。残り50mでジャコポ・グアルニエーリの後ろにつくことができ、その後はカヴェンディッシュの背後を取った。しかし難しいスプリントになり、あれ以上は何もできなかった。スプリントを開始するのが少し早すぎたみたいだ。もう少しスリップストリームの中で待つべきだった。パワフルなスプリントだった。2位は悔しい結果だが、ここはジロ・デ・イタリアだ。まだまだ勝利のチャンスはやってくる。リードアウトは上手く行っていたし、位置取りには満足しているよ。
ステージ3位:フェルナンド・ガビリア(コロンビア、UAEチームエミレーツ)
厳しく速いスプリントだった。勝利を目指し、ベストを尽くすことができた。チームの働きは素晴らしく、僕を集団先頭で守ってくれた。今日のレースには満足しているものの、次の機会で勝利を掴めるよう頑張りたい。
ステージ4位:ビニヤム・ギルマイ(エリトリア、アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ)
初めてのグランツールが信じられない形で幕開けた。世界トップのスプリンターたち相手に4位という結果は満足。また、素晴らしい走りでアシストしてくれたチームメイトに感謝したい。
ステージ8位:カレブ・ユアン(オーストラリア、ロット・スーダル)
集団の後ろからスプリントせざるを得なかった。とても残念だよ。だが脚の感触は良く、これから巡ってくるチャンスに向けて集中していきたい。
マリアローザ:マチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・フェニックス)
チーム一丸となって走ることできた。良いリードアウトが作れたものの、エーススプリンターであるマレツコが最後のラウンドアバウトで位置を下げ、スプリントでも囲まれてしまった。そんな中でもチームメイトは良い走りを見せてくれた。
マリアローザを着てイタリアに迎えることができて嬉しいし、ここハンガリーでの数日間は素晴らしかった。イタリアでもこのピンクジャージを存分に楽しみたい。
マリアアッズーラ:リック・ツァベル(ドイツ、イスラエル・プレミアテック)
火曜日(第4ステージ)にエトナ山が待ち受けているので、このジャージを楽しめるのはあと1日。だから僕の本来の役割であるスプリントトレインに集中し、ジャコモ(ニッツォーロ)にステージ優勝させたい。
text:Sotaro.Arakawa
ステージ1位:マーク・カヴェンディッシュ(イギリス、クイックステップ・アルファヴィニル)
レース直後インタビュー
とても嬉しいよ。最初のスプリントステージでどうしても結果が欲しかった。それを実現できて本当に嬉しいよ。僕らはスプリントと登りで勝利を狙う2つのチームで戦っている。だが今日は登りステージが主戦場であるはずのピーター・セリーたちが力を貸してくれた。感謝したい。
風の強かった残り10〜15km地点からバッレリーニが1人で先頭を牽き、ラスト1kmからファンレルベルフとモルコフが素晴らしいリードアウトを見せてくれた。ファンレルベルフが先頭に出てモルコフが冷静に僕を運んでくれた。残り300mと遠い位置からのスプリントとなったが、勝利に向けて踏み続けた。あれほどの風の中よく最後までスピードが維持できたと自分でも思っている。
表彰台後インタビュー
僕と同じぐらい強く、速い選手はいる。しかし強さと速さがそのまま勝利に繋がるわけではない。僕は強くも速くもないが勝つことができる。カレブは速く、ファビオ(ヤコブセン)は強い。しかし彼らとて毎回勝てるわけじゃないんだ。
スプリントはチェスみたいなもの。どうすればレースで勝てるか、頭を使って考えなければならない。この強いチームは僕に自信を与えてくれる。そして勝利は僕に懸かっており、最強チームに囲まれた僕に言い訳できる余地はない。ここまでファビオみたいにフルチームが与えられていなかったんだ。強い味方が揃うこのジロは走っていて本当に気持ちがいいね。
ここに戻ってくることができて嬉しい。イタリアが好きだし、ジロも好きだ。ジロとは相性が良いみたいだね。今日の勝利が本当に嬉しいよ。
ステージ2位:アルノー・デマール(フランス、グルパマ・エフデジ)
みんなの脚がフレッシュのなか、とても速いレースだった。残り50mでジャコポ・グアルニエーリの後ろにつくことができ、その後はカヴェンディッシュの背後を取った。しかし難しいスプリントになり、あれ以上は何もできなかった。スプリントを開始するのが少し早すぎたみたいだ。もう少しスリップストリームの中で待つべきだった。パワフルなスプリントだった。2位は悔しい結果だが、ここはジロ・デ・イタリアだ。まだまだ勝利のチャンスはやってくる。リードアウトは上手く行っていたし、位置取りには満足しているよ。
ステージ3位:フェルナンド・ガビリア(コロンビア、UAEチームエミレーツ)
厳しく速いスプリントだった。勝利を目指し、ベストを尽くすことができた。チームの働きは素晴らしく、僕を集団先頭で守ってくれた。今日のレースには満足しているものの、次の機会で勝利を掴めるよう頑張りたい。
ステージ4位:ビニヤム・ギルマイ(エリトリア、アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ)
初めてのグランツールが信じられない形で幕開けた。世界トップのスプリンターたち相手に4位という結果は満足。また、素晴らしい走りでアシストしてくれたチームメイトに感謝したい。
ステージ8位:カレブ・ユアン(オーストラリア、ロット・スーダル)
集団の後ろからスプリントせざるを得なかった。とても残念だよ。だが脚の感触は良く、これから巡ってくるチャンスに向けて集中していきたい。
マリアローザ:マチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・フェニックス)
チーム一丸となって走ることできた。良いリードアウトが作れたものの、エーススプリンターであるマレツコが最後のラウンドアバウトで位置を下げ、スプリントでも囲まれてしまった。そんな中でもチームメイトは良い走りを見せてくれた。
マリアローザを着てイタリアに迎えることができて嬉しいし、ここハンガリーでの数日間は素晴らしかった。イタリアでもこのピンクジャージを存分に楽しみたい。
マリアアッズーラ:リック・ツァベル(ドイツ、イスラエル・プレミアテック)
火曜日(第4ステージ)にエトナ山が待ち受けているので、このジャージを楽しめるのはあと1日。だから僕の本来の役割であるスプリントトレインに集中し、ジャコモ(ニッツォーロ)にステージ優勝させたい。
text:Sotaro.Arakawa
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