2022/03/28(月) - 02:38
青空の下、2022年の開幕戦を迎えたJプロツアーは、マトリックスパワータグが圧倒。序盤に形成された先頭集団から小林海とレオネル・キンテロが最後まで逃げ切り、さらに後方集団から追い上げたフランシスコ・マンセボが続いて1-2-3フィニッシュを決めた。
昨年優勝のマトリックスパワータグを先頭にラインナップ photo:Satoru Kato
播磨中央公園ロードレース2日目は、トップカテゴリーのJプロツアーの開幕戦。昨年は史上初のクリテリウムのダブルヘッダーという異例のレースが行われたが、今年は1周7kmに延長されたコースを使用して20周140kmのロードレースでの開幕となった。
前日とうって変わって青空の下スタート photo:Satoru Kato
1周目から13名の集団が先行 photo:Satoru Kato
メイン集団は逃げ集団を見送る photo:Satoru Kato
前日の大雨から一転して快晴の下スタートしたレースは、1周目から動きを見せた。13名の先頭集団が形成され、3周目にはメイン集団との差を1分30秒まで広げる。
先頭集団はその後10名まで減るものの、ラップタイムは10分40秒台から50秒台のペースで周回を重ねる。一方、追走するメイン集団はチームブリヂストンサイクリングが中心となってコントロールするものの、ラップタイムは11分台まで落ちる周回もあり、先頭集団との差はレース中盤までに2分近くまで広がる。
橋本英也を先頭にチームブリヂストンサイクリングがメイン集団を牽引 photo:Satoru Kato
10周目に入るとメイン集団が一気にペースアップ。11周目には先頭集団との差を40秒まで縮める。この動きでメイン集団は分断され、コントロールしていたチームブリヂストンサイクリングが牽引を止めたこともあって、14周目には再び2分30秒まで差が開く。
先頭集団は終盤までに6名に絞られた photo:Satoru Kato
勝ち逃げが濃厚になった先頭集団では終盤までに人数が絞られ、レオネル・キンテロ、安原大貴、小林海(以上マトリックスパワータグ)、沢田時(チームブリヂストンサイクリング)、横山航太(シマノレーシング)、渡邊翔太郎(愛三工業レーシングチーム)の6名が残った。
残り3周、小林海とレオネル・キンテロ(共にマトリックスパワータグ)がフィニッシュを目指す photo:Satoru Kato
メイン集団から追走に出た松田祥位(チームブリヂストンサイクリング)とフランシスコ・マンセボ(マトリックスパワータグ) photo:Satoru Kato
先頭から遅れた第2集団に追いついたフランシスコ・マンセボ(マトリックスパワータグ) photo:Satoru Kato
残り4周、キンテロ、小林、沢田の3名が先行。さらにキンテロと小林は沢田を振り切り、2名でフィニッシュを目指す。沢田は遅れた横山、渡邊、安原らの集団に合流するも、先行したマトリックスパワータグの2名との差は1分以上まで開き、勝負は決定的に。そこに後方集団から追走してきたフランシスコ・マンセボ(マトリックスパワータグ)が、残り2周で合流。マンセボは沢田らを振り切り、単独で前を追っていく。
残り2周 追いついた第2集団を振り切りにかかるフランシスコ・マンセボ(マトリックスパワータグ) photo:Satoru Kato
小林海とレオネル・キンテロ(共にマトリックスパワータグ)が揃ってフィニッシュ photo:Satoru Kato
小林とキンテロは残り2周を逃げ切り、揃ってフィニッシュ。マンセボが3位となり、マトリックスパワータグが表彰台を独占。昨年のチャンピオンチームが圧倒的な力を見せつけた。
「今年の目標のひとつが開幕戦での優勝だった。そのために昨年末から準備してきたので、まずそれを達成できたので嬉しい」と、優勝した小林。
「終盤に6人になったところで、(安原)大貴さんにアタックしてもらって、それに続けて僕がアタックしたら(沢田)時さんとレオ(キンテロ)がついてるだけだったので、この3人で行くことにした。その後レオがアタックしたら時さんが止まっていたので、僕だけがレオに追いつけた。これで勝ったと思った」と、終盤の展開を振り返った。
表彰台独占という上出来すぎる結果については、「今日はこういう形で勝てたけれど、毎回うまく行くわけじゃないし、昨年後半のように追われる立場になると難しくなってくるので、勝てる時に全部勝っておくのが大事だと思う。だから今回の結果は良かったと思う」と、総括した。
表彰式 プレゼンターの安田正義 加東市長(写真左)らと共に記念撮影 photo:Satoru Kato
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播磨中央公園ロードレース2日目は、トップカテゴリーのJプロツアーの開幕戦。昨年は史上初のクリテリウムのダブルヘッダーという異例のレースが行われたが、今年は1周7kmに延長されたコースを使用して20周140kmのロードレースでの開幕となった。
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前日の大雨から一転して快晴の下スタートしたレースは、1周目から動きを見せた。13名の先頭集団が形成され、3周目にはメイン集団との差を1分30秒まで広げる。
先頭集団はその後10名まで減るものの、ラップタイムは10分40秒台から50秒台のペースで周回を重ねる。一方、追走するメイン集団はチームブリヂストンサイクリングが中心となってコントロールするものの、ラップタイムは11分台まで落ちる周回もあり、先頭集団との差はレース中盤までに2分近くまで広がる。
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10周目に入るとメイン集団が一気にペースアップ。11周目には先頭集団との差を40秒まで縮める。この動きでメイン集団は分断され、コントロールしていたチームブリヂストンサイクリングが牽引を止めたこともあって、14周目には再び2分30秒まで差が開く。
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勝ち逃げが濃厚になった先頭集団では終盤までに人数が絞られ、レオネル・キンテロ、安原大貴、小林海(以上マトリックスパワータグ)、沢田時(チームブリヂストンサイクリング)、横山航太(シマノレーシング)、渡邊翔太郎(愛三工業レーシングチーム)の6名が残った。
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残り4周、キンテロ、小林、沢田の3名が先行。さらにキンテロと小林は沢田を振り切り、2名でフィニッシュを目指す。沢田は遅れた横山、渡邊、安原らの集団に合流するも、先行したマトリックスパワータグの2名との差は1分以上まで開き、勝負は決定的に。そこに後方集団から追走してきたフランシスコ・マンセボ(マトリックスパワータグ)が、残り2周で合流。マンセボは沢田らを振り切り、単独で前を追っていく。
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小林とキンテロは残り2周を逃げ切り、揃ってフィニッシュ。マンセボが3位となり、マトリックスパワータグが表彰台を独占。昨年のチャンピオンチームが圧倒的な力を見せつけた。
「今年の目標のひとつが開幕戦での優勝だった。そのために昨年末から準備してきたので、まずそれを達成できたので嬉しい」と、優勝した小林。
「終盤に6人になったところで、(安原)大貴さんにアタックしてもらって、それに続けて僕がアタックしたら(沢田)時さんとレオ(キンテロ)がついてるだけだったので、この3人で行くことにした。その後レオがアタックしたら時さんが止まっていたので、僕だけがレオに追いつけた。これで勝ったと思った」と、終盤の展開を振り返った。
表彰台独占という上出来すぎる結果については、「今日はこういう形で勝てたけれど、毎回うまく行くわけじゃないし、昨年後半のように追われる立場になると難しくなってくるので、勝てる時に全部勝っておくのが大事だと思う。だから今回の結果は良かったと思う」と、総括した。
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Jプロツアー第1戦 播磨中央公園ロードレース 結果(140km)
1位 | 小林 海(マトリックスパワータグ) | 3時間41分21秒 |
2位 | レオネル・キンテロ(マトリックスパワータグ ) | +0秒 |
3位 | フランシスコ・マンセボ(マトリックスパワータグ) | +37秒 |
4位 | 横山航太(シマノレーシング) | +2分9秒 |
5位 | 安原大貴(マトリックスパワータグ) | +2分12秒 |
6位 | 渡邊翔太郎(愛三工業レーシングチーム) | +2分12秒 |
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