2022/03/21(月) - 09:42
北イタリアで開催されたUCI女子ワールドツアー第3戦、トロフェオ・アルフレードビンダ。前回覇者ロンゴボルギーニのアシストから世界王者エリーザ・バルサモ(イタリア、トレック・セガフレード)が集団スプリントを制圧した。
エリーザ・バルサモ(イタリア) をはじめ豪華メンバーを揃えてきたトレック・セガフレード photo:CorVos
2週間前に開催されたストラーデビアンケに続く、UCI女子ワールドツアー第2戦がこのトロフェオ・アルフレードビンダだ。初開催が1974年とワールドツアーの中で最も歴史があるワンデーレースは、北イタリア、ロンバルディアの丘陵地帯を舞台に、コックイオ=トレヴィザーゴからチッティーリオまでの129.4kmを駆け抜ける。後半に4周するオリノ峠(距離3.6km/平均4%)の登りを含むサーキットコースが鍵を握る。
平坦基調のレイアウトのため多くのクラシックレーサーやスプリンターが集結した本大会。トレック・セガフレードからは前回大会を制したエリーザ・ロンゴボルギーニ(イタリア)とスプリンターのエリーザ・バルサモ(イタリア)が揃い、ストラーデビアンケを獲ったSDワークスは元世界王者シャンタル・ブラーク(オランダ)をエースに据えた。
レースは序盤からハイペースで進み、メイン集団から3名が抜け出しを試みるも2分以上のリードは許されない。SDワークスやユンボ・ヴィズマを中心としたプロトンが、逃げが飲み込みながら距離を消化していった。
レース後半からFDJヌーヴェルアキテーヌ・フチュロスコープが展開を作る photo:CorVos
この日はアシストに徹したエリーザ・ロンゴボルギーニ(イタリア、トレック・セガフレード) photo:CorVos
ひと塊となったプロトンで本格的な勝負が始まったのは、1度目のオリノ峠でブローディー・チャップマン(オーストラリア、FDJヌーヴェルアキテーヌ・フチュロスコープ)がアタックを試みてから。
これをSDワークスが引き戻すと、続いてこの大会で過去3位に3度入っているセシリーウトラップ・ルドヴィグ(デンマーク、FDJヌーヴェルアキテーヌ・フチュロスコープ)が飛び出し、スイス王者で欧州個人TT王者のエリーズ・シャベイ(スイス、キャニオン・スラム)らが合流して先頭集団を形成する。しかし、SDワークスによるコントロールを突破することはできず、勝負は集団スプリントに持ち込まれた。
シャンタル・ブラーク(オランダ、SDワークス)の先行で始まったスプリントだったが、伸びたのはロンゴボルギーニのアシストを受けた世界王者バルサモ。時を同じく加速したソフィア・ベルティツォーロ(イタリア、UAEチームADQ)やソラヤ・パラディン(イタリア、キャニオン・スラム)らを抑え、バルサモが右腕を天に突き上げながら先着した。
圧倒的な加速力でスプリントを制したエリーザ・バルサモ(イタリア、トレック・セガフレード) photo:CorVos
イタリア勢がトロフェオ・アルフレードビンダの表彰台を独占 photo:CorVos
「マイヨジョーヌを着て、イタリアの地で勝利を挙げることができた。レース終盤で作戦をスプリントに切り替え、完璧なチームワークで勝利を掴んだ。最後の登りを先頭集団で通過することができれば、得意とするショートスプリントで勝てると思っていた。チームメイトの素晴らしいアシストに感謝する」と、24歳のバルサモは語っている。
2位にベルティツォーロ、3位にパラディンが入ったためイタリア勢が表彰台を独占。バルサモは「イタリアの重要なレースでイタリア人が活躍できたことに喜びを感じる。自分の勝利はもちろん、表彰台に上がった彼女たちに対しても嬉しい気持ちでいっぱいだ」と、イタリア勢による躍進を喜んだ。
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2週間前に開催されたストラーデビアンケに続く、UCI女子ワールドツアー第2戦がこのトロフェオ・アルフレードビンダだ。初開催が1974年とワールドツアーの中で最も歴史があるワンデーレースは、北イタリア、ロンバルディアの丘陵地帯を舞台に、コックイオ=トレヴィザーゴからチッティーリオまでの129.4kmを駆け抜ける。後半に4周するオリノ峠(距離3.6km/平均4%)の登りを含むサーキットコースが鍵を握る。
平坦基調のレイアウトのため多くのクラシックレーサーやスプリンターが集結した本大会。トレック・セガフレードからは前回大会を制したエリーザ・ロンゴボルギーニ(イタリア)とスプリンターのエリーザ・バルサモ(イタリア)が揃い、ストラーデビアンケを獲ったSDワークスは元世界王者シャンタル・ブラーク(オランダ)をエースに据えた。
レースは序盤からハイペースで進み、メイン集団から3名が抜け出しを試みるも2分以上のリードは許されない。SDワークスやユンボ・ヴィズマを中心としたプロトンが、逃げが飲み込みながら距離を消化していった。
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ひと塊となったプロトンで本格的な勝負が始まったのは、1度目のオリノ峠でブローディー・チャップマン(オーストラリア、FDJヌーヴェルアキテーヌ・フチュロスコープ)がアタックを試みてから。
これをSDワークスが引き戻すと、続いてこの大会で過去3位に3度入っているセシリーウトラップ・ルドヴィグ(デンマーク、FDJヌーヴェルアキテーヌ・フチュロスコープ)が飛び出し、スイス王者で欧州個人TT王者のエリーズ・シャベイ(スイス、キャニオン・スラム)らが合流して先頭集団を形成する。しかし、SDワークスによるコントロールを突破することはできず、勝負は集団スプリントに持ち込まれた。
シャンタル・ブラーク(オランダ、SDワークス)の先行で始まったスプリントだったが、伸びたのはロンゴボルギーニのアシストを受けた世界王者バルサモ。時を同じく加速したソフィア・ベルティツォーロ(イタリア、UAEチームADQ)やソラヤ・パラディン(イタリア、キャニオン・スラム)らを抑え、バルサモが右腕を天に突き上げながら先着した。
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「マイヨジョーヌを着て、イタリアの地で勝利を挙げることができた。レース終盤で作戦をスプリントに切り替え、完璧なチームワークで勝利を掴んだ。最後の登りを先頭集団で通過することができれば、得意とするショートスプリントで勝てると思っていた。チームメイトの素晴らしいアシストに感謝する」と、24歳のバルサモは語っている。
2位にベルティツォーロ、3位にパラディンが入ったためイタリア勢が表彰台を独占。バルサモは「イタリアの重要なレースでイタリア人が活躍できたことに喜びを感じる。自分の勝利はもちろん、表彰台に上がった彼女たちに対しても嬉しい気持ちでいっぱいだ」と、イタリア勢による躍進を喜んだ。
トロフェオ・アルフレードビンダ2022結果
1位 | エリーザ・バルサモ(イタリア、トレック・セガフレード) | 3:36:29 |
2位 | ソフィア・ベルティツォーロ(イタリア、UAEチームADQ) | |
3位 | ソラヤ・パラディン(イタリア、キャニオン・スラム) | |
4位 | シャンタル・ブラーク(オランダ、SDワークス) | |
5位 | エレーナ・チェッキーニ(イタリア、SDワークス) | |
6位 | コリン・ラベッキ(アメリカ、ユンボ・ヴィスマ) | |
7位 | エリーズ・シャベイ(スイス、キャニオン・スラム) | |
8位 | シルヴィア・ペルシコ(イタリア、バルカー・トラベル&サービス) | |
9位 | セシリーウトラップ・ルドヴィグ(デンマーク、FDJヌーヴェルアキテーヌ・フチュロスコープ) | |
10位 | アシュリー・モールマン(南アフリカ、SDワークス) |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
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