アンダルシア最終ステージで、序盤に飛び出した19名の中からレナード・ケムナ(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ)が区間優勝。リーダージャージを守ったワウト・プールス(オランダ、バーレーン・ヴィクトリアス)が総合優勝を果たした。
スタートを待つリーダージャージのワウト・プールス(オランダ、バーレーン・ヴィクトリアス) photo:CorVos
スペイン南部の内陸にあるウェサから2級山岳を2つ、中盤の3級山岳を越えながらジグザグに北上し、チクラーナ・デ・セグーラを目指す第68回ブエルタ・ア・アンダルシア(UCI2.Pro)第5ステージ。146.4kmコースの最後に登坂距離6.4km/平均勾配5.6%の2級山岳チクラーナ・デ・セグーラを駆け上がるこの日は、スタート直後から始まる登坂で大きな動きが生まれた。
20km地点で逃げたのは、前日に総合首位から陥落したアレッサンドロ・コーヴィ(イタリア、UAEチームエミレーツ)や第3ステージの勝者マグナス・シェフィールド(アメリカ、イネオス・グレナディアーズ)、ボーラ・ハンスグローエのエマヌエル・ブッフマンとレナード・ケムナ(共にドイツ)など実力者を含む19名。総合首位プールスを擁し、メイン集団をコントロールするバーレーン・ヴィクトリアスは逃げに総合優勝を脅かす選手が入っていなかったため引き戻す意思は見せなかった。
何度もアタックを仕掛け、飛び出す選手にブリッジをかけたアレッサンドロ・コーヴィ(イタリア、UAEチームエミレーツ) photo:CorVos
メイン集団をコントロールしたリーダージャージのバーレーン・ヴィクトリアス photo:CorVos
1分〜3分差でリードを保ちながら進む逃げグループでは、ブッフマンやジミー・ヤンセンス(ベルギー、アルペシン・フェニックス)、ロレンツォ・フォルトゥナート(イタリア、エオーロ・コメタ)の3人が残り42km地点の3級山岳でアタック。しかしこの動きはすぐに吸収され、19名のままフィニッシュが待つ2級山岳チクラーナ・デ・セグーラに向けて距離を減らしていった。
平均勾配5.6%のセグーラ峠に逃げ集団が突入すると、残り5km地点でセラーノ・ゴンサロ(スペイン、モビスター)が飛び出し、コーヴィがマークする。続いてブッフマンがシッティングのままペースを上げ、遅れ始める選手も現れ始めた残り3kmでケムナがアタックを成功させた。
この動きにコーヴィはつくことができず、唯一集団から追いついたのは昨年ジロ・デ・イタリアのゾンコランステージを制したロレンツォ・フォルトゥナート(イタリア、エオーロ・コメタ)だけ。2人がローテーションを組み、後方集団からリードを広げていく。チクラーナ・デ・セグーラの市街地に入り更にペースを上げたケムナが、フォルトゥナートを引き離してフィニッシュラインに飛び込んだ。
レナード・ケムナ(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ)3kmで飛び出した photo:CorVos
独走でフィニッシュラインを越えたレナード・ケムナ(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ) photo:CorVos
「チームとして勝利に向かって積極的なレースができた。序盤からアタックが繰り広げられるスーパーハードなステージだったが、僕含めチームの3人が逃げ集団に入ることができた。そして最後は戦略的な仕掛けから勝利を掴み取った。ラスト数メートルは本当に苦しかったが、勝つことができて嬉しいよ」。これまでツール・ド・フランスの区間優勝など勝利を上げてきた25歳のケムナは、そう振り返った。
約1分半後にやってきたメイン集団では、総合勢には大きな動きもなくサイモン・イェーツ(イギリス、バイクエクスチェンジ・ジェイコ)が先着。その1秒後にフィニッシュしたプールスが第68回大会の総合優勝に輝いた。
「今日のレース展開とリーダージャージを守ることができて本当に嬉しい。 シーズン序盤に区間優勝と総合優勝が出来たなんて、残りのシーズンに向けて自信に繋がる。サポートしてくれた全ての人に感謝して、次戦のパリ〜ニースでまた会おう」と、2016年ボルタ・ア・ラ・コムニタ・バレンシアナ以来となるステージレース総合優勝を喜んでいる。
プロ4勝目を挙げたレナード・ケムナ(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ) photo:CorVos
総合優勝に輝いたワウト・プールス(オランダ、バーレーン・ヴィクトリアス) photo:CorVos

スペイン南部の内陸にあるウェサから2級山岳を2つ、中盤の3級山岳を越えながらジグザグに北上し、チクラーナ・デ・セグーラを目指す第68回ブエルタ・ア・アンダルシア(UCI2.Pro)第5ステージ。146.4kmコースの最後に登坂距離6.4km/平均勾配5.6%の2級山岳チクラーナ・デ・セグーラを駆け上がるこの日は、スタート直後から始まる登坂で大きな動きが生まれた。
20km地点で逃げたのは、前日に総合首位から陥落したアレッサンドロ・コーヴィ(イタリア、UAEチームエミレーツ)や第3ステージの勝者マグナス・シェフィールド(アメリカ、イネオス・グレナディアーズ)、ボーラ・ハンスグローエのエマヌエル・ブッフマンとレナード・ケムナ(共にドイツ)など実力者を含む19名。総合首位プールスを擁し、メイン集団をコントロールするバーレーン・ヴィクトリアスは逃げに総合優勝を脅かす選手が入っていなかったため引き戻す意思は見せなかった。


1分〜3分差でリードを保ちながら進む逃げグループでは、ブッフマンやジミー・ヤンセンス(ベルギー、アルペシン・フェニックス)、ロレンツォ・フォルトゥナート(イタリア、エオーロ・コメタ)の3人が残り42km地点の3級山岳でアタック。しかしこの動きはすぐに吸収され、19名のままフィニッシュが待つ2級山岳チクラーナ・デ・セグーラに向けて距離を減らしていった。
平均勾配5.6%のセグーラ峠に逃げ集団が突入すると、残り5km地点でセラーノ・ゴンサロ(スペイン、モビスター)が飛び出し、コーヴィがマークする。続いてブッフマンがシッティングのままペースを上げ、遅れ始める選手も現れ始めた残り3kmでケムナがアタックを成功させた。
この動きにコーヴィはつくことができず、唯一集団から追いついたのは昨年ジロ・デ・イタリアのゾンコランステージを制したロレンツォ・フォルトゥナート(イタリア、エオーロ・コメタ)だけ。2人がローテーションを組み、後方集団からリードを広げていく。チクラーナ・デ・セグーラの市街地に入り更にペースを上げたケムナが、フォルトゥナートを引き離してフィニッシュラインに飛び込んだ。


「チームとして勝利に向かって積極的なレースができた。序盤からアタックが繰り広げられるスーパーハードなステージだったが、僕含めチームの3人が逃げ集団に入ることができた。そして最後は戦略的な仕掛けから勝利を掴み取った。ラスト数メートルは本当に苦しかったが、勝つことができて嬉しいよ」。これまでツール・ド・フランスの区間優勝など勝利を上げてきた25歳のケムナは、そう振り返った。
約1分半後にやってきたメイン集団では、総合勢には大きな動きもなくサイモン・イェーツ(イギリス、バイクエクスチェンジ・ジェイコ)が先着。その1秒後にフィニッシュしたプールスが第68回大会の総合優勝に輝いた。
「今日のレース展開とリーダージャージを守ることができて本当に嬉しい。 シーズン序盤に区間優勝と総合優勝が出来たなんて、残りのシーズンに向けて自信に繋がる。サポートしてくれた全ての人に感謝して、次戦のパリ〜ニースでまた会おう」と、2016年ボルタ・ア・ラ・コムニタ・バレンシアナ以来となるステージレース総合優勝を喜んでいる。


ブエルタ・ア・アンダルシア2022第5ステージ結果
1位 | レナード・ケムナ(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ) | 3:43:05 |
2位 | ロレンツォ・フォルトゥナート(イタリア、エオーロ・コメタ) | 0:04 |
3位 | アレッサンドロ・コーヴィ(イタリア、UAEチームエミレーツ) | 0:10 |
4位 | マグナス・シェフィールド(アメリカ、イネオス・グレナディアーズ) | 0:12 |
5位 | セラーノ・ゴンサロ(スペイン、モビスター) | 0:25 |
6位 | エマヌエル・ブッフマン(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ) | 0:26 |
7位 | ステファノ・オルダーニ(イタリア、アルペシン・フェニックス) | |
8位 | シモーネ・ヴェラスコ(イタリア、アスタナカザフスタン) | 0:29 |
9位 | フロリス・デティエ(ベルギー、アルペシン・フェニックス) | 0:39 |
10位 | オリヴェル・ナーセン(ポルトガル、AG2Rシトロエン) | 0:49 |
個人総合成績
1位 | ワウト・プールス(オランダ、バーレーン・ヴィクトリアス) | 20:51:27 |
2位 | クリスティアン・ロドリゲス(スペイン、トタルエネルジー) | 0:14 |
3位 | ミゲルアンヘル・ロペス(コロンビア、アスタナカザフスタン) | 0:15 |
4位 | カルロス・ロドリゲス(スペイン、イネオス・グレナディアーズ) | 0:19 |
5位 | サイモン・イェーツ(イギリス、バイクエクスチェンジ・ジェイコ) | 0:20 |
6位 | ジャック・ヘイグ(オーストラリア、バーレーン・ヴィクトリアス) | 0:22 |
7位 | ベン・オコーナー(オーストラリア、AG2Rシトロエン) | 0:26 |
8位 | マウリ・ファンセヴェナント(ベルギー、クイックステップ・アルファヴィニル) | 0:32 |
9位 | アレクセイ・ルツェンコ(カザフスタン、アスタナカザフスタン) | 0:34 |
10位 | イバン・ソーサ(コロンビア、モビスター) | 0:39 |
その他特別賞
山岳賞 | ヨン・バレネチェア(スペイン、カハルラル・セグロスRGA) |
ポイント賞 | アレッサンドロ・コーヴィ(イタリア、UAEチームエミレーツ) |
チーム総合成績 | アスタナカザフスタン |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
photo:CorVos
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