2022/01/27(木) - 10:06
シーズンインの名物レース、チャレンジマヨルカが開幕した。ビッグネーム勢や小山智也と石原悠希(ハバ・キウィ・アトランティコ)が出場した山岳レースで、ブランドン・マクナルティ(アメリカ、UAEチームエミレーツ)が圧巻の独走勝利を飾った。
欧州ロードレースカレンダーの開幕を告げるチャレンジマヨルカが開幕 photo:CorVos
欧州ロードレースカレンダーの開幕を告げる「チャレンジマヨルカ」が1月26日に開幕した。その名の通りスペインのマヨルカ島を舞台にし、UCI(国際自転車競技連合)クラス1のワンデーレースが4つ連なったレースシリーズ。コースに合わせて出場選手が毎日入れ替わることが特徴だ。
昨年はコロナ禍の延期によって5月開催となったものの、今年は例年通りの1月開催に。さらに2日目の「トロフェオ・アルクディア」が2014年以来に復活したため合計5日間にボリュームアップを果たしている。
10のワールドツアーチームが集結した開幕日の「トロフェオ・カルビア(距離154km)」は、最初から最後までアップダウンが連続する総獲得標高3,000mオーバーの山岳レース。アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター)が現役最終シーズンをスタートさせたほか、ワレン・バルギル(フランス、アルケア・サムシック)やティム・ウェレンス(ベルギー、ロット・スーダル)、パトリック・コンラッド(オーストリア、ボーラ・ハンスグローエ)、マイケル・マシューズ(オーストラリア、バイクエクスチェンジ・ジェイコ)といった面々が集結。また、18歳のネオプロであるキアン・アイデブルックス(ベルギー、ボーラ・ハンスグローエ)がデビューを飾り、小山智也と石原悠希(ハバ・キウィ・アトランティコ)もバレンシアナから連戦出場を果たした。
現役最終シーズンを開幕させたアレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター) photo:CorVos
注目のキアン・アイデブルックス(ベルギー、ボーラ・ハンスグローエ)が精鋭揃いの先頭グループに入る photo:CorVos
山岳コースを逃げるブランドン・マクナルティ(アメリカ、UAEチームエミレーツ) photo:CorVos
この日はスプリントポイントをきっかけに生まれた3名の逃げが生まれ、モビスターとロット・スーダルがメイン集団のコントロールを開始したことで72kmを残して捉えられる。続いてアイデブルックスやウェレンスらが入った新しい逃げグループが生まれ、その中からブランドン・マクナルティ(アメリカ、UAEチームエミレーツ)が飛び出した。
「アップダウンだらけのコースなので、一度逃げることができれば追走は難しいと思っていた」と言うマクナルティが、フィニッシュまで65kmを残して独走を開始する。追走グループにはバルベルデたちが合流したものの、1分先を逃げるマクナルティとの差を詰めることはできなかった。
65kmに及ぶ独走を成功させたブランドン・マクナルティ(アメリカ、UAEチームエミレーツ) photo:CorVos
追走グループではジョエル・ズーター(スイス、UAEチームエミレーツ)が先着 photo:CorVos
最後の登坂頂上(フィニッシュまで13km)でも1分18秒差を維持したマクナルティは、そのままフィニッシュラインへと到達。東京オリンピックのロードレースで6位に入った23歳が、2020年のチーム加入後初勝利を2022年初戦で挙げることに成功した。
1分17秒遅れの追走グループ内ではUAE新加入のジョエル・ズーター(スイス)が先着し、UAEがワンツー達成。ウェレンスは4位、サイモン・クラーク(オーストラリア、イスラエル・プレミアテック)は5位、バルバルデは6位に入り、順調な仕上がりぶりを見せている。
また、小山はダウンヒル中の落車によってDNF。SNSによれば幸い大事には至っていないようだ。
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欧州ロードレースカレンダーの開幕を告げる「チャレンジマヨルカ」が1月26日に開幕した。その名の通りスペインのマヨルカ島を舞台にし、UCI(国際自転車競技連合)クラス1のワンデーレースが4つ連なったレースシリーズ。コースに合わせて出場選手が毎日入れ替わることが特徴だ。
昨年はコロナ禍の延期によって5月開催となったものの、今年は例年通りの1月開催に。さらに2日目の「トロフェオ・アルクディア」が2014年以来に復活したため合計5日間にボリュームアップを果たしている。
10のワールドツアーチームが集結した開幕日の「トロフェオ・カルビア(距離154km)」は、最初から最後までアップダウンが連続する総獲得標高3,000mオーバーの山岳レース。アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター)が現役最終シーズンをスタートさせたほか、ワレン・バルギル(フランス、アルケア・サムシック)やティム・ウェレンス(ベルギー、ロット・スーダル)、パトリック・コンラッド(オーストリア、ボーラ・ハンスグローエ)、マイケル・マシューズ(オーストラリア、バイクエクスチェンジ・ジェイコ)といった面々が集結。また、18歳のネオプロであるキアン・アイデブルックス(ベルギー、ボーラ・ハンスグローエ)がデビューを飾り、小山智也と石原悠希(ハバ・キウィ・アトランティコ)もバレンシアナから連戦出場を果たした。
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この日はスプリントポイントをきっかけに生まれた3名の逃げが生まれ、モビスターとロット・スーダルがメイン集団のコントロールを開始したことで72kmを残して捉えられる。続いてアイデブルックスやウェレンスらが入った新しい逃げグループが生まれ、その中からブランドン・マクナルティ(アメリカ、UAEチームエミレーツ)が飛び出した。
「アップダウンだらけのコースなので、一度逃げることができれば追走は難しいと思っていた」と言うマクナルティが、フィニッシュまで65kmを残して独走を開始する。追走グループにはバルベルデたちが合流したものの、1分先を逃げるマクナルティとの差を詰めることはできなかった。
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最後の登坂頂上(フィニッシュまで13km)でも1分18秒差を維持したマクナルティは、そのままフィニッシュラインへと到達。東京オリンピックのロードレースで6位に入った23歳が、2020年のチーム加入後初勝利を2022年初戦で挙げることに成功した。
1分17秒遅れの追走グループ内ではUAE新加入のジョエル・ズーター(スイス)が先着し、UAEがワンツー達成。ウェレンスは4位、サイモン・クラーク(オーストラリア、イスラエル・プレミアテック)は5位、バルバルデは6位に入り、順調な仕上がりぶりを見せている。
また、小山はダウンヒル中の落車によってDNF。SNSによれば幸い大事には至っていないようだ。
トロフェオ・カルビア2022結果
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