シクロクロス全日本選手権、女子エリートレースを制した渡部春雅(明治大学)のバイクにフィーチャー。若き女王の走りを支えたのは、LivのBRAVA ADVANCED PRO 0だった。



渡部春雅(明治大学)と、LivのBRAVA ADVANCED PRO 0渡部春雅(明治大学)と、LivのBRAVA ADVANCED PRO 0 photo:So Isobe
福田咲絵(AX cyclocross team)との接戦を制し、見事シクロクロス全日本女子チャンピオンに輝いた渡部春雅(明治大学)。トレイルランニングやトライアスロン出身で、中学3年の自転車競技転向以降、高校総体のロード&ポイントレース連覇や2019年と2020年のシクロクロス全日本選手権ジュニア連覇などあらゆる種目でタイトルを獲ってきた新チャンピオンは、Liv(リブ)のBRAVA ADVANCED PROを駆りタイトルをもぎ取った。

2021モデルで初登場したLivのフルカーボンシクロクロスBRAVAは、ジャイアントのTCXをベースにカーボンレイアップ調整など各所を女性用に最適化したレーシングCXバイク。Livサポートを受ける渡部は、2021モデルの「BRAVA ADVANCED PRO 0(XSサイズ)」をほぼ市販車仕様のままレース投入している。

コンポーネントは無線電動方式を採用するスラムのFORCE eTap AXSコンポーネントは無線電動方式を採用するスラムのFORCE eTap AXS photo:So Isobe
リアカセットは10-33Tリアカセットは10-33T photo:So Isobeフロントシングル仕様。歯数は38Tだフロントシングル仕様。歯数は38Tだ photo:So Isobe


コンポーネントはスラムのFORCE eTap AXS(フロント38T、リア10-33T)で、ホイールはジャイアントがフックレスカーボンリムを採用したSLR1 42 DISC。ハンドル周りやシートポストもジャイアントのCONTACTシリーズで変更なし。

唯一と思われる変更点はタイヤで、国内で高いシェアを誇るIRCのSERAC。レースコンディションに合わせ、当日にドライレース用のEDGE TUBELESS(32c)に変更したという。なお関係者によれば、今季の幕張クロスでパンクに泣いたため、対策としてTubolightのタイヤインサートを導入しているとのこと。

タイヤはIRCのドライレース用であるSERAC EDGE TUBELESS(32c)タイヤはIRCのドライレース用であるSERAC EDGE TUBELESS(32c) photo:So Isobe
ハンドルも完成車純正品。右側に転倒した影響か、ややブラケットが曲がっているハンドルも完成車純正品。右側に転倒した影響か、ややブラケットが曲がっている photo:So Isobeペダルのみシマノ。XTグレードを使用していたペダルのみシマノ。XTグレードを使用していた

共にBRAVA ADVANCED PRO 0を駆る渡部春雅(明治大学)と福田咲絵(AX cyclocross team)共にBRAVA ADVANCED PRO 0を駆る渡部春雅(明治大学)と福田咲絵(AX cyclocross team) photo:So Isobe
なお、2位に食い込んだ福田も全く同じBRAVA ADVANCED PRO 0を使用。スペアバイクとして用意したパープルグラデーションの「BRAVA ADVANCED PRO 2」もパーツはFORCE eTap AXS仕様に組み替えられていた。

text&photo:So Isobe

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