2021/12/11(土) - 00:47
トラック競技の全日本選手権が、伊豆ベロドロームで開幕した。初日は団体種目と男女エリミネイションの決勝が行われ、男子チームパーシュートではチームブリヂストンサイクリングが圧勝して見せた。
12月10日から13日の4日間に渡り開催されるトラック競技の全日本選手権。会場は東京五輪の舞台となった伊豆ベロドロームの250mバンクだ。五輪用に増設された観客席などの設備は回復作業がほぼ終わっており、塗り直されたブルーバンドに五輪開催の余韻が残るのみだ。
初日はチームパーシュート、チームスプリント、エリミネイションの決勝が行われたほか、オムニアムの予選が行われた。
チームパーシュート チームブリヂストンサイクリングが圧倒的強さを見せる
5チームが出場した男子チームパーシュートの予選では、大学生メンバーと今村駿介で出走したチームブリヂストンサイクリングが4分1秒台をマーク。2位の朝日大学に11秒もの大差をつけた。決勝では山本哲央に代えて五輪代表の橋本英也を加えてスタート。予選のタイム差そのままに数周で朝日大学の背後に迫ったチームブリヂストンサイクリングが追い抜き勝ちを決め、昨年に続き優勝を決めた。
女子は日本学生選抜が出場。予選では4分50秒台だったものの、決勝では日本記録にあと1秒まで迫る4分40秒台をマークして見せた。
チームスプリント ドリームシーカーレーシングチームが昨年の雪辱を晴らす
男子チームスプリント決勝は、ドリームシーカーレーシングチームと、チーム楽天Kドリームス+の対戦となった。深谷知広を新田祐大に代えたドリームシーカーレーシングチームは、予選タイムを上回る43秒台を出して優勝。昨年大会で決勝進出しながらトラブルで優勝を逃した雪辱を晴らす形となった。
女子決勝はチーム楽天Kドリームス+が鹿屋体育大学を下して優勝した。
エリミネイション 男子は今村駿介 女子は鈴木奈央が優勝
男子エリミネイションは、昨年覇者の橋本英也と今村駿介(共にチームブリヂストンサイクリング)、孫崎大樹(スパークルおおいた)の3名となったところで橋本がアタック。この動きで孫崎が除外となり、橋本と今村の同門対決となった。先行した橋本を最終コーナーで捉えた今村が抜いて優勝。チームパーシュートとあわせ、早くも今大会2冠を達成した。
5名が出走した女子は鈴木奈央と内野艶和の楽天Kドリームス+の対決となり、鈴木が内野を下して優勝した。
2日目は、男女スプリント、女子オムニアム、男子マディソン、男子スクラッチの決勝が行われる。大会の模様はYouTubeでのライブ配信が行われる(URLは記事下部のリンクを参照)。
12月10日から13日の4日間に渡り開催されるトラック競技の全日本選手権。会場は東京五輪の舞台となった伊豆ベロドロームの250mバンクだ。五輪用に増設された観客席などの設備は回復作業がほぼ終わっており、塗り直されたブルーバンドに五輪開催の余韻が残るのみだ。
初日はチームパーシュート、チームスプリント、エリミネイションの決勝が行われたほか、オムニアムの予選が行われた。
チームパーシュート チームブリヂストンサイクリングが圧倒的強さを見せる
5チームが出場した男子チームパーシュートの予選では、大学生メンバーと今村駿介で出走したチームブリヂストンサイクリングが4分1秒台をマーク。2位の朝日大学に11秒もの大差をつけた。決勝では山本哲央に代えて五輪代表の橋本英也を加えてスタート。予選のタイム差そのままに数周で朝日大学の背後に迫ったチームブリヂストンサイクリングが追い抜き勝ちを決め、昨年に続き優勝を決めた。
女子は日本学生選抜が出場。予選では4分50秒台だったものの、決勝では日本記録にあと1秒まで迫る4分40秒台をマークして見せた。
チームスプリント ドリームシーカーレーシングチームが昨年の雪辱を晴らす
男子チームスプリント決勝は、ドリームシーカーレーシングチームと、チーム楽天Kドリームス+の対戦となった。深谷知広を新田祐大に代えたドリームシーカーレーシングチームは、予選タイムを上回る43秒台を出して優勝。昨年大会で決勝進出しながらトラブルで優勝を逃した雪辱を晴らす形となった。
女子決勝はチーム楽天Kドリームス+が鹿屋体育大学を下して優勝した。
エリミネイション 男子は今村駿介 女子は鈴木奈央が優勝
男子エリミネイションは、昨年覇者の橋本英也と今村駿介(共にチームブリヂストンサイクリング)、孫崎大樹(スパークルおおいた)の3名となったところで橋本がアタック。この動きで孫崎が除外となり、橋本と今村の同門対決となった。先行した橋本を最終コーナーで捉えた今村が抜いて優勝。チームパーシュートとあわせ、早くも今大会2冠を達成した。
5名が出走した女子は鈴木奈央と内野艶和の楽天Kドリームス+の対決となり、鈴木が内野を下して優勝した。
2日目は、男女スプリント、女子オムニアム、男子マディソン、男子スクラッチの決勝が行われる。大会の模様はYouTubeでのライブ配信が行われる(URLは記事下部のリンクを参照)。
H3
トラック全日本選手権 1日目結果
男子チームパーシュート 結果
1位 | チームブリヂストンサイクリング(橋本、河野、今村、兒島) | 4分1秒059(予選時・決勝追抜き勝ち) |
2位 | 朝日大学(棚瀬、安達、長谷川、山本) | 4分12秒357(予選時) |
3位 | 鹿児島県自転車競技連盟(古谷田、冨尾、都留、原田) | 4分11秒623 |
4位 | 日本大学(岡本、高橋、生野、吉川) | 4分12秒479 |
女子チームパーシュート 結果
1位 | 日本学生選抜(太郎田、岩元、渡部、石田) | 4分40秒487 |
男子チームススプリント 結果(250m×3)
1位 | ドリームシーカーレーシングチーム(長迫、小原、新田) | 43秒931 |
2位 | チーム楽天Kドリームス+(寺崎、松井、菊池) | 45秒008 |
3位 | 日本大学(三浦、三神、伊藤) | 45秒932 |
4位 | 富山県自転車競技連盟(村田、林、中村) | 47秒841 |
女子チームスプリント 結果(250m×3)
1位 | チーム楽天Kドリームス+(梅川、小林、久米) | 49秒802 |
2位 | 鹿屋体育大学(石上、中西、成海) | 53秒676 |
男子エリミネイション 結果
1位 | 今村駿介(チームブリヂストンサイクリング) |
2位 | 橋本英也(チームブリヂストンサイクリング) |
3位 | 孫崎大樹(スパークルおおいたレーシングチーム) |
4位 | 山本哲央(チームブリヂストンサイクリング) |
5位 | 北村翔太(日本体育大学) |
6位 | 荒井佑太(福井県自転車競技連盟) |
女子エリミネインション 結果
1位 | 鈴木奈央(チーム楽天Kドリームス) |
2位 | 内野艶和(チーム楽天Kドリームス) |
3位 | 古山稀絵(チーム楽天Kドリームス) |
4位 | 中村妃智(JPF) |
5位 | 渡部春雅(明治大学) |
text&photo:Satoru Kato
全日本選手権トラック初日の模様(YouTube)
全日本選手権トラック初日の模様(YouTube)
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