2021/12/01(水) - 15:08
ワイ・インターナショナルが毎年開催している社内試乗会にシクロワイアード編集部員もお邪魔した。48社・82ブランドが出展した一大試乗会に登場した新製品をチェック。Vol.3はリドレーやDMTを扱うミズタニ自転車、トレック、デローザをピックアップした。
トレック:超軽量エアロレーサーへ進化したÉmonda SLR
北米を代表する総合バイクブランドであるトレックは、卓越したパフォーマンスと洗練されたルックス、それでいてリーズナブルな価格設定で人気を集めてきたÉmondaシリーズ、同社のレーシングバイクの代名詞でもあるエアロロードのMadoneなどを中心とした試乗車を用意。
中でも特に注目を集めたのが、トレック独自のオーダーシステム、Project oneに用意されたスペシャルカラーのICONテーマを纏った展示バイクたち。パープルマジョーラのAmplified Alchemy、虹色のラメを散りばめたHolographic Diamond Flakeなど、きらびやかなペイントが晴天の埼玉スタジアムに映えた。
レーシングバイクを中心に展示していたトレックだが、もちろんそれだけでなく、今注目を集めているE-BIKEの試乗車も会場には登場。同社のE-BIKEといえば、エンデューロバイクであるSLASHをベースにボッシュ製のユニットを積んだRailシリーズを筆頭にした幅広いラインアップが用意されている。
今回会場に準備されたのはラインアップの中でも初心者にも受け入れられやすいクロスバイクタイプのAllant+ 8 Stagger。通常モデルのAllant+ 8 のフレームをスタッガード形状とすることで、女性にもまたぎやすく、幅広い層のサイクリストに間口を開いた一台となっていた。
デローザ:オールラウンドバイクのMERAKやIDOL、ケーブル内装バイクに役立つ小物も登場
熱心なファンが絶えないイタリアの老舗、デローザ。ほぼロードバイクのみに注力する、古き良きイタリアの工房といった体制を現在に至るまで貫く職人気質のブランドのブースにも多くの人が詰めかけた。
人気を集めていたのは昨年モデルチェンジしたレーシングバイク、MERAKだろう。ケーブルフル内装やドロップドシートステーといった最先端の規格を採用する一方で、デローザらしい雰囲気をしっかりと保つイタリアンバイクだ。
また、エアロロードのSKや、流麗で曲線美溢れるデザインを有したミドルグレードのIDOLなども試乗車を用意。また、テストバイクにアセンブルされているカンパニョーロの最新作、BORA WTO ULTRAなども注目の的だった。更に、2022モデルとして様々な新製品も間もなくお目見えするとのこと。期待して続報を待ちたい。
さらに、地味な柄もメカニックを中心に話題になっていたのがケーブルアウターフィッティングプロテクションと名付けられた製品。これはケーブル内装バイクのアウターケーブルにかぶせるホースで、フレーム内部で発生する音を軽減する小物。フル内装バイク特有の悩みを解決するアイテムとして、人気が集まりそうだ。
ミズタニ自転車:リドレー、DMTや新規取扱開始したMET
ミズタニ自転車がこの日大きく展開したのはリドレーとブロンプトン。リドレーは2021年モデルの試乗車が並んでいたが、ロードの3本柱HELIUM SLX、NOAH FAST、FENIXに加え、グラベル系のKANZOシリーズが注目を集めた。
リドレーの担当である佐野さんが一押しするのはKANZO SPEEDだ。シリーズにはエアロ形状のKANZO AERO、アルミモデルのKANZO Aが用意されている中で、KANZO SPEEDはカーボンモデルでマルチに使えることが魅力とのこと。開発にあたっては舗装路50%、未舗装路50%の走行を想定しているとのことで、舗装率が高い日本の道路事情にぴったりだろう。
石畳での厳しいレースを走るためのロードレーサーや、激しいバトルが繰り広げられるシクロクロスバイクを開発しているリドレー。レースバイクで培ったテクノロジーをベースにアイレットなどで拡張性を持たせていることで、グラベルバイクは遊びの幅が広がる自転車に仕上がっているはずだ。
イタリアンシューズブランドのDMTでは、GK1というオフロードシューズがリリースされている。近年DMTが得意とするニットアッパーにシューレース方式を採用することで、非常に優れたフィット感を実現しているという。シックな見た目はグラベル系のウェアと相性が良さそうだ。
また、同じくイタリアに拠点を構えるヘルメットブランドのMETの製品も展示されていた。METはDMT同様にUAEチームエミレーツをサポートするブランドであり、タデイ・ポガチャルが着用することでお馴染みだ。最新モデルのRivale Mipsなどは注目の製品だ。
ワイ・インターナショナル:輸入代理店も務めるサリス、チポッリーニ
ワイズロードを多店舗展開するワイ・インターナショナルは、幾つかのブランドを取り扱う輸入代理業の顔も持つ。アメリカのホームトレーナー&バイクラックブランドのサリスはその一つであり、スマートトレーナーやローラー台用可動式ベースのMP1が注目のプロダクトだ。
自社取り扱いプロダクトということもあり、プレゼンテーションの際には非常に多くの人が集まったようだ。バーチャルサイクリングソフトの影響もありインドアサイクリングへの馴染みが増している現在は、没入感を高めてくれるMP1のような製品の注目度は高いのだろう。
そしてチポッリーニもそのブランドの一つ。名選手のマリオ・チポッリーニのブランドと言うだけあり、スプリンターの強大なパワーを受け止めてくれそうな骨太の自転車が多くラインアップされている。同時に記事の写真に使っているDOLOMIAという軽量バイクも用意されているため、気になる方は一度ラインアップをチェックしてみてはいかがだろうか。
トレック:超軽量エアロレーサーへ進化したÉmonda SLR
北米を代表する総合バイクブランドであるトレックは、卓越したパフォーマンスと洗練されたルックス、それでいてリーズナブルな価格設定で人気を集めてきたÉmondaシリーズ、同社のレーシングバイクの代名詞でもあるエアロロードのMadoneなどを中心とした試乗車を用意。
中でも特に注目を集めたのが、トレック独自のオーダーシステム、Project oneに用意されたスペシャルカラーのICONテーマを纏った展示バイクたち。パープルマジョーラのAmplified Alchemy、虹色のラメを散りばめたHolographic Diamond Flakeなど、きらびやかなペイントが晴天の埼玉スタジアムに映えた。
レーシングバイクを中心に展示していたトレックだが、もちろんそれだけでなく、今注目を集めているE-BIKEの試乗車も会場には登場。同社のE-BIKEといえば、エンデューロバイクであるSLASHをベースにボッシュ製のユニットを積んだRailシリーズを筆頭にした幅広いラインアップが用意されている。
今回会場に準備されたのはラインアップの中でも初心者にも受け入れられやすいクロスバイクタイプのAllant+ 8 Stagger。通常モデルのAllant+ 8 のフレームをスタッガード形状とすることで、女性にもまたぎやすく、幅広い層のサイクリストに間口を開いた一台となっていた。
デローザ:オールラウンドバイクのMERAKやIDOL、ケーブル内装バイクに役立つ小物も登場
熱心なファンが絶えないイタリアの老舗、デローザ。ほぼロードバイクのみに注力する、古き良きイタリアの工房といった体制を現在に至るまで貫く職人気質のブランドのブースにも多くの人が詰めかけた。
人気を集めていたのは昨年モデルチェンジしたレーシングバイク、MERAKだろう。ケーブルフル内装やドロップドシートステーといった最先端の規格を採用する一方で、デローザらしい雰囲気をしっかりと保つイタリアンバイクだ。
また、エアロロードのSKや、流麗で曲線美溢れるデザインを有したミドルグレードのIDOLなども試乗車を用意。また、テストバイクにアセンブルされているカンパニョーロの最新作、BORA WTO ULTRAなども注目の的だった。更に、2022モデルとして様々な新製品も間もなくお目見えするとのこと。期待して続報を待ちたい。
さらに、地味な柄もメカニックを中心に話題になっていたのがケーブルアウターフィッティングプロテクションと名付けられた製品。これはケーブル内装バイクのアウターケーブルにかぶせるホースで、フレーム内部で発生する音を軽減する小物。フル内装バイク特有の悩みを解決するアイテムとして、人気が集まりそうだ。
ミズタニ自転車:リドレー、DMTや新規取扱開始したMET
ミズタニ自転車がこの日大きく展開したのはリドレーとブロンプトン。リドレーは2021年モデルの試乗車が並んでいたが、ロードの3本柱HELIUM SLX、NOAH FAST、FENIXに加え、グラベル系のKANZOシリーズが注目を集めた。
リドレーの担当である佐野さんが一押しするのはKANZO SPEEDだ。シリーズにはエアロ形状のKANZO AERO、アルミモデルのKANZO Aが用意されている中で、KANZO SPEEDはカーボンモデルでマルチに使えることが魅力とのこと。開発にあたっては舗装路50%、未舗装路50%の走行を想定しているとのことで、舗装率が高い日本の道路事情にぴったりだろう。
石畳での厳しいレースを走るためのロードレーサーや、激しいバトルが繰り広げられるシクロクロスバイクを開発しているリドレー。レースバイクで培ったテクノロジーをベースにアイレットなどで拡張性を持たせていることで、グラベルバイクは遊びの幅が広がる自転車に仕上がっているはずだ。
イタリアンシューズブランドのDMTでは、GK1というオフロードシューズがリリースされている。近年DMTが得意とするニットアッパーにシューレース方式を採用することで、非常に優れたフィット感を実現しているという。シックな見た目はグラベル系のウェアと相性が良さそうだ。
また、同じくイタリアに拠点を構えるヘルメットブランドのMETの製品も展示されていた。METはDMT同様にUAEチームエミレーツをサポートするブランドであり、タデイ・ポガチャルが着用することでお馴染みだ。最新モデルのRivale Mipsなどは注目の製品だ。
ワイ・インターナショナル:輸入代理店も務めるサリス、チポッリーニ
ワイズロードを多店舗展開するワイ・インターナショナルは、幾つかのブランドを取り扱う輸入代理業の顔も持つ。アメリカのホームトレーナー&バイクラックブランドのサリスはその一つであり、スマートトレーナーやローラー台用可動式ベースのMP1が注目のプロダクトだ。
自社取り扱いプロダクトということもあり、プレゼンテーションの際には非常に多くの人が集まったようだ。バーチャルサイクリングソフトの影響もありインドアサイクリングへの馴染みが増している現在は、没入感を高めてくれるMP1のような製品の注目度は高いのだろう。
そしてチポッリーニもそのブランドの一つ。名選手のマリオ・チポッリーニのブランドと言うだけあり、スプリンターの強大なパワーを受け止めてくれそうな骨太の自転車が多くラインアップされている。同時に記事の写真に使っているDOLOMIAという軽量バイクも用意されているため、気になる方は一度ラインアップをチェックしてみてはいかがだろうか。
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