2021/11/08(月) - 12:46
11月6日、7日の2日間に渡り、山梨県笛吹市の境川自転車競技場で「第52回JBCF全日本トラックチャンピオンシップ」が開催された。2日間の模様をフォトレポートする。
2日間に渡り秋空の下開催されたJBCF全日本トラックチャンピオンシップ photo:Satoru Kato
JBCF(一般社団法人 全日本実業団自転車競技連盟)が主催する「JBCFトラックシリーズ」の最終戦となるのが、全日本トラックチャンピオンシップ。昨年に続き、山梨県の境川自転車競技場の400m走路で2日間に渡り開催された。11月にずれ込んでの開催となったものの、2日間共に秋晴れに恵まれ、朝晩は冷え込むものの日中は暖かな日差しの中で競技が行われた。
今回は、トラックの全日本選手権を1ヶ月後に控え、オープン参加の大学生が多数出場。短距離・中距離共に日本大学の活躍が目立った。
団抜きはシエルブルー鹿屋、個抜きは日大・北嶋、ジュニアはリオモ・世古が優勝
男子4kmチームパーシュート 1位 シエルブルー鹿屋(古屋田、冨尾、原田、都留)4分19秒045
男子4km個人追抜き優勝 北嶋桂大(日本大学)4分43秒260
ジュニアユース男子3km個人追抜き優勝 世古眞太郎(リオモ・ベルマーレ・レーシングチーム)3分43秒846 photo:Satoru Kato
女子3km個人追抜き優勝 五味田奈穂(スミタ・エイダイ・パールイズミ・ラバネロ) photo:Satoru Kato
ジュニアユース女子2km個人追抜き 優勝 北林蛍樺(富山県自転車競技連盟) photo:Satoru Kato
チームパーシュート(団体追抜き=団抜き)は、8月の東日本トラックに続き国体鹿児島県代表メンバーを揃えたシエルブルー鹿屋が別格の走りで優勝した。
インディヴィデュアル・パーシュート(個人追抜き=個抜き)では、男子4kmは日本大学の北嶋桂大、ジュニアユース男子3kmは世古眞太郎(リオモ・ベルマーレ・レーシングチーム)が優勝。女子3kmは五味田奈穂(スミタ・エイダイ・パールイズミ・ラバネロ)、ジュニアユース女子2kmは北林蛍樺(富山県自転車競技連盟)が優勝した。
500mTTは石中葵、1kmTTは堀江省吾
女子500mTT 優勝 石中葵(富山県自転車競技連盟) 37秒569
男子1kmTT優勝 堀江省吾(イナーメ信濃山形-EFT)1分6秒266 photo:Satoru Kato
短距離タイムトライアル種目、女子の500mタイムトライアルは、石中葵(富山県自転車競技連盟)が唯一の37秒台をマーク。男子は堀江省吾(イナーメ信濃山形-EFT)が、2位と0.4秒の僅差で優勝した。
男子スプリントは伊藤京介が圧勝 チームスプリント男子は日大が上位独占 女子は富山県車連
男子スプリント決勝 早めに仕掛けた伊藤京介(日本大学)に中井 琢(新潟食料農業大学自転車競技部)が迫る photo:Satoru Kato
男子スプリントは、予選3位の中井琢(新潟県食料農業大学自転車競技部)と、同10位の伊藤京介(日本大学)が決勝で対戦。1本目は早めに仕掛けた伊藤を中井が追い詰めて僅かに届かない好勝負となったものの、2本目では伊藤が仕掛けると中井は追えず、伊藤の優勝が決まった。
男子チームスプリント 優勝 日本大学A (伊藤、三浦、三神)1分16秒418 photo:Satoru Kato
男子チームスプリント 表彰式 photo:Satoru Kato
女子チームスプリント 優勝 富山県自転車競技連盟(石中、北林) 1分0秒938 photo:Satoru Kato
女子チームスプリント 表彰式 photo:Satoru Kato
チームスプリント男子は、3チームをエントリーした日本大学が表彰台を独占。タイムでも他を圧倒した。女子は富山県自転車競技連盟が、スミタ・エイダイ・パールイズミ・ラバネロを1秒差で退けて優勝した。
日大が決勝を占拠した男子ケイリン
男子ケイリン 日本大学対決を制したのは三神遼矢(日本大学 ) photo:Satoru Kato
女子ケイリン 石中葵(富山県自転車競技連盟)が優勝 photo:Satoru Kato
男子ケイリンは、決勝に進出した6名が全て日本大学で占められた。ピンクのラインが形成された決勝レースは三神遼矢が優勝。7位までが日本大学という異例の結果となった。
女子ケイリンは決勝のみが行われ、石中葵(富山県自転車競技連盟)が優勝。チームスプリント、500mタイムトライアルとあわせ、今大会3冠を達成した。
スクラッチ、ポイントレース、オムニアムは現役日大生とOBが活躍
男子スクラッチ レース終盤単独で飛び出して逃げ切った岡本隼(愛三工業レーシングチーム)
女子スクラッチ 僅差のスプリントを制したのは五味田奈穂(スミタ・エイダイ・パールイズミ・ラバネロ) photo:Satoru Kato
男子ポイントレース 序盤から積極的にポイントを加算していく佐藤健(日本大学)
男子ポイントレース レース中盤の逃げで大きくリードした冨尾大地(シエルブルー鹿屋)
男子オムニアム ポイントレース 総合首位の佐藤健(日本大学)が、総合2位の岡本隼(愛三工業レーシングチーム)の後ろにつける photo:Satoru Kato
男子オムニアム 表彰式 photo:Satoru Katoスクラッチを制した岡本隼(愛三工業レーシングチーム)とポイントレースを制した佐藤健(日本大学)は、オムニアムでも首位争いを展開。3種目を終えて首位に立った佐藤は、最後のポイントレースでダメ押しのポイント加算に成功し、2位の岡本を突き放す。岡本は原田裕成(シエルブルー鹿屋)の追い上げに一時3位に落ちるものの、ポイントが倍になるフィニッシュを先頭で取って2位を奪回して見せた。
女子スクラッチは五味田奈穂(スミタ・エイダイ・パールイズミ・ラバネロ)が三つ巴のスプリントを僅差で制して優勝。個人追抜きとあわせて今大会2冠を達成した。
各種目の上位選手と表彰式の写真は フォトギャラリーへ。
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JBCF(一般社団法人 全日本実業団自転車競技連盟)が主催する「JBCFトラックシリーズ」の最終戦となるのが、全日本トラックチャンピオンシップ。昨年に続き、山梨県の境川自転車競技場の400m走路で2日間に渡り開催された。11月にずれ込んでの開催となったものの、2日間共に秋晴れに恵まれ、朝晩は冷え込むものの日中は暖かな日差しの中で競技が行われた。
今回は、トラックの全日本選手権を1ヶ月後に控え、オープン参加の大学生が多数出場。短距離・中距離共に日本大学の活躍が目立った。
団抜きはシエルブルー鹿屋、個抜きは日大・北嶋、ジュニアはリオモ・世古が優勝
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チームパーシュート(団体追抜き=団抜き)は、8月の東日本トラックに続き国体鹿児島県代表メンバーを揃えたシエルブルー鹿屋が別格の走りで優勝した。
インディヴィデュアル・パーシュート(個人追抜き=個抜き)では、男子4kmは日本大学の北嶋桂大、ジュニアユース男子3kmは世古眞太郎(リオモ・ベルマーレ・レーシングチーム)が優勝。女子3kmは五味田奈穂(スミタ・エイダイ・パールイズミ・ラバネロ)、ジュニアユース女子2kmは北林蛍樺(富山県自転車競技連盟)が優勝した。
500mTTは石中葵、1kmTTは堀江省吾
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短距離タイムトライアル種目、女子の500mタイムトライアルは、石中葵(富山県自転車競技連盟)が唯一の37秒台をマーク。男子は堀江省吾(イナーメ信濃山形-EFT)が、2位と0.4秒の僅差で優勝した。
男子スプリントは伊藤京介が圧勝 チームスプリント男子は日大が上位独占 女子は富山県車連
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男子スプリントは、予選3位の中井琢(新潟県食料農業大学自転車競技部)と、同10位の伊藤京介(日本大学)が決勝で対戦。1本目は早めに仕掛けた伊藤を中井が追い詰めて僅かに届かない好勝負となったものの、2本目では伊藤が仕掛けると中井は追えず、伊藤の優勝が決まった。
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チームスプリント男子は、3チームをエントリーした日本大学が表彰台を独占。タイムでも他を圧倒した。女子は富山県自転車競技連盟が、スミタ・エイダイ・パールイズミ・ラバネロを1秒差で退けて優勝した。
日大が決勝を占拠した男子ケイリン
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男子ケイリンは、決勝に進出した6名が全て日本大学で占められた。ピンクのラインが形成された決勝レースは三神遼矢が優勝。7位までが日本大学という異例の結果となった。
女子ケイリンは決勝のみが行われ、石中葵(富山県自転車競技連盟)が優勝。チームスプリント、500mタイムトライアルとあわせ、今大会3冠を達成した。
スクラッチ、ポイントレース、オムニアムは現役日大生とOBが活躍
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女子スクラッチは五味田奈穂(スミタ・エイダイ・パールイズミ・ラバネロ)が三つ巴のスプリントを僅差で制して優勝。個人追抜きとあわせて今大会2冠を達成した。
各種目の上位選手と表彰式の写真は フォトギャラリーへ。
スプリント ケイリン 結果
男子スプリント (タイムは予選時) | ||
1位 | 伊藤京介(日本大学※オープン参加) | 10秒904 |
2位 | 中井 琢(新潟食料農業大学 自転車競技部) | 10秒634 |
3位 | 村田瑞季(岩井商会レーシング) | 10秒581 |
男子チームスプリント(400m×3) | ||
1位 | 日本大学A ※オープン参加(伊藤、三浦、三神) | 1分16秒418 |
2位 | 日本大学C ※オープン参加(北嶋、高木、邊見) | 1分17秒104 |
3位 | 日本大学B ※オープン参加(角、川上、高橋) | 1分17秒317 |
女子チーム・スプリント(400m×2) | ||
1位 | 富山県自転車競技連盟(石中、北林) | 1分0秒938 |
2位 | スミタ・エイダイ・パールイズミ・ラバネロ(五味田、鈴木) | 1分1秒727 |
3位 | Team ZERO UNO FRONTIER(植田、片山) | 1分4秒202 |
男子ケイリン | 上がり参考タイム | |
1位 | 三神遼矢(日本大学 ※オープン参加) | 11秒499 |
2位 | 伊藤京介(日本大学 ※オープン参加) | |
3位 | 角 宗哉(日本大学 ※オープン参加) | |
女子ケイリン | ||
1位 | 石中 葵(富山県自転車競技連盟) | 13秒451(参考タイム) |
2位 | 中村友紀子(京浜ピストクラブ) | |
3位 | 中本真弥(VC VELOCE) |
タイムトライアル パーシュート(追抜き) 結果
男子1kmタイムトライアル | ||
1位 | 堀江省吾(イナーメ信濃山形-EFT) | 1分6秒266 |
2位 | 大屋健司(岩井商会レーシング) | 1分6秒849 |
3位 | 村田瑞季(岩井商会レーシング) | 1分7秒088 |
女子500mタイムトライアル | ||
1位 | 石中 葵(富山県自転車競技連盟) | 37秒569 |
2位 | 中嶋里美(岩井商会レーシング) | 38秒182 |
3位 | 中本真弥(VC VELOCE) | 40秒799 |
ジュニアユース男子3km個人追抜き | ||
1位 | 世古眞太郎(LEOMO Bellmare Racing Team) | 3分43秒846 |
2位 | 市川悠士(保土ヶ谷高校自転車競技部) | 3分51秒042 |
3位 | 福﨑裕太(昭和学院高等学校※オープン参加) | 3分58秒118 |
男子4km個人追抜き | ||
1位 | 北嶋桂大(日本大学※オープン参加) | 4分43秒260 |
2位 | 原田裕成(CIEL BLEU KANOYA) | 4分44秒018 |
3位 | 松原颯祐(日本体育大学) | 4分46秒687 |
ジュニアユース女子2km個人追抜き | ||
1位 | 北林蛍樺(富山県自転車競技連盟) | 2分__秒___ |
女子3km個人追抜き | ||
1位 | 五味田奈穂(スミタ・エイダイ・パールイズミ・ラバネロ) | 3分__秒__ |
2位 | 橋本優弥(MINOURA大垣レーシング) | 4分__秒__ |
3位 | 菅野愛華(新潟食料農業大学 ※オープン参加) | 4分__秒__ |
男子4kmチームパーシュート | ||
1位 | CIEL BLEU KANOYA ※オープン参加(古屋田、冨尾、原田、都留) | 4分19秒045 |
2位 | イナーメ信濃山形(北澤、篠原、堀江、渡邉) | 4分32秒247 |
3位 | TONY Racing(井上、末岡、宮本、山田) | 4分40秒398 |
スクラッチ ポイントレース オムニアム 結果
男子スクラッチ(10km) | ||
1位 | 岡本 隼(愛三工業レーシングチーム) | 12分27秒07 |
2位 | 中里 仁(Rapha Cycling Club) | |
3位 | 松岡優馬(日本体育大学 ※オープン参加) | |
女子スクラッチ(6km) | ||
1位 | 五味田奈穂(スミタ・エイダイ・パールイズミ・ラバネロ) | 9分17秒798 |
2位 | 橋本優弥(MINOURA大垣レーシング) | |
3位 | 中嶋里美(岩井商会レーシング) | |
男子ポイントレース(30km) | ||
1位 | 佐藤 健(日本大学※オープン参加) | p |
2位 | 中里 仁(Rapha Cycling Club) | p |
3位 | 冨尾大地(CIEL BLEU KANOYA) | p |
男子オムニアム | ||
1位 | 佐藤 健(日本大学 ※オープン参加) | 125p |
2位 | 岡本 隼(愛三工業レーシングチーム) | 113p |
3位 | 原田裕成(CIEL BLEU KANOYA) | 110p |
text&photo:Satoru Kato
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