2021/10/24(日) - 09:02
北米ラウンドを終え、ヨーロッパに戻ったシクロクロスサーキット。スーパープレスティージュ第2戦でエリ・イゼルビット(ベルギー、パウェルスサウゼン・ビンゴール)とデニセ・ベッツェマ(オランダ、パウェルスサウゼン・ビンゴール)が勝利した。
北米ラウンドを終えたシクロクロスのコンチネンタルサーキットはヨーロッパに凱旋。ベルギーはブルージュの南に位置する街ルッデルフォールデでスーパープレスティージュ第2戦が行われた。
小刻みなアップダウンや、長い登りの砂セクションが組み込まれたレースには、渡米を見送りヨーロッパで調整を続けてきたローレンス・スウェーク(ベルギー、パウェルスサウゼン・ビンゴール)やフェリペ・オルツ(スペイン、ブルゴスBH)たちが加わり、あるいはマリアンヌ・フォス(オランダ、ユンボ・ヴィズマ)やマイケル・ファントーレンハウト(ベルギー、パウェルスサウゼン・ビンゴール)など参加を見送る選手も。
フォスや、血液数値の乱れによって翌日ワールドカップでのシーズンインを予定しているセイリン・アルバラード(オランダ、アルペシン・フェニックス)不在の女子エリートレースでスタートダッシュを決めたのは元世界王者のサンヌ・カント(ベルギー、IKOクレラン)だった。
テクニカルなキャンバーが行く手を阻むコースで飛ばすカントには、デニセ・ベッツェマ(オランダ、パウェルスサウゼン・ビンゴール)とインゲ・ファンデルヘイデン(オランダ、777)が追従。3名がトップグループを組み、世界王者ルシンダ・ブラント(オランダ、バロワーズ・トレック・ライオンズ)はその背後で追走を強いられた。
ハイペースを刻む先頭グループからはやがてカントが遅れ、全6周回中の3周目に入るとファンデルヘイデンを引き離したベッツィマが独走体制に。「スタート直後から自分のリズムでレースを走れた。誰かのミスに阻まれることもなかったし、それもアドバンテージになった」と言うベッツィマの勢いが弱まることは最後までなかった。
ワールドカップで熾烈な勝負を繰り広げたフォス不在のレースで、ベッツィマが手堅く今季3勝目を確保。スタートで出遅れてから追走を続けたアンマリー・ワースト(オランダ、777)が2位、好調ぶりを発揮したファンデルヘイデンは3位に食い込んだ。
男子エリート:ヘルマンスを引き離したイゼルビット勝利
スイスチャンピオンであり、ロードレースでは織田聖とチームメイトであるケヴィン・クーン(トルマンス・サーカスCXチーム)のホールショットで幕開けた男子エリートレースは、やがて絶好調のクィンティン・ヘルマンス(ベルギー、トルマンス・サーカスCXチーム)と欧州王者エリ・イゼルビット(ベルギー、パウェルスサウゼン・ビンゴール)が抜け出す形に。宇都宮CXでおなじみのオルツはベルギー/オランダ勢に割り込んで追走グループでのポジションをキープした。
先頭グループを組むヘルマンスとイゼルビットは全9周回中の5周目までランデブーを維持していたものの、ヘルマンスはシケインでのバニーホップに失敗し、さらにチェーンを落としたことで復帰に手間取り脱落。こうして単独先頭となったイゼルビットが、最後までリードを守りきって勝利した。
「絶好調と言える状態ではなく、レース中は体に疲れを感じていたんだ。脚もあまり動かなかったけれど、ヘルマンス以外の全員は同じ状態だったように思う。勝てて嬉しいけれど、明日のW杯はポディウムや、できる限りロスしない走りを心掛けたいと思う」とヘルマンスは話している。
北米ラウンドを終えたシクロクロスのコンチネンタルサーキットはヨーロッパに凱旋。ベルギーはブルージュの南に位置する街ルッデルフォールデでスーパープレスティージュ第2戦が行われた。
小刻みなアップダウンや、長い登りの砂セクションが組み込まれたレースには、渡米を見送りヨーロッパで調整を続けてきたローレンス・スウェーク(ベルギー、パウェルスサウゼン・ビンゴール)やフェリペ・オルツ(スペイン、ブルゴスBH)たちが加わり、あるいはマリアンヌ・フォス(オランダ、ユンボ・ヴィズマ)やマイケル・ファントーレンハウト(ベルギー、パウェルスサウゼン・ビンゴール)など参加を見送る選手も。
フォスや、血液数値の乱れによって翌日ワールドカップでのシーズンインを予定しているセイリン・アルバラード(オランダ、アルペシン・フェニックス)不在の女子エリートレースでスタートダッシュを決めたのは元世界王者のサンヌ・カント(ベルギー、IKOクレラン)だった。
テクニカルなキャンバーが行く手を阻むコースで飛ばすカントには、デニセ・ベッツェマ(オランダ、パウェルスサウゼン・ビンゴール)とインゲ・ファンデルヘイデン(オランダ、777)が追従。3名がトップグループを組み、世界王者ルシンダ・ブラント(オランダ、バロワーズ・トレック・ライオンズ)はその背後で追走を強いられた。
ハイペースを刻む先頭グループからはやがてカントが遅れ、全6周回中の3周目に入るとファンデルヘイデンを引き離したベッツィマが独走体制に。「スタート直後から自分のリズムでレースを走れた。誰かのミスに阻まれることもなかったし、それもアドバンテージになった」と言うベッツィマの勢いが弱まることは最後までなかった。
ワールドカップで熾烈な勝負を繰り広げたフォス不在のレースで、ベッツィマが手堅く今季3勝目を確保。スタートで出遅れてから追走を続けたアンマリー・ワースト(オランダ、777)が2位、好調ぶりを発揮したファンデルヘイデンは3位に食い込んだ。
男子エリート:ヘルマンスを引き離したイゼルビット勝利
スイスチャンピオンであり、ロードレースでは織田聖とチームメイトであるケヴィン・クーン(トルマンス・サーカスCXチーム)のホールショットで幕開けた男子エリートレースは、やがて絶好調のクィンティン・ヘルマンス(ベルギー、トルマンス・サーカスCXチーム)と欧州王者エリ・イゼルビット(ベルギー、パウェルスサウゼン・ビンゴール)が抜け出す形に。宇都宮CXでおなじみのオルツはベルギー/オランダ勢に割り込んで追走グループでのポジションをキープした。
先頭グループを組むヘルマンスとイゼルビットは全9周回中の5周目までランデブーを維持していたものの、ヘルマンスはシケインでのバニーホップに失敗し、さらにチェーンを落としたことで復帰に手間取り脱落。こうして単独先頭となったイゼルビットが、最後までリードを守りきって勝利した。
「絶好調と言える状態ではなく、レース中は体に疲れを感じていたんだ。脚もあまり動かなかったけれど、ヘルマンス以外の全員は同じ状態だったように思う。勝てて嬉しいけれど、明日のW杯はポディウムや、できる限りロスしない走りを心掛けたいと思う」とヘルマンスは話している。
スーパープレスティージュ2021-2022第2戦男子エリート結果
スーパープレスティージュ2021-2022第2戦女子エリート結果
text:So Isobe
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