2021/10/09(土) - 19:24
アレクセイ・ルツェンコ(カザフスタン)が総合7位に入ったアスタナのバイクをピックアップ。イタリアの老舗ウィリエールの軽量オールラウンドモデルのZeroSLR、そして新型のエアロロードFILANTE SLR、TTバイクのTURBINEを使用している。
アスタナの走りを支えたウィリエール ZeroSLR photo:Makoto.AYANO
今ツールではヤコブ・フルサンをエースナンバーに据え、ツールへと挑んだアスタナ・プレミアテック。残念ながらステージでの勝利を挙げることはかなわなかったものの、アレクセイ・ルツェンコが総合7位とシングルリザルトを残した。
そんなアスタナは昨年に引き続き、イタリアの老舗レーシングバイクブランドであるウィリエールをチームバイクに起用する。昨年は全員が軽量オールラウンドモデルの"ZeroSLR"を駆っていたが、今年はニューモデルのエアロロードであるFILANTEを使用する選手の姿も見られた。
アレクサンデル・アランブル(スペイン)はFILANTEを使用していた photo:Makoto AYANO
なんといっても目を惹くのは美しいメタリックブルーのカラーリング。フレーム上半分はクロームブルー、下半分がZERO SLRはブラック、FILANTEはホワイトとされ、ルックス的にも差別化が図られている。
コンポーネントはシマノDURA-ACE DI2で、パワーメーターもクランク型のFC-R9100-Pを使用。対して、ペダルはルックをチョイスしているほか、メインバイクはセラミックスピードのビッグプーリー"OSPW"でカスタム、さらにBBもセラミックスピードを採用していることも大きな特徴だ。
フレームとマッチペイントされた純正のステム一体型ハンドル photo:Makoto AYANO
プロロゴのスクラッチM5 photo:Makoto AYANO
セラミックスピードのOSPWを全員が使用する photo:Makoto AYANO
パワーメーターはFC-R9100-Pを使用 BBはセラミックスピードだ photo:Makoto AYANO
タッチポイントであるコックピットは基本的にフレーム純正のステム一体型ハンドルを使用。フレームと同色のメタリックブルーにマッチペイントされており、グラフィックとしてもまとまりのある仕上がりに。また、サドルはほとんどの選手がプロロゴのスクラッチM5を使用していた。
ホイールはフレンチブランドのコリマを採用。WS32とWS47というハイトの異なる2つのモデルをステージによって使い分ける。加えて、アスタナはカーボンスポーク採用のフラッグシップモデルである"MCC WS+ DX"も用意しており、ここぞという重要なステージで使用していたようだ。タイヤはヴィットリアのCORSAシリーズを使用する。
TTバイクのTURBINE TTバイクにディスクブレーキモデルを採用する photo:Makoto AYANO
"WS TT DX"グレードの3スポーク&ディスクホイール photo:Makoto AYANO
それぞれの選手に最適化されたDHバーを使用 photo:Makoto AYANO
タイムトライアルバイクのTURBINEはディスクブレーキモデルとなっており、レース機材を全てディスクブレーキで統一しているチームでもある。ホイールはフラッグシップモデルである"WS TT DX"グレードの3スポーク&ディスクホイールをアセンブル。フロントホイールは、他チームもブランドロゴを消して採用するほど人気の高いモデルとなっている。
text:Naoki Yasuoka
photo:Makoto AYANO
![アスタナの走りを支えたウィリエール ZeroSLR](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2021/09/21/ayano2021tdf2e-107.jpg)
今ツールではヤコブ・フルサンをエースナンバーに据え、ツールへと挑んだアスタナ・プレミアテック。残念ながらステージでの勝利を挙げることはかなわなかったものの、アレクセイ・ルツェンコが総合7位とシングルリザルトを残した。
そんなアスタナは昨年に引き続き、イタリアの老舗レーシングバイクブランドであるウィリエールをチームバイクに起用する。昨年は全員が軽量オールラウンドモデルの"ZeroSLR"を駆っていたが、今年はニューモデルのエアロロードであるFILANTEを使用する選手の姿も見られた。
![アレクサンデル・アランブル(スペイン)はFILANTEを使用していた](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2021/09/21/ayano2021tdf7e-8.jpg)
なんといっても目を惹くのは美しいメタリックブルーのカラーリング。フレーム上半分はクロームブルー、下半分がZERO SLRはブラック、FILANTEはホワイトとされ、ルックス的にも差別化が図られている。
コンポーネントはシマノDURA-ACE DI2で、パワーメーターもクランク型のFC-R9100-Pを使用。対して、ペダルはルックをチョイスしているほか、メインバイクはセラミックスピードのビッグプーリー"OSPW"でカスタム、さらにBBもセラミックスピードを採用していることも大きな特徴だ。
![フレームとマッチペイントされた純正のステム一体型ハンドル](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2021/09/21/ayano2021tdf7e-4.jpg)
![プロロゴのスクラッチM5](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2021/09/21/ayano2021tdf7e-7.jpg)
![セラミックスピードのOSPWを全員が使用する](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2021/09/21/ayano2021tdf2e-110.jpg)
![パワーメーターはFC-R9100-Pを使用 BBはセラミックスピードだ](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2021/09/21/ayano2021tdf16e-23.jpg)
タッチポイントであるコックピットは基本的にフレーム純正のステム一体型ハンドルを使用。フレームと同色のメタリックブルーにマッチペイントされており、グラフィックとしてもまとまりのある仕上がりに。また、サドルはほとんどの選手がプロロゴのスクラッチM5を使用していた。
ホイールはフレンチブランドのコリマを採用。WS32とWS47というハイトの異なる2つのモデルをステージによって使い分ける。加えて、アスタナはカーボンスポーク採用のフラッグシップモデルである"MCC WS+ DX"も用意しており、ここぞという重要なステージで使用していたようだ。タイヤはヴィットリアのCORSAシリーズを使用する。
![TTバイクのTURBINE TTバイクにディスクブレーキモデルを採用する](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2021/09/21/ayano2021tdf5e-235.jpg)
![](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2021/09/21/ayano2021tdf20e-332.jpg)
![それぞれの選手に最適化されたDHバーを使用](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2021/09/21/ayano2021tdf5e-239-2.jpg)
タイムトライアルバイクのTURBINEはディスクブレーキモデルとなっており、レース機材を全てディスクブレーキで統一しているチームでもある。ホイールはフラッグシップモデルである"WS TT DX"グレードの3スポーク&ディスクホイールをアセンブル。フロントホイールは、他チームもブランドロゴを消して採用するほど人気の高いモデルとなっている。
text:Naoki Yasuoka
photo:Makoto AYANO
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