2021/09/11(土) - 18:01
今回は鮮やかなピンクのグラフィックが映えるEFエデュケーション・NIPPOのバイクをピックアップ。オールラウンダーのSUPERSIX EVOとエアロロードのSYSTEMSIX、新型となるSUPERSLICE EVOを紹介しよう。
今年もリゴベルト・ウラン(コロンビア)をエースに据えツールを戦ったEFエデュケーション・NIPPO。ウランは総合10位とチームリーダーらしい安定感を見せつけた。更に、"The Alt Tour"と称し、全長5510kmのライドへと挑んだラクラン・モートンも、ツールの話題を盛り上げた。
鮮やかなピンクジャージがプロトンの中でも一際目につくEFエデュケーション・NIPPOのメインバイクは今年も変わらずキャノンデール。オールラウンダーのSUPERSIX EVOとエアロロードのSYSTEMSIXの2車種を選手の好みやコースによって乗り分けている。
昨年からロードバイクはディスクブレーキへと移行したEFエデュケーション・NIPPOだが、今年新型のプロトモデルを使用しているTTバイクもディスクブレーキモデルとなり、完全にディスクブレーキ化を果たしたことが大きな変更点と言えるだろう。
コンポーネントはシマノDURA-ACE DI2、ハンドルやステム、ホイールなどはヴィジョン/FSAを使用する。多くの選手がステム一体型のハンドルバー"METRON 5D"をチョイス。注目ポイントはサイクルコンピューターマウントで、3Dプリントされたと思わしきシルバーのアウトフロントマウントを装着していた。
ホイールもヴィジョンのMETRON SLを使用。40mmハイトをメインに使用し、平坦ステージなどエアロを重視する際は55mmハイトを選択していたようだ。タイヤはヴィットリアのCORSAチューブラーを基本としつつ、中にはCORSA TLR(チューブレスレディ)を使用した選手もいた。
チューブレスバルブをアルマイトしているのもEFらしいポイント。リアエンドのダイレクトマウントハンガーと同様、チームカラーのピンクにアルマイトされ、統一感を演出している。なお、ペダルは昨年同様スピードプレイのZERO AERO。
クランク周りはキャノンデールのホログラムSISL2にPower2maxのスパイダー、FSAのチェーンリングという組み合わせが標準的。中にはパワーメーターが搭載せず、ホログラムSISL2のクランクセットもしくはノーマルの5アームスパイダー+FSAチェーンリングという仕様の選手も。
タイムトライアルバイクのSUPERSLICEは、先述した通り今年からディスクブレーキモデルの新SUPERSLICE EVOを使用。前作と比較するとリアトライアングルの造形がボリューミーかつ直線的にになり、SYSTEM SIXに近づいたデザインとなっている。
コックピット周りはヴィジョンで、腕にフィットする形状のMETRON TFEエアロバーを使用。パッドはプロロゴのサドルなどにも使用されるハイグリップ素材のCPCパッドを使用しているのが特長だ。また、セラミックスピードのビッグプーリー"OSPW"を使用していた。
text:Naoki Yasuoka
photo:Makoto AYANO
今年もリゴベルト・ウラン(コロンビア)をエースに据えツールを戦ったEFエデュケーション・NIPPO。ウランは総合10位とチームリーダーらしい安定感を見せつけた。更に、"The Alt Tour"と称し、全長5510kmのライドへと挑んだラクラン・モートンも、ツールの話題を盛り上げた。
鮮やかなピンクジャージがプロトンの中でも一際目につくEFエデュケーション・NIPPOのメインバイクは今年も変わらずキャノンデール。オールラウンダーのSUPERSIX EVOとエアロロードのSYSTEMSIXの2車種を選手の好みやコースによって乗り分けている。
昨年からロードバイクはディスクブレーキへと移行したEFエデュケーション・NIPPOだが、今年新型のプロトモデルを使用しているTTバイクもディスクブレーキモデルとなり、完全にディスクブレーキ化を果たしたことが大きな変更点と言えるだろう。
コンポーネントはシマノDURA-ACE DI2、ハンドルやステム、ホイールなどはヴィジョン/FSAを使用する。多くの選手がステム一体型のハンドルバー"METRON 5D"をチョイス。注目ポイントはサイクルコンピューターマウントで、3Dプリントされたと思わしきシルバーのアウトフロントマウントを装着していた。
ホイールもヴィジョンのMETRON SLを使用。40mmハイトをメインに使用し、平坦ステージなどエアロを重視する際は55mmハイトを選択していたようだ。タイヤはヴィットリアのCORSAチューブラーを基本としつつ、中にはCORSA TLR(チューブレスレディ)を使用した選手もいた。
チューブレスバルブをアルマイトしているのもEFらしいポイント。リアエンドのダイレクトマウントハンガーと同様、チームカラーのピンクにアルマイトされ、統一感を演出している。なお、ペダルは昨年同様スピードプレイのZERO AERO。
クランク周りはキャノンデールのホログラムSISL2にPower2maxのスパイダー、FSAのチェーンリングという組み合わせが標準的。中にはパワーメーターが搭載せず、ホログラムSISL2のクランクセットもしくはノーマルの5アームスパイダー+FSAチェーンリングという仕様の選手も。
タイムトライアルバイクのSUPERSLICEは、先述した通り今年からディスクブレーキモデルの新SUPERSLICE EVOを使用。前作と比較するとリアトライアングルの造形がボリューミーかつ直線的にになり、SYSTEM SIXに近づいたデザインとなっている。
コックピット周りはヴィジョンで、腕にフィットする形状のMETRON TFEエアロバーを使用。パッドはプロロゴのサドルなどにも使用されるハイグリップ素材のCPCパッドを使用しているのが特長だ。また、セラミックスピードのビッグプーリー"OSPW"を使用していた。
text:Naoki Yasuoka
photo:Makoto AYANO
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