2021/08/14(土) - 22:49
長野県松本市の美鈴湖自転車競技場で開催されているインカレのトラック競技2日目は、男女合わせて6種目で決勝が行われた。男子チームスプリントでは中央大学が2019年に続く連覇を達成。4種目を走るオムニアムでは、男子は兒島直樹(日本大学)、女子は太郎田水桜(法政大学)が優勝した。
朝から雲が立ちこめて雨がふり続ける美鈴湖自転車競技場
インカレ2日目も朝から大雨の1日。初日は一時的にやむこともあったが、この日は午後4時の競技終了まで容赦なく大雨が降り続いた。
オムニアム 男子は兒島直樹が逆転優勝 女子は1点差で太郎田水桜が逃げ切る
男子オムニアム/スクラッチ 終盤、牽制から大きくまとまる集団
男子オムニアム/テンポレース 谷内健太(京都産業大学)が序盤からポイントを取っていく
男子オムニアム/エリミネイション 総合首位の谷内健太(京都産業大学、写真左から2番目)が辛うじてエリミネイトを免れる
東京五輪で注目の集まったオムニアム。男子は初日に行われたポイントレースの予選を経て18名が決勝を走った。
スクラッチは西原裕太郎(鹿屋体育大学)、テンポレースは兒島直樹(日本大学)が1位を取るも、両種目で2位となった谷内健太(京都産業大学)が総合首位に立つ。エリミネイションでは棚瀬義大(朝日大学)が兒島を下して1位となり、総合で2位に浮上。谷内112点、棚瀬108点、兒島108点、西原と馬越裕之(中央大学)が100点と、僅差で最後のポイントレースへ。
男子オムニアム/ポイントレース 兒島直樹(日本大学)の動きに谷内健太(京都産業大学)ら総合上位勢が反応
男子オムニアム/ポイントレース 兒島直樹(日本大学)谷内健太(京都産業大学)棚瀬義大(朝日大学)がお互いをマーク
序盤から兒島、棚瀬、谷内がポイントを取り合い、中盤までに1位通過3回で15点を獲得した兒島が暫定首位に立つ。終盤には谷内も1位通過を繰り返し、兒島に1点差まで迫る。しかし残り8周のタイミングで単独アタックを決めた兒島がフィニッシュまで逃げ切り、優勝を決めた。
男子オムニアム 表彰式 男子ポイントレース優勝 兒島直樹 コメント
最初のスクラッチが6位だったので、気合いを入れ直して臨んだテンポレースで1位を取れて、そこから良い流れになりました。最後のポイントレースはアグレッシブな走りが出来たと思います。上位勢がお互いマークし合って逃げさせたく無いと思っていたところ、谷内選手と棚瀬選手をちぎりたかったので最後に1人で抜け出せたのは大きかったです。
本当ならロードも含め4種目制覇を狙ってましたが、個人パーシュートが4位だったので、ロードで優勝して3冠を目指します」
女子オムニアム/テンポレース 太郎田水桜(法政大学)が序盤からポイントを取っていく
女子オムニアム/エリミネイション 最後は石上夢乃(鹿屋体育大学)と太郎田水桜(法政大学)の勝負 l
女子のオムニアムは予選なしの一発決勝で行われた。
スクラッチは石上夢乃(鹿屋体育大学)が僅差で太郎田水桜(法政大学)を下して1位。テンポレースでは終盤に石田唯(早稲田大学)が単独逃げを見せてポイントを取るも、前半にポイントを稼いだ太郎田が逃げ切って1位。エリミネイションでは再び石上と太郎田の勝負となり、石上が1位となる。
女子オムニアム/ポイントレース 太郎田水桜(法政大学)が石田唯(早稲田大学)と石上夢乃(鹿屋体育大学)の動きをマーク
女子オムニアム/ポイントレース ポイントを取りに行く石田唯(早稲田大学)を太郎田水桜(法政大学)がまくりに行く
女子オムニアム/ポイントレース フィニッシュは石上夢乃(鹿屋体育大学)が1位、太郎田水桜(法政大学)が3位
3種目を終えて太郎田と石上が116点で並び、石田が6点差で追いかける状況で最後のポイントレースがスタート。序盤から太郎田が積極的にポイントを取りに行き、前半だけで3回の1位通過を含む20点を加算してリードを広げていく。対して石上も毎週回ポイントを獲得して追従。7ポイント差で迎えた最終周回、ポイントが倍となるフィニッシュで1位10点を加算した石上に対し、太郎田は3位4点にとどまるものの、1点差で辛うじて逃げ切り優勝。前日の3km個人パーシュートに続き2勝目を挙げた。
女子オムニアム 表彰式 女子オムニアム優勝 太郎田水桜コメント
大雨だったので、アップをしっかりして臨んだけれど、走っている最中に冷えてしまって思うような走りが出来ませんでした。ポイントレースは最初の元気なうちに1位5点を取って、最後はもうちょっと余裕をもってゴールしたかったけれど、結果として1点差で勝てましたがヒヤヒヤしながら走っていました。
マディソンが残っているので、今日の疲れを抜いて明日に備えたいと思います」
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インカレ2日目も朝から大雨の1日。初日は一時的にやむこともあったが、この日は午後4時の競技終了まで容赦なく大雨が降り続いた。
オムニアム 男子は兒島直樹が逆転優勝 女子は1点差で太郎田水桜が逃げ切る
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東京五輪で注目の集まったオムニアム。男子は初日に行われたポイントレースの予選を経て18名が決勝を走った。
スクラッチは西原裕太郎(鹿屋体育大学)、テンポレースは兒島直樹(日本大学)が1位を取るも、両種目で2位となった谷内健太(京都産業大学)が総合首位に立つ。エリミネイションでは棚瀬義大(朝日大学)が兒島を下して1位となり、総合で2位に浮上。谷内112点、棚瀬108点、兒島108点、西原と馬越裕之(中央大学)が100点と、僅差で最後のポイントレースへ。
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序盤から兒島、棚瀬、谷内がポイントを取り合い、中盤までに1位通過3回で15点を獲得した兒島が暫定首位に立つ。終盤には谷内も1位通過を繰り返し、兒島に1点差まで迫る。しかし残り8周のタイミングで単独アタックを決めた兒島がフィニッシュまで逃げ切り、優勝を決めた。
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最初のスクラッチが6位だったので、気合いを入れ直して臨んだテンポレースで1位を取れて、そこから良い流れになりました。最後のポイントレースはアグレッシブな走りが出来たと思います。上位勢がお互いマークし合って逃げさせたく無いと思っていたところ、谷内選手と棚瀬選手をちぎりたかったので最後に1人で抜け出せたのは大きかったです。
本当ならロードも含め4種目制覇を狙ってましたが、個人パーシュートが4位だったので、ロードで優勝して3冠を目指します」
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女子のオムニアムは予選なしの一発決勝で行われた。
スクラッチは石上夢乃(鹿屋体育大学)が僅差で太郎田水桜(法政大学)を下して1位。テンポレースでは終盤に石田唯(早稲田大学)が単独逃げを見せてポイントを取るも、前半にポイントを稼いだ太郎田が逃げ切って1位。エリミネイションでは再び石上と太郎田の勝負となり、石上が1位となる。
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3種目を終えて太郎田と石上が116点で並び、石田が6点差で追いかける状況で最後のポイントレースがスタート。序盤から太郎田が積極的にポイントを取りに行き、前半だけで3回の1位通過を含む20点を加算してリードを広げていく。対して石上も毎週回ポイントを獲得して追従。7ポイント差で迎えた最終周回、ポイントが倍となるフィニッシュで1位10点を加算した石上に対し、太郎田は3位4点にとどまるものの、1点差で辛うじて逃げ切り優勝。前日の3km個人パーシュートに続き2勝目を挙げた。
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大雨だったので、アップをしっかりして臨んだけれど、走っている最中に冷えてしまって思うような走りが出来ませんでした。ポイントレースは最初の元気なうちに1位5点を取って、最後はもうちょっと余裕をもってゴールしたかったけれど、結果として1点差で勝てましたがヒヤヒヤしながら走っていました。
マディソンが残っているので、今日の疲れを抜いて明日に備えたいと思います」
オムニアム男子 結果
SC | TR | EL | PR | 合計 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
1位 | 兒島直樹(日本大学) | 30 | 40 | 38 | 36 | 144 |
2位 | 谷内健太(京都産業大学) | 38 | 38 | 36 | 16 | 128 |
3位 | 棚瀬義大(朝日大学) | 32 | 36 | 40 | 15 | 123 |
4位 | 馬越裕之(中央大学) | 36 | 30 | 34 | 12 | 112 |
5位 | 西原裕太郎(鹿屋体育大学) | 40 | 32 | 28 | 9 | 109 |
6位 | 風間竜太(法政大学) | 34 | 34 | 20 | 11 | 99 |
オムニアム女子 結果
Sc | TR | EL | PR | 合計 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
1位 | 太郎田水桜(法政大学) | 38 | 40 | 38 | 37 | 153 |
2位 | 石上夢乃(鹿屋体育大学) | 40 | 36 | 40 | 36 | 152 |
3位 | 石田 唯(早稲田大学) | 36 | 38 | 36 | 23 | 133 |
※ SC=スクラッチ、TR=テンポレース、EL=エリミネイション、PR=ポイントレース
チームスプリント 男子は中央大学が連覇 女子は鹿屋体育大学が優勝
男子チームスプリント 優勝 中央大学 1分0秒292
女子チームスプリント 優勝 鹿屋体育大学 48秒589
チームスプリントは、本来であれば予選上位2校による決勝を行うが、今回は一発決勝で行われた。
333m×3で行われた男子チームスプリントは、2019年大会で日本記録を出した中央大学が連覇を達成。大雨でなければ記録更新の可能性を感じさせる1分0秒292を叩き出した。
女子は333m×2で行われ、唯一48秒台を出した鹿屋体育大学が優勝した。
男子チームスプリント優勝の中央大学
女子チームスプリント優勝の鹿屋体育大学
チームスプリント 男子は中央大学が連覇 女子は鹿屋体育大学が優勝
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チームスプリントは、本来であれば予選上位2校による決勝を行うが、今回は一発決勝で行われた。
333m×3で行われた男子チームスプリントは、2019年大会で日本記録を出した中央大学が連覇を達成。大雨でなければ記録更新の可能性を感じさせる1分0秒292を叩き出した。
女子は333m×2で行われ、唯一48秒台を出した鹿屋体育大学が優勝した。
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チームスプリント 結果
男子(333m×3) | 女子(333m×2) | |||
---|---|---|---|---|
1位 | 中央大学(大橋、梶原、市田) | 1分0秒292 | 鹿屋体育大学(成海、中西) | 48秒589 |
2位 | 鹿屋体育大学(黒瀬、山根、宮田) | 1分1秒706 | 八戸学院大学(松下、小原) | 49秒254 |
3位 | 法政大学(中原、松﨑、鶴) | 1分1秒724 | 法政大学(野寺、阿部) | 49秒815 |
男子ケイリン 市田龍生都が優勝
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男子ケリインは予選と敗者復活戦を含む決勝までを1日で消化する形式で行われた。
予選から勝ち進んだ6名で行われた決勝は、最終周回バックストレートから一気にまくった市田龍生都(中央大学)が2位以下に大差をつけて圧勝。チームスプリントとあわせ2勝目となった。
女子500mタイムトライアル 松井優佳が優勝
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女子の500mタイムトライアルは、松井優佳(同志社大学)がインカレ初優勝。「昨年は代替大会で優勝したけれど、このジャージ(チャンピオンジャージ)は貰えなかったので嬉しいです」とコメントした。
男子ケイリン 結果
1位 | 市田龍生都(中央大学) | 10秒29 |
2位 | 荒川達郎(日本体育大学) | |
3位 | 遠藤拓巳(日本大学) | |
4位 | 森田一郎(朝日大学) | |
5位 | 佐藤威吹(早稲田大学) | |
6位 | 小堀敢太(京都産業大学) |
女子500mタイムトライアル 結果
1位 | 松井優佳(同志社大学) | 37秒204 |
2位 | 阿部セラ(法政大学) | 37秒742 |
3位 | 中西美央(鹿屋体育大学) | 37秒846 |
インカレ3日目は、男女スプリント、男子タンデムスプリント、男女マディソンの決勝が行われる。2日目を終えて、男子は中央大学が日本大学に5点差、女子は法政大学が鹿屋体育大学に1点差をつけてそれぞれ首位となっている。最終日で逆転となるか?
text&photo:Satoru Kato
text&photo:Satoru Kato
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