2021/08/06(金) - 21:26
東京オリンピックのトラック競技5日目。五輪初開催の女子マディソンでイギリスが圧勝し、男子スプリントでは短距離王国オランダ勢が決勝戦で激突。ハリー・ラブレイセンがオランダに金メダルをもたらした。
女子マディソン:イギリスがダブルスコアで他を圧倒
梶原悠未と中村妃智が出場する女子マディソンはイギリス(ケーティ・アーチボルド、ローラ・ケニー)が圧倒。計120周するうちの10周ごとに設定されたスプリントポイントの全てでポイントを獲得したうえに、メイン集団をラップすることで得られる20点も積み重ねた。2位デンマークの2倍以上となる78ポイントで、文句なしの金メダルを獲得した。
2位のデンマークと3位のロシア・オリンピック委員会は、残り25周でイギリスとともに集団から抜け出しメイン集団をラップダウンした2国。序盤から堅調にポイントを獲得していたデンマークが35点で、ロシアは26点で銅メダルに輝いた。オランダやフランスは積極的にポイントを積み重ねていったものの、ラップポイントの有無でメダルを逃した。日本勢の梶原悠未と中村妃智ペアは周回遅れでDNFに終わった。
男子スプリント:短距離王国オランダが金・銀メダル
8月4日の予選に始まり、3日間続いた「人類最速を決める戦い」男子スプリントにいよいよ決着がついた。日本勢の新田祐大が予選で、脇本雄太が1/8決勝敗者復活戦で破れてケイリンに望みを繋ぐ一方、男子チームスプリントで金メダルを獲得した短距離王国オランダ勢が躍進することとなる。
前日までの準々決勝を終え、最終日に駒を進めたのはハリー・ラブレイセンとジェフリー・ホーフラント(共にオランダ)、ジャック・カーリン(イギリス)、デニス・ドミトリエフ(ロシア・オリンピック委員会)の4名。準決勝1組はホーフラントとドミトリエフ、2組はラブレイセンとカーリンの戦いとなり、オランダの2人がそれぞれ勝利。決勝戦に進んだ。
男子スプリントの決勝戦でラブレイセンとホーフラントが戦うのは、2019年、2020年の世界選手権と同じ。2020年はラブレイセンがストレート勝ち(2レース先着した選手が優勝)したものの、決勝1本目はホーフラントが先着。しかし2本目はラブレイセンが取り返し、勝負の3本目へ。
女子マディソンの表彰式を挟み、いよいよ勝負の時。激しい牽制を経て、ラブレイセンはホーフラントの先行を許すも、最終ラップのバックストレートで外から先行し、そのままフィニッシュ。オランダに男子スプリントで1932年以来となる金メダルをもたらした。
またこの日、女子スプリントの予選で日本新記録を樹立した小林優香(日本競輪選手会)は、2回戦でマチルド・グロ(フランス)に敗れた。敗者復活戦に回った4組でアナスタシア・ヴォイノヴァ(ロシア・オリンピック委員会)に敗れ2着で敗退している。
女子マディソン:イギリスがダブルスコアで他を圧倒
梶原悠未と中村妃智が出場する女子マディソンはイギリス(ケーティ・アーチボルド、ローラ・ケニー)が圧倒。計120周するうちの10周ごとに設定されたスプリントポイントの全てでポイントを獲得したうえに、メイン集団をラップすることで得られる20点も積み重ねた。2位デンマークの2倍以上となる78ポイントで、文句なしの金メダルを獲得した。
2位のデンマークと3位のロシア・オリンピック委員会は、残り25周でイギリスとともに集団から抜け出しメイン集団をラップダウンした2国。序盤から堅調にポイントを獲得していたデンマークが35点で、ロシアは26点で銅メダルに輝いた。オランダやフランスは積極的にポイントを積み重ねていったものの、ラップポイントの有無でメダルを逃した。日本勢の梶原悠未と中村妃智ペアは周回遅れでDNFに終わった。
男子スプリント:短距離王国オランダが金・銀メダル
8月4日の予選に始まり、3日間続いた「人類最速を決める戦い」男子スプリントにいよいよ決着がついた。日本勢の新田祐大が予選で、脇本雄太が1/8決勝敗者復活戦で破れてケイリンに望みを繋ぐ一方、男子チームスプリントで金メダルを獲得した短距離王国オランダ勢が躍進することとなる。
前日までの準々決勝を終え、最終日に駒を進めたのはハリー・ラブレイセンとジェフリー・ホーフラント(共にオランダ)、ジャック・カーリン(イギリス)、デニス・ドミトリエフ(ロシア・オリンピック委員会)の4名。準決勝1組はホーフラントとドミトリエフ、2組はラブレイセンとカーリンの戦いとなり、オランダの2人がそれぞれ勝利。決勝戦に進んだ。
男子スプリントの決勝戦でラブレイセンとホーフラントが戦うのは、2019年、2020年の世界選手権と同じ。2020年はラブレイセンがストレート勝ち(2レース先着した選手が優勝)したものの、決勝1本目はホーフラントが先着。しかし2本目はラブレイセンが取り返し、勝負の3本目へ。
女子マディソンの表彰式を挟み、いよいよ勝負の時。激しい牽制を経て、ラブレイセンはホーフラントの先行を許すも、最終ラップのバックストレートで外から先行し、そのままフィニッシュ。オランダに男子スプリントで1932年以来となる金メダルをもたらした。
またこの日、女子スプリントの予選で日本新記録を樹立した小林優香(日本競輪選手会)は、2回戦でマチルド・グロ(フランス)に敗れた。敗者復活戦に回った4組でアナスタシア・ヴォイノヴァ(ロシア・オリンピック委員会)に敗れ2着で敗退している。
女子マディソン
スプリントポイント | ラップポイント | 合計得点 | ||
---|---|---|---|---|
1位 | イギリス | 58 | 20 | 78 |
2位 | デンマーク | 15 | 20 | 35 |
3位 | ロシア・オリンピック委員会 | 6 | 20 | 26 |
4位 | オランダ | 21 | 21 | |
5位 | フランス | 19 | 19 | |
6位 | ポーランド | 9 | 9 | |
7位 | オーストラリア | 9 | 9 | |
8位 | イタリア | 2 | 2 | |
9位 | アメリカ | 1 | 1 | |
10位 | ベルギー | 2 | -20 | -18 |
13位 | 日本 | -40 | DNF |
男子スプリント結果
1位 | ハリー・ラブレイセン(オランダ) |
2位 | ジェフリー・ホーフラント(オランダ) |
3位 | ジャック・カーリン(イギリス) |
4位 | デニス・ドミトリエフ(ロシア・オリンピック委員会) |
5位 | マキシミリアン・レヴィ(ドイツ) |
6位 | ニコラス・ポール(トリニダード・トバゴ) |
7位 | セバスティアン・ヴィジエ(フランス) |
8位 | ジェイソン・ケニー(イギリス) |
9位 | 脇本雄太(日本) |
10位 | アジズルハスニ・アワン(マレーシア) |
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