各国個人TTナショナル選手権の6月18日開催分リザルトを追加。イタリアではガンナを破ったマッテオ・ソブレロ(アスタナ・プレミアテック)が、ポルトガルではジョアン・アルメイダ(ドゥクーニンク・クイックステップ)が優勝した。
4度目となる個人TTの国内王者に輝いたトム・デュムラン(オランダ、ユンボ・ヴィスマ) photo:CorVos
コロナ禍で中止された昨年から2年振りとなったオランダのタイムトライアルナショナル選手権が14.8kmの周回コースを2周する29.6kmで開催。前回王者ヨス・ファンエムデン(オランダ、ユンボ・ヴィスマ)がジロ・デ・イタリアでの落車の影響で出場を回避するなか、休養から復帰したトム・デュムラン(オランダ、ユンボ・ヴィスマ)が2位のセバスティアン・ラングフェルド(EFエデュケーション・NIPPO)に27秒差をつけ優勝を果たした。
「コースの後半は暑さに苦しめられ脚が少しずつ重くなっていった。ハードワークが求められたが、スイスでのレースを終えてから一週間を回復に充てることができ、とても良いタイムトライアルが出来た。こんな走りが数年前にできていれば良かったのにと思う」と、ジロ・デ・イタリアで総合優勝した2017年以来4度目の国内王者に輝いたデュムランは言う。
個人TTでは2018年ツール・ド・フランス第20ステージの個人TT以来となる勝利を挙げたトム・デュムラン(オランダ、ユンボ・ヴィスマ) photo:CorVos
今年1月に突然の休養を発表し、6月6日開幕のツール・ド・スイスで競技復帰を果たしたデュムラン。「スイスでは調子が少しずつ日に日に良くなり、レースが楽しくなっていった。今後もその気持ちを持続させたい。今日掴んだタイトルにとても満足しているし、自信に繋がる勝利だ」と、今後の目標である東京五輪の個人タイムトライアルに向けて意気込みを語った。
同日に行われたベルギーナショナル選手権個人TTでは、イヴ・ランパールト(ドゥクーニンク・クイックステップ)がチームメイトであるレムコ・エヴェネプールに20秒差をつけ2度目の優勝を果たした。また、スイスではシュテファン・キュング(グルパマFDJ)が5連覇を決め、6月17日に行われたロシアではアレクサンドル・ウラソフ(アスタナ・プレミアテック)が初優勝、フランスではバンジャマン・トマ(グルパマFDJ)が自身2度目となるタイムトライアルチャンピオンに輝いている。
国内個人TTで2度目の優勝を果たしたイヴ・ランパールト(ドゥクーニンク・クイックステップ) photo:CorVos
プロ初勝利を挙げたマッテオ・ソブレロ(イタリア、アスタナ・プレミアテック) (c)www.federciclismo.it
スペインTT選手権優勝:ヨン・イサギレ(アスタナ・プレミアテック) (c)www.rfec.com
ポルトガルTT選手権優勝:ジョアン・アルメイダ(ドゥクーニンク・クイックステップ) (c)www.fpciclismo.pt
6月18日(金)に開催されたイタリア選手権では、現世界王者フィリッポ・ガンナ(イネオス・グレナディアーズ)たちを破ってマッテオ・ソブレロ(イタリア、アスタナ・プレミアテック)がプロ初勝利。スペインではヨン・イサギレ(アスタナ・プレミアテック)が、ポルトガルではジョアン・アルメイダ(ドゥクーニンク・クイックステップ)がナショナルチャンピオンジャージ着用権を得ている。

コロナ禍で中止された昨年から2年振りとなったオランダのタイムトライアルナショナル選手権が14.8kmの周回コースを2周する29.6kmで開催。前回王者ヨス・ファンエムデン(オランダ、ユンボ・ヴィスマ)がジロ・デ・イタリアでの落車の影響で出場を回避するなか、休養から復帰したトム・デュムラン(オランダ、ユンボ・ヴィスマ)が2位のセバスティアン・ラングフェルド(EFエデュケーション・NIPPO)に27秒差をつけ優勝を果たした。
「コースの後半は暑さに苦しめられ脚が少しずつ重くなっていった。ハードワークが求められたが、スイスでのレースを終えてから一週間を回復に充てることができ、とても良いタイムトライアルが出来た。こんな走りが数年前にできていれば良かったのにと思う」と、ジロ・デ・イタリアで総合優勝した2017年以来4度目の国内王者に輝いたデュムランは言う。

今年1月に突然の休養を発表し、6月6日開幕のツール・ド・スイスで競技復帰を果たしたデュムラン。「スイスでは調子が少しずつ日に日に良くなり、レースが楽しくなっていった。今後もその気持ちを持続させたい。今日掴んだタイトルにとても満足しているし、自信に繋がる勝利だ」と、今後の目標である東京五輪の個人タイムトライアルに向けて意気込みを語った。
同日に行われたベルギーナショナル選手権個人TTでは、イヴ・ランパールト(ドゥクーニンク・クイックステップ)がチームメイトであるレムコ・エヴェネプールに20秒差をつけ2度目の優勝を果たした。また、スイスではシュテファン・キュング(グルパマFDJ)が5連覇を決め、6月17日に行われたロシアではアレクサンドル・ウラソフ(アスタナ・プレミアテック)が初優勝、フランスではバンジャマン・トマ(グルパマFDJ)が自身2度目となるタイムトライアルチャンピオンに輝いている。




6月18日(金)に開催されたイタリア選手権では、現世界王者フィリッポ・ガンナ(イネオス・グレナディアーズ)たちを破ってマッテオ・ソブレロ(イタリア、アスタナ・プレミアテック)がプロ初勝利。スペインではヨン・イサギレ(アスタナ・プレミアテック)が、ポルトガルではジョアン・アルメイダ(ドゥクーニンク・クイックステップ)がナショナルチャンピオンジャージ着用権を得ている。
6月16日 オランダ選手権男子エリート結果(29.6km)
1位 | トム・デュムラン(ユンボ・ヴィスマ) | 36:06 |
2位 | セバスティアン・ラングフェルド(EFエデュケーション・NIPPO) | 0:27 |
3位 | クーン・ボウマン(ユンボ・ヴィスマ) | 1:24 |
6月16日 ベルギー選手権男子エリート結果(37.6km)
1位 | イヴ・ランパールト(ドゥクーニンク・クイックステップ) | 44:48 |
2位 | レムコ・エヴェネプール(ドゥクーニンク・クイックステップ) | 0:20 |
3位 | ヴィクトール・カンペナールツ(クベカ・アソス) | 0:44 |
6月16日 スイス選手権男子エリート結果(39.6km)
1位 | シュテファン・キュング(グルパマFDJ) | 48:28 |
2位 | マルク・ヒルシ(UAEチームエミレーツ) | 2:29 |
3位 | テリー・シアー(スイスレーシングアカデミー) | 3:12 |
6月16日 カザフスタン選手権男子エリート結果
1位 | ダニイル・フォミニフ | 38:35 |
2位 | エフゲニー・フェドロフ(カザフスタン、アスタナ・プレミアテック) | 0:04 |
3位 | ユリー・ナタロフ(カザフスタン、アスタナ・プレミアテック) | 1:38 |
6月17日 ロシア選手権男子エリート結果(40km)
1位 | アレクサンドル・ウラソフ(アスタナ・プレミアテック) | 57:48 |
2位 | アルテム・オベチキン(トレンガヌサイクリング チーム) | 0:48 |
3位 | ヴラディスラフ・ドゥユノフ | 0:53 |
6月17日 フランス選手権男子エリート結果(45.6km)
1位 | バンジャマン・トマ(グルパマFDJ) | 55:16 |
2位 | ブルーノ・アルミライル(グルパマFDJ) | 0:31 |
3位 | アレクシス・ブルネル(グルパマFDJ) | 0:55 |
6月17日 アメリカ選手権男子エリート結果
1位 | ローソン・クラドック(EFエデュケーション・NIPPO) | 41:33 |
2位 | チャド・ヘイガ(チームDSM) | 0:18 |
3位 | ティージェイ・ヴァンガーデレン(EFエデュケーション・NIPPO) | 0:30 |
6月18日 スペイン選手権男子エリート結果(32.1km)
1位 | ヨン・イサギレ(アスタナ・プレミアテック) | 40:19 |
2位 | ダビ・デラクルス(UAEチームエミレーツ) | 0:01 |
3位 | カルロス・ロドリゲス(イネオス・グレナディアーズ) | 0:48 |
6月18日 イタリア選手権男子エリート結果
1位 | マッテオ・ソブレロ(アスタナ・プレミアテック) | 58:40 |
2位 | エドアルド・アッフィニ(ユンボ・ヴィスマ) | 0:26 |
3位 | マティア・カッタネオ(ドゥクーニンク・クイックステップ) | 0:41 |
6月18日 ポルトガル選手権男子エリート結果(30.5km)
1位 | ジョアン・アルメイダ(ドゥクーニンク・クイックステップ) | 36:20 |
2位 | ラファエル・レイス(エファペル) | 0:54 |
3位 | ジョセ・フェルナンデス(W52/FCポルト) | 1:13 |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
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