2021/04/02(金) - 18:00
東京都江東区のルブリカントでフカヤレーシングの体制発表会が開催された。2021シーズンは竹内遼と松本佑太の若手2名で構成され、エリートカテゴリーに参戦する。使用バイクはロッキーマウンテン ELEMENT C50に切り替わり、新しいチームジャージなどが発表された。
若手MTBチームのフカヤレーシングが2021体制を発表
2021シーズンの登録選手は竹内遼と松本佑太の2名 photo:Michinari TAKAGI
東京都江東区のロードバイクマンション「ルブリカント」で開催された、フカヤレーシングの体制発表会。フカヤレーシングのスポンサーやサプライヤーなどの関係者が集結した。フカヤレーシングは2019年に発足したMTBチームで今シーズンで3年目を迎える。2021シーズンの登録選手は昨シーズンからの継続選手である竹内遼と松本佑太の2名で構成される。
2020シーズンは国内戦の開幕戦を優勝したことを皮切りに国内戦では全てのレースで表彰台を獲得している。また、世界選手権出場やアジア選手権で準優勝するなど世界でも活躍している。
東京都江東区のルブリカントでフカヤレーシングの体制発表会が開催された
フカヤレーシングのレース日程が発表された
フカヤレーシングのスポンサーやサプライヤー photo:Michinari TAKAGI
チームプレゼンテーションを行う松本佑太 photo:Michinari TAKAGI
チームコンセプトは「若者×挑戦」。選手兼プレイングマネージャーの松本は「MTBのトッププロになるためにはU23カテゴリーで活躍することが条件となります。トップ選手が多くいるヨーロッパで世界のレベルに対応・順応していくことで、選手としてのレベルもアップしていくと思います。日本から継続してトップ選手を生み出して行くためには19歳から世界のレースに参戦できる文化を作って行くことが大切です。フカヤレーシングが頑張ることでMTBの次世代の選手が世界に挑戦する土台作りもチームの根底にあって、次世代の海外遠征のサポートもしていきたいです」と言う。
今年のチームウェアは昨年に引き続きパールイズミのチームウェア。胴体部がブラック、袖はホワイトでさりげなく柄が描かれている。昨年のチームウェアと比較するとモノトーンで締まった印象のデザインである。
2021シーズンのチームウェア photo:Michinari TAKAGI
スミス Network Matte Cinder Haze
シディ MTB EAGLE 10(ブラック/セージ)
レース前のウォーミングアップにはミノウラのローラーを使用
ベロトーゼのエアログローブやエアロソックスを着用する
FUKAYA RACINGは今年で創業110年を迎える自転車商社の株式会社フカヤがメインスポンサーを務めているため、チームキットはフカヤが取り扱うブランドのアイテムとなる。ヘルメットとサングラスはアメリカンブランドのスミス、シューズはシディ MTB EAGLE 10の限定カラーのブラック/セージを使用する。グローブとソックスはベロトーゼのエアログローブとエアロソックスを着用する。
チームが使用するバイクは、新たにスポンサー企業として加わった「株式会社エイアンドエフ」の取り扱いバイクブランドのロッキーマウンテン ELEMENT C50に切り替わった。フロントサスペンションなどのアッセンブルパーツは選手の好みに合わせて組まれているという。タイヤはミシュランのチューブレスタイヤに、アメリカのノースカロライナに拠点を構えるブランドのブラックオックスのシーラントの組み合わせで使用される。
ロッキーマウンテン ELEMENT C50 photo:Michinari TAKAGI
カナダバイクブランドのロッキーマウンテン photo:Michinari TAKAGI
サイクルコンピュータはブライトン Rider 320 photo:Michinari TAKAGI
コンポーネントはシマノ XTRで、ブレーキパッドはベスラ Trailに換装されている。サドルは120年以上の歴史を持つ老舗サドルブランド、セッレイタリア。サイクルコンピュータはブライトン Rider 320を使用する。日頃のトレーニングやレース前のウォーミングアップにはミノウラのローラーを使用する。
■竹内遼のコメント
2024年のパリオリンピックを見据える竹内遼 photo:Michinari TAKAGI
チームの創立からなる3年目も多くのスポンサー様のおかげで盤石な体勢なもと活動出来ます。今年はオリンピックイヤーで次の2024年のパリオリンピックを見据えた時に今年は大切なシーズンとなります。勝負の年になりますからそのためにも全日本選手権のタイトルを取ることはマストで、ヨーロッパのレースにチャレンジしていきたいですし、勝負に拘ってやって行きたいと思います。今シーズンの目標は10月に全日本選手権があるので昨シーズン同様長いシーズンになると思いますが、まずは全日本選手権のタイトルの獲得を目指します。
海外遠征も新型コロナウイルスの影響で厳しい状況が続いていますが、チャレンジしたいという事でトルコに行きます。昨年以上にトルコのレースでは積極的に走り、着実に勝負に絡んで行きたいと考えています。イタリアで開催される世界選手権の出場も目指しますし、自分の中ではどれかのレースだけと絞るのは難しいです。どのレースでもしっかり結果を残して行きたいですし、シーズンを通して進化し続けて、良い結果を出し続けられれば良いと思います。身体の調子は凄く良くて来週に兵庫県の菖蒲谷で開幕戦があるので、良いレースができると思います!
■松本佑太のコメント
選手兼プレイングマネージャーの松本佑太 photo:Michinari TAKAGI
選手としてはエリミネーターで昨シーズン悔しい思いをしたので、今年は表彰台に上がりたいです。また、今年はプレイングマネージャーになりますが、チームの基盤をより強固なものにするというのが、今年のマネージャーとしての目標です。
今年は選手が減ってしまったんですが、スタッフが増えました。今年はサポート体制を充実させていきたいと思います。サポートを充実させることで、これから新しい選手が入ってきた時にその選手が力を発揮できるようにしていけたらと考えています。海外遠征に対応出来るスタッフやメカニックができるサポートできる人材を育てていきたいです。その後はナショナルチームにも活きてくると考えています。MTBが競技として盛り上がっていくことで、MTBレース業界全体の底上げが出来ると思っています。
■株式会社フカヤ 代表取締役社長 近藤正勝氏のコメント
株式会社フカヤ 代表取締役社長 近藤正勝氏 photo:Michinari TAKAGI
2019年からサポートして今年で3年目になりますけど、彼らが私たちにスポンサードを求めてきた時に、「若者の挑戦」というキーワードやMTBの業界を引っ張っていきたいという気持ち、裾野を広げていきたいという熱意に動かされて微力だけどスポンサーをしていくことを決めました。
竹内君も3年前に比べて成長していますし、次々と選手には育ってもらいたいなと思います。海外に行って、知らない選手と走る経験をして行かないと、国内で勝てても海外に行くと通用しないと思います。竹内君もUCIポイントを取りたいという事で、海外遠征をサポートして、その中で全日本選手権のタイトルを獲得することができれば良いと思います。MTBの魅力に気が付いてもらい、MTBのスポーツが憧れの存在になるようにして行きたいですね。
若手MTBチームのフカヤレーシングが2021体制を発表
![2021シーズンの登録選手は竹内遼と松本佑太の2名](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2021/04/02/img6461.jpg)
東京都江東区のロードバイクマンション「ルブリカント」で開催された、フカヤレーシングの体制発表会。フカヤレーシングのスポンサーやサプライヤーなどの関係者が集結した。フカヤレーシングは2019年に発足したMTBチームで今シーズンで3年目を迎える。2021シーズンの登録選手は昨シーズンからの継続選手である竹内遼と松本佑太の2名で構成される。
2020シーズンは国内戦の開幕戦を優勝したことを皮切りに国内戦では全てのレースで表彰台を獲得している。また、世界選手権出場やアジア選手権で準優勝するなど世界でも活躍している。
![東京都江東区のルブリカントでフカヤレーシングの体制発表会が開催された](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2021/04/02/img6448.jpg)
![フカヤレーシングのレース日程が発表された](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2021/04/02/img6606.jpg)
![フカヤレーシングのスポンサーやサプライヤー](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2021/04/02/img6836.jpg)
![チームプレゼンテーションを行う松本佑太](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2021/04/02/img6478.jpg)
チームコンセプトは「若者×挑戦」。選手兼プレイングマネージャーの松本は「MTBのトッププロになるためにはU23カテゴリーで活躍することが条件となります。トップ選手が多くいるヨーロッパで世界のレベルに対応・順応していくことで、選手としてのレベルもアップしていくと思います。日本から継続してトップ選手を生み出して行くためには19歳から世界のレースに参戦できる文化を作って行くことが大切です。フカヤレーシングが頑張ることでMTBの次世代の選手が世界に挑戦する土台作りもチームの根底にあって、次世代の海外遠征のサポートもしていきたいです」と言う。
今年のチームウェアは昨年に引き続きパールイズミのチームウェア。胴体部がブラック、袖はホワイトでさりげなく柄が描かれている。昨年のチームウェアと比較するとモノトーンで締まった印象のデザインである。
![2021シーズンのチームウェア](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2021/04/02/img6615.jpg)
![スミス Network Matte Cinder Haze](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2021/04/02/img6436.jpg)
![シディ MTB EAGLE 10(ブラック/セージ)](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2021/04/02/img6440.jpg)
![レース前のウォーミングアップにはミノウラのローラーを使用](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2021/04/02/img6444.jpg)
![ベロトーゼのエアログローブやエアロソックスを着用する](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2021/04/02/img6437.jpg)
FUKAYA RACINGは今年で創業110年を迎える自転車商社の株式会社フカヤがメインスポンサーを務めているため、チームキットはフカヤが取り扱うブランドのアイテムとなる。ヘルメットとサングラスはアメリカンブランドのスミス、シューズはシディ MTB EAGLE 10の限定カラーのブラック/セージを使用する。グローブとソックスはベロトーゼのエアログローブとエアロソックスを着用する。
チームが使用するバイクは、新たにスポンサー企業として加わった「株式会社エイアンドエフ」の取り扱いバイクブランドのロッキーマウンテン ELEMENT C50に切り替わった。フロントサスペンションなどのアッセンブルパーツは選手の好みに合わせて組まれているという。タイヤはミシュランのチューブレスタイヤに、アメリカのノースカロライナに拠点を構えるブランドのブラックオックスのシーラントの組み合わせで使用される。
![ロッキーマウンテン ELEMENT C50](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2021/04/02/img6725.jpg)
![カナダバイクブランドのロッキーマウンテン](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2021/04/02/img6759.jpg)
![サイクルコンピュータはブライトン Rider 320](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2021/04/02/img6757.jpg)
コンポーネントはシマノ XTRで、ブレーキパッドはベスラ Trailに換装されている。サドルは120年以上の歴史を持つ老舗サドルブランド、セッレイタリア。サイクルコンピュータはブライトン Rider 320を使用する。日頃のトレーニングやレース前のウォーミングアップにはミノウラのローラーを使用する。
■竹内遼のコメント
![2024年のパリオリンピックを見据える竹内遼](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2021/04/02/img6513.jpg)
チームの創立からなる3年目も多くのスポンサー様のおかげで盤石な体勢なもと活動出来ます。今年はオリンピックイヤーで次の2024年のパリオリンピックを見据えた時に今年は大切なシーズンとなります。勝負の年になりますからそのためにも全日本選手権のタイトルを取ることはマストで、ヨーロッパのレースにチャレンジしていきたいですし、勝負に拘ってやって行きたいと思います。今シーズンの目標は10月に全日本選手権があるので昨シーズン同様長いシーズンになると思いますが、まずは全日本選手権のタイトルの獲得を目指します。
海外遠征も新型コロナウイルスの影響で厳しい状況が続いていますが、チャレンジしたいという事でトルコに行きます。昨年以上にトルコのレースでは積極的に走り、着実に勝負に絡んで行きたいと考えています。イタリアで開催される世界選手権の出場も目指しますし、自分の中ではどれかのレースだけと絞るのは難しいです。どのレースでもしっかり結果を残して行きたいですし、シーズンを通して進化し続けて、良い結果を出し続けられれば良いと思います。身体の調子は凄く良くて来週に兵庫県の菖蒲谷で開幕戦があるので、良いレースができると思います!
■松本佑太のコメント
![選手兼プレイングマネージャーの松本佑太](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2021/04/02/img6524.jpg)
選手としてはエリミネーターで昨シーズン悔しい思いをしたので、今年は表彰台に上がりたいです。また、今年はプレイングマネージャーになりますが、チームの基盤をより強固なものにするというのが、今年のマネージャーとしての目標です。
今年は選手が減ってしまったんですが、スタッフが増えました。今年はサポート体制を充実させていきたいと思います。サポートを充実させることで、これから新しい選手が入ってきた時にその選手が力を発揮できるようにしていけたらと考えています。海外遠征に対応出来るスタッフやメカニックができるサポートできる人材を育てていきたいです。その後はナショナルチームにも活きてくると考えています。MTBが競技として盛り上がっていくことで、MTBレース業界全体の底上げが出来ると思っています。
■株式会社フカヤ 代表取締役社長 近藤正勝氏のコメント
![株式会社フカヤ 代表取締役社長 近藤正勝氏](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2021/04/02/img6550.jpg)
2019年からサポートして今年で3年目になりますけど、彼らが私たちにスポンサードを求めてきた時に、「若者の挑戦」というキーワードやMTBの業界を引っ張っていきたいという気持ち、裾野を広げていきたいという熱意に動かされて微力だけどスポンサーをしていくことを決めました。
竹内君も3年前に比べて成長していますし、次々と選手には育ってもらいたいなと思います。海外に行って、知らない選手と走る経験をして行かないと、国内で勝てても海外に行くと通用しないと思います。竹内君もUCIポイントを取りたいという事で、海外遠征をサポートして、その中で全日本選手権のタイトルを獲得することができれば良いと思います。MTBの魅力に気が付いてもらい、MTBのスポーツが憧れの存在になるようにして行きたいですね。
フカヤレーシングのレース日程
日付 | レース名 | 大会クラス | 国 |
---|---|---|---|
2~3月 | 合宿 | ||
4月3日 | クップ ドュ ジャポン 菖蒲谷クロスカントリー | 兵庫県 | |
4月23日 | Best High Altitude MTB Cup | C2 | トルコ |
4月27日 | Velo Erciyes MTB Cup | C1 | トルコ |
5月1日 | Mount ErciyesHigh Altitude MTB | C2 | トルコ |
5月2日 | Erciyes MTB Cup | C1 | トルコ |
5月23日 | クップ ドュ ジャポン 国際大会 | C1 | 愛媛県 |
6月 | ヨーロッパ遠征 | ||
7月 | ヨーロッパ遠征 | ||
7月18日 | 全日本選手権(XCC/XCE) | CN | 千葉 |
8月 | ヨーロッパ遠征 | ||
8月29日 | マウンテンバイク世界選手権 | CM | イタリア |
9月26日 | クップ ドュ ジャポン 国際大会 | C3 | 山口県 |
10月3日 | 全日本選手権(XCO) | CN | 秋田県 |
10月24日 | マウンテンバイクアジア選手権 | CC | ミャンマー |
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