チャンピオンシステムが、東京オリンピックで勝つために開発したウェア「Aero Project スピードスーツ」を販売開始。世界唯一のUCI公認ラテックス採用スーツであり、1着20万円超の"リーサルウェポン"だ。(製品のマイクロサイトはこちらから)



チャンピオンシステムがAero Project スピードスーツを販売開始

チャンピオンシステムジャパンは、2021東京オリンピックでメダルを獲得するために開発が行われた究極のウェア、「Aero Project スピードスーツ」を本日より商品ラインアップに追加し、販売を開始することを発表いたします。

チャンピオンシステムが東京オリンピックでメダル獲得を目指した「Aero Project スピードスーツ」を販売開始チャンピオンシステムが東京オリンピックでメダル獲得を目指した「Aero Project スピードスーツ」を販売開始 (c)チャンピオンシステム・ジャパン
背面は全パターンで溝ありのラテックス素材が使用されている背面は全パターンで溝ありのラテックス素材が使用されている (c)チャンピオンシステム・ジャパン全モデルの背中と前腕、Speed 4の前部分に使われるラテックス製溝付き素材 全モデルの背中と前腕、Speed 4の前部分に使われるラテックス製溝付き素材 (c)チャンピオンシステム・ジャパン


■Aero Project とは?
Champion System がサポート契約を締結しているニュージーランドや香港ナショナルチームが、2021東京オリンピックでメダルを獲得するために、他国に対してアドバンテージとなるようなウェアを開発することを至上命題とした開発プロジェクトです。Aero Project スピードスーツはそのプロジェクトの一環で開発された、正真正銘「勝つためのウェア」です。

■ラテックスが採用された世界で唯一のウェア
遡ること10年程前、チャンピオンシステムはラテックスをウェア全面に採用した革新的なスーツを開発しました。タイム短縮に対する貢献度があまりにも高すぎたが故、このスーツは元より、ラテックスはウェアに使用することが禁止されることになりました。

そして2019年、遂にラテックス系素材の部分的使用をUCIが認めます。現在、ラテックス素材の使用認可を取得したメーカーはチャンピオンシステム1社のみとなっています。Aero Project スピードスーツは世界で唯一、UCI レースで使用することが認められた、ラテックス素材を使用したスーツとなります。

■種目特性に応じて4タイプに細分化

Speed 1:前面にエアロ素材を使わないタイプSpeed 1:前面にエアロ素材を使わないタイプ (c)チャンピオンシステム・ジャパンSpeed 2:前面にラテックスなしの溝あり素材を使うタイプSpeed 2:前面にラテックスなしの溝あり素材を使うタイプ (c)チャンピオンシステム・ジャパン
Speed 3:前面にラテックスありの溝なし素材を使うタイプSpeed 3:前面にラテックスありの溝なし素材を使うタイプ (c)チャンピオンシステム・ジャパンSpeed 4:前面にラテックスありの溝あり素材を使うタイプSpeed 4:前面にラテックスありの溝あり素材を使うタイプ (c)チャンピオンシステム・ジャパン

Aero Project スピードスーツは、トラックの短・中・長距離、またはロードレースのタイムトライアルといった種目特性に応じて、4タイプをラインアップします。4タイプに共通して、ウェア背面にはラテックスが配置されており、前身頃の素材が変更されます。

■従来製品と比較して 2.5%のパワーセーブを実現
Aero Project スピードスーツは、自転車競技専用の風洞施設にて研究開発が進められました。ウェアに使用する生地の選定に始まり、その配置や向きを変えた何パターンものプロトタイプを作成してテストを繰り返しデータの取得を行いました。

完成したスピードスーツは、平均して 2.5%以上のパワーセーブを可能にし、これは体重 70kg のライダーが体重の4倍、つまり280ワットを維持して40kmの個人タイムトライアルを行った場合、従来のスキンスーツで53分56秒を要するのに対し、スピードスーツは同条件で53分26秒と、30秒、もしくは8ワットをセーブする計算となります。

尚、Aero Project スピードスーツとの比較に使用したウェアは、昨年タデイ・ポガチャルをツール・ド・フランス制覇に導いた Apex サマースキンスーツです。そのタイム短縮への貢献度の高さは圧倒的と言えます。

■身体計測値を基に生産、1着から注文可能

稲城市にあるCross Coffeeにてチャンピオンシステムスタッフによる身体計測が必要稲城市にあるCross Coffeeにてチャンピオンシステムスタッフによる身体計測が必要 photo:So Isobe
Aero Project スピードスーツは、身体計測を必ず実施してから製造を開始します。これにより、各々の身体特性に対応するオンリーワンのフィット感を実現します。また、チャンピオンシステムのウェアラインアップ内では唯一、1 着のみのご注文にもご対応いたします。

スプリントとケイリン前世界王者のリー・ワイジー(香港)スプリントとケイリン前世界王者のリー・ワイジー(香港) (c)チャンピオンシステム・ジャパン身体計測は東京都稲城市にあるCross Coffeeにて実施いたします。遠方にお住まいの方につきましては、身体計測用のシートをお送りいたしますので、ご自身で計測をいただきます。もしくはチャンピオンシステムスタッフによる出張計測もご対応いたします(別途料金となります)。

オリンピックでメダルを獲得するために、チャンピオンシステムが威信をかけて開発した Aero Project スピードスーツは本日より販売を開始いたします。通常のご注文とは異なる手順を要しますので、まずはお問い合わせフォームよりご連絡を頂ますようお願いいたします。

チャンピオンシステム Aero Project スピードスーツ
価格:215,000円(税抜)
※Aero Project スピードスーツは、身体計測を必要とする特殊な商品となります。通常のご注文とは異なる手順を要しますので、まずはお問い合わせを頂ますようお願いいたします。
※1着から注文可能な商品となります。

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