2010/05/30(日) - 22:12
5月29日、個人タイムトライアルで争われたツアー・オブ・ベルギー第4ステージはドミニク・コルニュ(ベルギー、スキル・シマノ)が最速タイムをマークし、個人総合でもトップに躍り出た。
第4ステージはヘルゼーレをスタート・ゴール地点とする16.7kmの個人TT。この日はレース中に大きく天候が変わった。途中から降り出した雨は徐々に激しさを増し、総合成績上位の選手ほど厳しい条件となった。
最も速いタイムをマークしたのは序盤スタートのドミニク・コルニュ(ベルギー、スキル・シマノ)。21分13秒86のタイムは誰にも破られることがなかった。
総合上位陣は走行中に強い雨に降られた。総合3位のトーマス・ヴァイクス(リトアニア、レディオシャック)は中間ポイントでコルニュらのタイムを上回る暫定トップのタイムをマークするが、降り出した雨のため濡れた路面に手を焼き、結果的にはステージ22位と大きくタイムを落とす。
最終走者の総合リーダー、フィリップ・ジルベール(ベルギー、オメガファーマ・ロット)は終始激しい雨の中を走ることになり、結果的にはステージ33位のタイム。これにより総合は14位まで落とすことになる。
4秒差で2位のタイムをマークしたのはコース・ムーレンハウト(オランダ、ラボバンク)。3位はステイン・デヴォルデル(ベルギー、クイックステップ)だった。
コルニュの勝利はスキル・シマノにとって第2ステージのケニー・ファンヒュンメルに続く今大会2勝目。この走りでムーレンハウトに4秒差でリーダージャージも獲得した。
2006年のU23世界選手権個人TTチャンピオンであるコルニュは、今年からスキル・シマノ入りした24歳。この勝利が2008年ジロ・デル・カポのステージ優勝以来のプロ通算2勝目となる。昨年大会は総合3位で終えている。
コルニュは言う「このステージレースに焦点を合わせていて、とくにこのタイムトライアルを狙っていた。昨年は総合3位で終えているので、今年はリーダーのポジションを守れるようにベストを尽くしたい」と語っている。
なお別府史之(日本、レディオシャック)はトップから36秒遅れのステージ21位と健闘。総合も21にジャンプアップしている。
ツアー・オブ・ベルギー2010第4ステージ 結果
1位 ドミニク・コルニュ(ベルギー、スキル・シマノ) 21'13"
2位 コース・ムーレンハウト(オランダ、ラボバンク) +04"
3位 ステイン・デヴォルデル(ベルギー、クイックステップ)
4位 ブラム・タンキンク(オランダ、ラボバンク) +08"
5位 ニック・ナイエンス(ベルギー、ラボバンク) +14"
6位 リューウェ・ウェストラ(オランダ、ヴァカンソレイユ) +15"
7位 シリル・ルモワン(フランス、ソウル・ソジャサン)
8位 ベン・ハーマンス(ベルギー、レディオシャック) +18"
9位 ラスロ・ボドロギ(フランス、カチューシャ)
10位 ラファー・シュティオウイ(チュニジア、アクアエサポーネ) +19"
第4ステージ終了後個人総合成績
1位 ドミニク・コルニュ(ベルギー、スキル・シマノ) 12h11'56"
2位 コース・ムーレンハウト(オランダ、ラボバンク) +04"
3位 ステイン・デヴォルデル(ベルギー、クイックステップ)
4位 ブラム・タンキンク(オランダ、ラボバンク) +08"
5位 トーマス・ヴァイクス(リトアニア、レディオシャック) +14"
6位 ダヴィ・ブシェ(フランス、ラウンドバウ・クレジット )
7位 ニック・ナイエンス(ベルギー、ラボバンク)
8位 リューウェ・ウェストラ(オランダ、ヴァカンソレイユ) +15"
9位 シリル・ルモワンヌ(フランス、ソウル・ソジャサン)
10位 ラスロ・ボドロギ(ハンガリー、カチューシャ) +18"
新人賞
ドミニク・コルニュ(ベルギー、スキル・シマノ)
チーム総合
ラボバンク
text:MakotoAYANO
photo:CorVos
第4ステージはヘルゼーレをスタート・ゴール地点とする16.7kmの個人TT。この日はレース中に大きく天候が変わった。途中から降り出した雨は徐々に激しさを増し、総合成績上位の選手ほど厳しい条件となった。
最も速いタイムをマークしたのは序盤スタートのドミニク・コルニュ(ベルギー、スキル・シマノ)。21分13秒86のタイムは誰にも破られることがなかった。
総合上位陣は走行中に強い雨に降られた。総合3位のトーマス・ヴァイクス(リトアニア、レディオシャック)は中間ポイントでコルニュらのタイムを上回る暫定トップのタイムをマークするが、降り出した雨のため濡れた路面に手を焼き、結果的にはステージ22位と大きくタイムを落とす。
最終走者の総合リーダー、フィリップ・ジルベール(ベルギー、オメガファーマ・ロット)は終始激しい雨の中を走ることになり、結果的にはステージ33位のタイム。これにより総合は14位まで落とすことになる。
4秒差で2位のタイムをマークしたのはコース・ムーレンハウト(オランダ、ラボバンク)。3位はステイン・デヴォルデル(ベルギー、クイックステップ)だった。
コルニュの勝利はスキル・シマノにとって第2ステージのケニー・ファンヒュンメルに続く今大会2勝目。この走りでムーレンハウトに4秒差でリーダージャージも獲得した。
2006年のU23世界選手権個人TTチャンピオンであるコルニュは、今年からスキル・シマノ入りした24歳。この勝利が2008年ジロ・デル・カポのステージ優勝以来のプロ通算2勝目となる。昨年大会は総合3位で終えている。
コルニュは言う「このステージレースに焦点を合わせていて、とくにこのタイムトライアルを狙っていた。昨年は総合3位で終えているので、今年はリーダーのポジションを守れるようにベストを尽くしたい」と語っている。
なお別府史之(日本、レディオシャック)はトップから36秒遅れのステージ21位と健闘。総合も21にジャンプアップしている。
ツアー・オブ・ベルギー2010第4ステージ 結果
1位 ドミニク・コルニュ(ベルギー、スキル・シマノ) 21'13"
2位 コース・ムーレンハウト(オランダ、ラボバンク) +04"
3位 ステイン・デヴォルデル(ベルギー、クイックステップ)
4位 ブラム・タンキンク(オランダ、ラボバンク) +08"
5位 ニック・ナイエンス(ベルギー、ラボバンク) +14"
6位 リューウェ・ウェストラ(オランダ、ヴァカンソレイユ) +15"
7位 シリル・ルモワン(フランス、ソウル・ソジャサン)
8位 ベン・ハーマンス(ベルギー、レディオシャック) +18"
9位 ラスロ・ボドロギ(フランス、カチューシャ)
10位 ラファー・シュティオウイ(チュニジア、アクアエサポーネ) +19"
第4ステージ終了後個人総合成績
1位 ドミニク・コルニュ(ベルギー、スキル・シマノ) 12h11'56"
2位 コース・ムーレンハウト(オランダ、ラボバンク) +04"
3位 ステイン・デヴォルデル(ベルギー、クイックステップ)
4位 ブラム・タンキンク(オランダ、ラボバンク) +08"
5位 トーマス・ヴァイクス(リトアニア、レディオシャック) +14"
6位 ダヴィ・ブシェ(フランス、ラウンドバウ・クレジット )
7位 ニック・ナイエンス(ベルギー、ラボバンク)
8位 リューウェ・ウェストラ(オランダ、ヴァカンソレイユ) +15"
9位 シリル・ルモワンヌ(フランス、ソウル・ソジャサン)
10位 ラスロ・ボドロギ(ハンガリー、カチューシャ) +18"
新人賞
ドミニク・コルニュ(ベルギー、スキル・シマノ)
チーム総合
ラボバンク
text:MakotoAYANO
photo:CorVos