2010/05/30(日) - 15:20
逃げ切りを決めて大金星を挙げたヨハン・チョップ。そしてバッソはマリアローザをほぼ手中に収めた。攻撃に出たエヴァンスとサストレは総合を覆すには至らず。総合争いはほぼ決着を見たようだ。
ステージ優勝のヨハン・チョップ(スイス、Bboxブイグテレコム)
これは本当にすごいことだ。夢を見ているようだ。本当にハッピーだ。他の惑星にいるみたいだ。ガヴィア峠を譲るつもりは全くなかった。なぜならそれはチーマコッピだから。
そしてそれが僕にステージ優勝できる状況もももらたしてくれた。
下りではなるべくリスクを冒さないように走った。しかしステージに勝つだけのマージンは保っておきたかった。最後の上りではすべてを出し切った。総合争いの選手たちのアタックが起こっていることは無線で聞いていた。それでも勝てたことは本当に嬉しい。
ジロのステージに勝ったことは、僕にとって最大の勝利だ。6ヶ月なる息子にこの勝利を贈りたい。
(シモーニにガヴィア峠第一通過を譲る気はなかったのか?と訊かれ)
「シモーニは既に何度もレースに勝っているので、それを渡すつもりはなかったよ。あの瞬間は本当の戦いだった」。
総合優勝を確定的にしたイヴァン・バッソ(イタリア、リクイガス)
僕らはレースをコントロールしきった。ヴァノッティは素晴らしい働きをしてくれた。誰もがニーバリがチャンピオンだと知っている。だからこのジャージは彼の物でもある。
まだジロに勝ったわけじゃない。今日は勝利に向けての大きなステップだ。アローヨとの差を広げることにも成功した。でも僕はヴェローナのフィニッシュラインを越えるまでは楽に息をしないよ。
アローヨをもっと引き離す必要がある。最後の最後まで何があるか分からない。昨年のジロでメンショフがそうだったようにね。
チームは素晴らしい働きをした。ヴィノクロフとサストレがアタックしたときは神経質になったけれど、僕らの作戦はチームが一丸となって追うことだった。だからそのアタックには応じなかったんだ。
ステージ2位。総合5位 カデル・エヴァンス(オーストラリア、BMCレーシング)
僕はジロがスタートした時ほど強くない。それが何故かは知っているけれど、今は言えない。ジロの中盤から問題があった。そのことについてはヴェローナに着いたら話をするよ。
僕は現実的にならなくてはいけなかった。リクイガスとバッソが強いことは、モルティローロで見たとおりだった。何か出来るチャンスはほんの僅かだった。僕のチームメイトは最後の上りの前でいなくなってしまったけれど、彼らには5人いた。
またベスト体調への回復に向けて集中する。ツール・ド・フランスのことを考えるよ。
アタックしたのはステージ優勝したかったからだ。しかしチョップを捕まえることはできなかった。そして彼が勝った。それが自転車競技だ。サストレとヴィノクロフが早めにアタックを掛けるのは見たけれど、僕は今日、回復のことを考えていた。明日のタイムトライアルで勝てる脚があればいいね。
総合8位に落としたカルロス・サストレ(スペイン、サーヴェロ・テストチーム)
これが僕に残された最後のチャンスだったから、今日早めに賭けに出た。僕はすでにツール・ド・フランスに勝ってポディウムに上っているから、リスクを冒す価値はあるんだ。しかし逃げグループのなかでうまく協調がとれなかったから、努力した割に得られるものはなかった。
報われはしなかったけれど、ジロの最後の最後まで戦えたことについてはハッピーだよ。
ソースは現地取材、記者会見、チーム公式ウェブサイト、主催新聞ガゼッタ・デッロ・スポルト紙、選手個人のウェブサイトおよびTwitterなど。
text:Makoto.AYANO
photo:Kei Tsuji,Riccardo Scanferla
ステージ優勝のヨハン・チョップ(スイス、Bboxブイグテレコム)
これは本当にすごいことだ。夢を見ているようだ。本当にハッピーだ。他の惑星にいるみたいだ。ガヴィア峠を譲るつもりは全くなかった。なぜならそれはチーマコッピだから。
そしてそれが僕にステージ優勝できる状況もももらたしてくれた。
下りではなるべくリスクを冒さないように走った。しかしステージに勝つだけのマージンは保っておきたかった。最後の上りではすべてを出し切った。総合争いの選手たちのアタックが起こっていることは無線で聞いていた。それでも勝てたことは本当に嬉しい。
ジロのステージに勝ったことは、僕にとって最大の勝利だ。6ヶ月なる息子にこの勝利を贈りたい。
(シモーニにガヴィア峠第一通過を譲る気はなかったのか?と訊かれ)
「シモーニは既に何度もレースに勝っているので、それを渡すつもりはなかったよ。あの瞬間は本当の戦いだった」。
総合優勝を確定的にしたイヴァン・バッソ(イタリア、リクイガス)
僕らはレースをコントロールしきった。ヴァノッティは素晴らしい働きをしてくれた。誰もがニーバリがチャンピオンだと知っている。だからこのジャージは彼の物でもある。
まだジロに勝ったわけじゃない。今日は勝利に向けての大きなステップだ。アローヨとの差を広げることにも成功した。でも僕はヴェローナのフィニッシュラインを越えるまでは楽に息をしないよ。
アローヨをもっと引き離す必要がある。最後の最後まで何があるか分からない。昨年のジロでメンショフがそうだったようにね。
チームは素晴らしい働きをした。ヴィノクロフとサストレがアタックしたときは神経質になったけれど、僕らの作戦はチームが一丸となって追うことだった。だからそのアタックには応じなかったんだ。
ステージ2位。総合5位 カデル・エヴァンス(オーストラリア、BMCレーシング)
僕はジロがスタートした時ほど強くない。それが何故かは知っているけれど、今は言えない。ジロの中盤から問題があった。そのことについてはヴェローナに着いたら話をするよ。
僕は現実的にならなくてはいけなかった。リクイガスとバッソが強いことは、モルティローロで見たとおりだった。何か出来るチャンスはほんの僅かだった。僕のチームメイトは最後の上りの前でいなくなってしまったけれど、彼らには5人いた。
またベスト体調への回復に向けて集中する。ツール・ド・フランスのことを考えるよ。
アタックしたのはステージ優勝したかったからだ。しかしチョップを捕まえることはできなかった。そして彼が勝った。それが自転車競技だ。サストレとヴィノクロフが早めにアタックを掛けるのは見たけれど、僕は今日、回復のことを考えていた。明日のタイムトライアルで勝てる脚があればいいね。
総合8位に落としたカルロス・サストレ(スペイン、サーヴェロ・テストチーム)
これが僕に残された最後のチャンスだったから、今日早めに賭けに出た。僕はすでにツール・ド・フランスに勝ってポディウムに上っているから、リスクを冒す価値はあるんだ。しかし逃げグループのなかでうまく協調がとれなかったから、努力した割に得られるものはなかった。
報われはしなかったけれど、ジロの最後の最後まで戦えたことについてはハッピーだよ。
ソースは現地取材、記者会見、チーム公式ウェブサイト、主催新聞ガゼッタ・デッロ・スポルト紙、選手個人のウェブサイトおよびTwitterなど。
text:Makoto.AYANO
photo:Kei Tsuji,Riccardo Scanferla