2020/11/08(日) - 19:03
富士見パノラマで開催された全日本選手権最終日、第2レースの模様をレポート。男子ジュニアで松本一成(Team SCOTT)が3年連続の、男子マスターズで山本和弘(Cannondale Japan)が2年連続のタイトルを確保した。
男子ジュニアレースで松本一成が3年連続優勝
第1レース(男子アドバンス、男女チャレンジ)を経て、午前10時にスタートした第2レースは男子ユースと男子ジュニア、そして男子マスターズ(2分差出走)による3カテゴリー混走。注目の男子ジュニアレースでは、スタートから2年連続アジアチャンピオンの松本一成(Team SCOTT)が飛び出した。
松本駿(Team SCOTT)の息子であり、松本璃奈の弟である松本一成は、1周目が終わる頃には10秒以上の差をつけて独走体制に持ち込むことに成功。高本亮太(Limited Team 846)が2番手を維持し、昨年大会3位、アジア選手権3位の中島渉(弱虫ペダルサイクリングチーム)は村上裕二郎(松山工業高校)らとメダル争いを繰り広げた。
ジュニアカテゴリーで頭ひとつ抜けた強さを誇る松本の走りは盤石だった。「いつもより短いレースだったので自信を持ってスタートからプッシュした」終始安定した走りを続け、最終的に高本を30秒近く、村上を45秒近く引き離して3年連続3回目の全日本ジュニアタイトルを勝ち取った。
「やはり地元レースですし、2年連続アジア王者として全日本選手権を落とすわけにはいきませんでした」と、フィニッシュ後に語った松本。今後は初のU23カテゴリー選手としてシクロクロス全日本選手権に臨み表彰台獲得を狙い、時勢が落ち着いた際には積極的にワールドカップに参戦し、世界で通用する選手になりたいと話している。
また、ジュニアと同時出走で争われたユースカテゴリーでは柚木伸元(ProRide)が2位の高橋翔(cycleclub 3UP.)を2分以上引き離して優勝している。
盤石の走りを披露した山本和弘が男子マスターズ連覇
35歳以上の選手たちで争われる男子マスターズレースに出場したのは49名。ホールショットを岡本紘幸(インパルス)が決め、すぐに昨年度覇者の山本和弘(Cannondale Japan)がリードを奪う。
この二人の背後には品川真寛(MIYATA MERIDA BIKING TEAM)と斎藤朋寛(RIDELIFE GIANT)、そして島田真琴(ペダル)といった歴戦のベテラン選手たちが続き、最後尾からは、かつて全日本選手権を制した竹谷賢二(Endurelife)が猛烈な勢いで追い上げた。
山本兄弟の兄、山本和弘の走りもまた盤石だった。「最初から全開で攻めると決めてその通りに走った。良いレースができました」と言う安定したレース運びで、単独2番手となっても粘り続けた岡本を28秒引き離して勝利を収めた。3位は「練習不足で登りがキツかった」と言う品川。竹谷は「みんな早くて全然前に追いつきませんでした」と笑いつつ、6位フィニッシュ(50代優勝)という未だ衰えないポテンシャルを見せつけた。
男子ジュニアレースで松本一成が3年連続優勝
第1レース(男子アドバンス、男女チャレンジ)を経て、午前10時にスタートした第2レースは男子ユースと男子ジュニア、そして男子マスターズ(2分差出走)による3カテゴリー混走。注目の男子ジュニアレースでは、スタートから2年連続アジアチャンピオンの松本一成(Team SCOTT)が飛び出した。
松本駿(Team SCOTT)の息子であり、松本璃奈の弟である松本一成は、1周目が終わる頃には10秒以上の差をつけて独走体制に持ち込むことに成功。高本亮太(Limited Team 846)が2番手を維持し、昨年大会3位、アジア選手権3位の中島渉(弱虫ペダルサイクリングチーム)は村上裕二郎(松山工業高校)らとメダル争いを繰り広げた。
ジュニアカテゴリーで頭ひとつ抜けた強さを誇る松本の走りは盤石だった。「いつもより短いレースだったので自信を持ってスタートからプッシュした」終始安定した走りを続け、最終的に高本を30秒近く、村上を45秒近く引き離して3年連続3回目の全日本ジュニアタイトルを勝ち取った。
「やはり地元レースですし、2年連続アジア王者として全日本選手権を落とすわけにはいきませんでした」と、フィニッシュ後に語った松本。今後は初のU23カテゴリー選手としてシクロクロス全日本選手権に臨み表彰台獲得を狙い、時勢が落ち着いた際には積極的にワールドカップに参戦し、世界で通用する選手になりたいと話している。
また、ジュニアと同時出走で争われたユースカテゴリーでは柚木伸元(ProRide)が2位の高橋翔(cycleclub 3UP.)を2分以上引き離して優勝している。
盤石の走りを披露した山本和弘が男子マスターズ連覇
35歳以上の選手たちで争われる男子マスターズレースに出場したのは49名。ホールショットを岡本紘幸(インパルス)が決め、すぐに昨年度覇者の山本和弘(Cannondale Japan)がリードを奪う。
この二人の背後には品川真寛(MIYATA MERIDA BIKING TEAM)と斎藤朋寛(RIDELIFE GIANT)、そして島田真琴(ペダル)といった歴戦のベテラン選手たちが続き、最後尾からは、かつて全日本選手権を制した竹谷賢二(Endurelife)が猛烈な勢いで追い上げた。
山本兄弟の兄、山本和弘の走りもまた盤石だった。「最初から全開で攻めると決めてその通りに走った。良いレースができました」と言う安定したレース運びで、単独2番手となっても粘り続けた岡本を28秒引き離して勝利を収めた。3位は「練習不足で登りがキツかった」と言う品川。竹谷は「みんな早くて全然前に追いつきませんでした」と笑いつつ、6位フィニッシュ(50代優勝)という未だ衰えないポテンシャルを見せつけた。
男子ジュニア結果
1位 | 松本一成(Team SCOTT) | 50:25:76 |
2位 | 高本亮太(Limited Team 846) | +28:50 |
3位 | 村上裕二郎(松山工業高校) | +43.68 |
4位 | 中島渉(弱虫ペダルサイクリングチーム) | +50.61 |
5位 | 副島達海(Limited Team 846) | +2:22.02 |
男子ユース結果
1位 | 柚木伸元(ProRide) | 51:02:21 |
2位 | 高橋翔(cycleclub 3UP.) | +2:06:14 |
3位 | 楠皓雅(都城工業高校) | +2:27.34 |
4位 | 永野昇海(イナーメ信濃山形) | +2:31.35 |
5位 | 野澤瑠(TEAM BG8) | +2:35.58 |
男子マスターズ結果
1位 | 山本和弘(Cannondale Japan) | 1:10:46 |
2位 | 岡本紘幸(インパルス) | +28:38 |
3位 | 品川真寛(MIYATA MERIDA BIKING TEAM) | +1:49.15 |
4位 | 島田真琴(ペダル) | +3:02.00 |
5位 | 斎藤朋寛(RIDELIFE GIANT) | +3:26.77 |
text:So Isobe
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