2010/05/28(金) - 21:53
決まった逃げだけでも数十回。激しいアタック合戦のすえ終盤にできた逃げは12名。宮澤やワン・カンポーらを下したのは辻善光(宇都宮ブリッツェン)。チームにも個人にも嬉しい勝利を挙げて個人総合リーダーになった。
ゴール、辻善光(宇都宮ブリッツェン)が優勝 photo:Hideaki.TAKAGI5月28日(金)、ツール・ド・熊野第1ステージ 赤木川清流コースが和歌山県新宮市で行われた。新宮駅前をパレードスタートし、赤木川沿いを往復する8周130.4kmのコースだ。中間の折り返し地点は幅員2.5mほどと狭く曲がりくねる。スタート/フィニッシュライン手前1kmは直角に曲がっていきなり細い道でコンクリート舗装の急勾配の坂へ。全体の9割がたが平坦だが落とし穴の待っているコースだ。
今日も天気がいい。青空と緑のもと、パレード走行の選手たちは往復コースへ入る。すぐにアタックがかかる。シマノ、ニッポ、BSアンカー、ブリッツェン、マトリックスに加え鹿屋がさかんにアタックを仕掛ける。海外勢ではホンコン、カザフ勢らが中心で、各チーム総がかりのアタック合戦だ。
3賞ジャージが揃う photo:Hideaki.TAKAGI多くは数名程度の逃げだが、15名ほどの逃げが数回できるも1周以内で吸収される。常にアタックがかかり選手が休めない状態が続き、中盤以降は中切れで脱落する選手が目立ってくる。
アタック合戦が延々と、小さなものも含めれば数百回の攻撃が繰り返される。そしてラスト2周へ向かう小さな上り区間後に12名の逃げが決まる。カザフスタンが3名、リーダーの宮澤崇史(チームNIPPO)も含まれている。含まれていないのはシマノ、鹿屋らだ。12名は協調して後続との差を広げ、差は30秒から1分になる。メイン集団はシマノ勢が中心に引くが差は広がるばかりに。
中盤の逃げ photo:Hideaki.TAKAGI最終周回に入り、ラスト10kmを切るあたりから先頭では小さなアタックがかかり始める。多勢のカザフ勢が交互に仕掛ける。福島晋一(クムサン・ジンセンアジア)も積極的。これらの追走にはリーダーの宮澤自身も加わる。数名単位で差をつけるが結局ゴールまでにはすべて吸収。最後のコーナーを2番手でクリアした辻が優勝した。
辻にとっては12名の逃げにチームメイトの柿沼章が入っていたのが心強かった。2位の宮澤はガロッファロがいたものの、終盤は宮澤自身で追走する場面が多くここで脚を使ってしまった。
ラスト4km、ミズロフのアタックをワン・カンポーが吸収 photo:Hideaki.TAKAGI攻めるのは賭けだが、自分に合っている
辻は2年前の国体ロード以来のロード優勝でUCIでは初。
「攻めに出た走りをしたことがよかったと思う。疲れていたので攻めたくはなかった。攻めるのは賭けだが、それが自分に合っているというのがわかった。(タレてだめになったら)怒られるかなと思ったけど、自分を信じて柿沼さんと前へ動いたことが結果につなっがたと思う」
「今までつらかった。ファンの方の期待が大きいが、結果を出せなかった。チーム内でも期待されていたので、勝つこと以外なかった。本当に嬉しい」
次の第2ステージは熊野山岳コース。上りの厳しさ、そして下りの厳しさは超級。熊野の下りは恐らく国内で最高の難
ゴール、辻善光(宇都宮ブリッツェン)が先行 photo:Hideaki.TAKAGI易度を誇るもの。美しい千枚田を舞台に山岳選手が活躍する。
結果 第1ステージ 130.4km
1位 辻善光(宇都宮ブリッツェン)2時間54分10秒
2位 宮澤崇史(チームNIPPO)
3位 ワン・カンポー(ホンコンチーム)
4位 ロマン・ジエンタエフ(カザフスタンナショナルチーム)
5位 向川尚樹(マトリックスパワータグ)
6位 福島晋一(クムサン・ジンセンアジア)
7位 アレクサンドル・シュセモイン(カザフスタンナショナルチーム)
8位 飯島誠(チームブリヂストン・アンカー)
9位 アンドレイ・ミズロフ(カザフスタンナショナルチーム)
10位 ヴィンツェンツォ・ガロッファロ(チームNIPPO)
ステージ表彰 photo:Hideaki.TAKAGI
個人総合時間賞
1位 辻善光(宇都宮ブリッツェン)2時間55分02秒
2位 宮澤崇史(チームNIPPO)+02秒
3位 ワン・カンポー(ホンコンチーム)+06秒
4位 向川尚樹(マトリックスパワータグ)+09秒
5位 福島晋一(クムサン・ジンセンアジア)+10秒
6位 飯島誠(チームブリヂストン・アンカー)+10秒
7位 アンドレイ・ミズロフ(カザフスタンナショナルチーム)+11秒
8位 ロマン・ジエンタエフ(カザフスタンナショナルチーム)+11秒
9位 アレクサンドル・シュセモイン(カザフスタンナショナルチーム)+11秒
10位 ヴィンツェンツォ・ガロッファロ(チームNIPPO)+12秒
個人総合ポイント賞
1位 宮澤崇史(チームNIPPO)30ポイント
2位 辻善光(宇都宮ブリッツェン)26ポイント
3位 向川尚樹(マトリックスパワータグ)19ポイント
個人総合山岳賞
1位 ヴィンツェンツォ・ガロッファロ(チームNIPPO)4ポイント
2位 ロマン・ジエンタエフ(カザフスタンナショナルチーム)1ポイント
3位 アレクサンドル・シュセモイン(カザフスタンナショナルチーム)1ポイント
団体総合時間賞
1位 カザフスタンナショナルチーム 8時間45分38秒
2位 チームNIPPO +01分12秒
3位 チームブリヂストン・アンカー+01分33秒
photo&text:高木秀彰
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今日も天気がいい。青空と緑のもと、パレード走行の選手たちは往復コースへ入る。すぐにアタックがかかる。シマノ、ニッポ、BSアンカー、ブリッツェン、マトリックスに加え鹿屋がさかんにアタックを仕掛ける。海外勢ではホンコン、カザフ勢らが中心で、各チーム総がかりのアタック合戦だ。
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アタック合戦が延々と、小さなものも含めれば数百回の攻撃が繰り返される。そしてラスト2周へ向かう小さな上り区間後に12名の逃げが決まる。カザフスタンが3名、リーダーの宮澤崇史(チームNIPPO)も含まれている。含まれていないのはシマノ、鹿屋らだ。12名は協調して後続との差を広げ、差は30秒から1分になる。メイン集団はシマノ勢が中心に引くが差は広がるばかりに。
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辻にとっては12名の逃げにチームメイトの柿沼章が入っていたのが心強かった。2位の宮澤はガロッファロがいたものの、終盤は宮澤自身で追走する場面が多くここで脚を使ってしまった。
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辻は2年前の国体ロード以来のロード優勝でUCIでは初。
「攻めに出た走りをしたことがよかったと思う。疲れていたので攻めたくはなかった。攻めるのは賭けだが、それが自分に合っているというのがわかった。(タレてだめになったら)怒られるかなと思ったけど、自分を信じて柿沼さんと前へ動いたことが結果につなっがたと思う」
「今までつらかった。ファンの方の期待が大きいが、結果を出せなかった。チーム内でも期待されていたので、勝つこと以外なかった。本当に嬉しい」
次の第2ステージは熊野山岳コース。上りの厳しさ、そして下りの厳しさは超級。熊野の下りは恐らく国内で最高の難
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結果 第1ステージ 130.4km
1位 辻善光(宇都宮ブリッツェン)2時間54分10秒
2位 宮澤崇史(チームNIPPO)
3位 ワン・カンポー(ホンコンチーム)
4位 ロマン・ジエンタエフ(カザフスタンナショナルチーム)
5位 向川尚樹(マトリックスパワータグ)
6位 福島晋一(クムサン・ジンセンアジア)
7位 アレクサンドル・シュセモイン(カザフスタンナショナルチーム)
8位 飯島誠(チームブリヂストン・アンカー)
9位 アンドレイ・ミズロフ(カザフスタンナショナルチーム)
10位 ヴィンツェンツォ・ガロッファロ(チームNIPPO)
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個人総合時間賞
1位 辻善光(宇都宮ブリッツェン)2時間55分02秒
2位 宮澤崇史(チームNIPPO)+02秒
3位 ワン・カンポー(ホンコンチーム)+06秒
4位 向川尚樹(マトリックスパワータグ)+09秒
5位 福島晋一(クムサン・ジンセンアジア)+10秒
6位 飯島誠(チームブリヂストン・アンカー)+10秒
7位 アンドレイ・ミズロフ(カザフスタンナショナルチーム)+11秒
8位 ロマン・ジエンタエフ(カザフスタンナショナルチーム)+11秒
9位 アレクサンドル・シュセモイン(カザフスタンナショナルチーム)+11秒
10位 ヴィンツェンツォ・ガロッファロ(チームNIPPO)+12秒
個人総合ポイント賞
1位 宮澤崇史(チームNIPPO)30ポイント
2位 辻善光(宇都宮ブリッツェン)26ポイント
3位 向川尚樹(マトリックスパワータグ)19ポイント
個人総合山岳賞
1位 ヴィンツェンツォ・ガロッファロ(チームNIPPO)4ポイント
2位 ロマン・ジエンタエフ(カザフスタンナショナルチーム)1ポイント
3位 アレクサンドル・シュセモイン(カザフスタンナショナルチーム)1ポイント
団体総合時間賞
1位 カザフスタンナショナルチーム 8時間45分38秒
2位 チームNIPPO +01分12秒
3位 チームブリヂストン・アンカー+01分33秒
photo&text:高木秀彰
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