2020/10/09(金) - 15:34
オーストリアで開催中のMTB世界選手権は大会2日目。泥のハードコンディションの中開催されたXCO男女ジュニアで開催国オーストリアとドイツが金メダルを獲得している。
XCO女子ジュニア:ミッターウォールナーが開催国オーストリアに金メダル
XCO女子ジュニア 泥コースでリードを積み上げるモナ・ミッターウォールナー(オーストリア) photo:UCI/MoritzAblinger
XCO女子ジュニア 初優勝を遂げたモナ・ミッターウォールナー(オーストリア) photo:UCI/MoritzAblinger
雨雲が去り、暖かい太陽の光が降り注いだMTB世界選手権開催地のオーストリア、レオガング。しかし依然としてコースはヘビーマッドのままであり、2日目に行われた男女ジュニアレースもまた、超タフコンディションの中で開催された。
47名出走で争われた女子ジュニアレース(スタートラップ+4周回=13.6km)を席巻したのは、地元オーストリアのモナ・ミッターウォールナー。昨年大会で2度のパンクに見舞われながらも2位銀メダルを得ていたミッターウォールナーは、前哨戦のワールドカップで勝利した勢いそのままにリードを積み重ねる。落車や泥によるチェーン脱落といったトラブルにもペースを崩すことなく、ミッターウォールナーが母国開催の世界選手権で金メダルを射止めた。
「今日のレースは凄まじかった。一度リズムが狂ってしまうほどの酷い落車をして、さらに泥汚れで2度チェーン落ち。そこからは落ち着いてミスが無いよう冷静にレースを進めた。ホームでの世界選手権で世界王者になれたなんて、ただただ特別な気分」と喜びを語っている。
XCO男子ジュニア:クライヤーがドイツに金メダルをもたらす
XCO男子ジュニアレースがスタート。ライリー・エイモス(アメリカ)がホールショット photo:UCI/MoritzAblinger
XCO男子ジュニア 優勝したレナートヤン・クライヤー(ドイツ) photo:UCI/MoritzAblinger
82名が出走した男子ジュニアレース(スタートラップ+4周回=13.6km)では「パーフェクトなスタートを切れた」と言う全米ジュニア王者のライリー・エイモス(アメリカ)が序盤の主導権を握ったものの、チェーン落ちで後退。代わって先頭に立ったレナートヤン・クライヤー(ドイツ)とヤニス・バウマン(スイス)が最終周回まで激しい勝負を繰り広げ、上りでリードを稼いだクライヤーが40秒リードでアルカンシエルを射止めている。
また、序盤リードしたエイモスは3位銅メダルを手中に収めかけていたものの、最終盤のコーナーで落車。ルカ・マルタン(フランス)の3位浮上を許し、4位でフィニッシュしている。
XCO男子ジュニア 優勝したレナートヤン・クライヤー(ドイツ) photo:UCI/MoritzAblinger
2日目を終え、獲得メダルランキングではフランスが金2、銀1、銅1。MTB大国スイスは銀と銅を2つずつ。本日3日目にはダウンヒル予選とXCO男子U23レースが開催される。
XCO女子ジュニア:ミッターウォールナーが開催国オーストリアに金メダル


雨雲が去り、暖かい太陽の光が降り注いだMTB世界選手権開催地のオーストリア、レオガング。しかし依然としてコースはヘビーマッドのままであり、2日目に行われた男女ジュニアレースもまた、超タフコンディションの中で開催された。
47名出走で争われた女子ジュニアレース(スタートラップ+4周回=13.6km)を席巻したのは、地元オーストリアのモナ・ミッターウォールナー。昨年大会で2度のパンクに見舞われながらも2位銀メダルを得ていたミッターウォールナーは、前哨戦のワールドカップで勝利した勢いそのままにリードを積み重ねる。落車や泥によるチェーン脱落といったトラブルにもペースを崩すことなく、ミッターウォールナーが母国開催の世界選手権で金メダルを射止めた。
「今日のレースは凄まじかった。一度リズムが狂ってしまうほどの酷い落車をして、さらに泥汚れで2度チェーン落ち。そこからは落ち着いてミスが無いよう冷静にレースを進めた。ホームでの世界選手権で世界王者になれたなんて、ただただ特別な気分」と喜びを語っている。
XCO男子ジュニア:クライヤーがドイツに金メダルをもたらす


82名が出走した男子ジュニアレース(スタートラップ+4周回=13.6km)では「パーフェクトなスタートを切れた」と言う全米ジュニア王者のライリー・エイモス(アメリカ)が序盤の主導権を握ったものの、チェーン落ちで後退。代わって先頭に立ったレナートヤン・クライヤー(ドイツ)とヤニス・バウマン(スイス)が最終周回まで激しい勝負を繰り広げ、上りでリードを稼いだクライヤーが40秒リードでアルカンシエルを射止めている。
また、序盤リードしたエイモスは3位銅メダルを手中に収めかけていたものの、最終盤のコーナーで落車。ルカ・マルタン(フランス)の3位浮上を許し、4位でフィニッシュしている。

2日目を終え、獲得メダルランキングではフランスが金2、銀1、銅1。MTB大国スイスは銀と銅を2つずつ。本日3日目にはダウンヒル予選とXCO男子U23レースが開催される。
MTB世界選手権2020 XCO男子ジュニア結果
1位 | レナートヤン・クライヤー(ドイツ) | 1:16:39 |
2位 | ヤニス・バウマン(スイス) | 0:40 |
3位 | ルカ・マルタン(フランス) | 1:24 |
4位 | ライリー・エイモス(アメリカ) | 1:26 |
5位 | オリバーフェデルソ・ソルヴォ(デンマーク) | 4:28 |
MTB世界選手権2020 XCO女子ジュニア結果
1位 | モナ・ミッターウォールナー(オーストリア) | 1:15:55 |
2位 | ルイザ・ダウバーマン(ドイツ) | 1:56 |
3位 | アネタ・ノヴォトナ(チェコ) | 2:36 |
4位 | オリヴィア・オネスティ(フランス) | 4:27 |
5位 | リヌ・バークヤー(フランス) | 5:53 |
text:So Isobe
Amazon.co.jp