2020/10/04(日) - 10:23
15.1kmの超高速個人タイムトライアルで幕開けたジロ・デ・イタリア。「レインボージャージの上にピンクジャージを着るのは夢のようだ」と語るフィリッポ・ガンナ(イタリア、イネオス・グレナディアーズ)をはじめ、総合でリードを得た選手、タイムを失った選手たちのコメントを紹介します。
ステージ1位 フィリッポ・ガンナ(イタリア、イネオス・グレナディアーズ)
世界チャンピオンジャージを着て優勝したことをとても嬉しく思う。イタリアが誇るステージ優勝を飾ることができた。何人かの選手が落車していたし、今日の目標は安全に最後まで走りきることだった。チームカーに乗るダリオ・チオーニ監督の存在が大きかったと思う。最終コーナーのマンホールまで、事細かにコースの状態を伝えてくれた。とにかく滑らかに走ることを心がけたよ。
これまでトラック世界選手権で4つの金メダルを獲得し、先週タイムトライアルで優勝し、今日マリアローザを獲得。レインボージャージの上にピンクジャージを着るのは夢のようだ。自分のキャリアはまだまだこれからであると願っている。明日からはゲラント・トーマスのために走るよ。
ステージ2位 ホアン・アルメイダ(ポルトガル、ドゥクーニンク・クイックステップ)
風が強くて、しかも前半から石畳の登りが登場する難しいコースだった。苦しみながらも集中力を切らさず、自分のペースを貫いた。右から左から風が吹く状況だったので、テクニカルな下りでも平坦区間でもリスクを冒さず。コーナーもとても滑りやすかったけど、上手く走ることができたと思う。
暫定トップタイムだと聞いて飛び上がったよ。長い時間ホットシートに座るのは誇らしかった。初めてのグランツールの最初のステージで2位に入ったことは大きな自信につながる。
ステージ3位 ミッケル・ビョーグ(デンマーク、UAEチームエミレーツ)
結果には満足している。良い走りができたという実感があるし、キャリアの中で最高の結果を残すことができたと思う。終盤に追い込むために、最初の登りを抑えめに走ったんだ。おかげでラスト6kmの平坦区間で差をつけることができたと思う。風が大きなファクターだったものの、与えられた状況の中を走ることしかできない。今日のガンナの走りは別次元だった。
ステージ4位 ゲラント・トーマス(イギリス、チームイネオス)
ところどころ突風が吹くコンディションで、とても風が強かったけど、DHバーを握って快適に走ることができた。前半から飛ばしすぎた影響で、向かい風が吹く残り2kmでタイムを失ってしまったことは残念だけど、タンクが空になるまで追い込めたよ。
何人かの選手が落車しているのを見て、コーナーでは安全マージンを取った。リスクを負う必要は全くなかった。今日の走りにはとても満足している。
ステージ17位 サイモン・イェーツ(イギリス、ミッチェルトン・スコット)
決して自分向きのコースではなかったので、できる限りの走りをすることに徹した。風が強くてコースもトリッキー。風の中でどれだけ踏めるかというチャレンジだった。建物の間を吹き抜ける突風に押し出されかけたよ。TTバイクに乗り慣れているかどうかがタイムに響いたと思う。1年を通して同じTTバイクに乗っていることが結果に繋がった。
ステージ36位 ヴィクトール・カンペナールツ(ベルギー、NTTプロサイクリング)
油膜に覆われたとても危険なコースだった。しばらく雨が降っていないので路面はオイルだらけ。例えば(世界選手権が開催された)イモラのコースはほとんど再舗装されていたのに、ここでは洗浄さえされていなかった。100km/hを超える高速走行が想定されるので主催者は路面を洗浄するべき。しかも路面も凸凹が連続。誰も歓迎していない危険なコースだった。
ステージ69位 ヴィンチェンツォ・ニバリ(イタリア、トレック・セガフレード)
想定通りの走りだったので自分のパフォーマンスには満足している。力強い走りをしたゲラント・トーマスを除いて、総合ライバルたちから遅れることもなかった。今日はとにかく風に大きく左右されるステージだった。とにかくトーマスの走りには脱帽。明日からのステージに集中したい。
ステージ96位 ステフェン・クライスヴァイク(オランダ、ユンボ・ヴィスマ)
試走時と全く風向きが変わっていた。ペースを刻むのが難しかったけど、タイムを伸ばせなかった総合上位候補は自分だけではない。ゲラント・トーマスから大きなタイムを失ったことは残念ではあるけど、まだ挽回のチャンスは多く残されている。自分たちがこれから何をしなければならないのか明確にわかっている。
ステージ100位 ヤコブ・フルサン(デンマーク、アスタナ)
忘れ去りたい日になった。(落車負傷した)ミゲルアンヘル・ロペスの早い回復を願う。彼の不在が3週間の戦いの中で痛手になることは間違いない。今日はコース自体が厳しく、風が強く吹いていたので危険だった。明日以降は運を味方につけて戦い続けたい。
ステージ115位 新城幸也(バーレーン・マクラーレン)
昨晩から吹き始めた風が朝も止まずに1日吹いていた(時間によって強さは変わったが…)。特に総合を狙っている選手には出走順によって、明暗が別れた結果となった。バーレーン・マクラーレンは総合を狙っている選手とTTを得意としている選手を序盤にスタートさせたことで大成功!
自分はというと、試走の時点で風で煽られ、真っ直ぐ走れない状況に苦戦しつつも、下り坂は試走で80km/h、本番は91km/hも出ていました(笑)一番早い人では100km/h超えたんじゃないかな!?初めてフロントギヤも58Tというとんでもないものだったし、リズム良く走れたので良かった。明日から始まるステージが楽しみです。とにかく風が少しはおさまってくれるといいけど(笑)
ステージ122位 ラファウ・マイカ(ポーランド、ボーラ・ハンスグローエ)
望んだ通りの開幕とは言えない。風向きが変わったことが後半スタートの選手に不利になったことは明らか。他の総合狙いの選手たちと同様に、大会初日からタイムを失う結果になってしまった。天候ばかりはどうしようもない。調子自体は良いので、残りの3週間で挽回できるという自信がある。
マリアアッズーラを獲得したリック・ツァベル(ドイツ、イスラエル・スタートアップネイション)
1kmの登坂であれば勝負できると思った。コースを見た時点でマリアアッズーラのチャンスがあると思ったんだ。最初からステージ上位は狙えないとわかっていたので挑戦することにした。しっかしウォーミングアップしてスタート。ペテル・サガンのタイムを塗り替えることができるか不安だったけど、やり切ったので満足している。
ステージ1位 フィリッポ・ガンナ(イタリア、イネオス・グレナディアーズ)
世界チャンピオンジャージを着て優勝したことをとても嬉しく思う。イタリアが誇るステージ優勝を飾ることができた。何人かの選手が落車していたし、今日の目標は安全に最後まで走りきることだった。チームカーに乗るダリオ・チオーニ監督の存在が大きかったと思う。最終コーナーのマンホールまで、事細かにコースの状態を伝えてくれた。とにかく滑らかに走ることを心がけたよ。
これまでトラック世界選手権で4つの金メダルを獲得し、先週タイムトライアルで優勝し、今日マリアローザを獲得。レインボージャージの上にピンクジャージを着るのは夢のようだ。自分のキャリアはまだまだこれからであると願っている。明日からはゲラント・トーマスのために走るよ。
ステージ2位 ホアン・アルメイダ(ポルトガル、ドゥクーニンク・クイックステップ)
風が強くて、しかも前半から石畳の登りが登場する難しいコースだった。苦しみながらも集中力を切らさず、自分のペースを貫いた。右から左から風が吹く状況だったので、テクニカルな下りでも平坦区間でもリスクを冒さず。コーナーもとても滑りやすかったけど、上手く走ることができたと思う。
暫定トップタイムだと聞いて飛び上がったよ。長い時間ホットシートに座るのは誇らしかった。初めてのグランツールの最初のステージで2位に入ったことは大きな自信につながる。
ステージ3位 ミッケル・ビョーグ(デンマーク、UAEチームエミレーツ)
結果には満足している。良い走りができたという実感があるし、キャリアの中で最高の結果を残すことができたと思う。終盤に追い込むために、最初の登りを抑えめに走ったんだ。おかげでラスト6kmの平坦区間で差をつけることができたと思う。風が大きなファクターだったものの、与えられた状況の中を走ることしかできない。今日のガンナの走りは別次元だった。
ステージ4位 ゲラント・トーマス(イギリス、チームイネオス)
ところどころ突風が吹くコンディションで、とても風が強かったけど、DHバーを握って快適に走ることができた。前半から飛ばしすぎた影響で、向かい風が吹く残り2kmでタイムを失ってしまったことは残念だけど、タンクが空になるまで追い込めたよ。
何人かの選手が落車しているのを見て、コーナーでは安全マージンを取った。リスクを負う必要は全くなかった。今日の走りにはとても満足している。
ステージ17位 サイモン・イェーツ(イギリス、ミッチェルトン・スコット)
決して自分向きのコースではなかったので、できる限りの走りをすることに徹した。風が強くてコースもトリッキー。風の中でどれだけ踏めるかというチャレンジだった。建物の間を吹き抜ける突風に押し出されかけたよ。TTバイクに乗り慣れているかどうかがタイムに響いたと思う。1年を通して同じTTバイクに乗っていることが結果に繋がった。
ステージ36位 ヴィクトール・カンペナールツ(ベルギー、NTTプロサイクリング)
油膜に覆われたとても危険なコースだった。しばらく雨が降っていないので路面はオイルだらけ。例えば(世界選手権が開催された)イモラのコースはほとんど再舗装されていたのに、ここでは洗浄さえされていなかった。100km/hを超える高速走行が想定されるので主催者は路面を洗浄するべき。しかも路面も凸凹が連続。誰も歓迎していない危険なコースだった。
ステージ69位 ヴィンチェンツォ・ニバリ(イタリア、トレック・セガフレード)
想定通りの走りだったので自分のパフォーマンスには満足している。力強い走りをしたゲラント・トーマスを除いて、総合ライバルたちから遅れることもなかった。今日はとにかく風に大きく左右されるステージだった。とにかくトーマスの走りには脱帽。明日からのステージに集中したい。
ステージ96位 ステフェン・クライスヴァイク(オランダ、ユンボ・ヴィスマ)
試走時と全く風向きが変わっていた。ペースを刻むのが難しかったけど、タイムを伸ばせなかった総合上位候補は自分だけではない。ゲラント・トーマスから大きなタイムを失ったことは残念ではあるけど、まだ挽回のチャンスは多く残されている。自分たちがこれから何をしなければならないのか明確にわかっている。
ステージ100位 ヤコブ・フルサン(デンマーク、アスタナ)
忘れ去りたい日になった。(落車負傷した)ミゲルアンヘル・ロペスの早い回復を願う。彼の不在が3週間の戦いの中で痛手になることは間違いない。今日はコース自体が厳しく、風が強く吹いていたので危険だった。明日以降は運を味方につけて戦い続けたい。
ステージ115位 新城幸也(バーレーン・マクラーレン)
昨晩から吹き始めた風が朝も止まずに1日吹いていた(時間によって強さは変わったが…)。特に総合を狙っている選手には出走順によって、明暗が別れた結果となった。バーレーン・マクラーレンは総合を狙っている選手とTTを得意としている選手を序盤にスタートさせたことで大成功!
自分はというと、試走の時点で風で煽られ、真っ直ぐ走れない状況に苦戦しつつも、下り坂は試走で80km/h、本番は91km/hも出ていました(笑)一番早い人では100km/h超えたんじゃないかな!?初めてフロントギヤも58Tというとんでもないものだったし、リズム良く走れたので良かった。明日から始まるステージが楽しみです。とにかく風が少しはおさまってくれるといいけど(笑)
ステージ122位 ラファウ・マイカ(ポーランド、ボーラ・ハンスグローエ)
望んだ通りの開幕とは言えない。風向きが変わったことが後半スタートの選手に不利になったことは明らか。他の総合狙いの選手たちと同様に、大会初日からタイムを失う結果になってしまった。天候ばかりはどうしようもない。調子自体は良いので、残りの3週間で挽回できるという自信がある。
マリアアッズーラを獲得したリック・ツァベル(ドイツ、イスラエル・スタートアップネイション)
1kmの登坂であれば勝負できると思った。コースを見た時点でマリアアッズーラのチャンスがあると思ったんだ。最初からステージ上位は狙えないとわかっていたので挑戦することにした。しっかしウォーミングアップしてスタート。ペテル・サガンのタイムを塗り替えることができるか不安だったけど、やり切ったので満足している。
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