2020/10/03(土) - 09:25
急遽主催者が用意した8.1kmの個人タイムトライアルで、ツール区間2勝を飾ったセーアン・クラーウアナスン(デンマーク、サンウェブ)がトップタイム。ビンクバンクツアー最終日を前に、マッズ・ピーダスン(デンマーク、トレック・セガフレード)が総合リードを守った。
当初はベルギーのリエムストからオランダのシッタートまで駆け抜ける「アルデンヌクラシック」さながらのロードレースが開催される予定が、オランダ国内でのレース開催が不可能になったことに伴い、急遽リエムストを発着する8.1kmの個人タイムトライアルに変更されたビンクバンクツアー第4ステージ。オランダ国境に接する道がコースに組み込まれながらも、コースはベルギー国内で完結している。
まだ総合1位から49位までが16秒差という僅差のビンクバンクツアーにおいて、この個人タイムトライアルの結果が最終的な総合争いを大きく左右する。ステージ3位に入ったシュテファン・ビッセガー(スイス、EFプロサイクリング)のSTRAVAログによると、8.1kmコースの高低差は100m。スタート直後に勾配7%の登りが続くが、中盤にかけて平坦区間が続く。トラック競技出身で、個人タイムトライアルで結果を残すビッセガーは平均出力450W、平均スピード48.356km/h、最高スピード82.8km/hで8.1kmコースを駆け抜けている。
ビッセガーと、同じくスイス出身でヨーロッパTTチャンピオンジャージを着るシュテファン・キュング(スイス、グルパマFDJ)を下してトップタイムをマークしたのはセーアン・クラーウアナスン(デンマーク、サンウェブ)。ツール・ド・フランスの第14ステージと第19ステージで逃げ切り勝利を飾ったことが記憶に新しい26歳が、その好調ぶりを結果につなげた。
3月のパリ〜ニース第4ステージ15.1kmの個人タイムトライアルでも優勝を飾っているクラーウアナスン。唯一10分の壁を破って勝利したクラーウアナスンは「今シーズンが始まった時、少なくともタイムトライアルで1勝したいと思っていた。でも今日は想像以上の走りができて、これがタイムトライアル2勝目。自分の走りを誇りに思う」と語り、シーズン4勝目を喜んだ。
最終走者マッズ・ピーダスン(デンマーク、トレック・セガフレード)はステージ4位に入ってリーダージャージをキープ。最終ステージを前にピーダスンとクラーウアナスンのデンマーク勢が総合ワンツー体制を築いている。「明日のステージが楽しみだ。まだ総合優勝圏内のライバルたちが大勢いるけど、最後までリードを守りぬく自信はある。直前の変更だったにもかかわらず、こうしてタイムトライアル開催にこぎつけた主催者を称えたい」と総合リーダーは語る。
7秒差の総合2位につけるクラーウアナスンは「ピーダスンはとても調子が良いし、彼からリードを奪うのは難しいと思う。でももちろん彼からリーダージャージを奪うために全ての力を尽くしたい。総合優勝を狙って出場したこのビンクバンクツアーで総合2位につけている時点で嬉しいよ」とコメント。最終日の第5ステージはミュール・ファン・ヘラールツベルヘンやボズベルグを含む「北のクラシック」を彷彿とさせる184kmの丘陵コース。マチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・フェニックス)を含めてタイム差1分以内に29名がひしめく総合争いがフィナーレを迎える。
当初はベルギーのリエムストからオランダのシッタートまで駆け抜ける「アルデンヌクラシック」さながらのロードレースが開催される予定が、オランダ国内でのレース開催が不可能になったことに伴い、急遽リエムストを発着する8.1kmの個人タイムトライアルに変更されたビンクバンクツアー第4ステージ。オランダ国境に接する道がコースに組み込まれながらも、コースはベルギー国内で完結している。
まだ総合1位から49位までが16秒差という僅差のビンクバンクツアーにおいて、この個人タイムトライアルの結果が最終的な総合争いを大きく左右する。ステージ3位に入ったシュテファン・ビッセガー(スイス、EFプロサイクリング)のSTRAVAログによると、8.1kmコースの高低差は100m。スタート直後に勾配7%の登りが続くが、中盤にかけて平坦区間が続く。トラック競技出身で、個人タイムトライアルで結果を残すビッセガーは平均出力450W、平均スピード48.356km/h、最高スピード82.8km/hで8.1kmコースを駆け抜けている。
ビッセガーと、同じくスイス出身でヨーロッパTTチャンピオンジャージを着るシュテファン・キュング(スイス、グルパマFDJ)を下してトップタイムをマークしたのはセーアン・クラーウアナスン(デンマーク、サンウェブ)。ツール・ド・フランスの第14ステージと第19ステージで逃げ切り勝利を飾ったことが記憶に新しい26歳が、その好調ぶりを結果につなげた。
3月のパリ〜ニース第4ステージ15.1kmの個人タイムトライアルでも優勝を飾っているクラーウアナスン。唯一10分の壁を破って勝利したクラーウアナスンは「今シーズンが始まった時、少なくともタイムトライアルで1勝したいと思っていた。でも今日は想像以上の走りができて、これがタイムトライアル2勝目。自分の走りを誇りに思う」と語り、シーズン4勝目を喜んだ。
最終走者マッズ・ピーダスン(デンマーク、トレック・セガフレード)はステージ4位に入ってリーダージャージをキープ。最終ステージを前にピーダスンとクラーウアナスンのデンマーク勢が総合ワンツー体制を築いている。「明日のステージが楽しみだ。まだ総合優勝圏内のライバルたちが大勢いるけど、最後までリードを守りぬく自信はある。直前の変更だったにもかかわらず、こうしてタイムトライアル開催にこぎつけた主催者を称えたい」と総合リーダーは語る。
7秒差の総合2位につけるクラーウアナスンは「ピーダスンはとても調子が良いし、彼からリードを奪うのは難しいと思う。でももちろん彼からリーダージャージを奪うために全ての力を尽くしたい。総合優勝を狙って出場したこのビンクバンクツアーで総合2位につけている時点で嬉しいよ」とコメント。最終日の第5ステージはミュール・ファン・ヘラールツベルヘンやボズベルグを含む「北のクラシック」を彷彿とさせる184kmの丘陵コース。マチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・フェニックス)を含めてタイム差1分以内に29名がひしめく総合争いがフィナーレを迎える。
ビンクバンクツアー2020第4ステージ結果
1位 | セーアン・クラーウアナスン(デンマーク、サンウェブ) | 0:09:59 |
2位 | シュテファン・キュング(スイス、グルパマFDJ) | 0:00:06 |
3位 | シュテファン・ビッセガー(スイス、EFプロサイクリング) | 0:00:07 |
4位 | マッズ・ピーダスン(デンマーク、トレック・セガフレード) | 0:00:09 |
5位 | マチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・フェニックス) | 0:00:13 |
6位 | ヤシャ・ズッタリン(ドイツ、サンウェブ) | 0:00:17 |
7位 | ヤニック・シュタイムレ(ドイツ、ドゥクーニンク・クイックステップ) | 0:00:19 |
8位 | イヴ・ランパールト(ベルギー、ドゥクーニンク・クイックステップ) | 0:00:20 |
9位 | マキシミリアン・ヴァルシャイド(ドイツ、NTTプロサイクリング) | 0:00:21 |
10位 | クリストフ・ラポルト(フランス、コフィディス) | |
17位 | ジャスパー・フィリプセン(ベルギー、UAEチームエミレーツ) | 0:00:28 |
個人総合成績
1位 | マッズ・ピーダスン(デンマーク、トレック・セガフレード) | 6:35:31 |
2位 | セーアン・クラーウアナスン(デンマーク、サンウェブ) | 0:00:07 |
3位 | シュテファン・キュング(スイス、グルパマFDJ) | 0:00:13 |
4位 | シュテファン・ビッセガー(スイス、EFプロサイクリング) | 0:00:14 |
5位 | マチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・フェニックス) | 0:00:17 |
6位 | ジャスパー・フィリプセン(ベルギー、UAEチームエミレーツ) | 0:00:19 |
7位 | イヴ・ランパールト(ベルギー、ドゥクーニンク・クイックステップ) | 0:00:24 |
8位 | マキシミリアン・ヴァルシャイド(ドイツ、NTTプロサイクリング) | 0:00:28 |
9位 | マイク・テウニッセン(オランダ、ユンボ・ヴィスマ) | 0:00:30 |
10位 | フロリアン・セネシャル(フランス、ドゥクーニンク・クイックステップ) | 0:00:31 |
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