2020/09/30(水) - 17:57
マイヨヴェール争いに加わったマッテオ・トレンティンやグレッグ・ファンアーヴェルマートを擁してツールを戦ったCCCチームのバイクを紹介。年初にモデルチェンジを受けたTCR ADVANCED SLや、PROPEL、TTバイクのTRINITYにフォーカスする。
ミヒャエル・シェアー(スイス)による第1ステージ敢闘賞獲得に始まり、マイヨヴェール争いを盛り立てたマッテオ・トレンティン(イタリア)らの活躍が目立ったCCCチーム。オレンジが目立つポーランド籍チームは、今年もジャイアントのTCRとPROPEL、そしてTRINITYでツール・ド・フランスを戦った。
機材面での注目は、なんといっても春に発表されたばかりの新型TCR ADVANCED SL。各社が軽量エアロバイクをリリースする中、ジャイアントはただひたすらに軽さと剛性を追い求めてフルモデルチェンジを行ったことが特徴だ。クラシックハンターのグレッグ・ファンアーヴェルマート(ベルギー)を含め、多くの選手たちがメインバイクとしてあらゆるステージで使用していた。
ゴールドカラーに塗られた一台は、言わずと知れたリオ五輪金メダリストであるファンアーヴェルマートのバイク。チームバイクは全て黒で統一されるため一際目立つ存在だ。東京五輪が延期となったことで、ゴールドバイクに乗る期間も1年延長されている。
マッテオ・トレンティンやミヒャエル・シェアーらスピードマンはPROPELを使用した。トレンティンは一貫してPROPELに乗り続けていたが、シェアーはステージのプロフィールによってTCRと乗り分けていた模様。
CCCチームはディスクブレーキが主流だが、ヤン・ヒルト(チェコ)のメインバイクやファンアーヴェルマートのスペアバイクはリムブレーキだったりと統一はされていない。タイムトライアル用のTRINITYはディスクブレーキ版が存在しない。
ホイールはもちろんジャイアントのプレミアムレーシングブランド"カデックス"を使用する。選手たちは42mmと65mmという2種類のリムハイトを使い分け、前42/後65とミックスする場面も多かったようだ。タイムトライアルでは前輪が4バトンの4-SPOKEで、後輪はディスクホイールのAERO DISC。ホイールには市販品と異なるホワイトデカールが貼られ、ブランドのテーマでもある"#OVERARCHIEVE"ロゴのホイールも数多く用意されていた。
コンポーネントはシマノ DURA-ACE DI2。ジャイアントは自社でパワーメーターを用意しているが、DURA-ACE対応製品が無いためか、CCCチームはDURA-ACEのパワーメーターを使用している。タイヤはヴィットリアのCorsa チューブラーだ。
text:Gakuto Fujiwara
photo:Makoto.AYANO
ミヒャエル・シェアー(スイス)による第1ステージ敢闘賞獲得に始まり、マイヨヴェール争いを盛り立てたマッテオ・トレンティン(イタリア)らの活躍が目立ったCCCチーム。オレンジが目立つポーランド籍チームは、今年もジャイアントのTCRとPROPEL、そしてTRINITYでツール・ド・フランスを戦った。
機材面での注目は、なんといっても春に発表されたばかりの新型TCR ADVANCED SL。各社が軽量エアロバイクをリリースする中、ジャイアントはただひたすらに軽さと剛性を追い求めてフルモデルチェンジを行ったことが特徴だ。クラシックハンターのグレッグ・ファンアーヴェルマート(ベルギー)を含め、多くの選手たちがメインバイクとしてあらゆるステージで使用していた。
ゴールドカラーに塗られた一台は、言わずと知れたリオ五輪金メダリストであるファンアーヴェルマートのバイク。チームバイクは全て黒で統一されるため一際目立つ存在だ。東京五輪が延期となったことで、ゴールドバイクに乗る期間も1年延長されている。
マッテオ・トレンティンやミヒャエル・シェアーらスピードマンはPROPELを使用した。トレンティンは一貫してPROPELに乗り続けていたが、シェアーはステージのプロフィールによってTCRと乗り分けていた模様。
CCCチームはディスクブレーキが主流だが、ヤン・ヒルト(チェコ)のメインバイクやファンアーヴェルマートのスペアバイクはリムブレーキだったりと統一はされていない。タイムトライアル用のTRINITYはディスクブレーキ版が存在しない。
ホイールはもちろんジャイアントのプレミアムレーシングブランド"カデックス"を使用する。選手たちは42mmと65mmという2種類のリムハイトを使い分け、前42/後65とミックスする場面も多かったようだ。タイムトライアルでは前輪が4バトンの4-SPOKEで、後輪はディスクホイールのAERO DISC。ホイールには市販品と異なるホワイトデカールが貼られ、ブランドのテーマでもある"#OVERARCHIEVE"ロゴのホイールも数多く用意されていた。
コンポーネントはシマノ DURA-ACE DI2。ジャイアントは自社でパワーメーターを用意しているが、DURA-ACE対応製品が無いためか、CCCチームはDURA-ACEのパワーメーターを使用している。タイヤはヴィットリアのCorsa チューブラーだ。
text:Gakuto Fujiwara
photo:Makoto.AYANO
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