フェルトが発表した2021年モデルラインアップから、コンフォートロードのVR、グラベルレーサーのBREED、アドベンチャーライド向けのBROAMをピックアップしよう。



フェルト VR
フェルト VR Advanced Ultegra Di2(コーラルミッドナイトフェード)フェルト VR Advanced Ultegra Di2(コーラルミッドナイトフェード) (c)ライトウェイプロダクツジャパン
ロードバイクでの未舗装路遊び、バイクパッキングが注目されるにつれ、アグレッシブにオフロードを楽しむために自転車に装着されるタイヤ幅もどんどんワイドになっていった。現在、グラベルバイクと呼ばれるバイクにはマウンテンバイクに匹敵するような幅広なタイヤが装着され、ロードバイクとは一味違うモデルへと進化していった。

1つのカテゴリーとして確立されたグラベルバイクと、舗装路を軽快に速く、遠くへ走るためのロードバイクの間を繋ぐのが、エンデュランスロードと呼ばれるバイクだ。フェルトのラインアップではVRシリーズがそれにあたる。

フェルト VR Advanced Ultegra(アクア/マットテクストリーム)フェルト VR Advanced Ultegra(アクア/マットテクストリーム) (c)ライトウェイプロダクツジャパン
フェルト VR Advanced 105(ブラックグリッター/マットテクストリーム)フェルト VR Advanced 105(ブラックグリッター/マットテクストリーム) (c)ライトウェイプロダクツジャパン
VRは最大タイヤ幅35mmまでとしており、28Cや30C程度のロードタイヤやグラベル向けタイヤのどちらも似合う用に設計されている。ジオメトリーもアップライトなポジションとなるような設計としており、操作性や安定性などを確保した。

また、ロードバイクとして舗装路での走行性能に軸足をおいて開発が行われていることもポイント。ボトムブラケットにBB386規格を採用することで、タイヤクリアランスを確保するとともに、横剛性をレースバイクFRと同レベルまで引き上げたという。

そんなVRの2021年モデルはシマノULTEGRA DI2完成車が国内販売ラインアップに加わり、計5車種の展開となる。内訳はカーボンフレーム"Advanced"グレードのULTEGRA DI2完成車、ULTEGRA完成車、105完成車の3車種、アルミフレームのTIAGRA、CLARIS完成車の2車種だ。

フェルト VRフェルト VR (c)ライトウェイプロダクツジャパン
フェルト VR Advanced Ultegra Di2
フレーム:UHC Advanced + TeXtreme カーボン
フォーク:UHC Advanced + TeXtreme カーボン
メインコンポーネント:Shimano Ultegra Di2
カラー : コーラルミッドナイトフェード
サイズ: 510、540
価格:598,000円(税抜)

フェルト VR Advanced Ultegra
フレーム:UHC Advanced + TeXtreme カーボン
フォーク:UHC Advanced + TeXtreme カーボン
メインコンポーネント:Shimano Ultegra
カラー : アクア/マットテクストリーム
サイズ: 470、510、540
価格:448,000円(税抜)

フェルト VR Advanced 105
フレーム:UHC Advanced + TeXtreme カーボン
フォーク:UHC Advanced + TeXtreme カーボン
メインコンポーネント:Shimano 105
カラー:ブラックグリッター/マットテクストリーム
サイズ: 430、470、510、540、560
価格:298,000円(税抜)

フェルト VR 40
フレーム:SuperLite アルミニウム
フォーク:UHC Advanced カーボン
メインコンポーネント:Shimano Tiagra
カラー : アクアフレッシュ
サイズ: 430、470、510、540、560
価格:178,000円(税抜)

フェルト VR 60
フレーム:SuperLite アルミニウム
フォーク:UHC Advanced カーボン
メインコンポーネント:Shimano Claris
カラー : ピューター、グロウグリーン
サイズ: 430、470、510、540、560
価格:118,000円(税抜)



フェルト BREED 30
フェルト BREED 30フェルト BREED 30 (c)ライトウェイプロダクツジャパン
グラベルカルチャーが盛り上がり楽しみ方も細分化され、アドベンチャーライド寄りのバイクからレース専用マシンまで様々な自転車が登場するようになってきた。その中で、フェルトのBREEDはダーティーカンザのようなレースを意識したコンペティティブモデルだ。

フェルトにはBREEDと並びBROAMというツーリング寄りのグラベルバイクも用意されている。BROAMと比較すると、BREEDはショートホイールベースとすることでクイックな反応性を確保。一方で、フロントセンターを延長することで、高速でグラベルを走行している時の安定性を身に着けている。

2021年モデルでは標準装備されるホイールが700Cへと変更することで、より高い走破性と巡航能力を求めた。アセンブルされるタイヤはヴィットリアのTerreno Dry(40C)。ドライブトレインはシマノGRX 600。フレームはアルミ製で、フォークはカーボンブレード、アルミコラムという仕様だ。価格は218,000円(税抜)。

フェルト BREED 30フェルト BREED 30 (c)ライトウェイプロダクツジャパン
フェルト BREED 30
フレーム:SuperLite アルミニウム
フォーク:UHC Performance カーボン
メインコンポーネント:Shimano GRX 600
カラー:サテングロウグリーン
サイズ: 470、510、540、560
価格:218,000円(税抜)



フェルト BROAM
フェルト BROAM 60(ダックエッグ)フェルト BROAM 60(ダックエッグ) (c)ライトウェイプロダクツジャパン
フェルト BROAM 60(ブラック)フェルト BROAM 60(ブラック) (c)ライトウェイプロダクツジャパン
先に紹介したBREEDがレース向けである一方、BROAMはアドベンチャーやツーリング向けのグラベルバイク。荷物を積載してもコントールしやすく、リラックスして乗れるジオメトリーを採用している。キャリアやフェンダー用のアイレットを数多く設けており、ライダーによるカスタムの幅が広いことも特徴だ。

700Cと650bという2つのホイールサイズに対応しており、標準では汎用性の高いダイアモンドパターンの700×40Cチューブレスレディタイヤを装備。650bホイールの27.5×2.1のタイヤを組み合わせることも可能であり、オフロードを走行する際やキャンプツーリングの際はワイドタイヤを履かせて安定感を求めることもできる。

2021年モデルのラインアップはBROAM 30、BROAM 40、BROAM 60の3種類。"30"と"40"は2020年からの継続となり、"60"はニューカラーが与えられ、ダックエッグというライトブルー系のカラーとブラックの2種類の展開となった。各種スペックは以下を確認して欲しい。

フェルト BROAMフェルト BROAM (c)ライトウェイプロダクツジャパン
フェルト BROAM 60
フレーム:SuperLite アルミニウム
フォーク:UHC Performance カーボン
メインコンポーネント:Shimano Claris
カラー:ダックエッグ、ブラック
サイズ: 470、510、540、560
価格:118,000円(税抜)

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