2020/09/09(水) - 13:24
落車が頻発したツール・ド・フランス第10ステージ。多くの選手が巻き込まれる中、骨折したダヴィデ・フォルモロ(イタリア、UAEチームエミレーツ)とサム・ビューリー(ニュージーランド、ミッチェルトン・スコット)がツール離脱を強いられた。
およそ100km地点で足元をすくわれるように落車したダヴィデ・フォルモロ(イタリア、UAEチームエミレーツ)は14分半遅れでフィニッシュラインにたどり着いたものの、その後の検査で鎖骨骨折が判明。タデイ・ポガチャル(スロベニア)の山岳アシストを担う"ロッチャ"のツール離脱が決まった。
チームドクターによればフォルモロは2日以内に手術を受け、順調に回復すれば5〜6週間でレース復帰が可能だという。「鎖骨を折ったまま走り続けるのは簡単ではなかった。今は何よりも早く回復して、アルデンヌクラシックを狙っていきたい」とフォルモロは話している。
また、同じ落車で道端の溝に落下したサム・ビューリー(ニュージーランド、ミッチェルトン・スコット)は手首骨折を負い、この日唯一の途中リタイアに。チームの集団牽引役としてツールデビューを飾ったビューリーだったが、今後は療養に努めることとなる。
この日はニコラス・ロッシュ(アイルランド、サンウェブ)やトムス・スクインシュ(ラトビア、トレック・セガフレード)も傷つきながらフィニッシュ。レース後に合計12人が医療トラックでX線検査を受けたという。大きなダメージを負ったスクインシュは「擦過傷よりもひどくぶつけた膝が心配。明日スタートできない痛みが出ないことを願っている」とビデオメッセージ。また、落車でロッシュは大切なブレスレットを紛失しており、ツイートで「もし見つかったら本当に嬉しい」と呼びかけている。
text:So.Isobe
およそ100km地点で足元をすくわれるように落車したダヴィデ・フォルモロ(イタリア、UAEチームエミレーツ)は14分半遅れでフィニッシュラインにたどり着いたものの、その後の検査で鎖骨骨折が判明。タデイ・ポガチャル(スロベニア)の山岳アシストを担う"ロッチャ"のツール離脱が決まった。
チームドクターによればフォルモロは2日以内に手術を受け、順調に回復すれば5〜6週間でレース復帰が可能だという。「鎖骨を折ったまま走り続けるのは簡単ではなかった。今は何よりも早く回復して、アルデンヌクラシックを狙っていきたい」とフォルモロは話している。
また、同じ落車で道端の溝に落下したサム・ビューリー(ニュージーランド、ミッチェルトン・スコット)は手首骨折を負い、この日唯一の途中リタイアに。チームの集団牽引役としてツールデビューを飾ったビューリーだったが、今後は療養に努めることとなる。
この日はニコラス・ロッシュ(アイルランド、サンウェブ)やトムス・スクインシュ(ラトビア、トレック・セガフレード)も傷つきながらフィニッシュ。レース後に合計12人が医療トラックでX線検査を受けたという。大きなダメージを負ったスクインシュは「擦過傷よりもひどくぶつけた膝が心配。明日スタートできない痛みが出ないことを願っている」とビデオメッセージ。また、落車でロッシュは大切なブレスレットを紛失しており、ツイートで「もし見つかったら本当に嬉しい」と呼びかけている。
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