2020/09/02(水) - 10:04
総合勢の調子が明らかになる最初のステージとなったツール第4日目。レースを支配したユンボ勢や、敗れるもマイヨブランを獲得したポガチャル、鋭いアタックを見せたマルタン、終盤の下りで落車したベノートたちのコメントを紹介します。
ステージ優勝 プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ヴィスマ)
今ツール1勝目を挙げたプリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ヴィスマ) photo:CorVos
とてもペースが速くて、とてもハードなステージだった。チームメイトたちの素晴らしい働きのおかげで集団内で常に良いポジションをキープできていたし、良い形でフィニッシュに持ち込むことができた。マイヨジョーヌには手が届かなかったけど、とにかく安全に今日のステージをこなして、ステージ優勝という結果で締めくくることができてよかった。このままの調子でレースを進めたい。すでに第2ステージでも調子の良さを確認できていたけど、ドーフィネの落車から復活していることを改めて感じた。
ステージ2位&マイヨブラン タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ)
マイヨブランを着用したタデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ) photo:CorVos
ツールでマイヨブランを着ることは僕にとって本当に素晴らしい瞬間だ。フィニッシュラインを越えた時はジャージを手に入れられたのか分からなかった。ブエルタで白いジャージを着ることは特別だったが、今回はそれ以上だ。
今日のステージはそこまで厳しくなかったが、終盤はとにかく全力だった。最後はプリモシュ(ログリッチ)が僕より少し速かったが、結果には満足している。(ダビ)デラクルスはまだ落車から回復途中にあるが、チームび状態はいい。僕たちのモチベーションはとても高いよ。
ステージ3位 ギヨーム・マルタン(フランス、コフィディス)
優勝はできなかったが、残り500m地点でアタックしなかったら後悔していたと思う。自分のフィーリングがとても良かったので試さざるを得なかった。ロックダウンの後ターニングポイントを越えたんだ。その成果をクリテリウム・ドゥ・ドーフィネで示すことができ、またその感覚がツールで再びやってきた。ツール・ド・フランスの最初の山岳ステージで(一時でも)トップに立ったことは、残りのレースに向けてとても励みになるよ。
ステージ4位 ナイロ・キンタナ(コロンビア、アルケア・サムシック)
スタート前のナイロ・キンタナ(コロンビア、アルケア・サムシック) photo:CorVos
この段階で得られた結果としては満足している。アルケア・サムシックが果たした働きは一日を通して模範的だった。チームメイトに感謝したい。個人的には良い感覚を持っていた。日々少しずつ最高の選手たちと先頭にいることが重要だ。レース序盤で総合上位にいることは良いことなので、他のチームリーダーの近くにいるようにしたい。そういったポジションにいる居心地は良いものだ。この1ヶ月続けてきたように、チーム一丸となってレースに臨んでいきたい。
ステージ5位&マイヨジョーヌ ジュリアン・アラフィリップ(フランス、ドゥクーニンク・クイックステップ)
マイヨジョーヌを守ったジュリアン・アラフィリップ(フランス、ドゥクーニンク・クイックステップ) photo:CorVos
僕たちの主な目標はレースをコントロールしてジャージを守ることだった。チームメイトは素晴らしい働きをしてくれ、とても誇りに思っている。最後は勝ちたかったが、最後の数kmのテンポが非常に速かったので少し限界に来ていたんだ。今日は他の選手が強かっただけなので落ち込んではいない。その一方でマイヨジョーヌは僕をハッピーでリラックスな気持ちにしてくれる。このジャージで過ごす日々が、たくさんの喜びと満足感を与えてくれるんだ。
ステージ7位 エガン・ベルナル(コロンビア、イネオス・グレナディアーズ)
1級山岳オルシエール・メルレットの登りをこなすジュリアン・アラフィリップ(フランス、ドゥクーニンク・クイックステップ)とエガン・ベルナル(コロンビア、イネオス・グレナディアーズ) photo:Luca Bettini
本当に速かった。このステージは短い時間しか走っていないような感覚がしたし、最後は本当に強烈なコースレイアウトだった。総合順位を争う選手たちの調子を見るには良い登りだったと思うし、彼らと一緒にフィニッシュできたのは嬉しい。本当にハードだったからね。
他の総合選手に秒数を稼がれるのは良くないことだが、あまりタイム差をつけられずに第3週までたどり着くことが僕たちの狙いだし、そのためには辛抱強さが求められる。そして長い登りでタイムを取り戻すんだ。失うタイム差を最小限に抑え、最終週に可能な限りフレッシュな状態で突入するのがすべてだ。
ログリッチの勝利を喜ぶトム・デュムラン(ベルギー、ユンボ・ヴィスマ)
ログリッチをアシストするトム・デュムラン(ベルギー、ユンボ・ヴィスマ) photo:CorVos
チームにとって素晴らしい日だ。プリモシュ(ログリッチ)はまたしても一流の走りを見せてくれた。彼の調子は本当に良かったし、勝利への気持ちを示していた。今日のチームは信じられないぐらい強かった。ワウト(ファンアールト)やセップ(クス)のリードアウトを見ればそれがわかるだろう。個人的にはあまり調子が良くなかった。最終的にはフィニッシュラインを目指しての戦いだった。幸いにも先頭グループについていくことができた。これからもっとレベルを上げていきたいと思っている。
マイヨアポワ ブノワ・コヌフロワ(フランス、アージェードゥーゼール)
マイヨアポワを着たブノワ・コヌフロワ(フランス、アージェードゥーゼール) photo:Makoto.AYANO
今日もこの水玉模様のジャージで過ごすことができた!今夜もまたこのジャージを着ることができてとても嬉しい。ここ数日を多大な努力を注いできた気持ちを考えると、今日は少し難しいステージだった。
チームのために働き、その後に控える戦いに向けできるだけスムーズにフィニッシュすることを心がけた。脚は少しキツかったが、それは普通のことだ。まだこのジャージには慣れないので、まだまだ着ていたい!本当に(このジャージを)誇りに感じている。
終盤の下りで落車したティシュ・ベノート(ベルギー、サンウェブ)
下りで落車したティシュ・ベノート(ベルギー、サンウェブ) photo:CorVos
本当に馬鹿だった。下りでニルス・ポリッツ(ドイツ、イスラエル・スタートアップネイション)の後ろについて差を縮めたかったのだけど、思ったよりもコーナーでスピードを出しすぎてしまったんだ。
タイヤがずれるのを感じパニックになってしまった。ブレーキをかけコントロールを失ってしまった。ガードレールが近づいてくるのが見えて、可能な限りソフトに着地する方法を考えた。残念だが、もっと事態が悪くなっていた可能性もあった。まだ自分のバイクを見ていないが、もっと酷いことになっていたかもしれない。調子はすでに上向きだ。前向きにがんばるよ。
text:Sotaro.Arakawa
ステージ優勝 プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ヴィスマ)
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とてもペースが速くて、とてもハードなステージだった。チームメイトたちの素晴らしい働きのおかげで集団内で常に良いポジションをキープできていたし、良い形でフィニッシュに持ち込むことができた。マイヨジョーヌには手が届かなかったけど、とにかく安全に今日のステージをこなして、ステージ優勝という結果で締めくくることができてよかった。このままの調子でレースを進めたい。すでに第2ステージでも調子の良さを確認できていたけど、ドーフィネの落車から復活していることを改めて感じた。
ステージ2位&マイヨブラン タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ)
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ツールでマイヨブランを着ることは僕にとって本当に素晴らしい瞬間だ。フィニッシュラインを越えた時はジャージを手に入れられたのか分からなかった。ブエルタで白いジャージを着ることは特別だったが、今回はそれ以上だ。
今日のステージはそこまで厳しくなかったが、終盤はとにかく全力だった。最後はプリモシュ(ログリッチ)が僕より少し速かったが、結果には満足している。(ダビ)デラクルスはまだ落車から回復途中にあるが、チームび状態はいい。僕たちのモチベーションはとても高いよ。
ステージ3位 ギヨーム・マルタン(フランス、コフィディス)
優勝はできなかったが、残り500m地点でアタックしなかったら後悔していたと思う。自分のフィーリングがとても良かったので試さざるを得なかった。ロックダウンの後ターニングポイントを越えたんだ。その成果をクリテリウム・ドゥ・ドーフィネで示すことができ、またその感覚がツールで再びやってきた。ツール・ド・フランスの最初の山岳ステージで(一時でも)トップに立ったことは、残りのレースに向けてとても励みになるよ。
ステージ4位 ナイロ・キンタナ(コロンビア、アルケア・サムシック)
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この段階で得られた結果としては満足している。アルケア・サムシックが果たした働きは一日を通して模範的だった。チームメイトに感謝したい。個人的には良い感覚を持っていた。日々少しずつ最高の選手たちと先頭にいることが重要だ。レース序盤で総合上位にいることは良いことなので、他のチームリーダーの近くにいるようにしたい。そういったポジションにいる居心地は良いものだ。この1ヶ月続けてきたように、チーム一丸となってレースに臨んでいきたい。
ステージ5位&マイヨジョーヌ ジュリアン・アラフィリップ(フランス、ドゥクーニンク・クイックステップ)
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僕たちの主な目標はレースをコントロールしてジャージを守ることだった。チームメイトは素晴らしい働きをしてくれ、とても誇りに思っている。最後は勝ちたかったが、最後の数kmのテンポが非常に速かったので少し限界に来ていたんだ。今日は他の選手が強かっただけなので落ち込んではいない。その一方でマイヨジョーヌは僕をハッピーでリラックスな気持ちにしてくれる。このジャージで過ごす日々が、たくさんの喜びと満足感を与えてくれるんだ。
ステージ7位 エガン・ベルナル(コロンビア、イネオス・グレナディアーズ)
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本当に速かった。このステージは短い時間しか走っていないような感覚がしたし、最後は本当に強烈なコースレイアウトだった。総合順位を争う選手たちの調子を見るには良い登りだったと思うし、彼らと一緒にフィニッシュできたのは嬉しい。本当にハードだったからね。
他の総合選手に秒数を稼がれるのは良くないことだが、あまりタイム差をつけられずに第3週までたどり着くことが僕たちの狙いだし、そのためには辛抱強さが求められる。そして長い登りでタイムを取り戻すんだ。失うタイム差を最小限に抑え、最終週に可能な限りフレッシュな状態で突入するのがすべてだ。
ログリッチの勝利を喜ぶトム・デュムラン(ベルギー、ユンボ・ヴィスマ)
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チームにとって素晴らしい日だ。プリモシュ(ログリッチ)はまたしても一流の走りを見せてくれた。彼の調子は本当に良かったし、勝利への気持ちを示していた。今日のチームは信じられないぐらい強かった。ワウト(ファンアールト)やセップ(クス)のリードアウトを見ればそれがわかるだろう。個人的にはあまり調子が良くなかった。最終的にはフィニッシュラインを目指しての戦いだった。幸いにも先頭グループについていくことができた。これからもっとレベルを上げていきたいと思っている。
マイヨアポワ ブノワ・コヌフロワ(フランス、アージェードゥーゼール)
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今日もこの水玉模様のジャージで過ごすことができた!今夜もまたこのジャージを着ることができてとても嬉しい。ここ数日を多大な努力を注いできた気持ちを考えると、今日は少し難しいステージだった。
チームのために働き、その後に控える戦いに向けできるだけスムーズにフィニッシュすることを心がけた。脚は少しキツかったが、それは普通のことだ。まだこのジャージには慣れないので、まだまだ着ていたい!本当に(このジャージを)誇りに感じている。
終盤の下りで落車したティシュ・ベノート(ベルギー、サンウェブ)
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本当に馬鹿だった。下りでニルス・ポリッツ(ドイツ、イスラエル・スタートアップネイション)の後ろについて差を縮めたかったのだけど、思ったよりもコーナーでスピードを出しすぎてしまったんだ。
タイヤがずれるのを感じパニックになってしまった。ブレーキをかけコントロールを失ってしまった。ガードレールが近づいてくるのが見えて、可能な限りソフトに着地する方法を考えた。残念だが、もっと事態が悪くなっていた可能性もあった。まだ自分のバイクを見ていないが、もっと酷いことになっていたかもしれない。調子はすでに上向きだ。前向きにがんばるよ。
text:Sotaro.Arakawa
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