2020/05/24(日) - 10:13
チャンピオンシステムのトップモデル"APEX"シリーズより、夏場のライドに最適な「APEXライトジャージ」をインプレッション。メッシュ生地を全面に採用し、通気性と軽量性を追求したハイパフォーマンスジャージを紹介しよう。
酷暑のレースでも高いパフォーマンスが発揮できるよう、サポートチームであるUAEチームエミレーツと共同開発されたチャンピオンシステムの「APEXライトジャージ」。ベースレイヤーにも使われるオープンメッシュ素材を全てのパネルに採用することで、抜群の通気性と軽量性を実現したレーシングウェアである。同シリーズの「APEXサマージャージ」が似た製品として展開されているが、APEXライトジャージの方がメッシュ度合いが高く、より涼しさを追求したモデルとなっている。
今回Sサイズを着用し、171cm/55kgの細身体型でジャストフィット。非常に柔らかなメッシュ素材のため肌当たりもよく、タイトめなレースフィットながら優しく包んでくれるような着心地の良さがある。レーシングウェア特有の着圧感が苦手という人でも快適に着られるだろう。比較的小さめなサイズながら腹部も十分に隠れる丈の長さにデザインされており、裾のグリッパーと相まって体のラインに沿ったスマートな見た目に仕上がる。
素材自体の伸縮性も高く、体格に合わせて生地が伸び縮みして気持ちの良いフィット感を生み出してくれた。肩周りにシワのないエアロな見た目も好印象だ。袖口もメッシュ生地を折り返したのみの構造で、シリコングリッパーがないことで肌への締め付け感もなく、汗が溜まることもないため不快感の軽減に一役買ってくれている。
気温20度を超える暖かな日にテストしてみたが、これだけメッシュのジャージとあってやはり高い通気性が印象的。前面と腕部分は常に風を感じられる着心地で、空気がウェア内を通り汗をすぐに乾かしてくれるため快適性が長く続いてくれる。
一般的なジャージと比べた時に特に背中の排熱性が素晴らしく、普段籠りがちな熱気が確実に外に逃げてくれる感覚が強かった。汗をかけばかくほど走行時に受ける風が気持ち良く感じられ、抜群の通気性のおかげで汗が乾く時の気化熱によってさらなる冷却効果を生み出してくれる。夏場のライドで背中が汗でビショビショになる不快感を減らしてくれること間違いなしだ。
また、1日中着ていても疲れない軽量性も好感触だった。ウェアの軽さが疲労感の軽減に繋がるほか、ヒルクライムなどで重量を削減したいレーサーにもメリットとなるだろう。ビブストラップが浮かび上がるほどの生地の薄さゆえに、着用時は上半身にも日焼け止めを塗ることをおすすめする。加えて、薄いメッシュ生地とあって流石に強度に期待は持てないため、落車などには十分に注意してほしい。
対して、バックポケットは伸縮性に優れた素材を使用しており、1つのポケットに手持ちのジェル補給食が10本近く入る収納力を見せてくれた。深さも十分確保されているため、大きめなスマートフォンも安心して入れておける。ただ、ジャージ本体のメッシュ生地がデリケートなため、あまり重いものを入れたり乱暴に出し入れしたりしないほうが良さそうだ。
夏場のライドに特化したウェアだが、その着心地の良さから様々なライドに連れ出したいと思える1着に仕上がったAPEXライトジャージ。女性用のカッティングも用意され、XS~4XLまでの幅広いサイズが揃う。価格は14,500円(税抜)だ。
チャンピオンシステム APEXライトジャージ
スタイル:レースカット、女性用カット
サイズ:XS~4XL
価格:14,500円(税抜)
製品ページ:https://champ-sys.jp/collections/apex-cycling/products/apex-%E3%83%A9%E…
impression:Yuto Murata
酷暑のレースでも高いパフォーマンスが発揮できるよう、サポートチームであるUAEチームエミレーツと共同開発されたチャンピオンシステムの「APEXライトジャージ」。ベースレイヤーにも使われるオープンメッシュ素材を全てのパネルに採用することで、抜群の通気性と軽量性を実現したレーシングウェアである。同シリーズの「APEXサマージャージ」が似た製品として展開されているが、APEXライトジャージの方がメッシュ度合いが高く、より涼しさを追求したモデルとなっている。
今回Sサイズを着用し、171cm/55kgの細身体型でジャストフィット。非常に柔らかなメッシュ素材のため肌当たりもよく、タイトめなレースフィットながら優しく包んでくれるような着心地の良さがある。レーシングウェア特有の着圧感が苦手という人でも快適に着られるだろう。比較的小さめなサイズながら腹部も十分に隠れる丈の長さにデザインされており、裾のグリッパーと相まって体のラインに沿ったスマートな見た目に仕上がる。
素材自体の伸縮性も高く、体格に合わせて生地が伸び縮みして気持ちの良いフィット感を生み出してくれた。肩周りにシワのないエアロな見た目も好印象だ。袖口もメッシュ生地を折り返したのみの構造で、シリコングリッパーがないことで肌への締め付け感もなく、汗が溜まることもないため不快感の軽減に一役買ってくれている。
気温20度を超える暖かな日にテストしてみたが、これだけメッシュのジャージとあってやはり高い通気性が印象的。前面と腕部分は常に風を感じられる着心地で、空気がウェア内を通り汗をすぐに乾かしてくれるため快適性が長く続いてくれる。
一般的なジャージと比べた時に特に背中の排熱性が素晴らしく、普段籠りがちな熱気が確実に外に逃げてくれる感覚が強かった。汗をかけばかくほど走行時に受ける風が気持ち良く感じられ、抜群の通気性のおかげで汗が乾く時の気化熱によってさらなる冷却効果を生み出してくれる。夏場のライドで背中が汗でビショビショになる不快感を減らしてくれること間違いなしだ。
また、1日中着ていても疲れない軽量性も好感触だった。ウェアの軽さが疲労感の軽減に繋がるほか、ヒルクライムなどで重量を削減したいレーサーにもメリットとなるだろう。ビブストラップが浮かび上がるほどの生地の薄さゆえに、着用時は上半身にも日焼け止めを塗ることをおすすめする。加えて、薄いメッシュ生地とあって流石に強度に期待は持てないため、落車などには十分に注意してほしい。
対して、バックポケットは伸縮性に優れた素材を使用しており、1つのポケットに手持ちのジェル補給食が10本近く入る収納力を見せてくれた。深さも十分確保されているため、大きめなスマートフォンも安心して入れておける。ただ、ジャージ本体のメッシュ生地がデリケートなため、あまり重いものを入れたり乱暴に出し入れしたりしないほうが良さそうだ。
夏場のライドに特化したウェアだが、その着心地の良さから様々なライドに連れ出したいと思える1着に仕上がったAPEXライトジャージ。女性用のカッティングも用意され、XS~4XLまでの幅広いサイズが揃う。価格は14,500円(税抜)だ。
チャンピオンシステム APEXライトジャージ
スタイル:レースカット、女性用カット
サイズ:XS~4XL
価格:14,500円(税抜)
製品ページ:https://champ-sys.jp/collections/apex-cycling/products/apex-%E3%83%A9%E…
impression:Yuto Murata
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