2020/04/13(月) - 23:13
未定だったシクロクロス全日本選手権2020の開催地が長野県飯山市に決まった。会場は長峰運動公園で、2015年大会以来の5年ぶりの開催となる。4月13日、JCFシクロクロス小委員会が発表した。
年々熱さを増す日本のシクロクロスシーン。CX王者日本一を決めるシクロクロス全日本選手権の会場が長野県飯山市、長峰運動公園に決まった。JCF(日本自転車競技連盟)が4月13日、ホームページ上で三船雅彦・シクロクロス小委員会・委員長の挨拶として発表した。
会場となる長峰運動公園は信州・シクロクロスミーティングシリーズとしてシクロクロス大会を継続開催してきており、5年前の2015年に全日本選手権を開催した会場だ(当時の男子エリート優勝は竹之内悠)。
新型コロナウィルスの感染拡大により先が見えない状況ではあるが、問題が終息していれば、11月28日にマスターズなどを含む年代別選手権、29日に全日本選手権(ジュニア、U23、エリート男女他)の開催となりそうだ。長峰運動公園に設置されるコースは例年通りならグラウンドを取り囲むように引かれ、平坦基調だが長い舗装路の直線と芝のキャンバー、階段、公園脇の小山の斜面を利用したテクニカルなシングルトラックの下りなどが組み合わされる。
飯山市は昨年、台風19合による水害により千曲川が氾濫し、大きな被害を受けた地域。飯山市は同時に昨年はグラインデューロ信越・斑尾も同エリアで開催されるなど、受け入れに積極的なエリアだ。
スピードが問われる舗装路や、全国屈指の長いキャンバーや階段、MTBコースような下りセクション、立体感のある細かい切り返しなど、総合力が問われるコースが人気を博してきた飯山のコース。オーガナイザーを務める小林輝紀さん(チームブリヂストンサイクリングMTBクロスカントリー監督)によれば、基本レイアウトはそのままに、若干の修正を行う予定だという。
「大きな部分で言えば、例えば今まで使ってこなかった、グラウンドに面した階段横の大きな壁を組み込んだり、林間セクションのラインを広げ自由度を高める方向で考えています。従来から飯山は特にトップ選手から攻略しがいのある、リズム感のあるコースと評判を得てきました。再び全日本選手権の舞台となることは誇りですし、地域活性にも繋がります。なかなか先の見えづらい状況ではありますが、全日本選手権開催を通じて"スポーツっていいな"と思っていただけるよう取り組みたいと思います(小林輝紀さん)」。
また、AJOCCのトップカテゴリシリーズとして開催されているJCXシリーズが、今年より「ナショナルシリーズ」の名称を付加し、「JCXナショナルシリーズ」として開催されることも同時に発表された。JCXナショナルシリーズでは、ジュニア・マスターズについてもJCXランキングの運用を開始。またジュニア前のユース年齢をJCXカテゴリに加え、若年層の拡大とタレント発掘の機会拡大も進めたいとするもの。
昨年は全12大会がJCF公認レースとして開催されたが、現在は新型コロナの事態の収束を予想する事も困難な状況であり、各主催団体がレース開催予定を決められない状況となっている。そのためJCXナショナルシリーズについても2次募集期間を設け、7月以降にレース日程を発表するとしている。
JCF令和2年度 シクロクロス小委員会 ご挨拶
text:Makoto.AYANO
年々熱さを増す日本のシクロクロスシーン。CX王者日本一を決めるシクロクロス全日本選手権の会場が長野県飯山市、長峰運動公園に決まった。JCF(日本自転車競技連盟)が4月13日、ホームページ上で三船雅彦・シクロクロス小委員会・委員長の挨拶として発表した。
会場となる長峰運動公園は信州・シクロクロスミーティングシリーズとしてシクロクロス大会を継続開催してきており、5年前の2015年に全日本選手権を開催した会場だ(当時の男子エリート優勝は竹之内悠)。
新型コロナウィルスの感染拡大により先が見えない状況ではあるが、問題が終息していれば、11月28日にマスターズなどを含む年代別選手権、29日に全日本選手権(ジュニア、U23、エリート男女他)の開催となりそうだ。長峰運動公園に設置されるコースは例年通りならグラウンドを取り囲むように引かれ、平坦基調だが長い舗装路の直線と芝のキャンバー、階段、公園脇の小山の斜面を利用したテクニカルなシングルトラックの下りなどが組み合わされる。
飯山市は昨年、台風19合による水害により千曲川が氾濫し、大きな被害を受けた地域。飯山市は同時に昨年はグラインデューロ信越・斑尾も同エリアで開催されるなど、受け入れに積極的なエリアだ。
スピードが問われる舗装路や、全国屈指の長いキャンバーや階段、MTBコースような下りセクション、立体感のある細かい切り返しなど、総合力が問われるコースが人気を博してきた飯山のコース。オーガナイザーを務める小林輝紀さん(チームブリヂストンサイクリングMTBクロスカントリー監督)によれば、基本レイアウトはそのままに、若干の修正を行う予定だという。
「大きな部分で言えば、例えば今まで使ってこなかった、グラウンドに面した階段横の大きな壁を組み込んだり、林間セクションのラインを広げ自由度を高める方向で考えています。従来から飯山は特にトップ選手から攻略しがいのある、リズム感のあるコースと評判を得てきました。再び全日本選手権の舞台となることは誇りですし、地域活性にも繋がります。なかなか先の見えづらい状況ではありますが、全日本選手権開催を通じて"スポーツっていいな"と思っていただけるよう取り組みたいと思います(小林輝紀さん)」。
また、AJOCCのトップカテゴリシリーズとして開催されているJCXシリーズが、今年より「ナショナルシリーズ」の名称を付加し、「JCXナショナルシリーズ」として開催されることも同時に発表された。JCXナショナルシリーズでは、ジュニア・マスターズについてもJCXランキングの運用を開始。またジュニア前のユース年齢をJCXカテゴリに加え、若年層の拡大とタレント発掘の機会拡大も進めたいとするもの。
昨年は全12大会がJCF公認レースとして開催されたが、現在は新型コロナの事態の収束を予想する事も困難な状況であり、各主催団体がレース開催予定を決められない状況となっている。そのためJCXナショナルシリーズについても2次募集期間を設け、7月以降にレース日程を発表するとしている。
JCF令和2年度 シクロクロス小委員会 ご挨拶
text:Makoto.AYANO
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