2020/03/05(木) - 12:39
フェルトやGTといった数々のブランドを取り扱うライトウェイプロダクツジャパンの展示会をレポート。先月発表された最新エアロロードARや、バーレーの新型カーゴトレーラー、春らしいパステルカラーを纏ったライトウェイのクロスバイクなど各種新製品を紹介していこう。
フェルト:進化した最新エアロロード「AR」シリーズ
モデルチェンジを果たしたフェルトの最新エアロロード「AR」
ライトウェイプロダクツジャパンが取り扱う代表的なバイクブランドの一つ、フェルト。エアロに強みを持つ同社だが、今年の一大トピックがエアロロード「AR」シリーズのフルモデルチェンジだ。旧型ARの面影を残しつつ、ディスクブレーキ化やケーブルフル内装のコックピットシステムを含め、細部をブラッシュアップすることで+9%ものエアロダイナミクス改善に成功している。
空気抵抗や剛性をバランスさせるチューブ形状を導き出した”トランケーテッド・エアロフォイル”、シートチューブがリアタイヤを包み込むようにわずかに外側に張り出した”フィッシュリップ・シェイプ”などエアロに関する最新のテクノロジーを惜しみなく採用。かつ、先割れ形状のリーフスプリングシートポストや、エラストマー搭載のスリーブが快適性も強化させている。「速いのは、当然。」というキャッチコピーを掲げ、エアロロードにも関わらず扱いやすいニュートラルな乗り心地やメンテナンス性にも優れた1台に仕上がっている。
バーレー:より使い勝手を増したカーゴトレーラー「TRAVOY V2」
使い勝手を増したバーレーのカーゴトレーラー「TRAVOY V2」
自転車用のベビーカーやトレーラーを展開するバーレーは、カーゴトレーラー「TRAVOY(トラボーイ)」のアップデートモデル”V2”を展示。バイクとの接続箇所がクイックリリースタイプとなり、素早い着脱ができるようになった。長期間のツーリングやレース会場でたくさんの荷物を運搬する際に役立つ機材で、車輪を外してコンパクトに折り畳むこともでき、トレーラー自体の持ち運びも簡単にできるよう設計されている。
主力製品となるベビーカーも豊富なラインアップを揃えており、自転車で牽引できるだけでなくベビーカー単体としても使えるものや、子ども2人が乗れるもの、サスペンションやリクライニングを備えたものなど様々なモデルが販売される。
ライトウェイ:シェファードとグレイシアに春らしいパステルカラーを追加
春らしいパステルカラーの新色を追加したライトウェイ
街乗りでも映えるマットミントカラー
バイクの雰囲気に合わせたこだわりのパーツをアセンブル
35Cサイズかつフルスリックを採用した「アーバンフルグリップタイヤ」
オシャレなシティ系バイクを手掛けているオリジナルブランドのライトウェイは、クロスバイクの「シェファード」とミニベロの「グレイシア」に春らしいパステルカラーの新色を追加。マットディープブルー、マットミント、マットカーキという3色が春限定カラーとして登場している。男女問わず選びやすい全9色展開となり、新生活を迎える学生や社会人にもオススメの1台だ。
日本人の体格にマッチした乗りやすいジオメトリーが採用されているほか、使いやすさを追求したこだわりのオリジナルパーツを多数採用。フレームの色に合わせたシルバーもしくはブラックでパーツカラーを統一している点もポイントだ。シェファードはサイズに合わせてホイール径も変更しており、小さいサイズに乗っても快適な乗り味になるよう工夫されている。
ライトウェイオリジナルの「アーバンフルグリップタイヤ」も単体で販売。タイヤメーカーと共同で独自開発した製品であり、街乗りで快適な700×35Cサイズかつフルスリックという珍しい仕様のタイヤだ。シティ系のタイヤというとどうしてもトレッドが硬く乗り味が悪くなりがちだが、今作はコンパウンドから改良し、かつトレッドパターンをなくすことでタイヤのしなやかさを向上させている。シクロクロスバイクやグラベルロードの通勤用タイヤとしてチョイスしてもいいだろう。
アレックスリムズ:コストパフォーマンス抜群のアルミディスクホイール「RXD3」
高品質なアルミリムホイールに定評のあるアレックスリムズ
コストパフォーマンス抜群のディスクブレーキ用アルミホイール「RXD3」がオススメ
高品質なアルミリムに定評のあるアレックスリムズからは、ディスクブレーキ用ロードホイールの「RXD3」が注目製品。30mmハイトのセミエアロなアルミリムホイールながら1,550gという軽量性が大きな特徴で、それでいて6万円を切るプライスタグを下げるコストパフォーマンスに優れたモデルだ。優れたリム剛性、オリジナルのハブがもたらす滑らかな回転、チューブレスレディ対応と申し分ないスペックで、ディスクロードユーザーの初めてのアップグレードホイールとして最適だろう。
BBB:アクションカメラマウントを標準装備したシンプルデザインのステム
アクションカメラマウントを標準装備したBBBの新作ステム
GoProなどのカメラをそのまま取り付けできるマウントパーツを装備
乗り方に応じて選べる400/500/1000ルーメンのフロントライトも登場
パーツやギア、アクセサリーなど多様なアイテムをラインアップしているBBBからは、アクションカメラマウントを標準装備したステムが登場。ハンドルバーをクランプするフェイスプレートにマウント部品を搭載しており、GoProなどのカメラをそのまま取り付けすることが可能だ。別売りのアタッチメントを取り付けることで、ガーミンのサイクルコンピューターやBBBのライトをスマートにマウントすることもできる。
ロード用ステムは50~120mmまで10mm刻み、MTB用ステムは45/55/65mmというサイズ展開だ。オールブラックのシンプルな見た目でどのカラーのバイクにも合わせやすいだろう。6061アルミニウム製でアングルは7°。マウントパーツなしでも使用可能だ。
キャメルバック:猛暑時のライドで役立つシャワー&ドリンクキャップ
猛暑時のライドで役立つキャメルバックのシャワー&ドリンクキャップ
シャワーモードにすることで効率的に水をかけることができる
ダイヤルを回せば通常の飲み口と同じように機能する
保冷力の高さに定評のあるポディウム・チルやディウム・アイスも展開
泥やホコリなどから飲み口を保護できるキャップ付きのポディウム・ダート
保冷ボトルが高い人気を誇るキャメルバックからは、オプションパーツとなるシャワー&ドリンクキャップが登場。体を冷やすためにボトルの水を頭や首元、脚などにかける猛暑のライドシーンで活躍するアイテムであり、シャワータイプとすることでより少ない水の量で広範囲を濡らすことができるのだ。キャップのダイヤルを回せば通常の飲み口と同じように1本の水流でドリンクを飲むことも可能。
定番ボトルの「ポディウム」シリーズは昨年刷新されており、より握り込みやすく、出し入れしやすく、メンテナンスしやすいよう素材や作りを進化させている。保冷力の高さに定評のあるポディウム・チルやディウム・アイスも愛用者は多いはず。グラベルバイクへの注目が増している中、泥やホコリなどから飲み口を保護できるキャップ付きのポディウム・ダートもオススメ商品とのこと。
クランクブラザーズ:前後で設計を変えたMTBアルミホイール「シンセシス アロイ」
前後で設計を変えたクランクブラザーズのMTBアルミホイール「シンセシス アロイ」
前後輪で異なるリム内幅を採用しそれぞれに個別の役割を持たせている
オリジナルハブとともにインダストリーナインハブ仕様も展開される
色とりどりのフラットペダルを始めオフロードペダルに定評のあるクランクブラザーズ
国内でも愛用者の多いオフロード向けのペダルをずらりと並べたクランクブラザーズ。対して、新製品としてアピールするのはMTBホイールの「シンセシス アロイ」だ。ホイールの前後でそれぞれ違う役割を持たせており、前輪は路面追従性を高めるためにやや柔軟な作りに、後輪はパワー伝達性や耐久性を重視したタフネスな作りになっている。リム内幅も前後で異なる仕様とし、タイヤの接地面積を最適化することでトラクションやコントロール性の向上を狙っている。エンデューロ用とクロスカントリー用の2種類展開だ。
サーファス:ベストセラーフロアポンプ「FP-200」の派生モデル3種
ベストセラーフロアポンプ「FP-200」から派生した3つのモデルをリリースしたサーファス
エルゴノミックハンドルや大型メーターを備え使い勝手を高めている
T3の口金には細かく空気圧調整ができるエアリリース機構を搭載
”日本で一番売れているフロアポンプ”と担当者が太鼓判を押す、サーファスの「FP-200」をベースとした新作が3モデル登場。樹脂製のベースに変更しコストカットと軽量化を図った「T1」、ロングホースと見やすい大型メーター、軽い力でロックできる口金を備えた「T2」、さらにエルゴノミックハンドルやエアリリース機構なども加わったハイグレードの「T3」という3つの製品がリリースされる。
エイト:国産ならではの高精度な作りが特徴のコンパクトマルチツール
エイトからは高精度な作りが特徴のコンパクトマルチツールが登場
ボルトに対して斜めに挿入しても本締めができる高精度なテーパーヘッド形状
強化ニッケルめっきを施したハイグレードな六角レンチも追加
日本で唯一の六角レンチ専門メーカー、エイト。最高の素材と加工技術を組み合わせた、国産ならではの高精度&高品質な工具をラインアップしている。六角レンチのセットが定番製品だが、今回サドルバッグなどにも入れやすいコンパクトなマルチツールが登場した。小さいサイズと言えど同社が強みとする高精度な作りに妥協はなく、ボルトに対して斜めに挿入しても本締めができるテーパーヘッド形状を採用している。
また、ハイグレードな六角レンチとして「強化ニッケルめっき」を施したプレミアムモデルも発表。クロムフリーの表面処理によって環境にも優しく、それでいて抜群の耐磨耗性と耐食性を実現している。高級モデルではあるが、それだけに長く使える製品となってくれるだろう。
text&photo:Yuto.Murata
フェルト:進化した最新エアロロード「AR」シリーズ

ライトウェイプロダクツジャパンが取り扱う代表的なバイクブランドの一つ、フェルト。エアロに強みを持つ同社だが、今年の一大トピックがエアロロード「AR」シリーズのフルモデルチェンジだ。旧型ARの面影を残しつつ、ディスクブレーキ化やケーブルフル内装のコックピットシステムを含め、細部をブラッシュアップすることで+9%ものエアロダイナミクス改善に成功している。
空気抵抗や剛性をバランスさせるチューブ形状を導き出した”トランケーテッド・エアロフォイル”、シートチューブがリアタイヤを包み込むようにわずかに外側に張り出した”フィッシュリップ・シェイプ”などエアロに関する最新のテクノロジーを惜しみなく採用。かつ、先割れ形状のリーフスプリングシートポストや、エラストマー搭載のスリーブが快適性も強化させている。「速いのは、当然。」というキャッチコピーを掲げ、エアロロードにも関わらず扱いやすいニュートラルな乗り心地やメンテナンス性にも優れた1台に仕上がっている。
バーレー:より使い勝手を増したカーゴトレーラー「TRAVOY V2」

自転車用のベビーカーやトレーラーを展開するバーレーは、カーゴトレーラー「TRAVOY(トラボーイ)」のアップデートモデル”V2”を展示。バイクとの接続箇所がクイックリリースタイプとなり、素早い着脱ができるようになった。長期間のツーリングやレース会場でたくさんの荷物を運搬する際に役立つ機材で、車輪を外してコンパクトに折り畳むこともでき、トレーラー自体の持ち運びも簡単にできるよう設計されている。
主力製品となるベビーカーも豊富なラインアップを揃えており、自転車で牽引できるだけでなくベビーカー単体としても使えるものや、子ども2人が乗れるもの、サスペンションやリクライニングを備えたものなど様々なモデルが販売される。
ライトウェイ:シェファードとグレイシアに春らしいパステルカラーを追加




オシャレなシティ系バイクを手掛けているオリジナルブランドのライトウェイは、クロスバイクの「シェファード」とミニベロの「グレイシア」に春らしいパステルカラーの新色を追加。マットディープブルー、マットミント、マットカーキという3色が春限定カラーとして登場している。男女問わず選びやすい全9色展開となり、新生活を迎える学生や社会人にもオススメの1台だ。
日本人の体格にマッチした乗りやすいジオメトリーが採用されているほか、使いやすさを追求したこだわりのオリジナルパーツを多数採用。フレームの色に合わせたシルバーもしくはブラックでパーツカラーを統一している点もポイントだ。シェファードはサイズに合わせてホイール径も変更しており、小さいサイズに乗っても快適な乗り味になるよう工夫されている。
ライトウェイオリジナルの「アーバンフルグリップタイヤ」も単体で販売。タイヤメーカーと共同で独自開発した製品であり、街乗りで快適な700×35Cサイズかつフルスリックという珍しい仕様のタイヤだ。シティ系のタイヤというとどうしてもトレッドが硬く乗り味が悪くなりがちだが、今作はコンパウンドから改良し、かつトレッドパターンをなくすことでタイヤのしなやかさを向上させている。シクロクロスバイクやグラベルロードの通勤用タイヤとしてチョイスしてもいいだろう。
アレックスリムズ:コストパフォーマンス抜群のアルミディスクホイール「RXD3」


高品質なアルミリムに定評のあるアレックスリムズからは、ディスクブレーキ用ロードホイールの「RXD3」が注目製品。30mmハイトのセミエアロなアルミリムホイールながら1,550gという軽量性が大きな特徴で、それでいて6万円を切るプライスタグを下げるコストパフォーマンスに優れたモデルだ。優れたリム剛性、オリジナルのハブがもたらす滑らかな回転、チューブレスレディ対応と申し分ないスペックで、ディスクロードユーザーの初めてのアップグレードホイールとして最適だろう。
BBB:アクションカメラマウントを標準装備したシンプルデザインのステム



パーツやギア、アクセサリーなど多様なアイテムをラインアップしているBBBからは、アクションカメラマウントを標準装備したステムが登場。ハンドルバーをクランプするフェイスプレートにマウント部品を搭載しており、GoProなどのカメラをそのまま取り付けすることが可能だ。別売りのアタッチメントを取り付けることで、ガーミンのサイクルコンピューターやBBBのライトをスマートにマウントすることもできる。
ロード用ステムは50~120mmまで10mm刻み、MTB用ステムは45/55/65mmというサイズ展開だ。オールブラックのシンプルな見た目でどのカラーのバイクにも合わせやすいだろう。6061アルミニウム製でアングルは7°。マウントパーツなしでも使用可能だ。
キャメルバック:猛暑時のライドで役立つシャワー&ドリンクキャップ





保冷ボトルが高い人気を誇るキャメルバックからは、オプションパーツとなるシャワー&ドリンクキャップが登場。体を冷やすためにボトルの水を頭や首元、脚などにかける猛暑のライドシーンで活躍するアイテムであり、シャワータイプとすることでより少ない水の量で広範囲を濡らすことができるのだ。キャップのダイヤルを回せば通常の飲み口と同じように1本の水流でドリンクを飲むことも可能。
定番ボトルの「ポディウム」シリーズは昨年刷新されており、より握り込みやすく、出し入れしやすく、メンテナンスしやすいよう素材や作りを進化させている。保冷力の高さに定評のあるポディウム・チルやディウム・アイスも愛用者は多いはず。グラベルバイクへの注目が増している中、泥やホコリなどから飲み口を保護できるキャップ付きのポディウム・ダートもオススメ商品とのこと。
クランクブラザーズ:前後で設計を変えたMTBアルミホイール「シンセシス アロイ」




国内でも愛用者の多いオフロード向けのペダルをずらりと並べたクランクブラザーズ。対して、新製品としてアピールするのはMTBホイールの「シンセシス アロイ」だ。ホイールの前後でそれぞれ違う役割を持たせており、前輪は路面追従性を高めるためにやや柔軟な作りに、後輪はパワー伝達性や耐久性を重視したタフネスな作りになっている。リム内幅も前後で異なる仕様とし、タイヤの接地面積を最適化することでトラクションやコントロール性の向上を狙っている。エンデューロ用とクロスカントリー用の2種類展開だ。
サーファス:ベストセラーフロアポンプ「FP-200」の派生モデル3種



”日本で一番売れているフロアポンプ”と担当者が太鼓判を押す、サーファスの「FP-200」をベースとした新作が3モデル登場。樹脂製のベースに変更しコストカットと軽量化を図った「T1」、ロングホースと見やすい大型メーター、軽い力でロックできる口金を備えた「T2」、さらにエルゴノミックハンドルやエアリリース機構なども加わったハイグレードの「T3」という3つの製品がリリースされる。
エイト:国産ならではの高精度な作りが特徴のコンパクトマルチツール



日本で唯一の六角レンチ専門メーカー、エイト。最高の素材と加工技術を組み合わせた、国産ならではの高精度&高品質な工具をラインアップしている。六角レンチのセットが定番製品だが、今回サドルバッグなどにも入れやすいコンパクトなマルチツールが登場した。小さいサイズと言えど同社が強みとする高精度な作りに妥協はなく、ボルトに対して斜めに挿入しても本締めができるテーパーヘッド形状を採用している。
また、ハイグレードな六角レンチとして「強化ニッケルめっき」を施したプレミアムモデルも発表。クロムフリーの表面処理によって環境にも優しく、それでいて抜群の耐磨耗性と耐食性を実現している。高級モデルではあるが、それだけに長く使える製品となってくれるだろう。
text&photo:Yuto.Murata
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