2009/03/18(水) - 15:08
3月17日づけで発表された第96回ツール・ド・フランスの出場20チーム。スキル・シマノが選出されたことで、所属する2人の日本人選手、別府史之と土井雪広にも出場の可能性が出てきた。別府、今西尚志、栗村修、スペークンブリンク各氏の喜びのコメントをお届けする。
「夢のような思い」
今西尚志スポーツディレクター(スキル・シマノコーチ、シマノレーシング監督兼任)
「昨年から意識し始めるようになった「ツール・ド・フランス」にチームが出場できることに関して、今は夢のような思いです。シマノレーシングがオランダのプロチームと合併をした2005年の頃は、正直、ツール・ド・フランスは雲の上の存在でした。その頃からの同僚であるチームマネージャーのイヴァン スペークンブリンクから昨晩電話を受け、お互い喜びを分かち合いました。
当初からの目標である日本人の強化の延長線上に、今回の快挙の達成があると信じています。私としては、才能のある2人の日本人、別府、土井の両選手には、ぜひツールの出場メンバーに選抜され、日本の自転車界にとっての偉大な歴史を作り上げて欲しいと期待しています」。
「2人の日本人チャレンジャー、別府と土井の出場に期待」
栗村 修スポーツディレクター(シマノレーシング)
「(株)シマノが掲げる Road to the Dream Project の頂点となるスキル・シマノが大きな目標を達成しました。2005年当時を振り返ると、存続が危ぶまれていたオランダのプロチーム"バンクジロロテリ"に、今西監督がプロジェクトリーダーとなってシマノレーシングがジョイント。更に、(株)シマノが経済的支援を実施して、現在のチームの基礎が構築されました。色々な雑音がある中で努力を続けてきた今西監督の功績に尊敬の念を抱いています。
日本人選手にとってビッグなこのチャンスが、日本に於けるスポーツバイクの発展に繋がることを確信しています。一つ残念だったのが、我々はここ数年国内の有力選手に今回のチャンスを共有するべくスカウトを実施したのですが、トップ選手といわれる選手達がこのプロジェクトへの参加に消極的だったことです。
それでもスキル・シマノは、別府史之選手と土井雪広選手という最高のチャレンジャーを有しているので、彼らと共に更なる階段を登るべく努力を継続してくれるでしょう。」
「7月に大きな目標ができた」
別府史之(スキル・シマノ)
「まずは、自分たちのチームが評価されたということなので、とても嬉しいです。そして自分としては4月のクラシックに続き、7月に大きな目標ができました。
ツール・ド・フランスで自分が目標としているのは出場することではなく、そこで今まで経験してきた事を活かした走りをすることです。出場となればできる限り自分らしい走りをしたいと思っています。
とは言えその前に、まずは4月のクラッシックをしっかり走りたいです。今年はそこを一つの大きな目標として調整をしてきているし、コンディションも上々です。まずはクラシックで悔いのない走りをして、そしてツールへと向かいたいです。」
「我々は過去2年間で大きく成長した」
イヴァン・スペークンブリンク ゼネラルマネージャー(スキル・シマノ)
「ASOが我々の組織、ビジョンに信頼をおいてくれたことに感謝したい。過去の2年間でチームは、組織、選手共に大きく成長。最もハイレベルなレースで戦えることを見せつけた。
ツールでの目標は、基本的にチームがこれまでのレースで見せてきた攻撃的で魅力的な走りを見せること」。
text:綾野 真
「夢のような思い」
今西尚志スポーツディレクター(スキル・シマノコーチ、シマノレーシング監督兼任)
「昨年から意識し始めるようになった「ツール・ド・フランス」にチームが出場できることに関して、今は夢のような思いです。シマノレーシングがオランダのプロチームと合併をした2005年の頃は、正直、ツール・ド・フランスは雲の上の存在でした。その頃からの同僚であるチームマネージャーのイヴァン スペークンブリンクから昨晩電話を受け、お互い喜びを分かち合いました。
当初からの目標である日本人の強化の延長線上に、今回の快挙の達成があると信じています。私としては、才能のある2人の日本人、別府、土井の両選手には、ぜひツールの出場メンバーに選抜され、日本の自転車界にとっての偉大な歴史を作り上げて欲しいと期待しています」。
「2人の日本人チャレンジャー、別府と土井の出場に期待」
栗村 修スポーツディレクター(シマノレーシング)
「(株)シマノが掲げる Road to the Dream Project の頂点となるスキル・シマノが大きな目標を達成しました。2005年当時を振り返ると、存続が危ぶまれていたオランダのプロチーム"バンクジロロテリ"に、今西監督がプロジェクトリーダーとなってシマノレーシングがジョイント。更に、(株)シマノが経済的支援を実施して、現在のチームの基礎が構築されました。色々な雑音がある中で努力を続けてきた今西監督の功績に尊敬の念を抱いています。
日本人選手にとってビッグなこのチャンスが、日本に於けるスポーツバイクの発展に繋がることを確信しています。一つ残念だったのが、我々はここ数年国内の有力選手に今回のチャンスを共有するべくスカウトを実施したのですが、トップ選手といわれる選手達がこのプロジェクトへの参加に消極的だったことです。
それでもスキル・シマノは、別府史之選手と土井雪広選手という最高のチャレンジャーを有しているので、彼らと共に更なる階段を登るべく努力を継続してくれるでしょう。」
「7月に大きな目標ができた」
別府史之(スキル・シマノ)
「まずは、自分たちのチームが評価されたということなので、とても嬉しいです。そして自分としては4月のクラシックに続き、7月に大きな目標ができました。
ツール・ド・フランスで自分が目標としているのは出場することではなく、そこで今まで経験してきた事を活かした走りをすることです。出場となればできる限り自分らしい走りをしたいと思っています。
とは言えその前に、まずは4月のクラッシックをしっかり走りたいです。今年はそこを一つの大きな目標として調整をしてきているし、コンディションも上々です。まずはクラシックで悔いのない走りをして、そしてツールへと向かいたいです。」
「我々は過去2年間で大きく成長した」
イヴァン・スペークンブリンク ゼネラルマネージャー(スキル・シマノ)
「ASOが我々の組織、ビジョンに信頼をおいてくれたことに感謝したい。過去の2年間でチームは、組織、選手共に大きく成長。最もハイレベルなレースで戦えることを見せつけた。
ツールでの目標は、基本的にチームがこれまでのレースで見せてきた攻撃的で魅力的な走りを見せること」。
text:綾野 真