2020/02/03(月) - 09:53
エリートカテゴリーで成績を残す強豪が集ったシクロクロス世界選手権女子U23レースで、ダークホースのマリオン・ノーブルリブロール(フランス)が独走。フランスのシクロクロス世界選手権におけるアルカンシエル獲得は5年ぶりだ。
2016年に初開催され、今年で5回目となったシクロクロス世界選手権の女子U23レース。今大会からジュニアカテゴリーが創設されたため参加人数が減ったものの、2連覇を目指すインゲ・ファンデルヘイデン(オランダ)や、アンナ・ケイ(イギリス)、マノン・バッカー(オランダ)など、今シーズンエリートレースのトップ10に食い込んできた実力者が多数集結。エリートレースに出走したセイリン・デルカルメンアルバラード(オランダ)や2度の覇者イヴィ・リチャーズ(イギリス)不在の穴を埋めるハイレベルな戦いが繰り広げられた。
スタートダッシュを決めたのはU23全米女王のケイティ・クローズ(アメリカ)で、平坦区間をパワフルにこなしたマリオン・ノーブルリブロール(フランス)とバッカーが先頭に立つ。優勝候補筆頭のケイがスタートダッシュから後方に沈む一方、下りで落車したバッカーを置き去りにしたノーブルリブロールが1周目から独走に持ち込んだ。
21歳でエリートのフランスナショナル女王となったノーブルリブロールが刻むペースは圧倒的だった。ケイとカータ・ヴァス(ハンガリー)、ルディ・ウエスト(カナダ)らが2番手グループを形成し、一時この中に入ったファンデルヘイデンは脱落。昨年度覇者は最終的に6位でレースを終えることとなる。
3.15kmを4周回、合計12.7kmで争われたレースの大半を独走したノーブルリブロール。「ずっと一人で走ることになったけれど、コースのあちこちに待機していたチームスタッフから情報を聞いていたので何も恐れることはなかった。ナーバスにもならず、頭の中はただ前に向かっていた」と言うU23カテゴリー3年目の21歳がフィニッシュまで先頭を守り抜いた。
コース脇から受け取ったフランス国旗を掲げ、力強いガッツポーズでノーブルリブロールが優勝。ハンガリーエリート女王の18歳ヴァスが2位、後半にかけてペースを取り戻したケイが笑顔を見せながら3位に滑り込んだ。
「ただただ勝利だけを目指し、他には何も要らなかった。今朝勝つことだけを考えていた。コーチには"もし2位か3位になったら自分自身に激怒すると思う"と話していた」と、アルカンシエルに袖を通したフランスノーブルリブロールは言う。フランスのシクロクロス世界選手権優勝は、2015年のチェコ・ターボル大会でポリーヌ・フェランプレヴォが女子エリートで勝利して以来5年ぶりだ。
2016年に初開催され、今年で5回目となったシクロクロス世界選手権の女子U23レース。今大会からジュニアカテゴリーが創設されたため参加人数が減ったものの、2連覇を目指すインゲ・ファンデルヘイデン(オランダ)や、アンナ・ケイ(イギリス)、マノン・バッカー(オランダ)など、今シーズンエリートレースのトップ10に食い込んできた実力者が多数集結。エリートレースに出走したセイリン・デルカルメンアルバラード(オランダ)や2度の覇者イヴィ・リチャーズ(イギリス)不在の穴を埋めるハイレベルな戦いが繰り広げられた。
スタートダッシュを決めたのはU23全米女王のケイティ・クローズ(アメリカ)で、平坦区間をパワフルにこなしたマリオン・ノーブルリブロール(フランス)とバッカーが先頭に立つ。優勝候補筆頭のケイがスタートダッシュから後方に沈む一方、下りで落車したバッカーを置き去りにしたノーブルリブロールが1周目から独走に持ち込んだ。
21歳でエリートのフランスナショナル女王となったノーブルリブロールが刻むペースは圧倒的だった。ケイとカータ・ヴァス(ハンガリー)、ルディ・ウエスト(カナダ)らが2番手グループを形成し、一時この中に入ったファンデルヘイデンは脱落。昨年度覇者は最終的に6位でレースを終えることとなる。
3.15kmを4周回、合計12.7kmで争われたレースの大半を独走したノーブルリブロール。「ずっと一人で走ることになったけれど、コースのあちこちに待機していたチームスタッフから情報を聞いていたので何も恐れることはなかった。ナーバスにもならず、頭の中はただ前に向かっていた」と言うU23カテゴリー3年目の21歳がフィニッシュまで先頭を守り抜いた。
コース脇から受け取ったフランス国旗を掲げ、力強いガッツポーズでノーブルリブロールが優勝。ハンガリーエリート女王の18歳ヴァスが2位、後半にかけてペースを取り戻したケイが笑顔を見せながら3位に滑り込んだ。
「ただただ勝利だけを目指し、他には何も要らなかった。今朝勝つことだけを考えていた。コーチには"もし2位か3位になったら自分自身に激怒すると思う"と話していた」と、アルカンシエルに袖を通したフランスノーブルリブロールは言う。フランスのシクロクロス世界選手権優勝は、2015年のチェコ・ターボル大会でポリーヌ・フェランプレヴォが女子エリートで勝利して以来5年ぶりだ。
シクロクロス世界選手権2020 女子U23
1位 | マリオン・ノーブルリブロール(フランス) | 48:31 |
2位 | カータ・ヴァス(ハンガリー) | 0:27 |
3位 | アンナ・ケイ(イギリス) | 0:40 |
4位 | ケイティ・クローズ(アメリカ) | 1:29 |
5位 | マノン・バッカー(オランダ) | 1:34 |
6位 | インゲ・ファンデルヘイデン(オランダ) | 1:53 |
7位 | フランチェスカ・バローニ(イタリア) | 2:06 |
8位 | サラ・カサソラ(イタリア) | 2:29 |
9位 | ルディ・ウエスト(カナダ) | 2:43 |
10位 | ノエミ・リュエッグ(スイス) | 3:23 |
Text:So.Isobe
Photo:Nobuhiko.Tanabe
Photo:Nobuhiko.Tanabe
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