2020/01/20(月) - 18:20
UCI2クラスで行われた東北シクロクロスシリーズ第5戦が宮城県蔵王町・蔵王町総合運動公園にて開催され、小坂光(宇都宮ブリッツェン)が今シーズンUCI、JCXシリーズともに初勝利。女子エリートは安定した走りで唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)が今シーズンUCIレース3勝目を飾った。
今年で5回目の開催となる東北シクロクロスシリーズ第5戦の「ざおうさまCUP」。蔵王町総合運動公園を舞台にしたレースは昨年から引き続きUCI2クラスとして開催された。コースは1周2.7Kmでグラウンド、河川敷、調整池と3つのセクションからなるもので、忍者返し、長いストレートのキャンバー、キャンバーのアップダウンとテクニカルなセクションが選手を苦しめた。
大会当日朝の気温は-4℃。グランドや調整池のエリアには霜がおりて凍結し、時間が経つにつれて気温が上がり、マッドコンディションへと表情を変えたことでよりテクニカルなレースが繰り広げられた。
また、会場ではワコーズのチェーンメンテナンスブースやヴィットリアタイヤの展示ブースが登場したほか、地元のキッチンカーや東北唯一のミシュラン一つ星フレンチレストランのブースも出店。蔵王町副町長や蔵王町教育委員会教育長の来場、蔵王町のゆるキャラで大会のネーミングにもなっているざおうさま、東北シクロクロスPR大使のシンガーソングライター水越ユカさんも出場&ミニライブと大会に華を添えた。
女子エリートはグラウンドや調整池の泥が徐々に乾くコンディションの中、6周回で争われた。今月末のスイスで開催される世界選手権に代表として初選出された渡部春雅(駒澤大学高等学校)がホールショットを決め3周目までリードしていたが、徐々に差を詰めてきた唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)が4周目に逆転。
更に忍者返しを終えたところで渡部が痛恨のチェーントラブルで復帰に手間取っている間に西山みゆき(Toyo Frame Field Model)にも逆転を許した。唐見は安定した走りで順調にラップを重ね2、位に40秒の差をつけ先週の東海シクロクロスJCXシリー第8戦に続き連勝。4周目に逆転してリード保った西山が2位、渡部が3位に入った。
55名の出走となった男子エリートは、元全日本王者の小坂光(宇都宮ブリッツェン)がホールショットを決め、斎藤朋寛(RIDELIFE GIANT)、合田正之(AX cyclocross team)、中間森太郎(Frieten)らが続く展開で幕開ける。
斎藤が小坂に食らいつくが、2周目には小坂が引き離し単独でレースを展開していく。スタートで出遅れた積田連(SNEL CYCLOCROSS TEAM)は2周回目には3番手、3周回目には斎藤を捕らえ、3番手争いをしていた斎藤と合田には7周目に島田真琴(ペダル)が追い付き3番手に躍り出た。
先頭を走る小坂はテクニカルな調整池セクションを唯一乗車したままクリアするなどテクニックを見せつけ、他選手よりも早いラップタイムを刻んでフィニッシュ。今シーズンUCIレース、JCXシリーズ初優勝となった。年末からベルギーに武者修行に行っていた積田連が2着、後半追い上げた島田真琴が3着。積田と島田はJCXシリーズ初の表彰台をゲットした。
東北シクロクロスシリーズは3月1日福島空港ラウンドが今シーズン最終戦。2011年からここまで9シーズン続いてきた同シリーズの、記念すべき第50回目のメモリアル大会となる。
今年で5回目の開催となる東北シクロクロスシリーズ第5戦の「ざおうさまCUP」。蔵王町総合運動公園を舞台にしたレースは昨年から引き続きUCI2クラスとして開催された。コースは1周2.7Kmでグラウンド、河川敷、調整池と3つのセクションからなるもので、忍者返し、長いストレートのキャンバー、キャンバーのアップダウンとテクニカルなセクションが選手を苦しめた。
大会当日朝の気温は-4℃。グランドや調整池のエリアには霜がおりて凍結し、時間が経つにつれて気温が上がり、マッドコンディションへと表情を変えたことでよりテクニカルなレースが繰り広げられた。
また、会場ではワコーズのチェーンメンテナンスブースやヴィットリアタイヤの展示ブースが登場したほか、地元のキッチンカーや東北唯一のミシュラン一つ星フレンチレストランのブースも出店。蔵王町副町長や蔵王町教育委員会教育長の来場、蔵王町のゆるキャラで大会のネーミングにもなっているざおうさま、東北シクロクロスPR大使のシンガーソングライター水越ユカさんも出場&ミニライブと大会に華を添えた。
女子エリートはグラウンドや調整池の泥が徐々に乾くコンディションの中、6周回で争われた。今月末のスイスで開催される世界選手権に代表として初選出された渡部春雅(駒澤大学高等学校)がホールショットを決め3周目までリードしていたが、徐々に差を詰めてきた唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)が4周目に逆転。
更に忍者返しを終えたところで渡部が痛恨のチェーントラブルで復帰に手間取っている間に西山みゆき(Toyo Frame Field Model)にも逆転を許した。唐見は安定した走りで順調にラップを重ね2、位に40秒の差をつけ先週の東海シクロクロスJCXシリー第8戦に続き連勝。4周目に逆転してリード保った西山が2位、渡部が3位に入った。
55名の出走となった男子エリートは、元全日本王者の小坂光(宇都宮ブリッツェン)がホールショットを決め、斎藤朋寛(RIDELIFE GIANT)、合田正之(AX cyclocross team)、中間森太郎(Frieten)らが続く展開で幕開ける。
斎藤が小坂に食らいつくが、2周目には小坂が引き離し単独でレースを展開していく。スタートで出遅れた積田連(SNEL CYCLOCROSS TEAM)は2周回目には3番手、3周回目には斎藤を捕らえ、3番手争いをしていた斎藤と合田には7周目に島田真琴(ペダル)が追い付き3番手に躍り出た。
先頭を走る小坂はテクニカルな調整池セクションを唯一乗車したままクリアするなどテクニックを見せつけ、他選手よりも早いラップタイムを刻んでフィニッシュ。今シーズンUCIレース、JCXシリーズ初優勝となった。年末からベルギーに武者修行に行っていた積田連が2着、後半追い上げた島田真琴が3着。積田と島田はJCXシリーズ初の表彰台をゲットした。
東北シクロクロスシリーズは3月1日福島空港ラウンドが今シーズン最終戦。2011年からここまで9シーズン続いてきた同シリーズの、記念すべき第50回目のメモリアル大会となる。
UCI Men Elite
1位 | 小坂光(宇都宮ブリッツェン) | 1:00:34 |
2位 | 積田連(SNEL CYCLOCROSS TEAM) | +1:09 |
3位 | 島田真琴(ペダル) | +1:27 |
4位 | 合田正之(AX cyclocross team) | +1:44 |
5位 | 斎藤朋寛(RIDELIFE GIANT) | +2:30 |
6位 | 中間森太郎(Frieten) | +2:53 |
7位 | 鈴木禄徳(PAXPROJECT) | +3:07 |
8位 | 後藤啓(lipatti jewelry) | +3:08 |
9位 | 加藤健悟(臼杵レーシング) | +3:37 |
10位 | 村山優弥(スワコレーシングチーム) | +3:45 |
UCI Women Elite
1位 | 唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム) | 48:17 |
2位 | 西山みゆき(Toyo Frame Field Model) | +0:40 |
3位 | 渡部春雅(駒澤大学高等学校) | +0:54 |
4位 | 須藤むつみ(Ready Go JAPAN) | +4:28 |
5位 | 橋口陽子(AX cyclocross team) | +4:58 |
UCI Men Junior
1位 | 菊地壮太郎(AIBE) | 41:56 |
CM1
1位 | 石川正道(Champion System Japan Test Team) | 39:39 |
2位 | 中里聡史(Gufo Cycle Works) | +0:16 |
3位 | 水竹真一(ウォークライド) | +1:10 |
C2
1位 | 岡田紀彦(アルゼンチンペソしかないよ) | 40:33 |
2位 | 鈴木克(臼杵レーシング) | +0:52 |
3位 | 川野隆文(カワノビルド) | +1:01 |
C3
1位 | 遠藤裕太(FROG喜多方サイクリングチーム) | 23:25 |
2位 | 白川正樹(BBR) | +0:30 |
3位 | 工藤薫(Team nacree) | +1:16 |
C4
CL2+3
1位 | 水谷彩奈(MZT) | 28:15 |
2位 | 菊地英(AIBE) | +0:16 |
3位 | 森知多(SNEL) | +3:36 |
CM2+3
1位 | 佐藤望(ADVANCE仙台) | 24:58 |
2位 | 江川嘉宏(PEDAL NATION) | +0:00 |
3位 | 三本木昭仁(鮎信友の会) | +1:25 |
CK3
1位 | 成田光志 | 10:09 |
2位 | 水谷悠平(MZT) | +0:10 |
3位 | 鈴木尊人(チーム奥州) | +0:57 |
CK2
1位 | 佐々木琉名(ベルエキップしびれ隊) | 13:28 |
2位 | 我妻美音(イオンバイク Jr. アカデミー) | +0:24 |
3位 | 半澤宗幸(登米市上野造園) | +1:43 |
CK1
1位 | 鈴木智大(チーム奥州) | 11:30 |
2位 | 飯島大也 | +0:00 |
3位 | 齋藤海聖(TEAM MASA+) | +0:08 |
text:Junya Sugata
photo:Satoshi.Oda/Kasukabe Vision FILMz
photo:Satoshi.Oda/Kasukabe Vision FILMz
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