2010/05/11(火) - 08:43
2010年5月10日、ジロ・デ・イタリア2010第3ステージがオランダ・アムステルダム〜ミデルブルフで行われた。海岸線の強風と相次ぐ落車で縮小した集団スプリントをワウテル・ウェイラント(ベルギー、クイックステップ)が制した。そしてマリアローザはアレクサンドル・ヴィノクロフ(カザフスタン、アスタナ)が獲得した。
ジロ・デ・イタリア2010のオランダラウンド最終日となる第3ステージは、アムステルダム〜ミデルブルフ間の224km。オールフラットな、グランツールでは珍しいコースプロファイルだが、海岸線の吹き付ける強風と、道幅の狭いオランダ特有の道路事情からくる落車がレースを難しくタフなものにした。
レースは3km地点で早くもアタックが決まる。オリヴィエ・カイセン(ベルギー、オメガファーマ・ロット)とジェローム・ピノー(フランス、クイックステップ)が抜け出しに成功。そして遅れてこの動きにジョインしたのは9秒差で総合8位につけるトム・スタムスニデル(オランダ、ラボバンク)。
この3人は13km地点で3分25秒の差を稼ぎ出すと、その後も順調に差を広げて行く。この時点でスタムスニデルがヴァーチャルリーダーに踊り出る。もちろんスタムスニデルの狙いは総合でのジャンプアップ。58.6km地点でのこの日唯一の中間スプリントポイントを先頭通過し、ボーナスタイム6秒を獲得。逃げに成果を上げる。
メイン集団は最大で8分の差を許すものの、その後はこの差は広がらず。しかしメイン集団の思惑は逃げの吸収ではなく他のところにあった。
強い海風で集団が分裂 有力選手が遅れる
コースがロッテルダムの街を抜け、海岸線に臨む104.9km地点の補給ポイント過ぎからメイン集団の戦いが始まった。強い海風の吹き付ける海岸線で急激にペースアップを図った集団からは次々と中切れが発生。
この動きで後方集団に取り残されたのはダミアーノ・クネゴ(イタリア、ランプレ・ファルネーゼヴィニ)やドメニコ・ポッツォヴィーヴォ(イタリア、コルナゴ・CSFイノックス)といった有力選手たち。マリアローザのカデル・エヴァンス(オーストラリア、BMCレーシング)やアレクサンドル・ヴィノクロフ(カザフスタン、アスタナ)、イヴァン・バッソ(イタリア、リクイガス)らはメイン集団にとどまった。
この強烈なペースに逃げる3人は134km地点で集団に飲み込まれる。
集団を積極的に牽引するのはスプリント勝利を狙うチームHTCコロンビア、チームスカイ、ヴィノクロフの個人総合を狙うアスタナといったチーム。後方集団ではランプレ勢が遅れたクネゴを引き上げようと懸命の追走を見せ、これにコフィディスが同調した。
クライマーのポッツォヴィーヴォはさらに後ろの集団。コルナゴ・CSFイノックスの選手たちが一丸となって前を追うが、その差は縮まらない。
171km地点でエヴァンスらのマリアローザグループとクネゴグループとの差は1分。追いつくことは難しいかと思われた矢先、コースが内陸の市街地に入ったことでペースの落ちたメイン集団をラボバンクの協調を得たクネゴグループが捉える。
しかし、ここでランプレに不運が続く。エーススプリンターのアレッサンドロ・ペタッキ(イタリア、ランプレ・ファルネーゼヴィニ)が最悪のタイミングでパンク。クネゴこそエヴァンスグループへ送り込んだものの、今度はペタッキとジルベルト・シモーニ(イタリア、ランプレ・ファルネーゼヴィニ)が後方集団に残る展開になってしまう。
今日も有力選手の総合成績を奪う落車が起こる
激しい展開を見せるメイン集団からは今日も落車が相次いだ。194km地点で発生した落車に巻き込まれたのはガーミン・トランジションズのエース、クリスチャン・ヴァンデヴェルデ(アメリカ)とケスデパーニュのエース、マルツィオ・ブルセギン(イタリア)。ブルセギンはなんとかスタートを切ったものの、ヴァンデヴェルデは鎖骨を骨折し、リタイヤとなった。
そして再び落車が発生。ゴールまでおよそ10km手前の210km地点で、ハイスピードになった集団とオランダ特有の幅の狭い道路が新たな落車を呼ぶ。この落車に巻き込まれたのはチームスカイのエース、ブラッドレー・ウィギンズ(イギリス)。なんとか再スタートを切ったものの、総合争いから退く手痛い落車となってしまった。
この落車でメイン集団は二つに分断。ここに取り残されたのはまたもクネゴ。そしてマリアローザのエヴァンスもここに甘んじた。30人ほどとなった先頭集団はスプリントを狙うチームHTCコロンビアが人数を揃えてスピードを上げていたため、このエヴァンスグループが先頭集団を捉えることはなかった。
多くの有力選手をふるい落とした先頭集団の中で支配的だったのはチームHTCコロンビア。7人を残す圧倒的なチーム力で、エーススプリンター、アンドレ・グライペル(ドイツ、チームHTCコロンビア)のスプリント勝利へ向けて完璧なリードアウトを見せる。
残り1kmを過ぎてグライペルを完璧にリードアウトしたのは昨第2ステージで2位に入っているマシュー・ゴス(オーストラリア、チームHTCコロンビア)。しかし、この日のテクニカルなコースレイアウトが勝敗を左右した。
細い道幅のタイトコーナーをグライペルを連れて先頭で抜けたゴスだが、コーナーを抜けて後ろに入ったのは伏兵ワウテル・ウェイラント(ベルギー、クイックステップ)だった。絶妙のタイミングで飛び出したウェイラントはグレーム・ブラウン(オーストラリア、ラボバンク)とロベルト・フェルスター(ドイツ、ミルラム)の追い上げをかわし切ってステージ優勝を挙げた。グライペルは6位に沈んだ。
優勝したウェイラントはプロ入りからクイックステップに所属するクラシックレーサー。大きなレースではアシストに回るが、いくつかのベルギーのクラシックでは優勝している。ステージレースでも区間を獲れる実力の持ち主で、2008年にはブエルタ・ア・エスパーニャ第17ステージで優勝を飾っている。今回の勝利はグランツール2つ目の勝利になる。
そしてこのメイン集団ゴールするだけでなく区間10位に入ったアレクサンドル・ヴィノクロフ(カザフスタン、アスタナ)が新しくマリアローザを獲得。懸命な追いを見せたエヴァンスは46秒遅れの31位でゴールし、総合10位からも陥落した。
ヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア、リクイガス)やバッソ、ステファノ・ガルゼッリ(イタリア、アックア・エ・サポーネ)、ミケーレ・スカルポーニ(イタリア、アンドローニ・ジョカトーリ)が先頭集団でゴールする中、他の有力選手には遅れが目立つ。
クネゴやカルロス・サストレ(スペイン、サーヴェロテストチーム)はエヴァンスと同じく46秒遅れの39位。ブラッドレー・ウィギンズ(イギリス、チームスカイ)は3分59秒遅れの63位。ブルセギン、ポッツォヴィーヴォは7分59秒遅れの74位と152位にそれぞれ終わっている。
新城幸也(日本、Bboxブイグテレコム)もこの7分59秒遅れの集団内、105位でこの日のステージを終えている。
ジロ・デ・イタリア2010第2ステージ結果
1位 ワウテル・ウェイラント(ベルギー、クイックステップ) 5h00'06"
2位 グレーム・ブラウン(オーストラリア、 ラボバンク)
3位 ロベルト・フェルスター(ドイツ、ミルラム)
4位 ダニーロ・ホンド(ドイツ、ランプレ・ファルネーゼヴィニ)
5位 アダム・ブライス(イギリス、オメガファーマ・ロット)
6位 アンドレ・グライペル(ドイツ、チームHTCコロンビア)
7位 リーナス・ゲルデマン(ドイツ、ミルラム)
8位 ヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア、リクイガス・ドイモ)
9位 トーマス・ローレッガー(オーストリア、チームミルラム)
10位 アレクサンドル・ヴィノクロフ(カザフスタン、アスタナ)
マリアローザ 個人総合成績
1位アレクサンドル・ヴィノクロフ(カザフスタン、アスタナ) 10h07'18"
2位 リッチー・ポルト(オーストラリア、サクソバンク)
3位 デーヴィット・ミラー(イギリス、ガーミン・トランジションズ) +01"
4位 ヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア、リクイガス・ドイモ) +05"
5位 マルセル・シーベルク(ドイツ、HTC・コロンビア) +07"
6位 アンドレ・グライペル(ドイツ、チームHTCコロンビア) +10"
7位 マシュー・ゴス(オーストラリア、チームHTCコロンビア) +10"
8位 リーナス・ゲルデマン(ドイツ、ミルラム) +12"
9位 ステファノ・ガルゼッリ(イタリア、アックア・エ・サポーネ) +15"
10位 ピーター・ウェーニング(オランダ、ラボバンク) +16"
ポイント賞 マリアロッサ
グレーム・ブラウン(オーストラリア、ラボバンク)
山岳賞 マリアヴェルデ
ポール・ヴォス(ドイツ、チームミルラム)
新人賞 マリアビアンカ
リッチー・ポルト(オーストラリア、サクソバンク)
チーム総合成績
サクソバンク
敢闘賞
ワウテル・ウェイラント(ベルギー、クイックステップ)
フーガ(逃げ)賞
オリヴィエ・カイセン(ベルギー、オメガファーマ・ロット)
text:Yufta Omata
photo:Kei Tsuji,Cor Vos
ジロ・デ・イタリア2010のオランダラウンド最終日となる第3ステージは、アムステルダム〜ミデルブルフ間の224km。オールフラットな、グランツールでは珍しいコースプロファイルだが、海岸線の吹き付ける強風と、道幅の狭いオランダ特有の道路事情からくる落車がレースを難しくタフなものにした。
レースは3km地点で早くもアタックが決まる。オリヴィエ・カイセン(ベルギー、オメガファーマ・ロット)とジェローム・ピノー(フランス、クイックステップ)が抜け出しに成功。そして遅れてこの動きにジョインしたのは9秒差で総合8位につけるトム・スタムスニデル(オランダ、ラボバンク)。
この3人は13km地点で3分25秒の差を稼ぎ出すと、その後も順調に差を広げて行く。この時点でスタムスニデルがヴァーチャルリーダーに踊り出る。もちろんスタムスニデルの狙いは総合でのジャンプアップ。58.6km地点でのこの日唯一の中間スプリントポイントを先頭通過し、ボーナスタイム6秒を獲得。逃げに成果を上げる。
メイン集団は最大で8分の差を許すものの、その後はこの差は広がらず。しかしメイン集団の思惑は逃げの吸収ではなく他のところにあった。
強い海風で集団が分裂 有力選手が遅れる
コースがロッテルダムの街を抜け、海岸線に臨む104.9km地点の補給ポイント過ぎからメイン集団の戦いが始まった。強い海風の吹き付ける海岸線で急激にペースアップを図った集団からは次々と中切れが発生。
この動きで後方集団に取り残されたのはダミアーノ・クネゴ(イタリア、ランプレ・ファルネーゼヴィニ)やドメニコ・ポッツォヴィーヴォ(イタリア、コルナゴ・CSFイノックス)といった有力選手たち。マリアローザのカデル・エヴァンス(オーストラリア、BMCレーシング)やアレクサンドル・ヴィノクロフ(カザフスタン、アスタナ)、イヴァン・バッソ(イタリア、リクイガス)らはメイン集団にとどまった。
この強烈なペースに逃げる3人は134km地点で集団に飲み込まれる。
集団を積極的に牽引するのはスプリント勝利を狙うチームHTCコロンビア、チームスカイ、ヴィノクロフの個人総合を狙うアスタナといったチーム。後方集団ではランプレ勢が遅れたクネゴを引き上げようと懸命の追走を見せ、これにコフィディスが同調した。
クライマーのポッツォヴィーヴォはさらに後ろの集団。コルナゴ・CSFイノックスの選手たちが一丸となって前を追うが、その差は縮まらない。
171km地点でエヴァンスらのマリアローザグループとクネゴグループとの差は1分。追いつくことは難しいかと思われた矢先、コースが内陸の市街地に入ったことでペースの落ちたメイン集団をラボバンクの協調を得たクネゴグループが捉える。
しかし、ここでランプレに不運が続く。エーススプリンターのアレッサンドロ・ペタッキ(イタリア、ランプレ・ファルネーゼヴィニ)が最悪のタイミングでパンク。クネゴこそエヴァンスグループへ送り込んだものの、今度はペタッキとジルベルト・シモーニ(イタリア、ランプレ・ファルネーゼヴィニ)が後方集団に残る展開になってしまう。
今日も有力選手の総合成績を奪う落車が起こる
激しい展開を見せるメイン集団からは今日も落車が相次いだ。194km地点で発生した落車に巻き込まれたのはガーミン・トランジションズのエース、クリスチャン・ヴァンデヴェルデ(アメリカ)とケスデパーニュのエース、マルツィオ・ブルセギン(イタリア)。ブルセギンはなんとかスタートを切ったものの、ヴァンデヴェルデは鎖骨を骨折し、リタイヤとなった。
そして再び落車が発生。ゴールまでおよそ10km手前の210km地点で、ハイスピードになった集団とオランダ特有の幅の狭い道路が新たな落車を呼ぶ。この落車に巻き込まれたのはチームスカイのエース、ブラッドレー・ウィギンズ(イギリス)。なんとか再スタートを切ったものの、総合争いから退く手痛い落車となってしまった。
この落車でメイン集団は二つに分断。ここに取り残されたのはまたもクネゴ。そしてマリアローザのエヴァンスもここに甘んじた。30人ほどとなった先頭集団はスプリントを狙うチームHTCコロンビアが人数を揃えてスピードを上げていたため、このエヴァンスグループが先頭集団を捉えることはなかった。
多くの有力選手をふるい落とした先頭集団の中で支配的だったのはチームHTCコロンビア。7人を残す圧倒的なチーム力で、エーススプリンター、アンドレ・グライペル(ドイツ、チームHTCコロンビア)のスプリント勝利へ向けて完璧なリードアウトを見せる。
残り1kmを過ぎてグライペルを完璧にリードアウトしたのは昨第2ステージで2位に入っているマシュー・ゴス(オーストラリア、チームHTCコロンビア)。しかし、この日のテクニカルなコースレイアウトが勝敗を左右した。
細い道幅のタイトコーナーをグライペルを連れて先頭で抜けたゴスだが、コーナーを抜けて後ろに入ったのは伏兵ワウテル・ウェイラント(ベルギー、クイックステップ)だった。絶妙のタイミングで飛び出したウェイラントはグレーム・ブラウン(オーストラリア、ラボバンク)とロベルト・フェルスター(ドイツ、ミルラム)の追い上げをかわし切ってステージ優勝を挙げた。グライペルは6位に沈んだ。
優勝したウェイラントはプロ入りからクイックステップに所属するクラシックレーサー。大きなレースではアシストに回るが、いくつかのベルギーのクラシックでは優勝している。ステージレースでも区間を獲れる実力の持ち主で、2008年にはブエルタ・ア・エスパーニャ第17ステージで優勝を飾っている。今回の勝利はグランツール2つ目の勝利になる。
そしてこのメイン集団ゴールするだけでなく区間10位に入ったアレクサンドル・ヴィノクロフ(カザフスタン、アスタナ)が新しくマリアローザを獲得。懸命な追いを見せたエヴァンスは46秒遅れの31位でゴールし、総合10位からも陥落した。
ヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア、リクイガス)やバッソ、ステファノ・ガルゼッリ(イタリア、アックア・エ・サポーネ)、ミケーレ・スカルポーニ(イタリア、アンドローニ・ジョカトーリ)が先頭集団でゴールする中、他の有力選手には遅れが目立つ。
クネゴやカルロス・サストレ(スペイン、サーヴェロテストチーム)はエヴァンスと同じく46秒遅れの39位。ブラッドレー・ウィギンズ(イギリス、チームスカイ)は3分59秒遅れの63位。ブルセギン、ポッツォヴィーヴォは7分59秒遅れの74位と152位にそれぞれ終わっている。
新城幸也(日本、Bboxブイグテレコム)もこの7分59秒遅れの集団内、105位でこの日のステージを終えている。
ジロ・デ・イタリア2010第2ステージ結果
1位 ワウテル・ウェイラント(ベルギー、クイックステップ) 5h00'06"
2位 グレーム・ブラウン(オーストラリア、 ラボバンク)
3位 ロベルト・フェルスター(ドイツ、ミルラム)
4位 ダニーロ・ホンド(ドイツ、ランプレ・ファルネーゼヴィニ)
5位 アダム・ブライス(イギリス、オメガファーマ・ロット)
6位 アンドレ・グライペル(ドイツ、チームHTCコロンビア)
7位 リーナス・ゲルデマン(ドイツ、ミルラム)
8位 ヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア、リクイガス・ドイモ)
9位 トーマス・ローレッガー(オーストリア、チームミルラム)
10位 アレクサンドル・ヴィノクロフ(カザフスタン、アスタナ)
マリアローザ 個人総合成績
1位アレクサンドル・ヴィノクロフ(カザフスタン、アスタナ) 10h07'18"
2位 リッチー・ポルト(オーストラリア、サクソバンク)
3位 デーヴィット・ミラー(イギリス、ガーミン・トランジションズ) +01"
4位 ヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア、リクイガス・ドイモ) +05"
5位 マルセル・シーベルク(ドイツ、HTC・コロンビア) +07"
6位 アンドレ・グライペル(ドイツ、チームHTCコロンビア) +10"
7位 マシュー・ゴス(オーストラリア、チームHTCコロンビア) +10"
8位 リーナス・ゲルデマン(ドイツ、ミルラム) +12"
9位 ステファノ・ガルゼッリ(イタリア、アックア・エ・サポーネ) +15"
10位 ピーター・ウェーニング(オランダ、ラボバンク) +16"
ポイント賞 マリアロッサ
グレーム・ブラウン(オーストラリア、ラボバンク)
山岳賞 マリアヴェルデ
ポール・ヴォス(ドイツ、チームミルラム)
新人賞 マリアビアンカ
リッチー・ポルト(オーストラリア、サクソバンク)
チーム総合成績
サクソバンク
敢闘賞
ワウテル・ウェイラント(ベルギー、クイックステップ)
フーガ(逃げ)賞
オリヴィエ・カイセン(ベルギー、オメガファーマ・ロット)
text:Yufta Omata
photo:Kei Tsuji,Cor Vos
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