2019/11/06(水) - 16:03
今年も多くの来場者で賑わったサイクルモードのブースレポート第1弾。スペシャルカラーのDOGMA F12が注目を集めたピナレロや東京五輪に向けた完全新作ヘルメット「IZANAGI」を発表したカブト、静粛性に優れたローラー台が人気のエクスプローバ、足に馴染む本革シューズを手掛けるレイクをピックアップした。
ピナレロ:チームイネオスメンバーが駆るスペシャルカラーのDOGMA F12に視線は釘付け
会場に入って真っ先に目につくピナレロブースでは、今年のツール・ド・フランスを制したマイヨジョーヌ姿のエガン・ベルナルとイエローカラーのDOGMA F12がお出迎え。バーテープからサドルまで黄色を纏いツール最終ステージを走った実車が持ち込まれ、ツール総合優勝を祝うファウスト氏のメッセージ入りかつレースのゼッケン付きと、バイクを目の当たりにすると今夏の興奮が蘇ってくるかのようなオーラを放っていた。
その隣にはワインレッドのグラデーションが入ったチームイネオスカラーのDOGMA F12と、オールブラックで軽量化を追求したDOGMA F12 Xlightの2台が並ぶ。DOGMA F12はリム/ディスクの両タイプで試乗車が各サイズ用意され、世界最高峰のバイクを試す貴重な機会とあって多くの人が試乗コースに繰り出していたようだ。
また、DOGMA F12のスペシャルカラーモデルも今回の大きな目玉。まずは怪我により戦線を離れていたクリストファー・フルーム復活を記念した「#BentornatoChris(お帰り!クリス)」モデル。さいたまクリテリウムに出場した際にも使用していたバイクで、イエローのライン3本、レッドが2本、ピンクが1本とそれぞれツール、ブエルタ、ジロを表したグランツールでの勝利を称えるデザインで、フルームのアイコンでもあるサイのイラストもヘッド横に入っている。
マイヨジョーヌとともにヤングライダー賞のマイヨブランも獲得したベルナルに向けて作られた、ホワイトのカラーのスペシャルモデルも並ぶ。黄金に輝くラメペイントがグラデーションのように各所に入っており高貴な雰囲気を醸す。フレームと同色に塗られたホワイトのMOSTハンドルバーもオプションで用意されており、ぜひ組み合わせて使いたいところ。
イギリスのロードナショナルチャンピオンに輝いた、ベン・スウィフトを讃えた特別モデルも今冬よりデリバリーされる。イギリス国旗を模したレッド・ホワイト・ブルーの3色でペイントされたカラーで、黒基調なチームバイクとはガラリと雰囲気の異なる明るいルックスが特徴的だ。いずれのスペシャルモデルもリム/ディスクブレーキの両方で展開されるため、予算や好みに合わせて選択してほしい。
カワシマサイクルサプライ:エリートの新作スマートトレーナーを試す、ドットアウトの冬物にも注目
各種取り扱いブランドそれぞれで広いブーススペースを確保し製品をアピールしたカワシマサイクルサプライ。各ブランドともユーロバイクで発表された新製品の数々が一般向けにお披露目された。まず注目のエリートは新作のスマートトレーナーを各種並べており、その使用感を試すべく多くの人が詰めかけた。
より高負荷・高精度なトレーニングを可能としたDIRETO X、コンパクトなボディサイズで収納の場所を取らないSUITO、木製のレッグとアルミのボディによってインテリアのように室内に溶け込むルックスを実現したTUOという3モデルがニューラインナップ。外でのライドが寒くて億劫な冬の季節でも、快適にトレーニングに励むべくローラー台の購入/新調を検討してみてはいかがだろう。
ニューシューズを続々と発表しているフィジークは、画期的なフィッティングシステムやアッパー素材に注目が集まる。極太のベルクロクロージャーを採用した独自のPOWERSTRAP(パワーストラップ)を搭載したモデルが拡充されており、実際に試着してみてそのフィット感の良さに驚いた人も少なくないだろう。トップモデルとして新登場したR2 AEROWEAVEは、ソックスが透けて見えるほどのメッシュ素材を使用しており、抜群の軽量性と通気性を獲得している。
また、フィジーク初のショートノーズサドルとして追加されたARGOシリーズも各グレードが並び、パッドのクッション感や座面の形状を触って確認することができた。ライトグリーンの座面が目を引く全く新しいADAPTIVEサドルは3Dプリンタによって成形されたモデル。座面をハニカムの3D構造としその密度や柔軟性を各部で変えることでクッション性を調整している。詳細な情報はまだないが、将来的には各々に最適化されたクッション性でオーダーできるようになるものと予想される。
迫力あるF1タイヤをディスプレイしたピレリは、モータースポーツ用タイヤに倣ったカラーラベルモデルがカラーカスタム品として人気を博す。ロード&MTBタイヤに加えて、昨今のトレンドに沿ってグラベル/シクロクロスタイヤをリリースしており、今年はさらなるラインナップの拡充を果たしている。
その他、ポップでお洒落なデザインのウェアを各種取り揃えるドットアウト、ケーブルフル内装のコックピットシステムを発表しているデダ・エレメンティ、ワフーのサイクルコンピューターマウントも追加しているケーエッジ、高性能なディスクブレーキホイールが各グレードで揃ったフルクラムなど、豊富な展示品で来場者を楽しませていた。
カブト:東京五輪に向けたニューモデル”IZANAGI”やエアロカバーを装着した”AERO-R1CV”が登場
日本人の頭にフィットするヘルメットやアイウエアをラインアップするカブト。今回のサイクルモードには、今後製品化予定を睨む3つのニュープロダクトを参考出品という形で展示していた。中でも最も大きな注目を集めていたのが、”IZANAGI”と名付けられたハイエンドヘルメット。
2020年東京オリンピックを見据えて開発したというIZANAGIが主眼に置くのは圧倒的な冷却性能とフィッティング性能。酷暑が予想されるロードレースにおいて、カブトを使用する選手らのアドバンテージとなるべく設計されている。ヘルメットからフローティングするような、ハンモック構造となったパッドや、頭部全体を包み込むように配置されたアジャスターなど、快適性を向上させるための新機構が随所に投入される。立ち位置としては既存のカブトのレーシングヘルメット3モデル、すなわちクーリング性能に主眼を置いたZENARD、エアロのAERO-R1、軽量なFLAIRらの更に上に位置づけられるフラッグシップモデルとなる予定だ。
また、AERO-R1のエアロダイナミクスを更に高めるため、エアロカバーを装着できる新モデル”AERO-R1CV”が登場。カバーとアイシールドを同時に使用することで、TT専用ヘルメットに迫る空力性能を期待できそうだ。こちらのカバーは単体での発売も予定されているとのことで、AERO-R1の既存ユーザーも更に活用の幅が広がりそうだ。
そして、ミドルグレードモデルのREZZAが第2世代へと進化する。REZZA2は要望の大きかったというエアロシールドに対応し、AERO-V1よりも更に手に届きやすいシールド装備モデルとしてデビューする。他にも、既存モデルのニューカラーや、今夏デビューした新作アイウェア”301”シリーズなども展示されていた。
また、ブースの半分を使って展示されていたのが、よりデイリーユースを想定したシリーズたち。特に子供向けのヘルメットとして、日本最小サイズとなる頭囲41cmの”PICOT”は1歳児から使用できる新モデル。子供のためにしっかりフィットするヘルメットを用意するカブト。安全への信念を感じる一品だ。
エクスプローバ:X5 EVOとローターのパワークランクが連携可能に
昨年から国内取り扱いが開始されたXplova(エクスプローバ)は、パソコンメーカーであるAcer傘下のブランド。電子機器メーカーのノウハウを落とし込んだ高性能なサイクルコンピューターを2機種展開している。大型のタッチスクリーンを備えたトップモデルX5 EVOは、HDビデオカメラを搭載しており気軽にライドを録画してSNSでシェアすることができる。
エクスプローバは今秋ローターとのパートナーシップを発表しており、X5 EVOと2INPOWER&INPOWERパワークランクとの連携が可能になった。ペダリング1回転における360度方向のパワー入力を可視化することができ、楕円チェーンリングQ-RINGSの取り付け位置であるOCPを導き出すOCAデータも測定することができる。
優れた静粛性とコストパフォーマンスで爆発的に広まったスマートトレーナーNOZAも引き続き展開。アパートなどでも使いやすい静かな走行音、ズイフトでの勾配に合わせた自動負荷に対応、クイックリリース/スルーアクスル両対応など充実のスペックを備えながら8万円台の価格に収まった人気製品だ。
初期ロットでは度々不具合も見られたようだが今は解消されており、快適なインドアトレーニングに貢献してくれるだろう。あまりの人気具合に数ヶ月待ちという時期もあったが、現在は国内在庫もあり即出荷できる体制が整っていると担当者は言う。また、フライホイールにアップデートを加え測定精度も向上させた「NOZA S」も発表されている(国内展開未定)。
レイク:普段使いに最適なラバー製のフラットソールシューズもオススメ
本革製のアッパーを採用し優れたフィット感に仕上がったサイクリングシューズを各種展開しているレイク。サイクルモードではお目当てのモデルを各サイズ試着することができ、スタッフの丁寧な説明やフィッティングを受けることでシューズ選びの参考となったことだろう。トップモデルは高級なカンガルーレザーを使用しており、履くほどに足に馴染むしなやかなフィット感が大きな特徴だ。
デザインやカラーをフルオーダーできるカスタムシステムも人気で、チームジャージやバイクの色に合わせた柄、既存のモチーフを落とし込んだ独自のグラフィックなど完全オリジナルのシューズを作り上げることが可能。通常ラインナップでは見る角度によって色を変えるカメレオンブルーが人気を博している。
また、極薄のクラリーノアッパーを採用し優れた軽量性を実現したCX301は、Mt.富士ヒルクライム優勝者も使用するなどヒルクライマーから高い評価を受ける。国内でもレイクのロードシューズは一定の認知度を獲得した中で、担当者が推すのがスニーカーとしても使えるフラットソールモデルのMX237だ。他モデル同様にBOAクロージャーを搭載しており、ちょっとした外出の際もスムーズにフィット感を調整できるほか、もちろんアッパーは天然牛革を採用し気持ちの良い履き心地を実現している。
text&photo:CW編集部
ピナレロ:チームイネオスメンバーが駆るスペシャルカラーのDOGMA F12に視線は釘付け
会場に入って真っ先に目につくピナレロブースでは、今年のツール・ド・フランスを制したマイヨジョーヌ姿のエガン・ベルナルとイエローカラーのDOGMA F12がお出迎え。バーテープからサドルまで黄色を纏いツール最終ステージを走った実車が持ち込まれ、ツール総合優勝を祝うファウスト氏のメッセージ入りかつレースのゼッケン付きと、バイクを目の当たりにすると今夏の興奮が蘇ってくるかのようなオーラを放っていた。
その隣にはワインレッドのグラデーションが入ったチームイネオスカラーのDOGMA F12と、オールブラックで軽量化を追求したDOGMA F12 Xlightの2台が並ぶ。DOGMA F12はリム/ディスクの両タイプで試乗車が各サイズ用意され、世界最高峰のバイクを試す貴重な機会とあって多くの人が試乗コースに繰り出していたようだ。
また、DOGMA F12のスペシャルカラーモデルも今回の大きな目玉。まずは怪我により戦線を離れていたクリストファー・フルーム復活を記念した「#BentornatoChris(お帰り!クリス)」モデル。さいたまクリテリウムに出場した際にも使用していたバイクで、イエローのライン3本、レッドが2本、ピンクが1本とそれぞれツール、ブエルタ、ジロを表したグランツールでの勝利を称えるデザインで、フルームのアイコンでもあるサイのイラストもヘッド横に入っている。
マイヨジョーヌとともにヤングライダー賞のマイヨブランも獲得したベルナルに向けて作られた、ホワイトのカラーのスペシャルモデルも並ぶ。黄金に輝くラメペイントがグラデーションのように各所に入っており高貴な雰囲気を醸す。フレームと同色に塗られたホワイトのMOSTハンドルバーもオプションで用意されており、ぜひ組み合わせて使いたいところ。
イギリスのロードナショナルチャンピオンに輝いた、ベン・スウィフトを讃えた特別モデルも今冬よりデリバリーされる。イギリス国旗を模したレッド・ホワイト・ブルーの3色でペイントされたカラーで、黒基調なチームバイクとはガラリと雰囲気の異なる明るいルックスが特徴的だ。いずれのスペシャルモデルもリム/ディスクブレーキの両方で展開されるため、予算や好みに合わせて選択してほしい。
カワシマサイクルサプライ:エリートの新作スマートトレーナーを試す、ドットアウトの冬物にも注目
各種取り扱いブランドそれぞれで広いブーススペースを確保し製品をアピールしたカワシマサイクルサプライ。各ブランドともユーロバイクで発表された新製品の数々が一般向けにお披露目された。まず注目のエリートは新作のスマートトレーナーを各種並べており、その使用感を試すべく多くの人が詰めかけた。
より高負荷・高精度なトレーニングを可能としたDIRETO X、コンパクトなボディサイズで収納の場所を取らないSUITO、木製のレッグとアルミのボディによってインテリアのように室内に溶け込むルックスを実現したTUOという3モデルがニューラインナップ。外でのライドが寒くて億劫な冬の季節でも、快適にトレーニングに励むべくローラー台の購入/新調を検討してみてはいかがだろう。
ニューシューズを続々と発表しているフィジークは、画期的なフィッティングシステムやアッパー素材に注目が集まる。極太のベルクロクロージャーを採用した独自のPOWERSTRAP(パワーストラップ)を搭載したモデルが拡充されており、実際に試着してみてそのフィット感の良さに驚いた人も少なくないだろう。トップモデルとして新登場したR2 AEROWEAVEは、ソックスが透けて見えるほどのメッシュ素材を使用しており、抜群の軽量性と通気性を獲得している。
また、フィジーク初のショートノーズサドルとして追加されたARGOシリーズも各グレードが並び、パッドのクッション感や座面の形状を触って確認することができた。ライトグリーンの座面が目を引く全く新しいADAPTIVEサドルは3Dプリンタによって成形されたモデル。座面をハニカムの3D構造としその密度や柔軟性を各部で変えることでクッション性を調整している。詳細な情報はまだないが、将来的には各々に最適化されたクッション性でオーダーできるようになるものと予想される。
迫力あるF1タイヤをディスプレイしたピレリは、モータースポーツ用タイヤに倣ったカラーラベルモデルがカラーカスタム品として人気を博す。ロード&MTBタイヤに加えて、昨今のトレンドに沿ってグラベル/シクロクロスタイヤをリリースしており、今年はさらなるラインナップの拡充を果たしている。
その他、ポップでお洒落なデザインのウェアを各種取り揃えるドットアウト、ケーブルフル内装のコックピットシステムを発表しているデダ・エレメンティ、ワフーのサイクルコンピューターマウントも追加しているケーエッジ、高性能なディスクブレーキホイールが各グレードで揃ったフルクラムなど、豊富な展示品で来場者を楽しませていた。
カブト:東京五輪に向けたニューモデル”IZANAGI”やエアロカバーを装着した”AERO-R1CV”が登場
日本人の頭にフィットするヘルメットやアイウエアをラインアップするカブト。今回のサイクルモードには、今後製品化予定を睨む3つのニュープロダクトを参考出品という形で展示していた。中でも最も大きな注目を集めていたのが、”IZANAGI”と名付けられたハイエンドヘルメット。
2020年東京オリンピックを見据えて開発したというIZANAGIが主眼に置くのは圧倒的な冷却性能とフィッティング性能。酷暑が予想されるロードレースにおいて、カブトを使用する選手らのアドバンテージとなるべく設計されている。ヘルメットからフローティングするような、ハンモック構造となったパッドや、頭部全体を包み込むように配置されたアジャスターなど、快適性を向上させるための新機構が随所に投入される。立ち位置としては既存のカブトのレーシングヘルメット3モデル、すなわちクーリング性能に主眼を置いたZENARD、エアロのAERO-R1、軽量なFLAIRらの更に上に位置づけられるフラッグシップモデルとなる予定だ。
また、AERO-R1のエアロダイナミクスを更に高めるため、エアロカバーを装着できる新モデル”AERO-R1CV”が登場。カバーとアイシールドを同時に使用することで、TT専用ヘルメットに迫る空力性能を期待できそうだ。こちらのカバーは単体での発売も予定されているとのことで、AERO-R1の既存ユーザーも更に活用の幅が広がりそうだ。
そして、ミドルグレードモデルのREZZAが第2世代へと進化する。REZZA2は要望の大きかったというエアロシールドに対応し、AERO-V1よりも更に手に届きやすいシールド装備モデルとしてデビューする。他にも、既存モデルのニューカラーや、今夏デビューした新作アイウェア”301”シリーズなども展示されていた。
また、ブースの半分を使って展示されていたのが、よりデイリーユースを想定したシリーズたち。特に子供向けのヘルメットとして、日本最小サイズとなる頭囲41cmの”PICOT”は1歳児から使用できる新モデル。子供のためにしっかりフィットするヘルメットを用意するカブト。安全への信念を感じる一品だ。
エクスプローバ:X5 EVOとローターのパワークランクが連携可能に
昨年から国内取り扱いが開始されたXplova(エクスプローバ)は、パソコンメーカーであるAcer傘下のブランド。電子機器メーカーのノウハウを落とし込んだ高性能なサイクルコンピューターを2機種展開している。大型のタッチスクリーンを備えたトップモデルX5 EVOは、HDビデオカメラを搭載しており気軽にライドを録画してSNSでシェアすることができる。
エクスプローバは今秋ローターとのパートナーシップを発表しており、X5 EVOと2INPOWER&INPOWERパワークランクとの連携が可能になった。ペダリング1回転における360度方向のパワー入力を可視化することができ、楕円チェーンリングQ-RINGSの取り付け位置であるOCPを導き出すOCAデータも測定することができる。
優れた静粛性とコストパフォーマンスで爆発的に広まったスマートトレーナーNOZAも引き続き展開。アパートなどでも使いやすい静かな走行音、ズイフトでの勾配に合わせた自動負荷に対応、クイックリリース/スルーアクスル両対応など充実のスペックを備えながら8万円台の価格に収まった人気製品だ。
初期ロットでは度々不具合も見られたようだが今は解消されており、快適なインドアトレーニングに貢献してくれるだろう。あまりの人気具合に数ヶ月待ちという時期もあったが、現在は国内在庫もあり即出荷できる体制が整っていると担当者は言う。また、フライホイールにアップデートを加え測定精度も向上させた「NOZA S」も発表されている(国内展開未定)。
レイク:普段使いに最適なラバー製のフラットソールシューズもオススメ
本革製のアッパーを採用し優れたフィット感に仕上がったサイクリングシューズを各種展開しているレイク。サイクルモードではお目当てのモデルを各サイズ試着することができ、スタッフの丁寧な説明やフィッティングを受けることでシューズ選びの参考となったことだろう。トップモデルは高級なカンガルーレザーを使用しており、履くほどに足に馴染むしなやかなフィット感が大きな特徴だ。
デザインやカラーをフルオーダーできるカスタムシステムも人気で、チームジャージやバイクの色に合わせた柄、既存のモチーフを落とし込んだ独自のグラフィックなど完全オリジナルのシューズを作り上げることが可能。通常ラインナップでは見る角度によって色を変えるカメレオンブルーが人気を博している。
また、極薄のクラリーノアッパーを採用し優れた軽量性を実現したCX301は、Mt.富士ヒルクライム優勝者も使用するなどヒルクライマーから高い評価を受ける。国内でもレイクのロードシューズは一定の認知度を獲得した中で、担当者が推すのがスニーカーとしても使えるフラットソールモデルのMX237だ。他モデル同様にBOAクロージャーを搭載しており、ちょっとした外出の際もスムーズにフィット感を調整できるほか、もちろんアッパーは天然牛革を採用し気持ちの良い履き心地を実現している。
text&photo:CW編集部
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