2019/11/06(水) - 09:19
2000年に創業した国内オーダーウェアブランドのウエイブワン。オリジナルデザインをあしらえるベースアパレルのラインアップに「ウィンドテックジャケット」が加わる。しなやかな肌触りとストレッチ性を備えた高機能生地を採用した1着だ。
ウエイブワンのフルオーダーラインアップに加わったウインドテックジャケット。ウェアのコーディネートに悩みやすい春や秋といったミッドシーズンで活躍してくれるウィンドブレーカーだ。春先からはじまるレースや、初冬まで行われるロングライドイベントなど様々なシチュエーションで活躍してくれる1着となっている。
ウインドテックジャケットのポイントは、フルオーダーアイテムとしては初めて採用する「フレックスシールド」という素材を使用していること。防風性を備えていることはもちろん、完全防水ではないものの強力な撥水性と透湿性を兼ね備えているため、非常に幅広い状況に対応することが可能だ。高強度で体温が高くなるレースや、長時間走り続けるロングライドなどにマッチするだろう。
フレックスシールドはストレッチ性も備えており、ピタリとしたフィット感で着用することができるため、走行風によりウィンドブレーカーがバタつくことが少ない。また、この生地の特徴に合わせて各パネルの形状が一新されているため、タイトフィットでも身体が動かしやすくなっている。
特に襟周りはフィット感は高めつつ、呼吸の妨げにならないように形状を煮詰めているという。脇のサイドパーツも前傾姿勢時にあわせて湾曲した形状としており、腕を前に突き出した時に最適なフィット感になるように調整している。直立した状態でも柔らかい生地という事もあり、突っ張りが気になることはないだろう。
袖口は従来よりも細いゴムを使用することで、袖口の不快感を軽減すると同時に手首周りのシルエットがスッキリするよう仕上げている。一方で、裾周りはゴムの絞りを採用しておらず、フレックスシールドの伸縮性のみでフィットさせる構造だ。ゴムを廃止することで軽く、コンパクトに折りたたみやすくなっている。従来のウィンドブレーカーと同等の重量と体積に抑えられており、ジャージのポケットに入れて持ち運ぶことも可能だ。
ウインドテックジャケットは3分割ポケットを備えているため、わざわざジャージのポケットを使用しなくて済む。ポケットのマチ部分はメッシュ生地を採用しており、雨がたまることもない。ユニセックス仕様で、XSから4Lまでで制作することが可能。新規注文で3着から、追加注文で1着(3着未満は割増)からオーダーを入れられる。価格は15,000円/着(税抜)。
― 編集部インプレッション
ウインドテックジャケットの第一印象は、しっかりフィットしてくれるウインドブレーカーであるということ。タイトめにジャケットが作られているということと、使用される生地がストレッチ性に優れているため、体のラインにピタリとフィットしてくれるのだ。
今回テストを行った編集部・高木は身長175cm/体重58kgであり、普段着用しているサイクルジャージはSサイズがほとんど。借り受けたXSは胴回りがタイトめであり、ウインドテックジャケットも恐らくSサイズが適正だと感じる。しかし、ワンサイズ下だからといって窮屈すぎることはなく、生地がしなやかに伸びてくれるため過度なストレスを感じること無い。
またタイトなフィッティングにより、ウェアが走行風でバタつくこともない。やや厚手の生地ということも風の煽りを受けにくい理由の1つと感じる。峠の下りで生地がバタつくと非常に気になるものだが、このウインドテックジャケットはバタつかないためライドに集中することができた。また、ウェアのバタつきが生み出す空気抵抗の心配も少なく、レースでの使用にもマッチするだろう。
また、今回はMサイズも試着してみたが案の定適性よりワンサイズ大きめ。今回は半袖ジャージの上から着用していたため緩いフィット感が気になったが、秋冬の厚手ジャージと合わせるのであればワンサイズ大きめを選びたい。ただピタリとしたフィット感と、重ね着できる汎用性どちらも求めるならば、私の場合はSサイズが適切だろう。ウエイブワンはオーダー前にサイズサンプルを手配してくれるため、しっかりと試着をしてサイズ感を確認してから選んでほしい。
ウインドブレーカーとしての最も重要な機能である防風性については好印象であった。肌寒さを感じる気温16℃の晩秋の夜にテストを行ってみたが、冷たい風がウェア内に侵入してくることはなかった。保温性も高くライド中に身体を冷やしてしまう心配もない。
防水性に関しても完全防水ではないが小雨くらいまでの雨量であれば防いでくれる。また透湿性にも優れているようで、汗をかくほど強度を上げた状況でもウェア内が蒸れることはなく、快適にライドを楽しめた。レーサーからホビーサイクリストまで幅広い方にマッチするジャケットであると感じる。
また、背中のポケットの位置も丁度良い所に備えられており、補給食やスマートフォンなども取り出しやすい。ポケットはやや大きめの作りで、色々なアイテムを入れることができる。ポケットの底はメッシュとされており、雨天時に走行しても雨水が溜まらないのは嬉しい。
ウインドテックジャケットは防風性、防水性、保温性、透湿性のバランスに非常に優れ、天候の変化にも対応できる1着。重量も軽く、コンパクトに畳むことができ携行しやすいため、秋や春は常に持ち運びたいアイテムだ。(CW編集部・高木三千成)
ウエイブワン ウインドテックジャケット
素材:フレックスシールド
サイズ:XS、S、M、L、XL、XXL、4L
オーダー:新規注文/納期50日 3着~、追加注文/納期35日 1着(追加時3着未満割り増し)
価格:15,000円/着(税抜)
ウエイブワンのフルオーダーラインアップに加わったウインドテックジャケット。ウェアのコーディネートに悩みやすい春や秋といったミッドシーズンで活躍してくれるウィンドブレーカーだ。春先からはじまるレースや、初冬まで行われるロングライドイベントなど様々なシチュエーションで活躍してくれる1着となっている。
ウインドテックジャケットのポイントは、フルオーダーアイテムとしては初めて採用する「フレックスシールド」という素材を使用していること。防風性を備えていることはもちろん、完全防水ではないものの強力な撥水性と透湿性を兼ね備えているため、非常に幅広い状況に対応することが可能だ。高強度で体温が高くなるレースや、長時間走り続けるロングライドなどにマッチするだろう。
フレックスシールドはストレッチ性も備えており、ピタリとしたフィット感で着用することができるため、走行風によりウィンドブレーカーがバタつくことが少ない。また、この生地の特徴に合わせて各パネルの形状が一新されているため、タイトフィットでも身体が動かしやすくなっている。
特に襟周りはフィット感は高めつつ、呼吸の妨げにならないように形状を煮詰めているという。脇のサイドパーツも前傾姿勢時にあわせて湾曲した形状としており、腕を前に突き出した時に最適なフィット感になるように調整している。直立した状態でも柔らかい生地という事もあり、突っ張りが気になることはないだろう。
袖口は従来よりも細いゴムを使用することで、袖口の不快感を軽減すると同時に手首周りのシルエットがスッキリするよう仕上げている。一方で、裾周りはゴムの絞りを採用しておらず、フレックスシールドの伸縮性のみでフィットさせる構造だ。ゴムを廃止することで軽く、コンパクトに折りたたみやすくなっている。従来のウィンドブレーカーと同等の重量と体積に抑えられており、ジャージのポケットに入れて持ち運ぶことも可能だ。
ウインドテックジャケットは3分割ポケットを備えているため、わざわざジャージのポケットを使用しなくて済む。ポケットのマチ部分はメッシュ生地を採用しており、雨がたまることもない。ユニセックス仕様で、XSから4Lまでで制作することが可能。新規注文で3着から、追加注文で1着(3着未満は割増)からオーダーを入れられる。価格は15,000円/着(税抜)。
― 編集部インプレッション
ウインドテックジャケットの第一印象は、しっかりフィットしてくれるウインドブレーカーであるということ。タイトめにジャケットが作られているということと、使用される生地がストレッチ性に優れているため、体のラインにピタリとフィットしてくれるのだ。
今回テストを行った編集部・高木は身長175cm/体重58kgであり、普段着用しているサイクルジャージはSサイズがほとんど。借り受けたXSは胴回りがタイトめであり、ウインドテックジャケットも恐らくSサイズが適正だと感じる。しかし、ワンサイズ下だからといって窮屈すぎることはなく、生地がしなやかに伸びてくれるため過度なストレスを感じること無い。
またタイトなフィッティングにより、ウェアが走行風でバタつくこともない。やや厚手の生地ということも風の煽りを受けにくい理由の1つと感じる。峠の下りで生地がバタつくと非常に気になるものだが、このウインドテックジャケットはバタつかないためライドに集中することができた。また、ウェアのバタつきが生み出す空気抵抗の心配も少なく、レースでの使用にもマッチするだろう。
また、今回はMサイズも試着してみたが案の定適性よりワンサイズ大きめ。今回は半袖ジャージの上から着用していたため緩いフィット感が気になったが、秋冬の厚手ジャージと合わせるのであればワンサイズ大きめを選びたい。ただピタリとしたフィット感と、重ね着できる汎用性どちらも求めるならば、私の場合はSサイズが適切だろう。ウエイブワンはオーダー前にサイズサンプルを手配してくれるため、しっかりと試着をしてサイズ感を確認してから選んでほしい。
ウインドブレーカーとしての最も重要な機能である防風性については好印象であった。肌寒さを感じる気温16℃の晩秋の夜にテストを行ってみたが、冷たい風がウェア内に侵入してくることはなかった。保温性も高くライド中に身体を冷やしてしまう心配もない。
防水性に関しても完全防水ではないが小雨くらいまでの雨量であれば防いでくれる。また透湿性にも優れているようで、汗をかくほど強度を上げた状況でもウェア内が蒸れることはなく、快適にライドを楽しめた。レーサーからホビーサイクリストまで幅広い方にマッチするジャケットであると感じる。
また、背中のポケットの位置も丁度良い所に備えられており、補給食やスマートフォンなども取り出しやすい。ポケットはやや大きめの作りで、色々なアイテムを入れることができる。ポケットの底はメッシュとされており、雨天時に走行しても雨水が溜まらないのは嬉しい。
ウインドテックジャケットは防風性、防水性、保温性、透湿性のバランスに非常に優れ、天候の変化にも対応できる1着。重量も軽く、コンパクトに畳むことができ携行しやすいため、秋や春は常に持ち運びたいアイテムだ。(CW編集部・高木三千成)
ウエイブワン ウインドテックジャケット
素材:フレックスシールド
サイズ:XS、S、M、L、XL、XXL、4L
オーダー:新規注文/納期50日 3着~、追加注文/納期35日 1着(追加時3着未満割り増し)
価格:15,000円/着(税抜)
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